概要
全身が黄金に輝いているウルトラマンダイナの強化形態。
ウルトラマンティガにおけるグリッターティガに相当する存在であり、全身が黄金に発光するダイナの強化形態は公式設定上にも存在こそすれど、この呼称は公式設定に準ずるものではない(詳しくは後述)。
本項ではそうした全身が黄金に輝くダイナを時系列順に解説する。
ウルトラマンダイナ(グリッターバージョン)
身長 | 55メートル |
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体重 | 4万5千トン |
初登場 | 映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』(2008) |
公式映像において史上初めて登場した黄金のダイナ。姿はフラッシュタイプがベース。
巨大黒い影法師との戦いでダイナがエネルギーを全解放し、黄金の姿に変化した。
必殺技はソルジェント光線で他のウルトラ兄弟と光線と合わせることで邪悪な存在に絶大な威力を発揮する「スペリオルマイスフラッシャー」に昇華できる。
『ウルトラマンティガ』に登場した「グリッターティガ」が元ネタだが、本作に登場する「グリッターバージョン」はそれとは別存在として設定されており、玩具展開やゲーム展開でもそれに準ずる。
ゲームでは『大怪獣バトルULTRA MONSTERS NEO』、『大怪獣バトル ウルトラコロシアムDX ウルトラ戦士大集結』、『ウルトラマンフュージョンファイト!』に登場した。
バンプレストのプライズ品として『ウルトラヒーローシリーズ』から立体化もされている。
『愛蔵版 大決戦!超ウルトラ8兄弟超全集』(小学館)では"ダイナの最強の姿"とはっきり明記されているが(P31より)、正史のダイナではなく、並行同位体のダイナが持つ強化形態となっている。
名称不明の姿
身長 | 不明 |
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体重 | 不明 |
初登場 | 映画『ウルトラマンサーガ』(2012) |
テーマソング | 『君だけを守りたい~アスカの歌~』(歌:つるの剛士) |
第二の黄金のダイナ。正史のダイナと同一人物。
一度はハイパーゼットンの戦いに敗れて石化したダイナが、アンナから光の力が込められたリーフラッシャーを受け取り、復活直後に取った姿で、ハイパーゼットン(ギガント)を押し返すと元のフラッシュタイプの姿に戻った。
やはり全身が黄金に輝いており、ファンからは非公式に「グリッターダイナ」とも呼ばれている。
クロスオーバーフォーメーション
身長 | 不明 |
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体重 | 不明 |
初登場 | 映画『ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』(2015) |
第三の黄金のダイナ。正史のダイナと同一人物。
超時空魔神エタルガーの時空城を破壊するために変化した姿であり、ソルジェント光線を放った(厳密にはウルトラ10勇士が体を黄金の輝きに身を包みながら放つ合体光線を指す)。
これもグリッターバージョン等とは明確に区別されている。
ガンマイリュージョンで召喚されたダイナ
身長 | 不明 |
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体重 | 不明 |
初登場 | 『ウルトラマンZ』(2020) |
ウルトラマンゼット・ガンマフューチャーが呼び出したウルトラマンダイナで、全身にうっすらと黄金に輝いている。第22話ではストロングタイプ版も登場。
映像作品では4番目に登場した黄金のダイナであるが、ダイナ本人ではなくあくまでもゼットが生み出した分身のような存在である。
グリッターダイナ
第五の黄金のダイナ。
バイタルブレスシリーズのステータス画面やプレミアムバンダイの『VBMカードセット ウルトラマンvol.4 ウルトラマンダイナ/ウルトラマンガイア&ゴモラ』商品紹介ページではグリッターダイナ表記となっているが、『VITAL BRACELET ARENA』の図鑑では『ダイナ(グリッターver)』表記であり、出典も『大決戦!超ウルトラ8兄弟』扱いとなっている。
しかし、『超8』出典とするには疑わしいポイントがいくつかある。
- カラーリングが他のグリッター形態とは異なる。
- これまでにもグリッター系は『ウルトラマンティガ VBMカード』にてグリッターティガが、『ウルトラ6兄弟VBMカード』ではウルトラマン(グリッターバージョン)が登場していたが、それらの形態とは異なり、『ウルトラマンティガ』第52話「輝けるものたちへ」に登場したグリッターティガのような基本形態のカラーリングをある程度残したものとなっている。
- しかし、このカラーリングでは全身黄金のグリッターバージョンとは一致せず、このカラーリングに一致するのは黄金の光が解けかけているシーンのダイナ(『サーガ』より)やガンマイリュージョンで召喚されたのダイナ(『Z』より)ぐらいである。
- なぜ、ウルトラマン(グリッターバージョン)と違って原作とは異なるカラーリングを採用したのかは不明。
- ゲーム中のカットインがそもそも『超8』ではない。
- ウルトラマン(グリッターバージョン)は『超8』の画像をカットインとして用いているが、グリッターダイナの場合はなぜかガンマイリュージョンの切り抜きを使用している(画像の出典は『ウルトラマンZ』第9話「未確認物質護送指令」より)。
よって現在の公式設定上には存在しない事実上のオリジナル形態と解釈するのが妥当な所か(一応、『バイタルブレス』シリーズという公式許諾商品での登場ではある)。
世代は「PHASE6」(デジモンにおける究極体)、属性はフリー(デジモンではブイモンなどが属する)と設定されており、どのような属性が相手でも対等に渡り合えるようになっている。
その強さに見合うように、バイタル値:7000以上/バトル回数:25/PP:20/勝率:70%とダイナの各形態の中でも進化条件が最も厳しくなっている。
余談
ダイナに酷似した容姿を持つウルトラマンデッカーは最終話にて一時的に黄金の姿に変化し、セルジェンド光線でマザースフィアザウルスを撃破している。
関連タグ
ダイナのタイプチェンジ