『ジョーカー!マキシマムドライブ!』
「「ジョーカーエクストリーム!」」
必殺のJ/概要
ジョーカーエクストリームは仮面ライダーWの基本フォーム、サイクロンジョーカーでの必殺技である。
ジョーカーメモリをマキシマムスロットに装填しマキシマムドライブを行ってから放つライダーキック。
ジョーカーメモリ系マキシマムに共通する特徴として、体が正中線で真っ二つに分かれる。サイクロンメモリの風の力で空に舞い上がり、微妙にタイムラグのある二段蹴りを行うことから、放つ瞬間には両脚蹴りになる。よって破壊力は12t×2。
しかし、おそらく何度も放つところを見られて対策を立てられていたのか、ミュージアムの幹部である園咲霧彦が変身していたナスカ・ドーパントには、分離から突撃までに生じるわずかな隙を狙われて、彼の伸縮自在のマフラーでこちらの分離した体を一まとめに縛り上げられて打ち破られてしまっている。
霧彦はその後粛清されてしまったが、そのセンスと成長への向上心で、もし彼がメモリの負担に耐え、赤いナスカにまで進化を果たしていれば、凄まじい実力者になっていたと思われる。
また、ゲーム『memory_of_heroez』ではOPでゼウス・ドーパントに放つも杖からの衝撃波で勢いを相殺されて受け止められ、体が纏まってしまったところを吹っ飛ばされてしまう。
続編『風都探偵』では、「体を二分割する」という特性を利用して、フィリップの意識が宿るサイクロン側=ソウルサイドと、翔太郎のジョーカー側=ボディサイドで、上述した従来の「時間差キック」だけでなく、「真反対の二方向から挟みうちでキックを叩き込む」という戦法も披露している。
加えて同作では半分に分かれて攻撃する理由についても言及されている。同威力のエネルギーを二つに分けてぶつけることでメモリの回路のみを破壊するという理屈で、技名を叫ぶことでそのタイミングを合わせている。このメモリブレイクの機能の開発が翔太郎とフィリップの距離を縮めた出来事として印象的に描かれている。
『ファイナルステージ』ではテラー・ドーパントへの決まり手となったが、媒体の都合上、左足での飛び蹴りとなっている。
また、ヒートジョーカーとルナジョーカーもライダーキックに参加しているのも特徴(TVシリーズにおいてこの二形態がジョーカーメモリで発動するマキシマムドライブはいずれもキック技ではない)。
補足のC/余談
第1話での初使用の時点で必殺待機音がソウルメモリ側の共通のものになってしまっている(ボディメモリは個別の必殺待機音がメモリごとにあり、ジョーカーメモリは電気が重く走るような音)。
異常なまでの見た目のインパクトからダブルを代表する技にはなっているが、名前がサイクロンジョーカーエクストリームと似ているという理由で検索しにくくなっているため、検索時は「キック」「必殺技」「マキシマムドライブ」などを一緒に入力することを推奨する。
『アメトーーク』でも「仮面ライダー芸人」で紹介され、その衝撃のライダーキックは雨上がり決死隊の2人も「え~!?」と驚き、さらに本来仮面ライダーが乗るはずのバイクに自分自身が変形するという仮面ライダーアクセルのバイクフォームを初見で見た時の翔太郎の「何じゃこりゃ?」には2人とも同じ様なリアクションをしていた。
タグのX/関連項目
ディメンションキック → ジョーカーエクストリーム → タトバキック