概要
バロックパールとは、GRIDMAN_UNIVERSEに登場する怪獣の核となっているアイテムである。歪んだ真珠のような見た目をしており、指で摘まめるほどのサイズである。
SSSS.GRIDMAN
新条アカネが怪獣を製作する際に使用している。粘土細工の模型の中に埋め込み、アレクシス・ケリヴがインスタンス・アブリアクションすることで実体化し、破壊活動を行う。
このプロセスはウルトラマンダイナに登場した怪獣ブンダーを実体化した際の手法が元になっているとのこと。
SSSS.DYNAZENON
第1回の冒頭で、何者かの手によりフジヨキ台一帯にばらまかれている。オープニングでも、怪獣の体内に埋め込まれている描写があり、今作でも怪獣の核となっている模様。
なお、グリッドナイト同盟と怪獣優生思想からはそれぞれ「発生源」、「怪獣の種」と呼称されている。特にグリッドナイト同盟は怪獣が出現することで世界の境界が脆くなるのに乗じて、様々な世界を渡り歩いて怪獣から平和を守っているので、ツツジ台以外の世界にも存在するアイテムであることが判明している。
雨宮哲監督の解説図で「アカネとアレクシスが用いたものと同質」「本来は現在から2万年先の技術レベルである」「感情を兵器として使っていた時代があった可能性」が言及されているが、今のところ詳細は不明である。
第2回のシャルバンデスとの戦いの後で、飛鳥川ちせが地面に落ちていたバロックパールを見つけて拾っており、第6回以降、ジャガイモの芽のようなものが生えてきて少しずつ成長しているが、前作のように模型などの構造物に埋め込まなくても怪獣になるかは不明。
第8回では、ザイオーンの接近でパニックになったモールの客達の情動を吸収したためか、これを核にして針金状の骨組みが伸びており、飛竜の骨組みのような姿をとり始め、第9回にてついに完全な姿となった。
余談
「バロックパール」と呼ばれる種類の真珠は実在しており、「バロック(ポルトガル語で歪んだの意)」の名の通り通常のラウンドパールに比べて歪な形をしているのが特徴。
所謂B級品にあたるものなので当時は廃棄されることが多かったが、逆にその歪さに唯一無二の美しさを感じると称され、中には本真珠と同等の価値で取り引きされるものもある。
小さめのものはビーズショップや手芸店でも手に入りやすい。