CV:楠大典
概要
漫画『風都探偵』の登場人物。
風都の片田舎に住む富豪の跡取り息子。上等なスーツを難なく着こなせる伊達男の雰囲気を纏わせている。
何不自由なく暮らせる資産を持つ生まれついてのボンボンだが「自堕落な人間」と自嘲するなど思うところはある様子。
育ての親であり実の祖母である鏡野キクを敬愛しており、ニヒルな言動だが物腰は至って紳士的かつ良識的な根の持ち主。
行動
第4集「閉ざされたk」にて初登場。自身の嫁探しのため4人の女性を招いたが、彼女らの相次ぐ変死とアルコール・ドーパントの出現に際し、成り行きで屋敷に滞在していた左翔太郎とフィリップに調査を依頼する。
結果、ドーパントの正体である祖母のキクが燃え盛る屋敷と運命を共にする形で事件は幕を下ろした。
屋敷から鳴海探偵事務所に避難した後、祖母の死と苦悩を受け入れつつ「いずれ自分で稼いだ金で依頼料を払う」ことを約束し、事務所を去った。
またこの時、嫁候補の1人である久保倉環奈が本命だったことを匂わせており、事件後翔太郎に訊かれた際にも満更でもないような反応をしている。
なお、事件の容疑者候補だった彼だが、実は下戸であり酒が飲めない。屋敷ではウイスキーに見せかけウーロン茶を飲んでいた。
アルコールメモリは酔いに耐性がないと使用できないため、そのことを事件後に打ち明けられた翔太郎は「最初から言ってくれていれば犯人探しで苦労しなかったのに」と嘆いていた。
その後
「安心しろよ。俺は口が堅い男だ」
「あれが君の『変身』だから助けたんだ……!」
第15集「iよもう一度」にて再登場。あの事件から資産を失った後、市街地に出て建設会社にて働いていることが明かされた。
現場作業で力仕事をしているおかげか、端正な顔立ちと体格も精悍なものへと引き締まっている。
ハングリー・ドーパントと交戦する仮面ライダーダブルを労働の途中で目撃。同じ会社の同僚を避難させた後、ハングリーの能力によって力を削がれ、川に落下した翔太郎を救助した。
その後ときめの件で落ち込み、葛藤を抱いていた翔太郎に対して自身の経験を元に励まし、立ち直らせるきっかけを作った他ハングリーとの再戦でエクストリームに変身するため翔太郎を現場まで運び、勝利に貢献した。
なおクイーン&エリザベス&リリィからモテモテだったようで、錐通村の件から亜樹子からは「生まれついてのダンディオーラの持ち主」と評されている。