オルキダケア
おるきだけあ
CV:桑島法子
ドライストレーガーのAOSシステムの中で眠っている女神のような女性。
クエスターズによって滅ぼされた神文明エーオスの唯一の生き残りで、クエスターズの再侵略に備え別次元からドライストレーガーの素体となる艦を地球に齎し、最初に接触してきた地球連邦軍ファイクス・ブラックウッド准将を協力者としている。オルキダケア自身は既に肉体を失って意識だけの存在と化しており、ドライストレーガーのメインコンピュータに意識を移植している。
地球側にクエスターズと戦う為の力を与え、更にクエスターズの本拠地の所在を教える等、非常に協力的な存在と思えるが……
その実態は、自らを神と称し自分以外のすべての存在を見下しきっている非常に傲慢な性格で、エーオスもまた過去のオリジナル勢力である「御使い」や「ガーディム」と同レベルの腐敗した存在だった。
エーオスが滅びたのもほとんど自業自得な結果なのだが、クエスターズを憎悪し肉体を失ってもなお復讐の機会を図っていた。
そんな中、クエスターズが30番目に接触した文明として地球を狙っていることに目をつけ、本編開始の8年前に別次元の宇宙からドライストレーガーの素体となる艦を地球に持ち込み、その回収作戦を担当していたファイクスを服従遺伝子と「支配の波動」によって無理矢理自らの支配下へと置いた。
その後もファイクスを傀儡とし、ドライストレーガーのクルーを集めるべく服従遺伝子の受容性が高い人間を「第30士官学校」の生徒として集め、ミツバ・グレイヴァレーをはじめとした生徒たちをドライストレーガーのクルーに、さらにエーオスが用意した「ギフト」と呼ばれる特殊な力に目覚めたものを「A機関」へと集め、着々と復讐の準備を進めてきた。
そして、ドライクロイツがカールレウム・ヴァウルの招待で南極に来た際に本性を現す。
本性を現す際には、その美貌が台無しになるレベルの悪鬼の相となる。
末路
ルートによって違う。
抹消実行ルート
本性を現し、服従遺伝子を使ってドライクロイツを配下に置いたかと思われたが、主人公等意思の強い人間には通用せず、最終的には全員が自我を取り戻してしまい、レイノルド・ハーディンとメイヴィー・ホーキンスによって五重のプロテクトを懸けられた状態でメインコンピューターの最深部に永久封印されてしまう。
矯正実行ルート
前半は抹消実行ルートと同じだが、自分に逆らうドライクロイツへの憎しみに染まるあまり、なんと憎しみがクエスターズのそれを上回り復讐の対象だったクエスターズ側に就いてしまう。
終盤、ツツジ台にやってきたドライクロイツをツツジ台もろとも異次元に封印しようとするも失敗(過去の自分たちと同じことをしてきたためか、新条アカネの本質を見抜いていた)。
その後、クエスターズとの決戦に挑もうとするドライクロイツの前にオルクスーラ・バングに乗り込んで戦うも結局敗北する。
すると心が折れたのか、ここで更なる本性を曝け出す。
実は彼女の絶対者としての矜恃はクエスターズに敗れた時点で既に砕かれており、これまで見せた荒い気性は単なる虚勢でしか無く、現在のオルキダケアはエーオスの過ちを自覚し、滅ぼされるまでそれに気付けなかった己の愚かさを心底後悔していた。
最後はミツバによって「全てを許すことはできないが、せめて居場所を用意する」としてドライストレーガーに招き入れられ、自分から引きこもる形で封印される。
消える前に残した最後の言葉は「ごめんなさい」だった。
こうして一度は封印されたオルキダケアだったが、後に姉であるサイクラミノスが動き出すと、彼女の支配の波動に抗うべく、メイヴィーによって仮初の肉体を与えられ復活。それ以後はサイクラミノスを止めるために(上から目線な態度だったが)協力してくれることに。
最後はドライクロイツとの戦いに敗れたサイクラミノスと共に散る道を選び、せっかく与えてもらった肉体を失わせることをメイヴィーに詫び、姉と運命を共にした。
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