概要
ゼロがK76星における修行の際に身に着けていたもので、身に着けた姿はテクターギア・ゼロと呼ばれる。
身を守る防具であると同時に、装着者の能力を封じ制御する拘束具の役割を持つ、早い話が某ギプスのようなもの。そのため外す際には外部から外してもらう必要がある。黒いゴーグルに覆われている目は、感情が高まると黄色く発光する。
装着した時は体重が1万トン増えるので、恐らくこれが素の重さだと思われる。
その後『ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突』にて再登場。第1話にてゼロが再びK76星で修行する際に装着された。
テクターギア・ブラック
『ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』にてダークロプスゼロが装着していた、テクターギアの色違い。感情が高まると黒いゴーグルに隠されている目が赤く発光する。
サロメ星人が反乱防止のために装着させていたが、この状態でもゼロと互角の戦いを繰り広げただけでなく、戦いの間に自ら強引に外してしまった。
テクターギア・ヘイトリッド
『ウルトラゼロファイト』でバット星人グラシエによって装着させられたもの。カラーはテクターギア・ブラックと同じ。これまでに倒されてきた怪獣墓場に眠る無数の怪獣達の怨念の塊であり、劇中では恨みのテクターギアと呼ばれる。
動きを制限させるだけでなく電撃でゼロ自身を苦しめたが、ピグモンを守るために奮起したゼロによって破壊された。
余談
デザイン画での名称は、ゼロの初期の名称が『ウルトラセブンアックス』だったことも由来してか、「アーマードアックス」とされている。
当初はゼロが終盤まで姿を見せないという展開が検討されていたが、それでは演出を盛り上げづらいため、本来の姿を隠して登場させるために設定された。そして監督の坂本浩一が『巨人の星』の大リーグボール養成ギプスや『リングにかけろ』のパワーアンクルやパワーリストのように足かせのようなものを加えることで強くなるのが面白いとして提案したものである。
またシャープなイメージも検討されていたが、プロデューサーの岡部淳也の提案によりあえて野暮ったいデザインになった。
『SSSS.GRIDMAN』第6話では、内海将と新条アカネの手にした雑誌『宇宙船』の表紙にアンドロメロスとハンターナイトツルギと共に、テクターギアを纏ったゼロが描かれていた。