概要
スーパーロボット大戦30のオリジナル主人公機。
「XXX(XENOGENEICX-FACTORX-TYPE)プロジェクト」と呼称される計画で開発された人型機動兵器。両眼から額部にかけて「XXX」の文字を形どったゴーグルに覆われており(ローマ数字で「30」)、これにはデータ取得用のデバイスが組み込まれている。その名の通りヒュッケバイン系列の新型機である筈だが、各部は応急処置用のパッチアーマーや柔軟・耐久性に優れたADテープで補強されており、明らかに未完成体である謎の機体。
2種類の動力源を搭載しているが、物語開始時点では主機は封印状態。補機であるプラズマ・ジェネレーターのみを起動させた不完全な状態で運用されている。
スパロボ主人公機としては久々となる、明確に過去作の主人公機からリメイクされた姿を持つ存在である。
修復跡やX字が入ったゴーグルはエクスバイン・アッシュに、バックパックの羽部分に収納されているリープ・スラッシャーはガリルナガンのトライ・スラッシャーに類似している。他にもMk-Ⅱのフォトン・ライフルやMk-Ⅲのグラビトン・ライフル(2丁)を装備したりと初代ヒュッケバインに後継・派生機種達の要素を集めた機体となっている。
立体物
スーパーロボット大戦30限定版には、「METAL ROBOT魂」〈Ka Signature〉カテゴリーのアクションフィギュアが付属する。フィギュア独自のギミックとして、ツインアイの顔パーツを含む修復前状態を再現できるパーツが付属するため、バックパック以外ほぼヒュッケバインの形態にすることが可能。
余談
インタビューによるとアッシュとの関連性はデザインのみで、設定上の繋がりは無いとのこと。
因みに、エクスバイン・アッシュの初登場作である第2次スパロボOGはスパロボ30と同じく20周年記念のアニバーサリー作品になる予定だった。
スーパーロボット大戦DD
「30」からゲスト参戦。パイロットはエッジ。
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以下、ネタバレにつき注意
真相
実は地球連邦軍が製造したものではなく、滅び去った神文明エーオスの生き残りオルキダケアから齎された素体艦(後のドライストレーガー)の内部から中破した状態で発見された機体を地球の技術で修復したもの。
機体各部に「ヒュッケバイン」という名称が地球の言語で記載され、コクピットも人間の搭乗を想定したものであることから、地球人かそれに近しい存在が開発に関わっていると推測されるが、用いられている技術には謎が多い。
動力源も二種類搭載されているが、メイン動力源であるブラックホールエンジンは封印されていた。
武装も本体と共に発見された専用のものだが、その全てを使えるわけではない。
また、形状は同じだが一部の仕様が異なる2号機も存在。主人公として選ばなかった方の片割れが搭乗。
こちらは1号機を複製したもので、XXXプロジェクト外部に対するダミーとしての役割を持たされており、そのためにパッチアーマーなどの装備も模倣された。
動力源は本命となる1号機で補機として使用されているプラズマジェネレーターとほぼ同等の性能の物が搭載。武装はドライストレーガー内にあったヒュッケバイン30の予備を使用している。