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概要編集

ドライストレーガー級万能戦闘母艦1番艦。

多種多数の機動兵器を搭載する空母としての機能と戦術の中心となる戦艦としての機能を融合させている。全長2021メートルの超々大型のトリマラン(三胴)艦で、主機はオーバーテクノロジーである大型ヘリカル・レーザタンデム圧縮光量子熱核融合炉。艦体各部に人型機動兵器の発進ゲートを持ち、特に艦体上部中央の垂直発進型スーパーロボット発進ゲートの奥には、大型機を数体収められる巨大格納庫がある。


地球防衛の切り札として建造されたが、地球連邦軍のファイクス・ブラックウッド准将の強引な手腕で計画が進められたため、問題視する声も少なくないという。

本来は正式な乗組員が着任するはずだったが、第1話で全員死亡してしまったため、第30士官学校の生徒によって運用されることになる。


改造のほかに、本作の機能の一つ「AOSアップデート」(VXT三部作のファクトリーに当たるシステム)で強化できるが、このアップデートの効果がすさまじく、装甲や移動力などのステータス面の強化はまだ普通として、


  • ドライストレーガーの全ての武器にバリア貫通を付与する
  • 指揮範囲内の味方ユニットの被ダメージ低下
  • 味方フェイズ開始時、ドライストレーガーに隣接している全味方ユニットのHP、ENを回復する(さらに強化すると指揮範囲内の味方全員が対象になる)
  • 特殊能力としてHP回復やEN回復、修理装置に補給装置、バリアを追加
  • 通常なら効果範囲内でも戦艦から距離が離れていれば効果の低下する特殊スキル「指揮官」が、効果範囲内ならば距離に関わらず、最大の効果が発揮されるようになる
  • 指揮範囲の拡大もできる

等と、極めると史上最強の家も真っ青なチートレベルの能力を次々と習得していく。もはや他の戦艦ユニットが空気と化すほどである

本作は経験値稼ぎがかなり容易で攻略難易度は低めであるが、ぶっちゃけあまり育てていないユニット(いわゆる「二軍」)ばかりを出撃させていても、ドライストレーガーをしっかり育てて上記の能力を開放していると、指揮範囲にさえいれば大幅な強化や自動回復などのバフが常時発動するため、よほど難易度の高いステージでない限りどうにかなってしまう(もちろん、そこまでアップデートするのに時間と手間がかかるのだが)。



武装編集

  • 近接75ミリ五砲身ガトリング砲

所謂対空機銃。照準値ダウンのデバフ効果あり。


  • ミサイル・キャニスター

大型の弾頭から無数の弾頭に拡散するミサイル。

通常版とMAP兵器版とがあり、通常版はAOSアップデートでカウンター属性が付く。


  • 連装重粒子衝撃砲

主兵装である高エネルギー砲。


  • 艦首超大型重粒子砲

序盤ストーリーの終わり際に追加される必殺兵装。

発射の際には波動砲のようにメインブリッジのシャッターが閉まる演出がある。


乗員編集


余談編集

デザイナーは宮武一貴。主人公機が今回ヒュッケバインということで、対となるグルンガストをイメージしている。

ドライとはドイツ語で3、ストレーガーは戦う者を意味する。

ちなみに機体には「30」の意匠が2つ隠れているらしい。


2021mという全長も、発売年である2021年にかかっている。


関連項目編集

スーパーロボット大戦30


グルンガスト
























以下、重大なネタバレにつき閲覧注意!




















  • 真相

実はドライストレーガーは地球連邦軍が一から建造したのではなく、滅び去った神文明エーオスの生き残りオルキダケアから持たされた素体艦を改修したもの。

オルキダケアがドライストレーガーを与えたのは善意からではなく、自分たちを滅ぼしたクエスターズへの復讐の道具とするためで機関部には支配の波動なるものを発生させる装置を仕込んでいた。

支配の波動は服従遺伝子を持つ人間を隷属化させるためのもので、第30士官学校の面々はその服従遺伝子を持つ者ばかりを意図的に集められていた。

上述の戦死した正式な乗組員はそもそも存在しておらず、最初から第30士官学校の面々をドライストレーガーのクルーとなるよう計画されていたのだ。

艦長であるミツバもこの服従遺伝子の影響をもろに受けており、作中クエスターズに異常な敵意を見せたり、壊れた人形のような不自然な言動をすることもあったがそれも全て支配の波動を受けていたからである。

素体艦を齎されたのは本編の8年前で、この時にオルキダケアは素体艦の回収作戦に当たっていたファイクス准将を支配下に置いた。

そして彼に命じ服従遺伝子の受容力が高い人間を集めさせるのみならず、エーオスが密かに与えた特殊能力ギフトを持つ者を集めるためのA機関を組織させそこで非人道的な実験を行っていた(彼女はA機関出身であり、それ故本編開始前からファイクス准将と面識があった)。


なお、ドライストレーガーの素体艦及びヒュッケバイン30はエーオス製ではなくオルキダケアが別次元の宇宙から持ち込んだもの。素体艦とヒュッケバイン30が元々いた宇宙がどのような世界かは現在のところ謎に包まれている。




しかし、オルキダケアに一つ誤算があった。それはファイクス准将が彼女の知らないうちに支配の波動から何とか逃れていたのだ。准将は彼女に従うふりをしながら、第30士官学校に支配の波動が効きにくい人物を潜り込ませていた。

全てはオルキダケアの野望をくじくため、そして、ドライストレーガーを本当の意味で地球防衛の切り札とするために……。

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