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『サイクロン!』

『ジョーカー!』


「「変身!!」」


『サイクロン! ジョーカー!』


「「さぁ、お前の罪を数えろ!!」」


「俺たちはダブル。街の涙を拭う、二色のハンカチさ!」


概要編集

サイクロンジョーカー

翔太郎フィリップがそれぞれサイクロンメモリジョーカーメモリダブルドライバーに挿入する事で変身する。


半分が緑で半分が黒というあまりにも異色すぎるカラーリングからディケイドには緑のライダー、シャドームーンには黒のライダーと勘違いされ、『Zを継ぐ者』では依頼人に仮面ライダーサイクロン仮面ライダージョーカーが合体した存在だと解釈された。


W(ダブル)のフォームの中では最もスピードに優れ(ただし単純な走力はルナジョーカーの方が速い為、後述の風の能力込みでの評価と思われる)、かつ最もバランスが取れているため、基本的に戦う時最初に変身する基本フォーム。双方が挿入するメモリの適合率も最も高い。


旋風を纏った素早い格闘を得意とし、蹴り主体の戦闘を行う。特に翔太郎の「ウォラァッ!」という掛け声も相まって回し蹴りアクションは印象的であり、『ロストヒーローズ』での通常攻撃にも採用された。

素早い格闘がウリな為かダンスの動きを取り入れて戦うのにも向いているようである(第8話より)。


memory_of_heroez」では手をかざす事で風を巻き起こす能力を披露している事から設定上は風を操る能力も持っているものと思われる。

初変身時はミュージアムの軍用ヘリや警備員を吹き飛ばすほどの突風を巻き起こしている他、Wの力を持つ怪人であるアナザーWは、サイクロンの力で巨大な竜巻を発生させており、オリジナルのWも同様のことができると思われる。


第1話の変身では、変身の際の突風で周りの風車が一斉に回り風都タワーの風車は逆回転するという演出があったが、正統続編の風都探偵(アニメ版)での“初変身”では公園の噴水の水が消し飛んだ他、夜景ではあるが前述の『W』第1話と似たアングルで風車や風都タワーの風車が逆回転するという、『W』ファンの視聴者にとってはアツすぎるセルフオマージュの演出がとられた。

さらに風都探偵のロード・ドーパント戦では風のバリアを展開したり、ロード追跡時に風を操り(ハードボイルダーの)跳躍飛距離を上昇させた使い方も披露している。

以上の事からトリガーのような銃器は持たないが、風による遠距離・範囲攻撃も可能かつ、風による敏捷性や跳躍力強化にバリアの展開など、幅広い応用力も備えており(とはいえ他のサイクロン系のフォームもこの芸当は可能)、ヒートメタルルナトリガーと比較すれば遠近共にオールマイティに優れたフォームと言える。

とはいえ、連続で放たれる遠距離攻撃相手では分が悪く、マグマ・ドーパントの火炎弾は捌くのに一苦労し、フィリップの独断でルナジョーカーに切り替えている。


なお、「風を吸収しスタミナを補給する」能力が同じサイクロンメモリを使用した『仮面ライダーサイクロン』にある事が判明し、サイクロンジョーカーにも適用されているが、効能は単独使用しているあちらの方が上であるようだ。(三条陸著・講談社キャラクター文庫『小説仮面ライダーW~Zを継ぐ者~』(2012)P150より)。

呼吸次第では血流量がアップし、細胞が活性化するという医学的な説もあるぐらいなのだから、格闘能力を強化するジョーカーメモリを相方にするのは理に適っていると言えるのかもしれない。


また、ジョーカーメモリ側には使用者の感情のエネルギーで性能の上限を超えたパワーを発揮する能力がある事が判明しているが、この特性がどこまでサイクロンジョーカーに反映されているかは不明。


余談だがサイクロン系のフォームのWは、平成主人公ライダーとしては初のマフラーを身に付けている仮面ライダーであり(主役以外では仮面ライダーアギトアナザーアギトがいるが)、なおかつこのサイクロンジョーカーは風の力で戦い、キックを必殺技にしていることなどから、平成ライダーの中で最も仮面ライダーらしい存在と言われることがある。

pixivを始めとしたイラストで夜を背景に描かれる事があるのはOPの初めに風都の夜景を眺めるシーンがある為(加えて、夜は『W』にとって特別なものと位置付けられているからだろう)。

その一方で撮影期間の兼ね合いなど大人の事情から特撮版では夜の戦闘シーンは少なめであるが、『風都探偵』はそうした撮影上の縛りというものが存在しないので夜の戦闘シーンは増加している。


基本フォームということもあり、風都探偵ではフィリップメインの第8集、ときめメインの第17集を除く全てで登場している(本記事では第6集は回想シーンであるため登場していないとする向きもある。また第8集ではCJXの直接変身のシーンがあり、音声のみで描写がカットされているが設定上は登場したといえるかもしれない)


スペック編集

身長195cm
体重85kg
パンチ力2.5t
キック力6t
ジャンプ力60m
走力100mを5.2秒

亜種編集

疾風切札ver(仮称)編集

「フィリップ、Wに変身だ。」

「ああ…だが、あまり期待できない…。」


『疾風!』『切札!』


「…つかなんじゃこのメモリィ!?…まァでも、やるしかねえか。」

「「変身!」」


『疾風! 切札!』


「逃がさねえぜ!」


ナイトメア・ドーパントと夢の世界で戦った際、1度目で変身した際のサイクロンジョーカー。

翔太郎が見ていたのが時代劇の夢だったため疾風メモリと切札メモリ(木製風)で変身したもの。変身音も三味線と和風アレンジとなっており、変身時は翔太郎の顔に通常のライン模様代わりに隈取りが浮かび上がる。


なにわの美少女仮面編集

詳しくは個別記事へ。


必殺技編集

エクストリィィィィム!!

ジョーカーメモリをマキシマムドライブし、風の力で宙に舞い上がって、身体を正中で分離させ両半身でライダーキックを放つ。破壊力は12t×2。

本編で最初に使用したマキシマムドライブであり、ライダーがいきなり真っ二つに割れたことに衝撃を受けた視聴者も多い。


  • ジョーカースパイラル

風都探偵』で使用。

サイクロンメモリをマキシマムドライブし、右腕に竜巻状の風を纏わせた手刀を敵に突き立てる。

技名は「翔太郎風なら」とフィリップが付けたもの。


  • 名称不明の技

こちらが本邦で初公開されたサイクロンメモリでのマキシマムドライブ。

MOVIE大戦アルティメイタム』のディレクターズカット版で召喚されたダブルが使用。

こちらでは全身に旋風を纏い、クロアゲハヤミーに蹴りを一発見舞い、その反動で回転してバイソンヤミーに蹴りを放って倒した。


元はダンスチームを組んでいた星野千鶴(演:藤井玲奈)と稲本弾吾(演:森崎ウィン)のダンス技。

当初はこの技に関する情報が封じられていたが、千鶴が口にした『波』というキーワードが鍵となって解放された(習得にあたり、地球の本棚の本のページがパラパラ漫画になっていた)。

戦闘に加わった弾吾(※生身の人間です)がダブルを逆さに持ち上げて回転し、旋風を纏ったウィンディスタビライザーで敵を殴打する技に昇華した。軸となる側の存在が必須なので第8話以外では登場していない。


ゲーム作品での必殺技編集

  • ジョーカーサイクロンキック

ジョーカーメモリのマキシマムドライブ。『ガンバライド』オリジナル技。周囲に暴風を起こし、風と共に真上にジャンプ。風を纏い全身を回転させ頭から相手に突撃。相手の直前で反転しサイクロンサイドでの片足ライダーキックを決める。Wが放送される前に作られたためか分割はしない。

Wには数少ない割れないキック技だからなのかオリジナル技にもかかわらず『ロストヒーローズ』、『シティウォーズ』と数多のゲームで採用されている。


  • ツイスタークラッシュ

ガンバライジング』で登場した表必殺技。

風を力を纏った脚でC側→C側→J側と連続でキックを決めC側で蹴り飛ばしてフィニッシュ。

演出的に似ている下記のサイクロンブローとの最大の相違点はキメが飛び蹴りか背面踵落しか否か。こちらはキメが踵落しである。

ビルドのレジェンドダブルフォームでの「ボルテックフィニッシュ:ダブルエクストリーム」もこちらの技の流用となっている。


  • サイクロンブロー

ガンバライドでは下位技で風を纏ったパンチ(風を纏うようになったのは10弾から)。ロストヒーローズでも同様の演出。

ガンバライジングでは風を纏った回し蹴り。


  • ジョーカービッグスリッパー

公募により決まった、ガンバライドオリジナル必殺技。巨大スリッパ(鳴海亜樹子が使うスリッパの巨大版)を召喚し、ジョーカーエクストリームの分割前のポーズでスリッパと合体。ツッコミ3連撃を決める。分割はしない。亜樹子のノリのいいボイスや「なんでやねん」の文字などの演出が特徴。


  • ライダーキック(エターナル)

memory of heroez』で登場した必殺技。

劇中のとある経緯で入手したエターナルメモリをマキシマムドライブし、エターナルのライダーキックに酷似した、蒼炎を纏ったライダーキックを放つ。翔太郎曰く「切り札」。

適合率が克己ほど高い訳ではないからなのかエターナルのマキシマムドライブと異なり、ガイアメモリの機能を完全停止・変身解除まで追い込むことは出来ないが、メモリの特殊能力を一部無効化し、封じることが可能。


余談編集

  • 変身音声はダブルライダーのそれのアレンジ。
  • スーツアクターの高岩成二氏によると、スーツの左半身の黒の部分は無塗装で素材の色であったのに対し、右半身の緑の部分は左半身と同じ素材に緑の塗料を重ねたものであったため、塗料の分左右で重さに差が生じており、演じる上で枷となっていたとのこと(風都探偵巻末インタビューより)
    • インタビューではヒートジョーカー、ルナジョーカーについての言及は無かったが、同じような状況であった可能性はある。

関連動画編集


関連タグ編集

仮面ライダーダブル 左翔太郎 フィリップ 疾風 切り札 緑と黒/緑と紫 基本フォーム


キバフォームサイクロンジョーカータトバコンボ

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