曖昧さ回避
- 特撮映画『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』の中の、仮面ライダーWパートのサブタイトル。
- 1の元となった、特撮ドラマ『仮面ライダーW』の用語。
本項では、両方について述べる。
映画としての「ビギンズナイト」
『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』は、平成ライダー1期の最後を飾る『仮面ライダーディケイド』の「本当の終わり」と2期のトップバッターである『仮面ライダーW』の「本当の始まり」を描いた3部構成の劇場版作品であり、本作『仮面ライダーW ビギンズナイト』は、第1部『仮面ライダーディケイド完結編』が一旦終了した直後に第2部として放映された(DC版では構成は逆になる)。
『風都探偵』では事件の事細かな描写が「sの肖像」でされている。
あらすじ
クリスマスの到来に浮かれる風都の鳴海探偵事務所に、一件の依頼が舞い降りた。依頼者の歌手・飛鳥安紗美は死んだはずの姉を目撃したと言う。
真相の調査を行う左翔太郎だったが、そこに新たなドーパント「デス・ドーパント」が出現。翔太郎はWに変身するが、突然彼の目の前に殉職したはずの初代鳴海探偵事務所所長・鳴海荘吉が現れた。呆然とする中、Wは荘吉の変身する仮面ライダースカルの襲撃を受ける。フィリップは翔太郎に「荘吉はもういないんだ」と説得しようとするが翔太郎は動揺を隠しきれず、Wは手ひどくやられてしまう。
翔太郎は真相を探るべく、離れ小島へと向かう。そこは翔太郎とフィリップの出会った場所、そして荘吉の死んだ場所でもある、「ミュージアム」の研究所跡地だった…。
用語としての「ビギンズナイト」
ミュージアムの研究施設で翔太郎とフィリップが出会い、初めて仮面ライダーWとなった『始まりの夜』のこと。
第1話冒頭で起こった事件がこれに該当し、この事件で彼らはおやっさんこと鳴海荘吉を喪った。
事件の全貌は上記の劇場作品及び、その後に発売されたTVシリーズの正統続編漫画風都探偵の第6集"ビギンズナイト編"で明らかになった。
フィリップによると、この事件を通じて鳴海壮吉を失ったが、それと同時に翔太郎という生涯最高の相棒に出会えた。つまり最悪の別れと最高の出会いが同時に起きた夜だったとのこと。
このことから"最悪の夜"ではなく"始まりの夜(ビギンズナイト)"と呼ぶようになったと説明している。
転じて、W作中の人物がガイアメモリが渦巻く世界に飛び込む転機となった出来事のことも指す。
- 照井竜:ウェザー・ドーパントによる照井家惨殺事件
- 鳴海荘吉:初めてスカルとなった事件
- ときめ:(第17集で描写)
- 大道克己:NEVER、そして仮面ライダーエターナルになった事件。
注意点
公式の綴りではBegins Nightとしているが、動詞+目的語なのでこのままでは「夜を始める」というかなりトンチンカンな言葉になる上に、主語が無いのにbeginの後になぜか三単現のsが付いている。
またbeginは動詞なので「begin's night」のような所有格にすることもできないし、当然複数形のsをつけることもできない。
英語圏の人に言っても笑われるだけなので注意が必要である(海外のライダーファンの中にはローマ字でbiginzu naitoと綴る人もいるほどおかしい)。
実際に英語として「始まりの夜」と言いたい場合は「(The) Beginning night」もしくは「Night Of The Beginning」が正しい。