「闘おうぜ!どっちかがブッ潰れるまでな!」
概要
CV:つるの剛士
スーツアクター:鈴木仁志
博品館劇場にて開催された『TDG THE LIVE ウルトラマンダイナ』編・第2部「絶望の狂宴」にて登場したウルトラマンダイナ。
ハイパーゼットンの怨念を退けたダイナを脅威とみなしたタルタロスにより、実戦に投入された。彼曰く、アブソリュート粒子を投入した平行世界の25年前のダイナ本人である。
モルヴァイアと戦っていた所(背景から見ても第46話の時間軸だと言う事がわかる)をタルタロスに攫われた(ちなみにモルヴァイアにトドメを刺したのはタルタロスである)。
タルタロスはキングダムの脅威になりうる存在としてティガ、ダイナ、ガイアを調査しており、ダイナのサーガへの変身能力と不屈の闘志を危険視した。
並行同位体を生み出した理由は打倒ダイナには同じ闘志をぶつけてしまえばいいとの判断であり、過去のダイナを連れてきた理由は現在の成熟したダイナでは洗脳下におけなかったためである。
(これについてオリジナルのダイナは「昔の俺、ちょっと単純なところあったから…」と狼狽えていた。)
原作から分岐した時間軸の存在の為、ティガの存在を知っており、彼からも本物で間違いないと語られている。
一方でガイアとは共闘していないので彼を「赤いヤツ」と呼ぶ。
洗脳されてしまった影響で力を至上とする好戦的かつ生意気な性格で、25年後の自分自身であるダイナを「おっさん」と呼ぶ。
またキングダムに忠誠を誓っておりタルタロスを「タルタロス様」と呼ぶ。
ラジャーの際のジェスチャーもオリジナルがサムズアップなのに対しサムズダウン(余談だがこれは古代では敗者は殺せの意である)になっている。
「ティガ&ダイナ」の戦いを経たアスカが寝返るはずがない!と思われるかもしれないが、この時のアスカはティガの力に対してコンプレックスを抱いていたらしい事が明かされており、そこが寝返る理由となってしまった。
正気に戻ってからは若き日のアスカ同様のおバカキャラとなっている。
容姿
ほぼフラッシュタイプと同じだが腰周りにティガの物に似たプロテクターが追加されている。なおスーツの劣化の影響か否か胸から背中にかけてのプロテクターの金部分がひび割れておりところどころ黒くなっている。胸の赤い模様も胸板の下まで伸びていない。
必殺技
アブソリューティアンの力を得たことで3タイプ全ての力を引き出せるようになっており、タイプチェンジを行わずストロングタイプ並みのパワーを発揮したりミラクルタイプの超能力を使用できる。本人曰く「全てにおいてオリジナルの上位互換」
そのため、ここに記されていない他の技も設定上使用可能と推測される。
ある意味では、ダイナの新形態にして、25年越しに実現したダイナ独自の最強タイプという見立てもできるかもしれない。
- ソルジェント光線
劇場版同様にチャージして放つ。
- ウルトラサイキック
元はミラクルタイプの技。手先から念波を放つ。
劇中の動向
手始めにティガとガイアを襲撃、トレギアとベリアル、オリジナルのダイナを加えた三体三の戦いに発展する。
タイプチェンジをせずとも三タイプの能力を引き出せる特性で一方的にダイナを追い詰めた。
さらにタルタロスがギーストロン、キングギャラクトロンを呼び出した事でTDG三戦士は不利な状況に立たされるが、ラセスタ星人(『ダイナ』の個体本人)が行ったウルトラチャージで苛立ちが頂点に達し、ダイナにソルジェント光線を浴びせるが、ウルトラチャージに呼び出されたトリガートゥルース、アグル(SV)にダイナを救出され、怪獣軍団も倒される。
ダイナとの一対一の勝負では迷いがある事を指摘され、彼の目を覚まさせる為に登場したグレゴール人ことニセウルトラマンダイナのクロスカウンターを今度は自身が浴びる形となり、ようやく正気を取り戻す。
タルタロスの呼び出したファイブキングとの戦いではトリプルソルジェント光線で勝利を飾った。
最後は現代に残られる事を不都合に感じたタルタロスによって律儀に元の時代に送り返された。
余談
映画「ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY」にも、頭部と手足以外は胸の赤模様の描かれ方も含め全く同じデザインのキャラが超古代の戦士の一人として登場しており、恐らくそのキャラのボディスーツにダイナの頭部とシルバーの手足を合わせてアブソリュートダイナのスーツを作った可能性が高い。プロテクターの金部分がだいぶ劣化しているのも20年以上の月日の影響と考えられる。
関連タグ
- ニセウルトラマンダイナ、テラノイド、ウルトラマンデッカー…ダイナのようなウルトラマン