概要
『仮面ライダーW』に登場する仮面ライダーダブルサイクロンジョーカーエクストリーム(CJX)の専用武器。
CJXのボディ中央「クリスタルサーバー」から生成される攻守一体型の武器。
プリズムメモリの特性を利用した武器であり、マキシマムスロットをプリズムソードに1つ、ビッカーシールドに4つをそれぞれ内蔵している。メモリを装填したプリズムソードをビッカーシールドに納刀した状態では、最大4本まで装填可能な各種ガイアメモリの「地球の記憶」をプリズムメモリの力で同時に再現し、コントロールすることが可能な他、中央のプリズムマズルからはガイアメモリの力を光線に変えて撃ち出すことができる。
プリズムソード
プリズムビッカーの剣。
斬撃はプリズムメモリのマキシマムドライブによって発生したエネルギーを纏うことで敵ドーパントの解析済みのガイアメモリの能力を無効化し、強力な斬撃を放つことができる。
ただし無効化には敵のドーパントの特殊能力や弱点を完全に分析していることが必須であり、無条件に無効化できるわけではない。
また防御にはその能力に適した行動が必要であり、何もしなくても完全に敵の能力が効かなくなるわけではない。
ビッカーシールド
プリズムビッカーの盾であり、同時にプリズムソードの鞘でもある。
かなりの硬度を持ち、様々なドーパントの攻撃もそうだが、ケツァルコアトルス・ドーパント戦でハードガンナーのガイアキャノンによるシールドの打ち上げにも普通に耐えている。
プリズムメモリ
「結晶の記憶」を持つ次世代型ガイアメモリ。
プリズムビッカーに装填された最大4本のガイアメモリのエネルギーを文字通り結晶にする=収束させる特性を持つ。
また、プリズムビッカーを起動させるための「鍵」でもある。
必殺技
プリズムブレイク
『プリズム!マキシマムドライブ!』
プリズムソードの鍔部分にあるボタンを押すことで発動。
上述の解析能力を生かし、ガイアメモリに最も効果的なデータに調整することでビーストの自己再生能力や、イエスタデイの催眠刻印といった敵ドーパントの解析完了した特殊能力を打ち消し無効化する斬撃を放つ。
能力の無効化だけでなくメモリブレイクも可能。
また、直接斬りつけるだけでなく、黄緑色の衝撃波を飛ばす遠距離攻撃も行える。
ビッカーファイナリュージョン
納刀状態のビッカーシールドに複数本のガイアメモリを挿入し、マキシマムドライブを束ねて様々な効果を発動させる。
基本的にはサイクロン・ヒート・ルナのソウル側3本+ボディ側1本の組み合わせで発動するが、3本以下でも発動可能。
なお、「ファイナルイリュージョン」や「ファイナイリュージョン」ではない。
ロストヒーローズではウイングガンダムゼロのツインバスターライフルとの合わせ技「ツインファイナリュージョン」が登場。
ソウル3本(サイクロン、ヒート、ルナ)+ジョーカー | 基本。七色の破壊光線を放つ。 |
ソウル3本+メタル | 強固な光の盾を発生させる。 |
サイクロン+ルナ+トリガー | 小説版で披露。自由自在に軌道を変える光線を発射する。 |
ソウル3本+トリガー | 『風都探偵』で披露。強力な熱エネルギーを放てるらしいがときめが人質に取られたため不発。 |
ソウル3本+アクセル | 『風都探偵』で披露。トラッシュの再生能力を上回る凄まじい威力の熱線を放出する。 |
ビッカーチャージブレイク
納刀状態のプリズムビッカーに4つのガイアメモリを挿入し、同時発動したマキシマムドライブのエネルギーを引き抜いたプリズムソードに纏わせ敵を斬り払う。
「ロストヒーローズ」では電王のボイスターズスラッシュとの合わせ技「俺たちの必殺技Wバージョン」が登場。
ソウル3本(サイクロン、ヒート、ルナ)+ジョーカー | 基本。緑・赤・黄・紫の4つのエネルギーを纏わせて斬撃を放つ。 |
サイクロン+ボディ3本(ジョーカー、メタル、トリガー) | 『風都探偵』で披露。老人が変身したドーパントに余計なダメージを負わせないよう、精密性を高めた斬撃を放った。 |
サイクロン+ヒート+ジョーカー+トリガー、ルナ(マキシマムスロット) | 『風都探偵』で披露。技名はビッカールナチャージブレイク。刀身にまとわせたエネルギー刃がムチのように縦横無尽に変化し、敵を切り刻む。ラーフ・ドーパントが作り出した疑似テラードラゴンを切り刻み、さらにラーフの本体をも両断した。 |
サイクロン | 『風都探偵』で披露。技名はビッカーサイクロンシュート。居合の様な構えでプリズムソードを抜刀、そのまま音を超える速度で敵に向かってソードを投げ、突き刺す技。空間ごと切り裂く攻撃をしてくるシザーズ・ドーパントに対し放ち、ダブルエクストリームへと繋げた。 |
プリズムトルネード
ガンバライドに登場したオリジナル技。
CJXのカードをスキャン、もしくはメモリチェンジでCJXになることで発動するエクストリームチャンスで選ばれた、Wの所持する6つのメモリのうち4本(廃止された01弾以降はソウル3本+ジョーカーに固定)を使用。
ビッカーシールドからビームを飛ばし、相手を球状のエネルギーのようなもので拘束。プリズムソードを抜刀し相手に向かって跳び、プリズムソードでX字状に斬撃を与える、というような技。
エクストリームチャンスがあった頃は劇中で披露されたソウル3本+ジョーカー以外の組み合わせのマキシマムドライブ音声を聞くことができるというある意味で貴重な技であった。
関連タグ
仮面ライダーダブル サイクロンジョーカーエクストリーム エクストリームメモリ
エクスビッカー:プリズムビッカーに酷似した大型の装置。仮面ライダーエターナルと同じく、最大26本のT2ガイアメモリを同時にマキシマムドライブが可能。
プリズムビッカーを基にした装置だが、収束目的のプリズムメモリの力は用いず、エクストリームメモリに他の25本のT2ガイアメモリを取り込ませてエクストリーム化させる。名称の「エクス」からもプリズムメモリではなくエクストリームメモリの特性を利用した装置と思われる。
仮面ライダーエターナル(ブルーフレア):最大26本のT2ガイアメモリを同時にマキシマムドライブする事が可能な仮面ライダー。