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ツツジ台

つつじだい

『SSSS.GRIDMAN』に登場する町。
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概要

東京都のネリマ市という場所にある響裕太達が暮らしている街。

一見、東京近郊にありがちなベッドタウンに見えるが、街の周りには記憶喪失状態で目覚めた裕太以外には見えない巨大怪獣らしき幻影が何体も鎮座しており、時には実体を持った怪獣が出現して街に甚大な被害を齎し、その怪獣を裕太が合体した謎の巨人グリッドマンが倒すという、通常ではありえない事が起きている。

それだけでも異常なのに、

  • 翌日には怪獣によって破壊された建物は元に戻り、人々は怪獣とグリッドマンの事は覚えていない。
  • 怪獣によって命を落とした人間は「怪獣被害が起こる以前に何らかの形で死亡している」事になり、死亡者との関係が浅い人の場合はその関係はなかった事になる。
  • 本来人が多いはずの場所に人がいない(例:平日の通勤・通学時間帯なのにバスに乗客がいない)
  • ツツジ台の外で出る、例えば電車で山奥に行こうとすると周りが霧に包まれて目的地に着くまで眠ってしまう。
  • 裕太達が校外学習で訪れた山々が、重力を無視した不自然な形で崩壊する。
  • 暦の上では秋になるはずなのにセミが鳴き続け、猛暑の日が続く。
など不可解な事が次々に起きるなど謎めいた部分が多い。

なお、裕太のクラスメイトである宝多六花内海将はグリッドマンと関わった事で街にいる巨大怪獣を目視でき、翌日になってもグリッドマンや怪獣に怪獣の犠牲者の事は覚える事ができるようになった。

余談

モデルは市名から練馬区と思われがちだが、モデルの中心になっているのは杉並区である(本作を手掛けるTRIGGERの本社も杉並区に置かれている)。
ツツジ台駅の駅舎の形も同区内にある西武新宿線上井草駅そのまんま。また、裕太たちの通うツツジ台高校も同区内にある都立杉並高校等がモデルになっている。ただモデルの一つになっている都立井草高校の所在地は練馬区である。
また、駅として使えるかどうかは不明だが第4回で隣の井荻駅も登場している。

関連タグ

SSSS.GRIDMAN

















以下に『SSSS.GRIDMAN』の物語の重要なネタバレを含むので、未視聴者は注意!!
































実は、この街は裕太のクラスメイトである新条アカネと謎の存在アレクシス・ケリヴが生み出したいわば「箱庭」の街であり、アカネの想いで作り出された偽りの世界

言うなればシムシティマインクラフトスキンのような物で、響裕太に接触してきた街が出来る前からここに棲んでいたという怪獣少女アノシラスによってその事実が彼に伝えられ、第7話でスカイグリッドマンアンチ及びアンチが制作したヂリバーを追って高空へと上昇した際、の上に存在しないはずの逆さまになった街のようなものを目撃している。

街の外には崩壊した大地や建物の残骸以外は存在せず、アカネがツツジ台の外のエリアを作らない限りガスに覆われた虚無の空間が広がっている。電車で町から外へ出ようとするとガスによって強烈な眠気に襲われ、すぐに一周してツツジ台駅へ戻されてしまう。
また、前述の通り町の各地にはベノラに似た怪獣が大量に立ち尽くしており、身体から噴射するガスで周囲を覆い隠して外の世界が存在しない事実を隠蔽していた。

学校行事などで遠出する必要があるときにはその時だけ新しいエリアが造られるが、用が済むとすぐに破壊されてしまう。実際、第5回で裕太達が訪れた山々は、裕太達がいなくなった後に崩壊して瓦礫や建物の残骸しか残っていなかった(なお、ツツジ台の外のエリア作成はアカネにとって「余計な仕事」であり、面倒くさいものだった模様)。

当初はツツジ台駅の隣は「桜が丘」が隣駅と表示されていたが、ツツジ台駅の駅表示は真実が明かされたタイミングで「←ツツジ台 ツツジ台 ツツジ台→」と無限ループする形に変わっていた。

ツツジ台駅



そして、この街最大の特徴が『アカネが造った怪獣達による破壊と再生の繰り返し』である。

あーすっきりした
最初のトラウマ



特に悪質なのは『例え些細な事だろうと、アカネの気を悪くした人間は街や無関係な人々ごと怪獣で殺害される』こと。破壊された建物はベノラ似の怪獣(アレクシス曰く『管理怪獣』)によって修復されるが、殺害された者は無関係な者も含めて死んだまま復活しないと考えられる。怪獣少女によれば何度それも繰り返したようで、その犠牲者数は計り知れないと思われる。

殺害された人間がかなり前に何らかの形で死亡している事になったり、自身の周りにいる人間達(主に高校の人間)が犠牲者達を忘れるのは、その犠牲者達の事を聞かなくてもいいようにする為の処置と考えられる。

そしてこれは裕太とグリッドマンが戦い始める前から幾度となく繰り返され、街そのものがアカネの都合のいいように魔改造を受けているという。
6話の描写では街そのものがベノラのシルエットになっているような演出がなされ、「街そのものが怪獣みたいになってしまった」と説明された。

第9回で町の管理怪獣が全滅し、それに伴って町を覆っていた全ての霧や雲が払われたことで町の外の環境が天井と同じような基盤模様の構造体で囲まれた異世界であることが改めて公になった。

さらに第8回及び第9回におけるアカネとある人物のやり取りで語られたツツジ台の人々の正体がアカネが「自分の事を好きになる」など自分の好きな設定に変える事ができる
容姿から性格まで、完全にゼロから生み出された
外の世界の誰かをコピーして生み出された
のどちらか(或いは両方)というやり方で怪獣を使って作り出された謂わば“アカネの創造物”(言うなればNPC)で、そして最終回でアレクシス・ケリヴが語ったところによればツツジ台とは孤独だったアカネにアレクシスが怪獣を与えて作り出した世界であり、そしてこの街の人間達はアレクシスが「ここで生まれた命」と評するその怪獣から作り出された人間の贋造物『レプリコンポイド』と呼ばれる一種の電子生命体と言える存在だった。
第6回でツツジ台の秘密を知る怪獣少女が住民の事を裕太に言わなかったのは彼らにショックを与えかねないから言えなかったと思われる。

ただし制作者であるアカネ本人もこの街を完全にコントロール出来るわけではなく、六花がアカネのアイデンティティを否定するような価値観を持っていたり、自分にストレスを与える人間が存在し、校外学習の実施や中止続きだった台高祭の開催などの彼女にとって都合が悪い事が起こるのは不具合が発生する為であり、さらにそれらを細かく修正する事はできず、その問題を解決する為に実行していたのは怪獣による破壊や殺害という形での消去及び再構築であった。裕太がグリッドマンに選ばれたのも、街の人間すべてがアカネを好きになるよう設定された中、唯一六花に恋心を抱くようになった為である。

さらにアレクシスの目的が人間の情動を得て自身の心を満たすためであり、アカネは利用されているに過ぎず、アカネが作られたとは言え生命体である住人達を平気で殺せたのはアレクシスによって増長され続けた事で道徳心が欠けてしまったかアレクシスに住人達を「単なる物」と教え込まれていたと考えられる。あるいは、始まりこそ物のようなものだったとしても、上述したようなアカネにコントロールできない要素≒バグのようなもの、が生まれた時点で命と呼べるものになったのかもしれない。

そしてグリッドマンによってアレクシスが弱体化して倒され、アカネ自身も心を開いた事でツツジ台は建物が修復されただけでなく管理怪獣の死体とゼッガーの抜け殻が消滅し、街だけだった世界はもう一つの地球と呼べる広大な世界に変化したのであった。それと同時に季節が動き始めたのか急に冷え込み雪が降り始めた。

尚、怪獣の犠牲者達が蘇ったかどうかは不明だが仮に蘇っていたとしてもグリッドマンの事だからアカネの成長の為に敢えて秘密にしていたのかもしれない。

  • 余談
第6回でツツジ台という街が電子的に作られたバーチャル世界であることが示唆された際、怪獣少女の先代コンピューターワールドに棲む電子生命体だったということ、町の上空に見えた天井の構造物もコンピューターワールドのものによく似ていたことから、ツツジ台そのものがコンピューターワールドの上に立てられた場所ではないかという予想が立てられていた。
それ以前にも視聴者の間では序盤の頃から「何故コンピューターワールドでしか実体化出来ない筈のグリッドマンが本作では実体化しているのか?」という疑問に対し、「そもそもツツジ台はコンピューターワールドの中なのではないか?」という考察が為されており、10回以降は町の外そのものがコンピューターワールドだったことからそれがほぼ正解だったという事になる。

そこがどこのデジタル機器の中にある世界なのかは明確に語られることはなかったが、電子楽器内のCWに生息していたアノシラス種の存在を考えるとツツジ台とは物語終盤の実写パートに出てきた電子キーボード内のコンピューターワールドである可能性が高い。

ツツジ台の住民に玩具会社及び一時期玩具部門があった会社の名前が由来の人物が多いのは裏モチーフにトランスフォーマーが使われているだけでなく『アカネのオモチャ』という意味合いがあったのかもしれない。

ちなみにツツジ台とは没になった『電撃超人グリッドマンF』の舞台になる予定だった町の名前で、『電光超人グリッドマン』の桜が丘の隣にある町という設定であった。
駅ナンバリングの「CW93」は“コンピューターワールド”と当時『電光超人グリッドマン』が放送されていた“1993年”の略と思われる。

尚、視聴者特にアニメ版しか知らない世代からは「アカネが現実世界に帰還する」ラストシーンから夢オチと思われており、それらの世代が見たと思われる電脳空間を題材にした作品、特に深夜枠では「VRゴーグルを用いて仮想現実に入り込む」「機械的な方法で意識を電脳世界に入り込ませる」などリアリティある方法で電脳空間に入る設定の作品が多く、前述のラストシーンでは電子機器らしき物を身に付けているように見えていなかった為、夢オチと思われていたと考えられる。

ただし子供向けの作品に多いが「強大且つ人間の常識を超えた力で人間をデータ的な物に変える」という設定の作品はあり、元ネタである『電光超人グリッドマン』が元々電脳化した人間がグリッドマンと合体し、コンピューターの内部に突入する作品だった事を考えれば『電子機器に直接触れていなくてもアレクシスの力でアカネの精神(あるいは肉体含めて)を電子的なエネルギー体に変えてコンピューターワールドに送り込んだ。』という事も考えられる。

また脚本の長谷川氏がアンチが人間態を持てた理由に関して、アンチはアカネのもう一つの人格で「その内面であるヒーロー願望そのもの。グリッドマンに強く憧れているが世界を維持するためには敵視せざるを得ない」という複雑な心情が形となり、人間態を生み出した」と明かしている為、ヒーロー嫌いと思われているアカネがグリッドマン自身は認めていたり、自分の世界であるツツジ台のサブカルチャーにヒーローを存在させているのは(メタな事は抜きにして)内心の「ヒーローを認めている」を無意識に形にしていたと考えられる。

関連タグ
仮想空間 箱庭 コンピューターワールド

見滝原市:『魔法少女まどか☆マギカ』の舞台。TVアニメ版では普通の地方都市だが、劇場版『叛逆の物語』ではある人物の手で改変され、ツツジ台とよく似た箱庭あるいは結界と化してしまった、ただし住民達の多くは本物の人間という違いがある。

パラダイムシティ:『THEビッグオー』の舞台。荒廃した近未来のニューヨークと思われていたが、物語終盤にツツジ台と同様、ある一人の女性(脚本家)によって作り出された虚構の世界であり、「外の世界など存在しない」箱庭だという事実が明らかになる。怪獣など特撮作品に纏わるオマージュが多く、街の上空に舞台照明が配置された「天井」を発見してしまうシーンがある事も点も共通する。また、本作にも脚本家として長谷川圭一が参加している。

涼宮ハルヒ:『涼宮ハルヒの憂鬱』のヒロイン。アカネと同様「世界を造った存在」とされ、街どころか宇宙そのものが彼女の創造物と言われている。また、彼女がストレスを感じると神人と呼ばれる怪獣(というよりウルトラマンエヴァンゲリオンに似る)が現れて街を破壊する点も共通する。ただし被害は「閉鎖空間」と呼ばれる異世界に限定され、基本的に人的被害は発生しない。

ゼーガペイン:こちらも現実の浦安市をモチーフとした「舞浜市」が舞台と思われていたが、実際は人類を保護する為のバーチャル空間だった作品。

Caligula:人々が自覚無くバーチャル世界に暮らしているという作品。自覚した人物は自身のストレスを元にした超能力を発現したり、バーチャル世界の領域限界を目撃して驚愕するシーンが存在するなどの共通点がある。

Fate/extra:電子虚構世界SE.RA.PHが舞台。この世界には学校が存在する他、聖杯戦争参加者以外の人物はNPCと呼ばれ、現実世界の人間をモデルに作製されており、役割も縛られている他、用途が済めば破棄されるか、経験をリセットされる。

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