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デス・ドーパント

ですどーぱんと

デス・ドーパントとは、『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』に登場したドーパントである。
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「我が名は『デス』。死の世界の支配者」


スペック編集

身長225.0cm
体重100.0kg

概要編集

仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010」に登場したドーパント死者が蘇って生前の関係者の前に姿を現す「死人返り」を引き起こしていた。

空中浮遊して移動し、姿を消す能力を持つ。


事件を調査する左翔太郎の前に現れ、自らは姿を消し仮面ライダースカル/鳴海荘吉を蘇らせて翔太郎を襲わせた。

だが2度目のWの戦闘の最中、ヒートの炎でその正体が明らかになり……。


外見編集

髑髏が幾つも連なった上半身ローブを纏っている。死神らしく大鎌を持っているが、それに首を吊るされた人形がぶら下がっている。明らかに強そうな外見に見える一方、表立って戦いはしなかった。



派生作品編集

天下分け目の戦国MOVIE大合戦』では武神鎧武配下の怪人として登場。

スパイダー・ドーパントバット・ドーパントアイズ・ドーパントと共に武神ダブルを襲撃するが、サイクロンジョーカーエクストリームには適わず、4人まとめて倒されてしまった。


なお、パラレルワールドの世界の話なので「怪人がいた」前提で登場しただけで、下記のデスとは因果関係は一切ない。


関連タグ編集

仮面ライダーW ドーパント ビギンズナイト


スカル魔スター/スカル魔デスイマジンマンティスファンガイア:同じく死神がモチーフ。

仮面ライダーデス:名前繋がり。














風都探偵編集


この先ネタバレ








































翔太郎デス……だって? こいつ……確か以前に…!」


フィリップ「とにかく……いたんだ!本物の死神が!


“ガイアメモリの力を殺す”……まさにメモリ使いにとっての死神というわけだ」


風都探偵』にて、本物のデス・ドーパントが登場。

第14集『yは魔窟』で、裏風都の殺し屋である矢ノ神夜一が『死神』の記憶を持つデスメモリを使用して変身する。


かつてダミーの変身した偽物と外見は同じで、実在していた本物の姿を見て取り入れたのだろうとフィリップは推察している。メモリのロゴもそっくりだが鎌の後ろに重なる「D」の文字が無い(取り込んだ力がメモリのイニシャルにも影響したのだろう)。


……だが、本物が放つ不気味な威圧感は偽物とまるで比べ物にならず、対峙したWは恐ろしい強敵であると即座に悟っている。


戦闘能力編集

死神らしく手に持つ大鎌を格闘戦に用い、飛行するコックローチ・ドーパントを撃墜するなど高い戦闘技術を持っている。

この大鎌はデスの一部であるため、本体から離れた状態でも思念を送って引き寄せるなど、ある程度の遠隔操作が可能。


そして特筆すべきは「ガイアメモリの力を刈り取り、殺す」能力を持っている点。

身体を構成するドクロの口から、伸縮自在の舌を高速で射出が可能。この舌自体は霊体のようなもので攻撃力は殆どないが、当たった仮面ライダーやドーパントはその身に宿るガイアメモリの機能が『仮死』状態に陥り、能力の行使は疎かまともに運動できる力すら失われてしまう。


劇中ではサイクロンジョーカーの左(=ボディ)サイドに被弾した結果、左半身およびジョーカーメモリの色が抜け落ちて真っ白となってしまった。加えてメモリからはイニシャルまで消滅しており、何のメモリかさえも判別できない状態と化していた。


一応『刈り取れる力』は「ドクロ1個につき1つまで」のようで、相手の力を殺したドクロは口を閉じ、力を奪った証のように光る。

だが、エネルギーを幾分か消費すれば、ドクロは後から幾らでも追加でき、「回数は有限」と判断したWに対し、袖にドクロを生み出してあざ笑ってみせた。


Wは「別のメモリにチェンジして力を再充填できる」相性の良い例外だったため、何とか渡り合い変身解除&メモリの蘇生にまで持ち込めたが、1つのメモリに依存しそれが出来ない他のメモリユーザーにとっては、1発でも食らえば即戦闘不能に陥りかねない、まさに「死神」そのものの存在である。


魂そのものまで刈り取るような力ではなく、幾度も喰らったWの意識は無事だったが、殆どの者はその後確実な「」を迎えるのは想像に難くない。

そのため、Wもエクストリームの使用は控えた他、再戦時にはメモリの力に依らないガンナーAを突っ込ませ抑える戦法を取った。


またもう1つの能力……というよりはスキル(技術)として幽体離脱があり、人型の黒い炎のような本体と、ローブのような抜け殻に分離して別々に行動が可能。抜け殻は致命打に対する肉壁に使ったり、自律行動させて多人数を一度に相手にしたりと応用が効く。マキシマムドライブをフィニッシュに食らった際も、この能力で本体への直撃を回避することでメモリブレイクを免れていた。

攻撃の着弾および爆発は発生しているため、幻ではなく「抜け殻を残したベイルアウト」や「トカゲの尻尾切り」のようなものと思われるが、ルナトリガーでも仕留められなかった事実から、能力封殺を狙った早期決着も非常に困難。

『私の殺しには誇りも美学もない。楽が一番だ。』


上記の性質故、メモリの力に依存している裏風都にとっても矢ノ神は忌避・畏怖の対象となっており、彼自身の百戦錬磨な経験値もあって、幹部格の一葉さえ「一方的に殺されちゃう」と強い怯えを隠せておらず、万灯や秀夫にも「危険なカード」と認識されている。

矢ノ神自身もそれは承知しており、距離を置かれているのも「当然のこと」と語っていた。


しかし、メモリユーザーの天敵たるデスにも、もちろん弱点はある。

まず、封印できるのはあくまでガイアメモリの力のみであるため、上記のように全く別の手段による武力には、本人の技量のみで対処しなくてはならない。

加えて「純粋なパワーそのものはドーパントの中では平凡」である点。封印能力自体はあくまでエネルギー体の舌が貫通できる対象のみに有効であり、それを上回るエネルギーの防壁に守られている者には通用しない。

そして皮肉にも、天敵はすぐ近くにいたのである。


関連タグ2編集

ゼロ・ドーパント:小説『Zを継ぐ者』に登場したドーパント。こちらは触れた相手のエネルギーを空っぽにする力とデスに類似した能力を持っている。またゼロの能力はデスの『メモリ封印』の要であるドクロの生成・補充を不可能にできる可能性がある。


仮面ライダーエターナル&T2エターナルメモリ:劇場版『AtoZ/運命のガイアメモリ』に登場した敵の仮面ライダーとメモリ。こちらは必殺技で相手のメモリを半永久的に機能停止させると、オリジナルのデス・ドーパントに非常に近い能力を持っている。ある意味こちらもガイアメモリの死神である。

しかし力を刈り取って空白&色落ちするデスに比べ、こちらは同じT2ガイアメモリ以外は メモリ自体の機能を停止させ、ライダーもドーパントも変身解除させる完全上位互換の能力を持つ

前日談に登場した試作品のT1メモリの段階で必殺技で機能停止までは行かないが、メモリの不調を起こせる描写から、強さとしてはデス<レッドフレア<エターナル(T2版) だろうか。

(ちなみにT2に選ばれた「D」のメモリは皮肉にも自身の皮を被った偽物のものだったりする)


ジーン・ドーパント:デスにメモリを無力化され、フィリップが動揺する中、翔太郎が打開策としてヒントにしたドーパント。ヒートの手を牛にして無力化した描写があり、動揺する翔太郎を他所にフィリップが冷静に対処しルナに切り替えていた。

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