フィリップ&照井「「俺たちはW…サイクロンアクセルエクストリーム…!」」
概要
シュラウドがテラー・ドーパント打倒のため構想していた本来の究極のWの姿だった。
その強さの根源は「憎しみ」にあるとされ、「完全な戦闘マシーン」となってしまう。
だが、ダブルの力が最大まで引き出される他、二人が生まれながら持っている精神干渉攻撃への耐性も相まってテラー・ドーパントに対しては凄まじい力を発揮するとシュラウドからも予想されていた。
しかし、照井が拒否し、フィリップが最終的に翔太郎の弱さも受け入れて彼と究極のWに至ったために劇中では実現せず幻のフォームとなった。
このように、作中では披露されることの無かったフォームである為に実際にはスーツも作られなかったが、後述のゲーム作品で登場していたり、S.H.Figuarts、SO-DO Chronicle、S.I.Cなどでは立体化されている。
また変身アイテムでは、当時の「DXエクストリームメモリ」では当たり前ではあるが再現されていない、後年CSMで当時は再現されなかったフォームや関連アイテムも再現される事が多いのだが2024年時点で最新の「CSMエクストリームメモリver.2」でも再現されていないが……?
究極のWとして
上記の通りダブルのスペックが極限まで引き出されることはもちろん精神干渉波に耐性のある2人で変身するため、理論上はテラーを初めとした精神干渉波能力のドーパントの力を完全に抑えられるまさに最強のWである。
しかし園咲琉兵衛は最初からエクストリームの完成も計画に含んでおり、そのために仮面ライダーやシュラウドを泳がせていた為、本当にこのサイクロンアクセルエクストリームの力だけで琉兵衛達に勝てたのかは疑問である。
実際に正統続編の『風都探偵』では裏風都のメンバー達がこのことを言及しており、「それだけではミュージアムに勝てたとは思えない」、「ダブルは翔太郎とのサイクロンジョーカーが基本形態だからこそ究極を超えた領域まで到達できた」と結論付けている。
この分析を踏まえてもやはり同フォームだけではミュージアム、特にテラー・ドーパントに対応するのは難しかったと思われる。また仮にミュージアムは何とかできたとしてもその前に『AtoZ/運命のガイアメモリ』で 風都を襲った最大の脅威及びエターナル戦で敗れた挙げ句、最終的に風都を滅ぼされていた可能性が高い。
エターナル、テラーを討ち倒しユートピアまでも破ることができたのは、精神干渉波への耐性を持つフィリップと適合者の感情に呼応して強化されるジョーカーメモリの適合者である、強い思いを持つ翔太郎が変身したサイクロンジョーカーエクストリームだからこそだと言える。
エターナルは上記の特性を持つジョーカーメモリを取り込んだエクストリームメモリがWを応援する風都の人々の思いを乗せた風を取り込み、ジョーカーメモリの特性でフィリップ達と人々の思いが最大限までブーストされたことで誕生したゴールドエクストリームという最強の切り札の前に敗れ、ユートピアは翔太郎のみならずフィリップの「最後の想い」がジョーカーメモリの特性で増幅された結果感情や希望を吸い込みきれずショートしてしまった。
一応フォローしておくとNEVERの襲来はシュラウドを含めて敵、味方ほぼ全てのキャラにとって完全に想定外だったため仕方がないのだが。
さらに言えば感情によって強さが上下するジョーカーにとって相手に恐怖という負の感情を植え付けるテラーは本来相性最悪であり、対テラーを想定していたシュラウドがジョーカーメモリの適合者である翔太郎をフィリップの相方として認めなかったのも当然と言える。
ゲーム作品
『仮面ライダー クライマックスヒーローズ オーズ』にて最後の隠しプレイアブルキャラクターとして登場。
右手にエンジンブレード、左手にプリズムビッカー(納刀状態)を装備し、超必殺技やフォームチェンジは使えないが、攻撃力・体力共に高めに設定されており、非常に強力なキャラクターに仕上がっている。
モーションのほうはサイクロンジョーカーエクストリームのコンパチであるが、エンジンブレードを使った攻撃やビッカーファイナリュージョンのビームが太くなっているなど、差別化されている。
『仮面ライダーバトル ガンバライド』ではスペシャルカードとして実装された。
余談
ジョーカーはトランプの切り札をモデルとしているが、エースもトランプの切り札を指す言葉である。こうして考えるとエクストリームの素材にAかJを頭文字に冠したメモリが必要となるのは中々考えられた設定と言える。
関連イラスト
関連タグ
仮面ライダーダブル 仮面ライダーアクセル サイクロンジョーカーエクストリーム
サイクロンスカル:シュラウドが想定していたとされる本来のW(こちらは基本フォーム)。
ゲーム限定フォーム:本格的な初登場作が『クライマックスヒーローズ オーズ』だったため、実質的なこれ。