ピクシブ百科事典

大決戦!超ウルトラ8兄弟

うるとらまんとともにそだってきたひとたちにささぐ

『大決戦!超ウルトラ8兄弟』とは、特撮番組『ウルトラマンメビウス』の番外編の映画である。横浜港開港150周年を記念して作られた。
目次[非表示]

概要

 2008年に公開された、八木毅監督長谷川圭一脚本特撮映画。横浜開港150周年記念映画である。
 特撮番組『ウルトラマンメビウス』の番外編として作られた物語だが、この物語の主人公は本来『ウルトラマンティガ』の主人公だった、長野博演じるマドカ・ダイゴである(冒頭で「主人公の彼(ダイゴ)もまだヒーローではありません」とナレーションが入っている)。そのため、『ウルトラマンティガ』の劇場版作品としての側面も持っている作品だと言える。
当初、登場するウルトラマンはティガと前作『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』にも登場したメビウスとダンディー4(ウルトラマン・セブン・ジャック・A)のみだったが、長谷川がウルトラマンダイナウルトラマンガイアも登場させることを提案し、8人のウルトラマンが登場することになった。

あらすじ

 横浜にすむ少年、ダイゴ・アスカ・我夢の三人は、ウルトラマンが大好きだった。少年たちはそれぞれ宇宙飛行士野球選手宇宙船を作る立派な科学者になるを抱いていたが、ある日彼らは赤い靴を履いた謎の少女と出会う。

 時は流れ、夢破れたダイゴは横浜市役所で働いていた。ある日、横浜のに浮かんだ蜃気楼を見ていたダイゴはいつしか並行世界にワープしてしまい、ウルトラ兄弟の神戸での戦いを目の当たりにするが、すぐに現実世界に戻る。
 蜃気楼発生後、幾度となくウルトラマンのを見ることとなったダイゴだったが、そのことを話して以来、アスカや我夢もウルトラマンとして闘う夢を見るようになった。そんなある日のこと、いつものように横浜で外国人観光客相手に熱弁を振るうダイゴは、いつしか並行世界に飛ばされてしまい、怪獣キングゲスラと戦うウルトラマンメビウスの姿を目の当たりにする。ダイゴは昔TVで見た知識を元にメビウスに助言し、無事メビウスはキングゲスラを撃破。ミライの姿に変身したメビウスはダイゴに感謝するが、直後にダイゴとミライは元の世界に戻ってしまう。
 ミライは横浜の街で暮らすハヤタやダンにをかけるが、彼等はウルトラ戦士ではないただの人間であることに愕然とする。ミライはダイゴに「この世界を救うには7人の勇者が目覚める必要があると『赤い靴の少女』から聞いた」と告げるが、ダイゴは自分たちの世界ではウルトラマンは架空の存在であると答える。しかし、直後に怪獣キングパンドンが現れる…。

世界観

 本作は、今までのどのウルトラシリーズともつながらない並行世界に、メビウスが飛ばされたという物語である。
 この世界では『超時空の大決戦』などと同じく『ウルトラマン』が特撮番組として放映され(※)怪獣などは出現してこなかった。そのため防衛組織も自衛隊軍隊しか存在しない。

この世界を、僕たちが守る


 マドカ・ダイゴ、アスカ・シン、高山我夢の三人は、原作ならの力を受けてウルトラマンに変身するスーパーヒーローなのだが、本作では一般人として登場する。また、本来宇宙人であるはずのモロボシ・ダン南夕子も、この世界では一般市民扱いである。
 なお、この世界では平成ウルトラマンは放送されていないらしい。

(※)昭和41年』と明言されているが、矛盾する箇所も多い。例えば、『ウルトラマン』放送時に小学生だったダイゴ、アスカ、我夢の3人は、劇中の描写から『ウルトラマン』第1話放送から少なくとも40年以上が経過していると思われる時間軸においても30代前後の青年にしかなっていない。まあ、現実世界ではないし、そこまでツッコむのは野暮というものだろう。

登場人物

主役

 原典では超古代人のを引く地球防衛軍TPCの精鋭部隊:GUTSエリートパイロットだったが、本作では横浜市役所観光課で働く青年。30歳。遅刻居眠りの常習犯らしい。同僚のレナに憧れ、横浜市役所に就職したため、実際はまだ宇宙への夢を諦めていない。

 元ネタでは宇宙飛行士を目指す(あれ?)熱血パイロットだったが、本作では横浜スタジアムボールボーイを務めている。正史ではダイゴの後輩だったが、本作では同い年。
 原作では北斗もかくやというような熱血オバカだったが、この映画では割とまとも。スプーンでセブンの真似をやっていたが。
 クライマックスで別世界ではあるが、リョウに投げかけた「ただいま」という台詞に涙したダイナファンは多かったことだろう。なお、偶然か否か来年の映画では正史のアスカが生存報告をする事になった。
 天才科学者なのは元ネタと変わらないが、現在は周囲からの重圧に耐えかねて横浜ミュージアムの職員をやっている。
 ちなみに、正史の高山我夢も『ウルトラマンガイア』が特撮番組として放送されている並行世界に飛ばされたことがある

宇宙警備隊

 遠く輝くM78星雲から僕らのためにやってきたスーパールーキー。本作において、唯一原典の登場人物とまったく同一の存在。並行世界ではウルトラ戦士が架空の存在であることを知り、戸惑いながらも怪獣たちから地球を守るために勇敢に戦う。
なお、この映画の時系列はメビウスの世界で言うとウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟から29話までの間とされる。要するにまだインペライザー暗黒四天王とも戦っていない時期の話である。

ダンディ4

 妻のアキコと共に自転車屋を経営する中年男性。レナの父親であり、ダイゴとも親しい。
 ちなみに演じた黒部進氏は『ウルトラマンレオ』第30話でゲスト出演し、自転車屋役をやっている。

 原典ではM78星雲人が人間に変身した姿だったが、本作ではごく普通の人間。もちろん薩摩次郎ではない。妻のアンヌと共にレストランを営む。(また、レストランのコンセプトがハワイアンレストランなのだが、奇しくもウルトラセブンはハワイで放映された事があったりする。)
 ちなみに演じた森次晃嗣氏は現在カレー屋を営んでいる。
 妻のアキと共に自動車整備工場を経営する大柄な中年男性。夢のレーシングカー「流星1号」を完成させるのが夢。
 ミライには「新マン兄さん」「帰りマン兄さん」などと呼ばれるなど、異名がたくさんあることをネタにされている。
 妻の夕子と共にパン屋を開いている中年男性。正史同様、勇敢で気が短い。
 ミライからは結婚指輪ウルトラリングと勘違いされてしまう。ちなみにパン屋という職業は正史の世界において、北斗がTACに就職する前の職業であったりする。

その他豪華な脇役

 ハヤタの愛娘。横浜市役所の女性職員。演じた吉本多香美氏がハヤタ役の黒部進氏の娘であることからこの配役となった。

 著名なSF作家らしい。TVで横浜に現れた蜃気楼について考察していた。もちろん、一平ちゃんもチョイ役で出ているぞ!
 熱血な横浜ベイスターズ監督
 学界の第一人者。我夢の友人で学生時代はライバル的存在だった。既婚者。今回はあくまでタイトルが『超ウルトラ8兄弟』なのでウルトラマンアグルには覚醒せず、ウルトラマンガイア以外での変身はTHE_ORIGIN_SAGAまで待たねばならない。
また、妻の吉井玲子で出演した石田裕加里女史は、リアルの方でも藤宮こと高野八誠氏の奥様だったりする。この事からあくまで役名こそ藤宮博也だが、実際はあくまで『高野八誠』としての出演という見方もできる。
怪獣に蹂躙される都市で人々の救護に努める医師。看護師の資格を持っていた南夕子と、娘の七海の支援を受けた。(これは、南夕子がTACに就職する以前に看護師をしていた事から来たネタである。)
元ネタはウルトラマンコスモス劇場版に登場していたキド隊員なのだが、この映画にコスモスは登場していない。超8にしては珍しい、原典世界のウルトラマンが登場していない作品からのキャラクターである。
横浜スタジアムのプロ野球公式戦で、始球式を務めた女性。
別の世界では凶悪なエイリアンを相手にするエージェントをやっていたとかないとか。
主役3人が子供の頃に通っていた駄菓子屋の主人で、『ウルトラマン』第1話が放送開始を知ると、何やら嬉しそうな顔をしていた。
当時の横浜市長その人が本人役で出演。
現実にも勝るとも劣らない毅然とした態度で、事態収拾に奔走する。
回想シーン(というより、ダイゴが一時的に別世界に迷い込んだという方が近いか。)で登場。

登場怪獣

ウルトラゼロファイト待機!


 かつてウルトラ兄弟を苦しめたヒッポリト星人の同族。邪魔なウルトラ戦士のいないこの世界を乗っ取るため、横浜に強化怪獣たちを送り込む。キングパンドンを倒して疲労したメビウスを襲撃し、ブロンズ像にしてしまった。キングゴルドラス&キングシルバゴンと共に横浜市街を破壊して回るが、ウルトラマンの力に覚醒したダイゴとの空中戦に敗れ、ゼペリオン光線を受けて爆発四散する。
 残忍傲慢な性格は、かつて地球を訪れたヒッポリト星人譲りである。
なお、この映画以降は、同族のヒッポリト星人スーパーヒッポリト星人と同じ姿で登場する機会が多くなった。

 かつて東京湾に出現したゲスラの強化怪獣。この世界で初めて出現した怪獣で、横浜の赤レンガ倉庫を滅茶苦茶に破壊し尽くす。ウルトラマンメビウスを毒で苦しめるが、『ウルトラマン』の第6話を見ていたダイゴの助言により弱点のヒレをむしられ、メビュームシュートで倒される。

キングパンドン


 かつてセブンを苦しめたを吐く大怪獣、パンドンの強化怪獣。ネオパンドンと同じくオルトロスのような姿に強化されている。火焔のほかに光線技も持つ。ウルトラマンメビウスの連続攻撃の前に敗れ去る。

 獅子鼻樹海で猛威を振るった剛力怪獣シルバゴンの強化怪獣。顔がメチャクチャ強面に改造されている。470万馬力(初代ウルトラマンの4.7倍)の馬鹿力と青色火炎弾『デモリッション・フレイム』を使い、ビル街を廃墟に変える。兄貴分のキングゴルドラスとタッグを組んでティガを苦しめるが、ダイゴと同じくウルトラマンの力に目覚めたアスカのソルジェント光線を浴びて絶命する。

 時空を歪める超能力を持つ超力怪獣ゴルドラスの強化怪獣…なのだが、元ネタにあった数々の反則のような能力は息をひそめ、キングシルバゴン同様の脳筋キャラになっている。そのせいか体もムキムキマッチョで、長く伸びた角からは『ゴルトニック・サンダー』という稲妻を放つ。弟分のキングシルバゴンと組んでティガを圧倒するが、ウルトラマンの力に目覚めた我夢のフォトン・エッジの前に砕け散った。

ギガキマイラ


 該当項目参照。

該当項目参照。


頭にカチューシャを付け、白い服装をした、その名の通り童謡の『赤い靴』を思わせる少女。
どの時代どの場面も、子供の姿のままで登場しており、歳を取っている様子が全く見られない。
ウルトラマンメビウスことヒビノミライをこの世界に呼び寄せた張本人であるが、人間なのか怪獣なのか正体は全くの不明。
黒い影法師とは対の存在であるという説、童謡の赤い靴の少女本人であるという説など諸説ある。
なお、童謡の『赤い靴』はウルトラマンタロウ第45話の元になった歌である。




余談

幻の決戦


 もともとはウルトラマンタロウ映画になるはずだったらしい。没設定ではヤプールヒッポリト星人と手を組み、光の国戦争を仕掛けると言った内容で、暴君怪獣タイラントをはじめとした怪獣たちがたくさん登場する予定だった。

グランドタイラント


 没設定によると、ウルトラ戦士に倒されたタイラントはゴモラツインテールエレキングバキシム死体と合体し、超巨大怪獣グランドタイラントになる…予定だったらしい。その設定の一部はギガキマイラへと受け継がれた。

関連項目

ウルトラシリーズ ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟
ジェットビートル ウルトラホーク1号 MATアロー TACアロー
ウルトラ作戦第一号 - 冒頭でダイゴ・アスカ・我夢の三人が視聴している。
ウルトラマンマックス - 出てこないが、ラストシーンが「マックス」最終回に少し似ている。
マルチバース(ウルトラシリーズ)

pixivに投稿された作品 pixivで「大決戦!超ウルトラ8兄弟」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 9363

コメント