概要
ガリルナガンによるヒュッケバイン襲撃事件で大破しつつも生き残ったエクスバインに予備パーツを使って修復したパーソナルトルーパー。劇中では単に「アッシュ」と呼ばれる。
ネーミングは、英語の「灰(Ash)」とフランス語の「H」のダブルミーニング。Hは当然ながらヒュッケバイン(Huckebein)の頭文字であり、この名前には死した凶鳥(ヒュッケバイン)が不死鳥のように灰の中から蘇るという意味が込められている。つまり、この機体をベースにして新たなる凶鳥の系譜を必ず作り出すという決意表明である。
予備パーツである赤と橙色のパッチ・アーマーが装着されているが仮留めの状態であり、伸縮性・耐久性に優れた「CAUTION」と書かれた「ADテープ」で補強され、さらに、対ビームコーティングが施されたマント「コーティング・クローク」を装備している。
そのため元となったエクスバインから大きく印象が変化しており、「仮面とマントを付けた傷だらけの剣士」といった風貌である。なお、フェイスカバーについたX字の傷は、イングが機体を呼び寄せる際にガリルナガンによって付けられたものである。
武装は大型の剣「T-LINKセイバー」と、それを納める鞘を兼ねる盾「ストライク・シールド」を左腕に装備している(本来は背中に装備するはずだった)。なお、ストライク・シールドはR-3のものと異なり、攻撃には使用されない。
テスラ・ドライブも装備していたが、ガリルナガンに襲撃された際に破損しており、飛行能力は失われている(強化パーツのテスラ・ドライブを付ければとりあえず飛べるが)。
テスラ・ライヒ研究所に現れたガリルナガンからイングを救う為、カザハラ所長達が遠隔操作で出撃されるが、追い詰められたイングが念動力を覚醒させた際にアッシュのT-LINKシステムを念動力で外部から起動し支配してしまったため、イング以外に乗ることが出来なくなった。
その後、戦闘が激化する中で新たに追加パーツが開発され、修復と同時に強化される事になり、トロニウムエンジンとブラックホールエンジンを併用するスーパー・パーソナルトルーパー「エグゼクスバイン」へと生まれ変わり、戦場を駆け巡ることになる。
なおエグゼクスバインのロールアウトは、輸送機の中に格納されていた追加パーツを戦闘中にイングが念動力で呼び寄せ換装するという離れ業によって行われた。
メカニックデザインはカトキハジメ。
スペック
形式番号 | PTX-EXH |
---|---|
分類 | 改修型パーソナルトルーパー |
全高 | 19.0m |
重量 | 49.0t |
動力 | プラズマ・ジェネレーター |
MMI | T-LINKシステム |
開発者 | カーク・ハミル |
所属 | 鋼龍戦隊 |
武装
頭部バルカン砲
牽制用の武装。
ロシュセイバー
換装武器の一つ。
フォトン・ライフルS
同上。
この武装を外すと「マキシマムブレイク」に参加できないので注意が必要。
グラビトン・ライフル
ヒュッケバインMk-Ⅲと同じものだが増加ブースターによる射出シーンは無く、アッシュが空中で横回転すると同時に右腕に装備される描写となっている。
T-LINKセイバー
左腕に装備したしたストライク・シールドに収納されている実体剣。
フォトン・ライフルSで牽制しセイバーで攻撃した後、刀身に念動フィールドを纏わせて敵をすれ違いざまに切り裂く。(この時、機体から紅いオーラを放っている)
関連タグ
ヒュッケバイン009:大本の姿であるが面影は殆ど無い。
エクスバイン:上記の009を改修した機体でアッシュの前身にあたる。
エグゼクスバイン:アッシュの強化形態。
ヒュッケバイン30:『スーパーロボット大戦30』初期主人公機。機体のカラーリングやフェイスカバー、テープなど歴代ヒュッケバインシリーズの中でも本機に酷似している。