データ
別名: | 超合体怪獣 |
---|---|
身長: | 75m |
体重: | 5万5千t |
概要
「レディース・アンド・ジェントルメン!いよいよ私の出番ですこの力にひれ伏すがいい!」
「モンスライブ!」
「超・合・体!!」
第7話「発動!マグネウェーブ作戦」、第8話「朝焼けの死闘」に登場。
チブル星人エクセラーが今まで得たビクトリウムのエネルギーで、5体の怪獣のスパークドールズを同時にモンスライブして誕生した合体怪獣(後発の作品では誕生経緯が異なる)。これまでの合体怪獣と異なり、各怪獣のパーツが組み合わさっているのではなく、部位に合わせて各怪獣の体を変形させたようなデザインになっているのが特徴。5体の顔も全て揃っており、鳴き声もそれぞれの頭部から固有のものを出す。また、背部にはビクトリウムと思われる水晶体が背びれのごとく複数突き出している。
部位 | 元になった怪獣 | 能力など |
---|---|---|
頭・胸部 | ゴルザ(『ギンガS』のみファイヤーゴルザ) | 実質的なファイブキングの顔。本来はファイヤーゴルザであったが、エクセラーは単に「ゴルザ」としか呼んでいなかった上、後発の作品ではほぼゴルザとして扱われている(胸部のデザインは明らかにファイヤーゴルザだが)。額から光線を放つ。 |
額・翼・背中 | メルバ | ゴルザの額を覆うように顔が存在しており、目から光線を放つ。また、登場時は上空に立ち込めた暗雲の中ら出現し、メルバの翼を使用して飛翔をしていた。 |
右腕 | レイキュバス | 頭部がそのままハサミのような形状になっており、冷気と火炎を同時発射する。 |
左腕 | ガンQ | 頭部がそのまま盾状になっており、敵の光線技を吸収しはね返せる(エレキングの尻尾を巻きつけられ、電流を流されてもすぐに吸収してしまったが、光線は直接目に当たらないと吸収できない)。普通に光線を発射することもできる。 |
下半身 | 超コッヴ | 顔が腹部に張りつき、足はコッヴシッケル(腕の鎌)が変形したようなデザインになっている。胴体にある額から光弾を発射する。 |
このように、各部分に備わった怪獣達の最強の能力を行使することが可能であり(初登場時はエクセラーがギンガストリウムと同様に、能力を使用する時に「(選択された怪獣の名前)の力!」と叫んでいた)、その全てが並の怪獣はおろかウルトラ戦士さえ一撃でライブ解除に追い込むほどの威力を持つ。
反面、格闘能力に関しては使役者の素質に左右されるらしく、エクセラーライブ時は各怪獣の能力を封じられた途端にあっさり撤退しようとしており、その圧倒的な戦闘力も大半は怪獣の能力に拠るところが大きかったが、これはエクセラーの素の格闘能力が低い(チブル星人は元々頭脳が発達している反面、頭脳以外が退化し身体能力が極端に低い)ことも関係していたと思われる。つまり、使役者の格闘能力が低い場合、怪獣の能力を封じられると格闘で不利になってしまうことが弱点と言える。逆に、後にエタルダミーとして蘇った際には、3人のウルトラマンを相手にステゴロでほぼ互角の戦闘を繰り広げていた。
劇中での活躍
初戦では、シェパードンばかりか、エネルギーを消耗していたとはいえウルトラマンビクトリーと今までほぼ敗北知らずだったウルトラマンギンガストリウムすら初めて土を付けたほどの凄まじい戦闘力を見せた。
ギンガとビクトリーを倒した後、エクセラーはビクトリアンに宣戦布告し、夜明けまでにすべてのビクトリウムと地底世界を明け渡すよう要求して一度撤収するが、当然ながらビクトリアンとUPGはこれを拒否。自らの要求にいい返事がもらえないことに痺れを切らしたエクセラーは再びモンスライブし、市街地にて破壊活動を行う。
そして礼堂ヒカルがライブしたEXレッドキング、エレキング、キングジョーカスタムを各部位の怪獣たちの能力を使って次々と返り討ちにする。しかし、これは一種の陽動であり、ファイブキングがヒカルと戦っている間にシェパードンからエネルギーを分け与えられたUPGの作戦でギンガとビクトリーが復活してしまう。
その後は、復活した2大ウルトラマンからのリターンマッチを受ける。
序盤こそ初戦と同じく両者を圧倒する実力を見せたものの、ギンガのギンガスパークランスで背中の水晶体を折られたのを皮切りに、サドラシザースとの連携によりM87光線でガンQの眼を、スペシウム光線でレイキュバスのハサミを破壊され、エメリウム光線によってゴルザとメルバの顔にダメージが入って頭部からの光線発射能力も封じられてしまう。それでも負けじと超コッヴの光弾を乱射して反撃するが、ビクトリーの新技ビクトリウムエスペシャリーで全て撃ち落とされ、ウルトラショットで腹にもダメージを受けて遂に光弾発射も不可能となり、攻撃の手段を絶たれてしまう。
ここにきてようやく状況不利を判断して撤退しようとするも、メタリウム光線とビクトリウムシュートでメルバの羽を破られて飛行能力を失ったことで退路を断たれて八方塞がりとなり、最後は蓄積したダメージによりグロッキーになった所にストリウム光線を受けて倒された。
その後の主な立ち位置、扱い
TDG三部作の怪獣の部位が集まったその姿は、まさに平成のタイラントであり(エクセラー本人も総集編にてそう発言している)、「平成三部作の人気怪獣が各パーツとして使われている」という点からその怪獣やエピソードを自然に列伝系シリーズで再編集特集や再放送で紹介しやすいという連動性も前提に入れた怪獣でもある為、『新ウルトラマン列伝』や『ウルトラマンクロニクルZ』でギンガやZとこの怪獣の対決から各パーツの怪獣やダイナ、ガイアの紹介を行っている。
このような立ち位置と『10勇士』の扱い、またファイブキング以降平成三部作の怪獣の再登場(この前にギンガSで登場していたガンQを除く)がゴーグファイヤーゴルザのみであったことから平成三部作怪獣の顔として扱われていることが多く、ニュージェネシリーズでの初出怪獣にもかかわらず平成三部作の代表怪獣という奇妙な立ち位置になっている。
ライブステージ作品では巨大造形物(バルーン)を用いてラスボス役を務めることが多い。
決戦!ウルトラ10勇士!!
時空城に殴り込みをかけんとするウルトラ10勇士を打ち滅ぼすべく、エタルガーが「エタルダミー」として復活させた。ちなみに本作で初めてティガ・ダイナ・ガイアの3人と戦った。
3人を追い詰めて来た怪獣が合体している(一目見るなりダイナが「オレたちが戦った怪獣が合体してるのか!」と発言しているほど。超コッヴに関しては微妙だが…)だけ有り、3対1でも互角に渡り合う。しかし、最後はパワータイプ、ミラクルタイプ、スプリーム・ヴァージョンにタイプチェンジされた事で追い詰められ、デラシウム光流・レボリウムウェーブ・フォトンストリームの合体光線を受けて爆発四散した。
レボリウムウェーブは当たりさえすれば誰だろうが(一部例外はある)問答無用にブラックホールに追放されるチート技だし、フォトンストリームは今まで倒せなかった敵は存在しないまさに必殺技、あえて一番マシ(それでも即死級)なのはデラシウム光流という、どう考えてもオーバーキルだが、ある意味ファイブキングらしい最後か。
この戦闘ではティガはゴルザ(ファイヤーゴルザ)とメルバのパーツ、ダイナはレイキュバスのパーツ、ガイアはガンQと超コッヴのパーツと中心に戦っているシーンが多く、それぞれの因縁の敵との再戦を思わせる演出となっている。
エタルダミーは本来は相手が一番恐れているものが具現化するという設定である為、文字通りコイツらが出現していたらと考えると、ファイブキングが出現した3人は運が良かった方かもしれない。
ウルトラマンジード
ウルトラマンベリアルの作り出した怪獣カプセルの1つとしてファイブキングのカプセルが登場。
劇中ではベリアル自らがゾグ第2形態のカプセルと共に使用し、ベリアル融合獣キメラベロスへとフュージョンライズした。
ウルトラマンZ
第8話「神秘の力」
「奇獣…宇宙海獣…」
『Gan-Q.』
『Reicubas.』
「キエテ カレカレータ」
『Five King.』
本作では不完全体と言うべき亜種形態のトライキングに残り2体の怪獣メダルが追加された強化形態の扱いで、トライキングの両腕が変化する形で完全体であるファイブキングへと変貌する。ギンガ関連以外の映像作品への登場は初であり、単独のウルトラ戦士と戦うのも初である。
本編ではカブラギがゼットライザーで変身するが、初めはトライキングの姿で登場。その後ゼットとの戦闘中にゼットライザーでガンQとレイキュバスのメダルを追加スキャンし、完全体であるファイブキングへと強化変身する。ゼスティウムアッパーを放とうと飛び上がったベータスマッシュを光線で撃ち落とすなど、ゼットを圧倒する。
しかし、ヘビクラにティガ、ダイナ、ガイアのウルトラメダルを渡されたゼットがガンマフューチャーに変身すると形勢が逆転。ゼスティウムドライブで撃墜された直後にガンマイリュージョンで部位を破壊され(ガンQの部位はフォトンストリームのゴリ押しで破壊されている)、ガンマフリーザーで凍りづけにされた挙げ句、ガンマスルーで体内に侵入したゼットにゼスティウム光線を放たれ、内部から爆破されて倒された。しかもこの戦いの直後にジャグラーに襲撃されファイブキングのメダルを全て奪われてしまった。
第15話「戦士の使命」
「ガンQさん!レイキュバスさん!」
『Gan-Q.』『Reicubas.』
「闇の力…もうちょっとお借りするぜぇぇ!!」
『Five King.』
グリーザに大苦戦するゼットとジードを支援するためにトライキングから上乗せする形でジャグラーが変身。ガンQの左腕を使用してグリーザを丸ごと吸収しようとしたが、存在自体が「無」であるグリーザを完全に飲み込むことはできず、グリーザのカウンターをモロに食らって敗退した。
その特殊さ故に物理攻撃が効かないグリーザ相手にはトライキングでも分が悪いと判断したのか、ファイブキングに変身した直後からガンQの力を使用しており、ジャグラー自身も早い段階で決着をつけようとしていた。
かなり短い時間ではあったが、何気にファイブキングがウルトラマンの味方として登場したのは今回が初めてである。
同時に、新世代ヒーローズのボス怪獣同士による大怪獣バトルも披露してくれた。
第22話「それぞれの明日」
「使えねぇ奴だ、仕上げはオレがやるか」
再びジャグラーがトライキングを経て変身。ジャグラーの思惑から今回はゼット達の敵として現れた。
ベリアロクが「前にも戦った相手なら興味ない」と戦闘をボイコットしたのもあり、多彩な技を使用してデルタライズクロー相手に有利に戦いを進める。だがゼットがガンマフューチャーにチェンジし、ゼスティウムドライブ、ガンマイリュージョンの連続攻撃を受け、ギャラクシーバーストで倒された。
ジャグラーは変身解除され無事だったが、その拍子でトライキング及びファイブキングへの変身に必要な5枚の怪獣メダルを失ってしまった。そしてそれを怪しい影が持ち去っていき……。
第24話「滅亡への遊戯」
「選択肢は二つだ!ソイツを奪って目的を達成か、それともこの小僧の命を助けるか…」
セレブロの宿主にされてしまったクリヤマ長官が変身。
特空機4号ウルトロイドゼロを奪おうとしたジャグラーを阻止するために現れ、ジャグラーが変身したゼッパンドンとニュージェネ出身の合体怪獣同士の対決を演じることになった。ちなみに合体怪獣同士の対決は初めてである。
地球怪獣たちとの連戦で活動現界間近だったゼットも戦いに加わるが高い戦闘能力は健在でゼッパンドンと同時に相手取り、デルタライズクローを至近距離からのゴルメルバキャノンで倒した。
しかしその隙をつかれゼッパンドンの尻尾に貫かれ大ダメージを負うが、変身解除されたハルキを人質としてジャグラーに脅迫を行い、最終的に合体怪獣同士の全力の激突の末に両者共に爆砕した。
イベント・ステージ
TDG THE LIVE ウルトラマンダイナ編・第2部「絶望の狂宴」
アブソリュートタルタロスが召喚。
ダイナ、アブソリュートダイナ、ニセウルトラマンダイナの放つ「トリプルソルジェント光線」に敗れた。
NEW GENERATION THE LIVE ウルトラマントリガー編
STAGE1のラスボスとして登場した。タルタロスが闇の巨人の恨みの力を使って召喚した。通常よりも巨大な姿で登場し圧倒的な戦闘力でウルトラ戦士を追い詰める。
しかし、観客たちのウルトラチャージによる光の力でパワーアップしたグリッターティガによって形勢逆転し、最後は光線技一斉発射によって倒された。
STAGE2ではゲーム世界のNPCとして巨大な個体が登場した。役回りは魔王砦の守護獣であり勇者一行と闘い最後はトリガーのゼペリオンソードフィニッシュを受け倒された。
STAGE4ではアブソリュートディアボロ、アブソリュートティターンと共にラスボスとして登場。エネルギーを消耗していたとは言えウルトラマンサーガを含めたウルトラ戦士達を追い詰める。残されたトリガー・マルチタイプもディアボロ、ティターン、アブソリューティアンの雑兵達と共に痛めつけ、変身解除に追い込むが、会場の人達の笑顔を見て奮起したケンゴが変身したグリッタートリガーエタニティの強さにディアボロ、ティターン、雑兵共々圧倒され、最後はウルトラ戦士達の合体光線を受けて倒された。
NEW GENERATION THE LIVEウルトラマンデッカー編STAGE5
でもラスボスとして登場。今回のメインヴィランであるモネラ星人が惑星グリンの住民リーフを依代に惑星グリンに咲いていた大きな花キングフラワーの力を使ってグリンの身体と星の住民達を洗脳してウルトラマン達を苦しめるも、ウルトラマンデッカー/アスミ・カナタが、ケンゴが用意したルルイエの花粉で作られたGUTSハイパーキー状の薬をリーフの体に打ち込まれた事で依代を失ったことで変化してウルトラマン達を追い詰めるもトリガー、デッカー、ウルトラマンディナス、ティガ、テラフェイザーの合体光線を食らってモネラ星人諸共倒された。
ウルトラマンデッカー編STAGE5はTheLIVE新世代TD編の最終章に当たるため、最後のラスボスにふさわしい人選とも言える。
ゲーム作品
大怪獣ラッシュ
胸や手足にプラズマソウルを持つプラズマ怪獣としてゲーム初参戦。
技名が独自に設定されており、「ゴルメルバキャノン」、「ローリングメルバテイル」、「ガンQビーム」、「コッヴビーム」とそれぞれの部位に対応した技名となっている。
ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ
力属性の怪獣として参戦。弱点は光属性の攻撃となっている。
固有スキル「超合体の脅威」の効果は反撃を行った相手にバトル中1回のみ必殺を受けた時に、ダメージ量を破滅的にダウンさせるというもので、レベル10にまでアップさせるとこれに相手へ大ダメージの付与、1回必殺技を受けるまでの間、防御力(遠)が大アップ、SP獲得率が超アップするという凄まじい効果を得る。
必殺技は光線を一斉掃射する「カタストロフィスパーク」。
ウルトラマンフュージョンファイト!
ゼットヒート2弾にて参戦。
必殺技名は『大怪獣ラッシュ』時代のものを流用。
ウルトラ怪獣モンスターファーム
入手条件がかなり難しい隠しキャラとして登場。
その条件はゴルザ種、メルバ種、レイキュバス種、ガンQ種、超コッヴ種の5種でAグレード公式戦優勝という鬼畜すぎるもの。
「ビクトリウム増幅」によって超必殺技の威力アップできるアタッカーであり、その過酷な条件に見合った強さを発揮してくれるだろう。
元になった怪獣の技以外にも過去作で使用した「カタストロフィスパーク」、「ゴルメルバキャノン」が使用可能。
本作オリジナル技として「ジェットタックル」、「飛翔攻撃」、「テールクラッシュ」、「グリップビーム」、「はさむ」、「シザーピンチ」、「ハサミ殴り」、「バーニングブリザード」などを習得している。
余談
- 新規造形の怪獣では久々に翼を持っており、結構珍しい。しかも原典であるメルバと同じ操演であり、翼を開いたり、閉じたりすることが出来る。
- 何気ない仕草のように見えるが、実は翼を持つ怪獣のスーツは手入れが大変で意外と作られない。ましてや操演で動かす翼とは技術的にも難しい部類に入る。総じて近年の怪獣の着ぐるみではトップレベルに贅沢な出来栄えであり、前半のボス扱いだったから行わせて貰えたのだろう。技術班・撮影班の気合が受け取れる。
- ファイブキングの演出について、第7話・第8話を監督した田口清隆は青白逆光シルエットや全身から放つ光線技など、川北紘一の演出技法をリスペクトしている。当初は、ティガとダイナとガイアの3人と戦わせるという構想だったが、後に本作品の劇場版で実現することとなった。
- 『ウルトラマンティガ』、『ウルトラマンダイナ』、『ウルトラマンガイア』の各作品の中から撮影用のスーツがあること、特徴的な形状を持っていること、ソフビ化された人気怪獣であることという条件の中から選ばれ、デザインは元になった怪獣がわかりやすいよう、ゴルザをベースに、各怪獣の顔と特徴的な部位がつけられている。
- 当初、脚の色は超コッヴに合わせて青だったが、全体のバランスを考慮して赤になった。
- 本放送時に発売されたDX版ソフビ人形はデザイン画を元に制作されたのか、本編スーツとは大きく異なるイメージだった(その代わり同じく合体怪獣のタイラントと異なり合体元の怪獣5体分のライブサインが足裏に並ぶ豪華仕様)。その後少年リックから大怪獣シリーズの一つとして、非常にハイクオリティな大型ソフビ人形が発売されている(後に発光版もリリースされた)。また、2019年2月より500サイズのソフビ人形として定番入りすることも決定した。
- 『Z』でガンマフリーザーを浴びて氷漬けにされるシーンは、『ティガ』第3話におけるキリエロイド戦のオマージュになっている。
- 『Z』第15話で、グリーザ相手に苦戦しているゼットとジードに助太刀する形でトライキング、及びファイブキングに変身したことで、ジャグラーにとって初めてのゼッパンドン以外の巨大化戦力になるという快挙を成し遂げている。
- 『Z』第22話ではガイアのフォトンクラッシャーとフォトンエッジの重ね撃ちでガンQの眼を破壊しているがこの技の登場は当初予定になく、撮影当日に奥野竜也助監督が提案しそれを坂本浩一監督が快諾したことで元々一度しか使われなかったこの技の再登場が実現した。
- なお、当初の予定ではクァンタムストリームの使用が予定されていたとのことで、恐らく長時間照射でキャパオーバーを狙う戦法だったと思われ、此方が採用されていた場合はブリッツブロッツ戦のオマージュとなっていた。
- 『ウルトラマントリガー』にはゴルザとメルバの融合した怪獣ゴルバーが登場するが、ゴルバーの着ぐるみはファイブキングもといトライキングの着ぐるみを再改造して作られている。両腕のレイキュバス・ガンQと脚部・胴体の超コッヴのパーツが完全になくなり、手脚はゴルザ、胴体と翼はメルバとなり、元々あったメルバの頭部はさらに大型化し眼には発光ギミックが追加された。既に存在する着ぐるみに別の怪獣のパーツを追加して新たな怪獣にする例は『Z』に登場するエリマキテレスドンやメツボロスなど複数存在するが、この「合体元の怪獣のパーツをそれ以外に合体している怪獣のパーツに差し替える」ような引き算式の改造は珍しいと思われる。なおファイブキング↔︎トライキングの改造は両腕を付け替えるだけの容易なものだったが、ゴルバーへの改造は中々大掛かりであるため、再びファイブキングの姿を見れるのかは不明である。
関連タグ
ガンマフューチャー:元となった5大怪獣の宿敵たちの力を持ったウルトラマンゼットの形態の一つ。『Z』本編で対決が実現した。
同じコンセプトの怪獣関連
ゼッパンドン:「超合体」による合体怪獣繋がり。こちらも後年『Z』に客演し、同じ中の人が変身した。
デストルドス:『Z』のラスボスである合体怪獣。7体の構成怪獣に加え更に人造ウルトラマンを合体させており、前述のガンマフューチャーをも圧倒している。ファイブキングを平成のタイラントと呼ぶならば、こちらはさしずめ令和のタイラントと呼ぶべき存在と思われる。
その他(スーパー戦隊シリーズ)
オジャル大王:『劇場版五星戦隊ダイレンジャー』に登場した合体怪人。大本の怪人を中心に4人の怪人が合体部位に合わせて変形している点が似ている。こちらも合体した怪人の能力を使える。