Special Signature to Save a Soul
GRIDMAN
独りじゃない。いつの日も、どこまでも。
概要
1993年に放送された『電光超人グリッドマン』を原作とするテレビアニメ。2017年の東京コミコンにて初解禁された。
2018年放送ということで、原作から実に25年ぶりとなる新番組である。以下原作は特撮版と表記する。
『SSSS』の部分は読まず、タイトルの読みは「グリッドマン」である。
のちに続編『SSSS.DYNAZENON』が発表・製作されると、本作はそれに伴ってGRIDMAN UNIVERSEの一つに位置付けられた。
また今作は生物彗星WOO以来12年ぶりに作られた円谷ヒーロー作品である。
ストーリー
ツツジ台に住む高校1年生の響裕太は、ある日目覚めると記憶喪失になっていた。
そして裕太は古いパソコンに映る『ハイパーエージェント・グリッドマン』と出会う。
グリッドマンは使命を果たせと語りかけ、裕太はその言葉の意味と記憶を探し始める。
突然の事に戸惑いつつも、クラスメイトの内海将や宝多六花、新条アカネたちに助けられながら毎日を送る裕太だった。が、
その平穏な日々は、突然現れた怪獣によって容易く踏み潰された――
登場人物
本編を見ていない人はネタバレ注意!
グリッドマン同盟
※ 緑川氏は原作に当たる実写版でもグリッドマンを演じており、実に四半世紀ぶりに同役を演じることになった。
新世紀中学生
- サムライ・キャリバー/グリッドマンキャリバー(CV:高橋良輔)
- マックス/バトルトラクトマックス(CV:小西克幸)
- ボラー/バスターボラー(CV:悠木碧)
- ヴィット/スカイヴィッター(CV:松風雅也)
敵対者
ツツジ台高校
その他の登場人物
この他、第6回で「絢JUNK SHOP」にキーボードを買いに来た「お客様」を小尾昌也(実写版の主人公・翔直人役)が出演している。本作の続編であるSSSS.DYNAZENONにも出演している。
作風
全体の方向性として、一つは従来のファン向けリメイク作品ではないこと。
特撮を知らないアニメファンが、原点のグリッドマンやウルトラシリーズを始めとした特撮を知る入り口となることが企画当初から重視されている。
1993年の特撮版の時代ではまだ馴染みの薄かった「(電子機器が身近にある)電子化社会」が実現した2018年が舞台とあって、「パソコンを通じてヒーローと協力する」というコンセプトも理解されやすくなった。そのような意味でもまさに時代が追いついた作品である。
その他にもスマートフォン、ICカード、タブレットPC、空撮用ドローン、YouTuberなど90年代には存在しえなかったものも積極的に取り上げられている。
作中には原作やウルトラシリーズを思わせる名称や台詞が多く登場しており、世界観も内海将のセリフからウルトラシリーズが実際に放送されている世界である様子。というか超闘士激伝新章がアニメ化しているという点では現実よりもメディアミックス作品が豊富である様子。
また特撮版を見ていればわかるネタの他にも、主要登場人物のキャラデザに特撮版のメインスポンサーであるタカラ(現タカラトミー)の主力商品の一つであり、ゴッドゼノンのデザイン元にもなったトランスフォーマーシリーズの要素(しかもシリーズ内でもかなりマニアックなシャッタード・グラスまで)が盛り込まれている等、膨大な量の小ネタが盛り込まれており、それを探すのも本作の楽しみの一つとなっている。
このほかにも監督が以前インフェルノコップ名義で小説家になろうに投稿していた二本の短編小説の登場人物がモブキャラとして登場している。
製作事情
アニメーション制作はTRIGGERが担当する。
同社は2015年の日本アニメ(ーター)見本市にて「電光超人グリッドマン boys invent great hero」を制作している。
今作の企画は監督の雨宮哲が円谷プロダクションにウルトラシリーズのアニメ化を打診した事から始まる。
これに対し円谷プロは、「ウルトラマンは厳しいが、『グリッドマン』か『アンドロメロス』なら」と返す。このころ、同プロは『ULTRAMAN』のアニメ化企画や新世代ヒーローズをほぼ同時並行で進めていた。おそらくだが、それらとの兼ね合い(コンテンツが重複する)があったと考えられる。
監督によれば、曖昧な記憶しかない『アンドロメロス』よりも本放送・再放送いずれも見ており、アニメーション映像と親和性の良い『グリッドマン』を選択し、アニメ製作に至ったとのこと。
本作はかつて実写版の続編として企画されながらも諸事情によりお蔵入りとなってしまった『電撃超人グリッドマンF』を思わせる設定が多く、長らく日の目を見ることのなかった同作のリベンジとしての側面も持っているものと考えられる。
なお、演出面では2018年時点において『グリッドマン』当時の演出がどこまで許されるか考慮しつつ、バランス面がとられているとのこと。また深夜帯での放送作品であるためなのか(直接的な描写こそ避けられてはいるものの)近年の円谷作品にしては珍しく一話から主要人物と面識がある一般人が死亡するという少々ショッキングな展開もある(間接的に序盤からモブの防衛チーム隊員や一般人が死亡する描写や、後に回想という形で主要人物の関係者が死亡する描写は近年でもある)。
脚本面では実際の特撮作品を意識し、雨宮監督が想定した架空のマーチャンダイジングをベースにパワーアップ回や最終回までの流れを想定した玩具販促番組さながらの制作方式となっている。
スタッフ
原作 | グリッドマン |
---|---|
監督 | 雨宮哲 |
脚本 | 長谷川圭一 |
グリッドマンデザイン | 後藤正行(円谷プロ) |
アシストウェポンデザイン | 野中剛 |
アレクシスデザイン | コヤマシゲト |
怪獣デザイン | 西川伸司、丸山浩、板野一郎、山口修、前田真宏 |
ジャンクデザイン | 三宮昌太 |
ヒロイック作画チーフ | 牟田口裕基 |
3DCG監督 | 宮風慎一 |
3DCG制作 | グラフィニカ |
音楽 | 鷺巣詩郎 |
音響監督 | 亀山俊樹 |
音響効果 | 森川永子※ |
キャラクターデザイン | 坂本勝 |
アニメーション制作 | TRIGGER |
音楽制作 | ポニーキャニオン |
制作 | 円谷プロダクション、フィールズ、ポニーキャニオン、ドコモ・アニメストア、MBS、ウルトラスーパーピクチャーズ、クロックワークス、BS11 |
※森川氏は特撮版でも音響効果を担当している。
音楽
オープニングテーマ
「UNION」
OPとしての使用は第2話から。初使用は第1話戦闘時に勝利確定BGMとして。以降、戦闘時に処刑用BGMとして多用されている。※但し、毎回使われている訳ではない。
エンディングテーマ
作詞・作曲 - RIRIKO / 編曲 - 白戸佑輔・RIRIKO / 歌 - 内田真礼
ED映像を使用したのは第2話から。第12話ではEDが省略されている。
- 劇中歌
劇中歌として合唱曲も使われている。
「Believe」(1話、4話、9話、11話、12話)
作詞・作曲 - 杉本竜一
背景音や六花が機嫌のいいときに歌う鼻歌として第1話冒頭から使用されていた。
第11話では挿入歌として、第12話ではエンディングテーマとして使われ、番組のトリを飾った。
本作の裏テーマソングとも言える曲。
「心の瞳」(1話・10話)
作詞 - 荒木とよひさ / 作曲 - 三木たかし
「あなたへー旅立ちに寄せるメッセージー」(2話・6話)
作詞・作曲 - 筒井雅子
「夢飛行」(4話・8話)
作詞 - しほり / 作曲 - 光増ハジメ / 編曲 - EFFY / 歌 - 三森すずこ
『ウルトラマンR/B』ED。パン屋とコンビニで流れていた。
「ふたつの勇気」(4話)
作詞 - 相田毅 / 作曲 - 戸塚修
原作で未使用だった挿入歌。カラオケで歌われていた。
「夢のヒーロー」(6話・12話)
作詞 - 大津あきら / 作曲 - 鈴木キサブロー / 歌 - 坂井紀雄
原作でも使用されたピアノ版。怪獣少女が裕太に聴かせた。
最終回では原曲が挿入歌として使用された。
「若い翼は」(7話・9話)
作詞 - きくよしひろ / 作曲 - 平吉毅州
「もっと君を知れば」(12話)
作詞 - 大津あきら / 作曲 - 鈴木キサブロー
原作のエンディングテーマ。最終回でピアノアレンジ版が使用された。
- 劇伴曲(挿入曲)
劇伴歌として以下の2枚がリリースされる。
「SSSS.GRIDMAN ORIGINAL SOUNDTRACK」
「SSSS.GRIDMAN ORIGINAL SOUNDTRACK LP」 両者ともに少し仕様が異なるが収録されている曲は同じである。(通常版はCDにLPの場合(Long Play) アナログレコード盤で曲が収録されているという違いがある。)
「1144 C type」(1話)
「1144 A type」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎.天野正道
「HL_pinch」(1話)
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎
「1144_celtic」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎
「1801 S type」(2話)
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎.天野正道
「HL_29_mysterious」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎
「HumanLove_CH_edm_all」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - CHOKKAKU
「1144_united_full」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎.天野正道
「1144_waltz_piano_solo」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎.天野正道
「peaceful_1144」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎
「1801_peace_battle_all_suite」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎
「1801 A type」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎.天野正道
「1144 B type」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎.天野正道
「peaceful_1805」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎
「HumanLove A type」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎.天野正道
「HumanLove_CH_metal_all」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - CHOKKAKU
「HumanLove」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎
「1801_CH_metal」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - CHOKKAKU
「fantasy_mysterious_HumanLove_synth」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎
「suspence_HumanLove_synth」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎
「peaceful_1801」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎
「HL_29_mysterious_vox」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎
「HumanLove B type」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎.天野正道
「1801 B type」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎.天野正道
「interlude_5/4_from_1144」
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎.天野正道
「1801 C type」(1話)
作曲 - 鷺巣詩郎 / 編曲 - 鷺巣詩郎.天野正道
- キャラソン
キャラソンアルバムとして以下の5枚がリリースされた。
「SSSS.GRIDMAN CHARACTER SONG.1」
「ONLY I CAN」
作詞 - 松井洋平 / 作編曲 - 本多友紀(Arte Refact) / 歌 - 響裕太(CV:広瀬裕也)
「ウルトラセオリー」
作詞 - 松井洋平 / 作編曲 - 本田正樹 / 歌 - 内海将(CV:斉藤壮馬)
「SSSS.GRIDMAN CHARACTER SONG.2」
「ガラス玉」
作詞 - RIRIKO / 作編曲 - 芝山武憲 / 歌 - 宝多六花(CV:宮本侑芽)
作詞 - 雨宮哲 / 作編曲 - 三谷秀甫 / 歌 - 新条アカネ(CV:上田麗奈)
「SSSS.GRIDMAN CHARACTER SONG.3」
「CODE "GRIDMAN"」
作詞 - 松井洋平 / 作曲 - 土川大輔 / 編曲 - 高橋諒 / 歌 - グリッドマン(CV:緑川光)
「My Way」
作詞 - RIRIKO / 作曲 - 南悠翔 / 編曲 - 遠藤直弥 / 歌 - アンチ(CV:鈴村健一)
「SSSS.GRIDMAN CHARACTER SONG.4」
「INTERSECTION!」
作詞 - 真崎エリカ / 作曲 - 原田篤(Arte Refact) / 編曲 - 脇眞富(Arte Refact) / 歌 - ヴィット(CV:松風雅也)
「Dig Dig Boooom!」
作詞 - RIRIKO / 作編曲 - 光増ハジメ / 歌:ボラー(CV:悠木碧)
「Xenon's Justice」
作詞 - 松井洋平 / 作編曲 - 竹市佳伸 歌 - 新世紀中学生(CV:高橋良輔·小西克幸·悠木碧·松風雅也)
「遠い日の未来」
作詞・作編曲 / 藤井健太郎 / 歌:マックス(CV:小西克幸)
「心ノ在処」
作詞:松井洋平 / 作編曲:芝山武憲 / 歌:サムライ・キャリバー(CV:高橋良輔)
「SSSS.GRIDMAN BEST ALBUM」
「Oh! My Hero!」
作詞・作曲 / RIRIKO / 編曲:RIRIKO、高橋俊 / 歌:なみこ(CV:三森すずこ)·はっす(CV:鬼頭明里)
「Darken Red Sky」
作詞:真崎エリカ / 作曲・編曲:大熊淳生 / 歌:アレクシス・ケリヴ(CV:稲田徹)
各話リスト
話数 | サブタイトル | 登場怪獣 |
---|---|---|
(小説2) | ANOTHERLOAD | ジャムダン |
第1回 | 覚・醒 | グールギラス |
第2回 | 修・復 | デバダダン |
第3回 | 敗・北 | アンチ |
第4回 | 疑・心 | ゴングリー、アンチ |
第5回 | 挑・発 | ゴーヤベック、アンチ |
第6回 | 接・触 | アノシラス2代目、グールギラス、アンチ |
第7回 | 策・略 | ヂリバー、アンチ |
第8回 | 対・立 | メカグールギラス |
(小説1-1) | もう一人の神 | 黒アカネ、ガイヤロス、グールギラス、アンチ、ヂリバー、ゴングリー、アノシラス |
(小説1-2) | 世界終焉の怪獣 | 黒アカネ、デイワルダス、スコルバン、グールギラス、デバダダン、アンチ、ゴングリー、ゴーヤベック、ヂリバー、メカグールギラス、ガイヤロス |
第9回 | 夢・想 | バジャック |
第10回 | 崩・壊 | ナナシA/B、アンチ |
第11回 | 決・戦 | グールギラス、デバダダン、ゴングリー、ゴーヤベック、ヂリバー、メカグールギラス、バジャック、ナナシA |
第12回 | 覚醒 | ゼッガー、アレクシス・ケリヴ、メカグールギラス、アノシラス2代目初代アノシラス |
放送日程・系列
2018年10月から同年12月にかけてMBS、TOKYO MX、BS11、WOWOWにて放送された。原作は夕方であったが、此方は深夜枠での放送となった。dアニメストアでも配信。全12話。制作局のMBSでは字幕放送が実施された。
放送終了後も2019年1月から同年3月までBS11で再放送された他、テレ玉、千葉テレビ、tvk、サンテレビおよびRKBでも放送されている。また、5月26日からATV青森テレビでも追加放送がされている。また2021年1月にも再放送が行われるなど、定期的な放送が行われている。
なお、MBSとRKBは電光超人グリッドマンを放送した実績がある。さらにいえばその原作、BS11でも2019年4月8日から12月30日まで月曜25時30分から放送されていた。TOKYO MXでも、2019年3月以降、原作・本作どちらも放送している(本作は4月3日24時から再放送、原作は3月12日から火~金曜日の帯番組としてサブチャンネルのTOKYO MX2にて放送)。
メディアミックス
公式アンソロジーコミック
- 2019年SSSS.GRIDMAN ANTHOLOGY……KADOKAWA
- 2019年SSSS.GRIDMAN ANTHOLOGY SIDE:宝多六花……KADOKAWA
- 2019年SSSS.GRIDMAN ANTHOLOGY SIDE:新条アカネ……KADOKAWA
コミカライズ本(漫画)
- 2019年姫とサムライ……コミックアライブ.KADOKAWA
- 2019年新世紀中学生日記……コミックアライブ.KADOKAWA
- 2019年SSSS.GRIDMAN(コミカライズ版)……少年ジャンプ+.集英社
- 2020年戦国グリッドマン……月刊少年チャンピオン.秋田書店
- 2020年新世紀中学生の執事カフェ……月刊少年チャンピオン.秋田書店
- 2021年グリッドマン・ドグマ……くらげバンチ.新潮社
リベライズ本(小説)
- 2019年SSSS.GRIDMAN NOVELIZATIONS Vol.1 ~もう一人の神~……ガガガ文庫
- 2020年SSSS.GRIDMAN NOVELIZATIONS Vol.2 ~世界終焉の怪獣~……ガガガ文庫
- 2020年SSSS.GRIDMAN ANOTHER LOAD……ホビージャパン
WEB小説
- 2017年『私の知らない他校の制服』/『中、見ないでよ』
2017年に監督の雨宮哲がインフェルノコップ名義で小説家になろうに投稿していた小説
(本作のサブキャラクター達が登場しており、裕太たちが通うツツジ台高校を主な舞台としている)
- 2021年ダイアクロンVS.グリッドマン
グリッドマンPrimal Fighterの誕生経緯やその形態に秘められた秘密が明かされる本編の前日譚となっていてタカラトミー公式HPの特設サイトに公開されている。
スタッフ本・ファンブック
- 2018年SSSS.GRIDMAN STARTER BOOK……グッドスマイルカンパニー
- 2018年AAAA.\RRRR.……竹内プロデュース
- 2018年SSSS.GRIDMAN −Special Signature to Save a Soul −……グッドスマイルカンパニー
- 2019年SSSS.GRIDMAN ヒロインアーカイブ アカネ&六花……一迅社
- 2021年SSSS.DYNAZENON & GRIDMAN ヒロインアーカイブ……一迅社
雑誌・超全集
- 2018年Megami MAGAZINE 2019年01月号……学研プラス
- 2019年宇宙船別冊 SSSS.GRIDMAN……ホビージャパン
- 2019年てれびくんデラックス愛蔵版SSSS.GRIDMAN超全集……小学館
アナログゲーム
2019年4月26日にプレシャスメモリーズのトレーディングカードゲームがムービックより発売された(超アニメディアの記事)。
2019年11月2日には神バディファイトのアルティメットブースタークロス第5弾としてブシロードより発売。
2020年11月27日にはボードゲーム「SSSS.Gridman 盤上決戦」がXisizeによって制作され、CAらこlより発売された(公式サイト)。
ビデオゲーム
いずれもコラボないしはゲーム内の1作品としての参戦。
ダイナゼノンと同時コラボ
その他
- アニメGRIDMANラジオ『とりあえずUNION』
ネットラジオ配信サイト「音泉」で配信されたネットラジオ。
MCは響裕太役の広瀬裕也と宝多六花役の宮本侑芽の二人。
好評からアニメ放送終了後も更新頻度を落として続行されていたが、2020年7月の第38回をもって終了し、後継番組『広瀬裕也と宮本侑芽のとりあえずRADIO』へ引き継がれた。
今作の怪獣からグールギラス、デバダダン、ゴングリー、バジャックが参戦。
また、怪獣娘(黒)との合同番組がニコニコ生放送で配信された。
テレビシリーズを再編集した総集編劇場版。
本作と『SSSS.DYNAZENON』のクロスオーバーを描いた劇場版。
ボイスドラマ
本編を補完する、監督描き下ろしの『SSSS.GRIDMANボイスドラマ』がYoutubeのぽにきゃんで配信される。
(7.7回まではウルトラチャンネルから配信された)
裕太が六花に好意を抱いている事への伏線や新世紀中学生の名前の由来が明かされるなど本編と密接に関わる物語ではあるが、本編がシリアスなためか少々コメディタッチになっており、特になみこ・はっす・六花ママは本編での活躍の少なさの鬱憤を晴らすが如くハジけており、さらに3.3回は(なみことはっすによる)今時の女子高生感が出て生々しいと話題になったほどである。
毎週土曜25時30分より1週間限定で公開された。
なお、Blu-ray&DVDでは今まで配信されたものを全て聴くことができる他、ここでしか聴くことのできない回が封入される(それらは☆で表記)。
本編を補完する内容のボイスドラマの配信はその後ウルトラシリーズにも引き継がれており、『ウルトラマンタイガ』、『ウルトラマンZ』などにおいて同様の展開がなされている。
話数 | サブタイトル | 登場人物 | 時系列 |
---|---|---|---|
1.1 | 教室じゃ話しにくい | 六花、なみこ、はっす | 第1回 Aパート |
2.2 | この人、空気に乗らない人 | 裕太、将、グリッドマン、サムライ・キャリバー、六花ママ | 第2回 Bパート |
2.9☆ | 私の命令は絶対だからね | アカネ、アレクシス、アンチ | 第2回終了後 |
3.3 | でもでも本当は | 六花、なみこ、はっす、裕太、将 | 第4回開始前 |
4.4 | 順番 | 六花、六花ママ | 第4回 Bパート |
5.5 | グリッドマンは悪くない | 裕太、将、グリッドマン、サムライ・キャリバー、マックス、ボラー、ヴィット | 第5回終了後 |
6n☆ | だまされやすいね | 将、アカネ | 第6回 Bパート |
6.6 | 新世紀中学生って何ですか?※ | 裕太、将、六花、マックス、ボラー | 第6回終了後 |
7.7 | 罰としてリュック開けよう | なみこ、はっす | 第7回終了後 |
8.8 | 学園祭で口喧嘩してる親子 | 六花、六花ママ、ヴィット | 第8回 Bパート |
9.9 | 反省します反省しました | 六花ママ、サムライ・キャリバー、マックス、ヴィット、ボラー | 第9回 Aパート |
9.999999999☆ | あの日のこと | 裕太、アカネ | 第9回 Aパート |
10.10 | だるい絡まれ方 | 裕太、将、なみこ、はっす | 第10回 Aパート |
11.11 | 怪獣が居る街で | 将、六花 | 第11回 Aパート |
12.12☆ | 帰ってきたアカネ | 将、六花、??? | 本編終了後 |
劇場総集編 | ひねくれ者でも | 将、はっす | 本編終了後 |
※タイトルコールでは「新世紀中学生って何なんですか?」となっている
二次創作への対応
2018年11月1日より『SSSS.GRIDMAN』二次創作物に関してのガイドラインが公式サイトにより発表された。
これによりPixiv・twitter等へのファンアートの投稿が晴れて容認される事となった。
また今回の発表により海賊版グッズの販売などの同人活動の範疇を超えていると判断されないものに関しては販売差し止めなどの対応を行わないといった趣旨の発表も行われた為、これにより他のアニメ作品と同様、同人誌の配布に関しても概ね認められることとなった。ただし委託販売は禁止となっている。
本作に限ったことではないが、二次創作はルールとマナーを守って見る側と作る側の双方が楽しめるように心掛けなければいけない。
pixivでの傾向
雨宮「ただ、深夜アニメのお客さんって、特撮はわりと別ジャンルとみているところがあって。それで深夜アニメの層に見てらもうために、美少女とか、ロボットとかを出しまして。そういうそういう意味では『グリッドマン』は元からロボットがいましたから、相性良かったですね。」
田口「ロボットならいいんですね」
雨宮「そうですね。アニメはわりと。それもメカゴジラだとダメなんですよ。人型じゃないと許してもらえないという。」
(SSSS.GRIDMAN超全集より引用)
ある意味仕方ないとはいえ、グリッドマンや怪獣よりも、2大ヒロインたる宝多六花と新条アカネの投稿作品が圧倒的に多い。
グリッドマンがよりメカニカルに洗練されたデザインとなったため、かっこよさこそ増したものの、それが却って普段あまり男性キャラやメカニック等を描かない絵師へのハードルを上げてしまっているところがある。さらに特撮版を知らない層からはロボットと間違われている。
加えてヒロイン2人も絶妙なキャラクター造形から初見でオタクたちのハートをガッチリと掴んだことで、円谷ヒーロー作品に関心の無かった層が大量流入し“ヒロインが”飛ぶ鳥を落とす勢いで人気を集めている。
もっとも、ヒロインらの人間模様もストーリーの鍵となっており、公式からもグリッドマンと対を成すもう一枚の看板として扱われている節が見受けられる。
また、ロボットアニメと勘違いされた件も、特撮版が「『ウルトラシリーズ』と『スーパー戦隊のロボットアクション』の良いとこ取り」だったことを鑑みれば、勘違いはやむを得ない。
(さらに、特撮ヒーローに同じの「変身」ではなく「一体化」という珍しいスタイルであるため、ある意味「(ヒーローに)乗る」という見方では「ロボットアニメ」に近い部分もある)
何より「ロボットアニメ」の定義の解釈が広いため、執拗に区別する必要性も薄いという意見もある。少なくとも特撮版のゴッドゼノン、サンダーグリッドマン、キンググリッドマンの要素は、仮にアニメならロボットアニメの範疇である。
徐々にではあるが、ヒーロー絵師や特撮好きの絵師も着々と取り込みつつあるため、今後はグリッドマン自身もヒロインたちに負けじと投稿数を伸ばしていく可能性は大いにある……と期待したい。
pixivisionでも急上昇ワードとして注目を浴びており、2018年秋スタートのアニメとしては異例とも言えるトレンド入りを果たしている。
pixivで話題の『SSSS.GRIDMAN』とは?イラストもご紹介!!【急上昇ワード】
そしてアニメ本編の放送が終了した今、相変わらず二大ヒロインの投稿が大部分を占めているもののグリッドマン同盟や新世紀中学生、グリッドマンなど他キャラクターの投稿もそれなりの数となっている。
関連動画
余談
- 概要にある通り放送から25年目での新作となった訳だが、前作が「円谷プロ創立30周年記念作品」として作られていた為、「グリッドマン生誕25周年記念作品」であると同時に「円谷プロ創立55周年記念作品」とも言える。
- 今までウルトラシリーズのア二メ作品が多かったが、円谷ヒーロー作品のアニメ作品は今作が初めてである。実は過去にミラーマン(特撮)の続編として企画されていたミラーマン兄弟のアニメ作品が企画されていたが没になった経緯がある。
- タイトルの『SSSS』の由来については最終回まで伏せられていていたため放送当初はグリッドマンのアメリカ向けローカライズ版タイトル「スーパーヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド(Superhuman Samurai Syber Squad)」が由来だと推測されていた。時を同じくしてネット界隈では大喜利のように面白おかしく考察する視聴者が放送当時多く見られた。
- そんなネット界隈では半ばジョークで「凄い・才能の声優・斉藤壮馬さん・最高!」の略とか「才色兼備・才貌両全・最強女子・新条アカネ」の略とか、「そっか・さいしょから・そうすればよかったんだ・刺そ」の略など半ばジョークで考察がなされることとなった。
- 2018年7月7日にアメリカ・ロサンゼルスで開催された「AnimeExpo2018」のグリッドマンフェア、7月25日にウルトラマンフェスティバル2018で開催されたイベント、および9月26日に開催予定の「円谷プロダクション 秋の新作アニメフェスティバル」で第1話が先行公開される。なお、電脳少女Youtuberシロがロサンゼルスでの世界最速上映イベントをレポートした。
- 学研プラスの男性誌「メガミマガジン」2019年1月号の表紙と同じ版元の腐女子向け雑誌「アニメディア」2019年1月号および同年2月号の裏表紙を飾っている。
- 雨宮監督いわく「実は『メガミマガジン』の表紙狙ってました(要約)」とのこと。ちなみに3誌ともヒロイン2人が登場している。「メガミマガジン」は仕方がないが、「アニメディア」に関してはある意味どうしてこうなった(とは言え2019年1月号に関しては男子キャラも一応登場してはいる)。
- 2020年春に舞台化が決定していたのだが、新型コロナウイルスの影響により、残念ながら中止となった。
- 着ぐるみは放送前にグリッドマンPrimal Fighterのものが作られた。放送終了後にはアンチ(怪獣態)、ナナシB、アレクシス・ケリヴ、グリッドナイトも追加制作されている。
- 第50回星雲賞メディア部門受賞。円谷プロ作品としては『ウルトラマンティガ』以来23年ぶりとなる。
- TOKYO MX、BS11における放送枠はポニーキャニオン枠ではなくキングレコード枠だった。
- あまり触れられることはないが、本作の製作委員会にはウルトラシリーズの平成3部作と『コスモス』の制作局である毎日放送(MBS)が参加している。
- MBSが円谷作品に参加するのは『コスモス』以来17年ぶりであり、また、TBS系列のテレビ局が円谷作品の制作に携わったのはTV番組では『ULTRASEVEN X』以来11年ぶり、円谷作品全体としては『大決戦!超ウルトラ8兄弟』(これら2作は中部日本放送(CBC)が制作)以来10年ぶりである。
- フルパワーグリッドマンへの合体シーンを始め、構図やパース等、随所に大張正巳作品へのオマージュが散見されており、大張氏自身が「俺の真似をしやがって」と言ったとか言わなかったとか。
- 例えば、前述したフルパワーグリッドマンの合体シーンの元ネタはグレートマイトガインの合体シーンであり、続編のカイゼルグリッドナイトはグレートマイトガインパーフェクトモードである。
関連タグ
コラボやクロスオーバーはウルトラシリーズのコラボタグ一覧を参照。