データ
別名: | 究極合体怪獣 |
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身長: | 512m |
全長: | 738m |
体重: | 68万2549t |
出身地: | 横浜上空 |
概要
『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に登場した合成怪獣。
ウルトラ兄弟の存在しないパラレルワールドの横浜市にて、ウルトラ戦士に倒されたスーパーヒッポリト星人・キングゲスラ・キングパンドン・キングゴルドラス・キングシルバゴンの残留思念(残留エネルギー)が黒い影法師の繰り出す無数の瘴気の中、合体してできた強力な怪獣。
双頭・四本腕のケンタウロスのような奇妙な姿をしており、常時空中に浮遊している。
なお、「帰ってきたウルトラマン」「ウルトラマンダイナ」「ウルトラマンガイア」3作品が初出の怪獣や星人は構成メンバーに含まれておらず、各作品のファンには残念に思う向きもあるかも知れない。
構成は、頭部と両腕と腰の付け根がキングシルバゴンとキングゴルドラス、胴体はスーパーヒッポリト星人、下半身はキングゲスラ、尻尾はキングパンドンとなっている。
怨念のカタマリというべき存在故かそれぞれの怪獣の頭に生前の自我や理性は残っていないようで、影法師に操られ、本能の赴くままに破壊活動を行う。
全身を構成する全ての怪獣の手や口から無数に光弾を放ち、圧倒的な火力でウルトラマンティガ、ウルトラマンダイナ、ウルトラマンガイアを苦しめるが、そこにウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック、ウルトラマンエース、そして4兄弟の力でヒッポリトタールを解除されたウルトラマンメビウスが加勢、様々な光線で迎え撃つも8人のウルトラ戦士の猛攻に徐々に押されていく。
必殺光線「デザスタルバースト」で海ごと8人を焼き払おうとするが、スペリオルストライクで発射口を狙撃されて一発目を中断、崩壊した横浜の海を「エクセレント・リフレクション」で修復される。二発目を撃ち込むも、8人の合体バリア「ウルトラグランドウォール」で反射され、逆に自身が大ダメージを負う。
敵わないと悟り宇宙空間まで逃走するが、セブンのアイスラッガーを8人の光線で分裂させる大技「イリュージョニック・アイスラッガー」で身体を裁断され、8人の合体光線「ウルトラスペリオル」を受けて宇宙に散った。
なお、デザスタルバーストは「あらゆる物質を元素レベルにまで崩壊させ、砂に変えてしまう」というとんでもない代物であり、これを修復できた超8兄弟は凄い。
ちなみに各光線にはそれぞれ名前があり、スーパーヒッポリト星人の触角から放つ紫色の光弾が「デカダント・ヘルレーザー」(空中から乱射してゼペリオン光線の発射を妨害するほどの制圧力を持つ)、キングゴルドラスが吐く赤い光弾は「ゴルド・デストラクター」、キングシルバゴンが吐く青い光弾は「シルバ・デストラクター」(後述の大怪獣バトルで合体技が設定された)、キングパンドンが吐く火炎弾は「パンドン・ヘルマグマ」という。
キングゲスラ側にこれといって必殺技がないが、相手を喰らうことは可能なようである。しかし、劇中ではウルトラマンを飲み込もうとした結果、口内にスペシウム光線を食らい、たまらず吐き出している。
ゲーム
大怪獣バトル
当時映画入場者プレゼントにACG大怪獣バトルNEOで使えるギガキマイラのカードを入手する事ができ、先駆けでプレイヤーキャラとして参戦が決定された。
後にNEO2弾から本格参戦を果たし、最上位種カードは堂々のUR(ウルトラレア)に輝いた。
あまりのドでかさに画面から見切れていて、驚いたプレイヤーも多いはず。
しかし並みの怪獣の10倍の巨体なのだから一応これでもサイズダウンした方である。ダークバルタンのギガンティックプレスもまた凄かったが……。
特にデザスタルバーストの演出は強烈で、宙に浮き上がり、全ての頭の口腔を発光させたのちにゲスラの口から相手に向けて一直線に地をなぞるように光線を発射して直撃させる、という豪快かつ大迫力一見の価値がある。
やはり図体がでかいだけにスピードが低く、400〜600ともっとも遅い部類。劇場特典のカードは300とさらに遅い。だがそれ以外は高水準で、最下位カードでも1000を超えてくる。スピードバトルに負けてもアタックバトルの連打さえ頑張れば勝ちの目は充分見えてくるゴリゴリの脳筋仕様である。
ただし(ゲームバランスの都合上)スタミナは1で、闇属性攻撃には強い耐性を持つが冷気・光属性に弱い。特に光属性にはものすごく弱いため一発でも食らえばいくら剛力無双のギガキマイラといえどタダでは済まない。
まあ闇属性にすごく強くて光属性にすごく弱いのはこの手のキャラのお約束だが。
数値 | 必殺技 | 補足 |
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2500 | デカダント・ヘルレーザー(高熱) | 触手から紫の火炎弾を連射。 |
2900 | ツイン・デストラクター(雷) | キングシルバゴン、キングゴルドラスがダブルで光弾を連射。 |
3500 | デザスタル・バースト(高熱) | 劇中ではスーパーヒッポリト星人(胴体)から光線を繰り出したが、ここではキングゲスラの口から発射されている。 |
機を同じくしてソフビ化もされており、他の怪獣・ウルトラマン人形を凌駕する圧巻の大きさと風格を持っている。
ロストヒーローズ2
第1層メインクエストNo.90『大決戦!VSギガキマイラ』にボスキャラとして登場。
キングゲスラ、キングゴルドラス、キングシルバゴン、メフィラス星人がダークライブで召喚したキングパンドン、そしてスーパーヒッポリト星人をキューブに集まった闇のエネルギーを媒体に合成させた存在。怪獣たちを倒させたのは全てメフィラス星人の計画通りであったのだが、ウルティメイトフォースゼロのサポートを受けたヒーロー達の前に敗れる。
こうしてヒーロー達に敗れたメフィラス星人とスーパーヒッポリト星人だったのだが…
ちなみに、本作にティガ、メビウス、セブン、マンは登場してもジャック、エース、ガイア、ダイナは登場しない。
ウルトラマンフュージョンファイト!
BEYOND GENERATIONS:01弾でNPC限定キャラとして登場。
その他
ウルトラゾーン
ミニコーナー「怪獣漫才」でベリュドラとともに漫才コンビ「団体行動」を組んでいる。
複数の怪獣が合体しているが、人格は一つのようである。しかし、複数の怪獣が合体しているという自覚はあるようで、保険料の額がバカにならないらしく、キングパンドンの扶養という事で保険会社に相談したものの、失敗に終わった模様。
酩酊!怪獣酒場
第43話にてシルエットで登場。
余談
『新ウルトラマン列伝』で紹介された際、ウルトラマンギンガやダークルギエルの声を演じたナレーター(杉田智和)から「究極合体超獣」と呼ばれるシーンがあった。
スタッフが素で間違えたのか?それともUキラーザウルスと混同していたのか?実は超獣だったのか?詳細は不明である。
なおギガキマイラという名称はネット上の公募によるもので、初期デザインの段階ではアルティザウラーという名称が付けられていた。
初稿デザインでは、キングパンドンではなくブラックキングが登場予定だったため、その意匠が入っていた。第2稿では、クラゲのイメージで胴体の大半が半透明となった内部発光するデザインだったが、CG班の作業が大変になるため完成作品での形状へと至った。腕をロケットパンチにするという案も考えられていた。
先述のようにロストヒーローズ2では合体にスパークドールズが使用されたが、残念ながらキングパンドンとキングゲスラ以外はスパークドールズ化しなかったので玩具で「超合体」はできない…残念。
関連項目
ベリュドラ:合体怪獣シリーズの極致ともいえるとんでもない怪物。ちなみにウルトラゾーンではコイツと「団体行動」というコンビを組んで漫才を披露。
明らかに「100体」では足りない(表面だけで226体いる)が百体怪獣を名乗るベリュドラに対して「100体以上いるのに"百体"なんですか?」と振り、ベリュドラが「保険料がバカになんないのよ…」と返すネタ。ギャグパートとはいえ、怪獣に保険料の概念があったとは……