概要
劇場用作品『大決戦!超ウルトラ8兄弟』(2008)にて登場。
巨大黒い影法師との戦いでウルトラマンからメビウスまでの8大ウルトラマン(以下、超ウルトラ8兄弟)が全身を黄金の輝きに包んだ最強形態。
元ネタは『ウルトラマンティガ』最終回に登場したグリッターティガであり、『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』版同様に全身が黄金に輝いている一方で、こちらは各ウルトラマンがエネルギーを全開にした(※出典)姿と位置付けられており、他者の心の光を受け取って変身したグリッターティガとは全く異なる存在である。
必殺技は各々の必殺光線を一斉に発射し、物質だけでなく悪意のエネルギーそのものをも破壊する(※出典)「スペリオルマイスフラッシャー」。
ウルトラマンティガ(グリッターバージョン)
身長 | 53m |
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体重 | 4万4000t |
必殺技 | ゼペリオン光線 |
ティガのグリッターバージョン。
グリッターティガとは別枠の存在である。
ウルトラマンダイナ(グリッターバージョン)
身長 | 55m |
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体重 | 4万5000t |
必殺技 | ソルジェント光線 |
ダイナのグリッターバージョン。
公式設定では現状、ダイナ唯一の最強形態ということになる。
『ウルトラマンサーガ』に登場した黄金のダイナや『バイタルブレス』に登場したグリッターダイナとの関連性は不明。
ウルトラマンガイア(グリッターバージョン)
身長 | 50m |
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体重 | 4万2000t |
必殺技 | クァンタムストリーム |
ガイアのグリッターバージョン。
V2が主体となっているが、『超8』ではこの姿が明確に最強形態に位置付けられている。
ウルトラマンガイア(グリッターバージョン)(大怪獣バトルNEO版)
身長 | 50m |
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体重 | 4万2000t |
必殺技 | フォトンストリーム |
アーケードゲーム『大怪獣バトルULTRA MONSTERS NEO』とWii専用ソフト『大怪獣バトル ウルトラコロシアム DX ウルトラ戦士大集結』ではスプリーム・ヴァージョン(以下SV)をベースに登場。
というのも大怪獣バトルでは最初からSVの姿で実装されているため、モデル流用の都合からこの形になったと思われる。
『大怪獣バトル』シリーズでしかお目にかかる事は出来ず、正規の手段で活躍を拝むならば、『大怪獣バトル ウルトラコロシアム DX ウルトラ戦士大集結』のプレイを推奨する。
ウルトラマンメビウス(グリッターバージョン)
身長 | 49m |
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体重 | 3万6000t |
必殺技 | メビュームシュート |
メビウスのグリッターバージョン。
基本形態がベースになっているが、『超8』ではこの姿が明確に最強形態に位置付けられている。
なお、この時点ではバーニングブレイブはまだ発現していないのでこちらが先んじて発現した強化形態という事になる。
ウルトラマン(グリッターバージョン)
身長 | 40m |
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体重 | 3万5000t |
必殺技 | スペシウム光線 |
初代マンのグリッターバージョン。
現状、公式設定では初代マン唯一の最強形態という位置付けにあるためなのか、メディアへの露出はそれなりに多い(後述)。
初代マンのデザインを損なわずにシンプルに強化形態だとわかる容姿をしているためであろうか?
ウルトラセブン(グリッターバージョン)
身長 | ミクロ~40m |
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体重 | ゼロ~3万5000t |
必殺技 | ワイドショット |
セブンのグリッターバージョン。
現状、公式設定ではウルトラセブン唯一の最強形態という位置付けにある(ULTRASEVENXはヒーローショーによっては強化扱いされるものの、元々の設定では強化形態というわけではない)。
ウルトラマンジャック(グリッターバージョン)
身長 | 40m |
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体重 | 3万5000t |
必殺技 | スペシウム光線、ウルトラスパーク |
ジャックのグリッターバージョン。
現状、公式設定ではジャック唯一の最強形態という位置付けにある。
ウルトラスパークは「ウルトラマンフュージョンファイト!」で使用した。
ウルトラマンエース(グリッターバージョン)
身長 | 40m |
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体重 | 4万5000t |
必殺技 | メタリウム光線 |
エースのグリッターバージョン。
現状、公式設定ではエース唯一の最強形態という位置付けにある。
その後の展開
大怪獣バトル
『大決戦!超ウルトラ8兄弟』とのタイアップとしてアーケード版『大怪獣バトルULTRA MONSTERS NEO』第2弾にTDG三戦士がスーパーコンボカードで実装された(N113~N115)。
ただし、『大怪獣バトルRR』への仕様変更に伴い、該当カードをスキャンすると通常形態の姿で登場するようになってしまった。
『大怪獣バトル ウルトラコロシアム DX ウルトラ戦士大集結』
こちらでもNEO版と同様にTDG三戦士が参戦。通常プレイでは入手できず、パスワード入力によって入手が可能。
また、スーパーコンボの『ウルトラマンティガ』(グリッターゼペリオン光線)と差別化されている点として以下の要素が挙げられ、明確にグリッターティガとは別物として扱われている。
登場演出 | マルチタイプの姿で登場(必殺技時にグリッターティガに変化) | 最初からグリッターバージョンの姿で登場 |
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体色 | 全身が黄金(ただし、マルチタイプの色味が残っている) | 全身が黄金 |
『ウルトラマンフュージョンファイト!』
ゼットヒート4弾にて初のGR(グリッターレア)としてグリッターバージョンが登場。
漸くこの作品で全員がゲーム作品に出演できただけでなく、『大怪獣バトル』シリーズとは異なり、原作通りにガイアはV2をベースにした姿で登場したのも注目ポイント。ただし、初代マンはモデル流用の都合上、Cタイプがベース。
なお、最強技である「スペリオルマイスフラッシャー」は黄金のキズナを持つカードでチームを組むと発動する「キズナヒッサツワザ」に設定された。
『ULTRAMAN』
小説『ULTRAMANSUIT ANOTHER UNIVERSE』にてSEVEN、ULTRAMAN、JACK、ACE、TARO、ZOFFY、TIGAが世界中から集まった光で変化した姿として登場(あくまでもウルトラマン型スーツを装着した者達であって、ウルトラマンそのものではない)。
変身過程こそグリッターティガの物を踏襲しているが、「ZERO_SUIT/SH」に変化したZEROを加える事で8人としているため、グリッターバージョンの要素もうかがえる(というのもライターが『超8』を手がけた長谷川圭一氏である)。
メンバーがダイナ、ガイア、メビウスの代わりにゾフィー、タロウ、ゼロの3人を入れた組み合わせとなっている点は興味深い。
ソフビ
バンダイから『ウルトラヒーローシリーズ2008MOVIE ウルトラマンティガ&ウルトラマンメビウス グリッターバージョン』としてメビウスとティガが立体化。
この他、ウルトラ兄弟倶楽部入会特典として8兄弟全てが立体化されている。
また、現行のウルトラヒーローシリーズ仕様ではバンプレストのプライズ品としてダイナのグリッターバージョンが入手できた。
食玩
『創絶超ウルトラ8兄弟』にて前編にティガ、ダイナ、セブン、ジャックが、後編ではメビウス、初代マン、ガイア、エースが立体化。該当ウルトラマンが封入されたボックス内に通常形態/グリッターバージョンのどれかがランダムで入っているという仕様であった。
ミニソフビシリーズの「プレイヒーロー」からは「大決戦!超ウルトラ8兄弟セット 集結!光り輝く戦士達!!」と称して8兄弟全てを封入したセット品が販売されている。
その他フィギュア
映画公開当時にバンプレストプライズ情報サイト「とるナビ」のメルマガ登録キャンペーンに応募すると全長約28cmのウルトラ4兄弟のフィギュアが入手できた。
ウルトラタイガアクセサリー
『ウルトラマンタイガ GPウルトラタイガアクセサリー04』にてレア枠としてウルトラマン(グリッターVer.)レットが収録。
ウルトラメダル
『GPウルトラメダル01』~『GPウルトラメダル02』のレア枠にて初代マンとセブンのグリッターバージョンが収録。
バイタルブレス
「バイタルブレスキャラクターズ」より展開された「ウルトラ6兄弟VBMカード」にてウルトラマン(グリッターバージョン)が収録。グリッターバージョンでは唯一の参戦であり、初代ウルトラマン~ゾフィールートの最終進化に位置付けられている(進化ルートの構築関係上、このような奇妙なルートになっている)。もちろん世代はPHASE6(究極体)。
その他のVBMカードにはグリッターティガやグリッターダイナも登場しているが、あくまでもグリッターバージョンとは別枠として扱われている。
脚注
(※出典)『てれびくんデラックス 愛蔵版 大決戦!ウルトラ8兄弟超全集』(小学館)P29~P39より