※本項目は、ウルトラセブンがミクラス、アギラ、ウインダム等の怪獣を入れる為に使用するカプセルの記事ではありません。
そちらに関してはカプセル怪獣を参照の事。
概要
歴代のウルトラ怪獣たちの力を宿したカプセル。本体色は黒。
伏井出ケイがクライシス・インパクト時のどさくさに紛れて光の国から盗み出したウルトラカプセルを元に、ウルトラマンベリアルが持つレイオニクスの力を使って作り出した、一種の模造品である。
悪トラマンの怪獣カプセルも存在するが、ウルトラカプセルのウルトラ戦士の絵のように片腕を突き上げるポーズはとっていない。
スイッチを入れると先端に発光部分が現れる。この色は基本的に前作のカードの属性の色に準じているが、後述するレッドキングのように例外もある。また、スイッチを入れると対応する怪獣の鳴き声が鳴るが、残念ながら玩具版では再現されていない(カプセルを単体でリードする際の音声がその代わりというべきか)。
伏井出ケイやウルトラマンベリアルがベリアル融合獣へと変身する際に使用する。
また、ウルトラカプセルとは異なり、カプセル1個のみをスキャンすることも可能で、これにより怪獣たちを実体化させることもできる模様(実体化した怪獣たちの自我の有無については現段階では不明)。
第3話ではナックルから拳銃の薬莢を抜く様に次々とカプセルを入れ替え、ダークロプスゼロを合計3体、同時に召喚して操っていた。
この事から一個のカプセルにつき一体しか怪獣は出現できない様子。
こちらもそのままでは使用不能なカプセルは存在しているが、ウルトラカプセルと違いリトルスターではなく倒された怪獣の残滓を取り込んで起動する。怪獣を取り込んで使役する点ではバトルナイザーに似る。
ベリアル融合獣が倒されるなど、カプセルに深刻なダメージが入るとオーバーヒートを起こしてしまう(作中では熱を持ったように煙を噴き出している描写がある)が、オーバーヒート=破壊というわけではないようで、時間を置けば再使用することは可能なようである。
対になるウルトラカプセルはリク=ジードが現在も一部を所持している(残りは光の国に保管されていると考えられる)が、怪獣カプセルに関しては主な使用者であったベリアル(およびその配下であった伏井出ケイ)が死亡した後どうなったのかは語られておらず、不明である。
もっとも、怪獣カプセルそのものがウルトラカプセルの技術を盗み出して造られた代物であり、そのまま放置しておけば、光の国の技術が他星へと流出したり、別の敵の手に渡って悪用されたりする可能性がある。
これを踏まえると、機密保持と平和維持のために光の国によってすべて回収・処分されたと考えるのが妥当であろうか。
一覧
本編に登場
初登場話 | カプセル名 | 発光色 | 使用用途 | 所持者 |
---|---|---|---|---|
1 | ゴモラカプセル | 黄 | スカルゴモラ、ストロング・ゴモラント(本編未登場)へのフュージョンライズ | 伏井出ケイ |
1 | レッドキングカプセル | 赤 | スカルゴモラへのフュージョンライズ | 同上 |
3 | ダークロプスゼロカプセル | 紫 | ライザーでの実体化・ジードとの戦闘 | 同上 |
4 | エレキングカプセル | 水色 | サンダーキラーへのフュージョンライズ | 同上 |
5 | エースキラーカプセル | 紫 | 同上 | 同上 |
5※1 | アーストロンカプセル | 黄 | バーニング・ベムストラ(本編未登場)へのフュージョンライズ | - |
7 | ギャラクトロンカプセル | 緑 | ライザーでの実体化・ジードとの戦闘、キングギャラクトロンへのフュージョンライズ | 伏井出ケイ |
9※1※2 | タイラントカプセル | 紫 | ストロング・ゴモラント(本編未登場)へのフュージョンライズ(※3) | - |
10※1 | ザンドリアスカプセル | 緑 | - | - |
11 | キングジョーカプセル | 緑 | ペダニウムゼットン、キングギャラクトロンへのフュージョンライズ | 伏井出ケイ |
11 | ゼットンカプセル | 青 | ペダニウムゼットン、ベムゼード(本編未登場)へのフュージョンライズ | 同上 |
14※1 | ゼガンカプセル | 水色 | - | - |
15※1 | カイザーベリアルカプセル | 紫 | - | - |
16 | ファイブキングカプセル | 紫 | キメラベロスへのフュージョンライズ | ウルトラマンベリアル |
16 | ゾグ第2形態カプセル | 青 | 同上 | 同上 |
18 | エンペラ星人カプセル | 紫 | ウルトラマンベリアルアトロシアスへのデモニックフュージョン・アンリーシュ | ウルトラマンベリアル→AIB→伏井出ケイ→ウルトラマンベリアル |
18 | ダークルギエルカプセル | 紫 | 同上 | 同上 |
18 | ザイゴーグカプセル | 紫 | ライザーでの実体化・レギオノイド ダダ・カスタマイズとの戦闘 | 伏井出ケイ |
19 | メカゴモラカプセル | 緑 | ライザーでの実体化・ジードとの戦闘 | 同上 |
20 | ギエロン星獣カプセル | 緑 | 不明(※3) | 同上 |
20※1 | アークベリアルカプセル | 紫 | 禍々アークベリアル(本編未登場)へのフュージョンライズ | - |
21※1 | グビラカプセル | 水色 | - | - |
※1 ウルトラカプセルナビにのみ登場
※2 但し、本編で直接登場こそしていないが、出自の関係から作中で登場した個体はカプセルから召喚された個体の可能性が高い(超全集ではカプセルで召喚されたものと記載されている)
※3 直接の描写はないが、作中での登場人物の発言などから、ジードやゼロと戦闘していた個体を召喚したカプセルではないかと推察される
玩具限定
カプセル名 | 発光色 | 使用用途 | 備考 |
---|---|---|---|
ウインダムカプセル | 青 | - | - |
ミクラスカプセル | 黄 | - | - |
アギラカプセル | 黄 | - | - |
ベムラーカプセル | 緑 | バーニング・ベムストラ(本編未登場)へのフュージョンライズ | - |
バルタン星人カプセル | 緑 | - | - |
ベムスターカプセル | 緑 | ベムゼード(本編未登場)へのフュージョンライズ | - |
イーヴィルティガカプセル | 紫 | - | - |
ダークザギカプセル | 紫 | - | - |
ベリュドラカプセル | 紫 | - | 「カプセルユーゴー2弾」キャンペーン品 |
ゼロダークネスカプセル | 紫 | - | - |
マガオロチカプセル | 白 | 禍々アークベリアル(本編未登場)へのフュージョンライズ | - |
ジャグラスジャグラーカプセル | 紫 | - | - |
ペガッサ星人ペガカプセル | 青 | - | - |
余談
前作のカードと同じく、玩具版は『ウルトラマンフュージョンファイト!』と連動しており、ゲームのデータをセーブしカードを強化する事ができる。
ケイ及びベリアルが持つカプセルだが、その中にはゾグ第二形態やギャラクトロン、ダークルギエルやエンペラ星人といった恐ろしく強力な怪獣・宇宙人や、M78ワールドに存在しない怪獣もおり、ベリアルはどうやってこれらの怪獣・星人達の力を入手したのかという謎が存在している。
しかし、これに関してはベリアルが過去に怪獣墓場で大量の怪獣を復活させ従えた前例があり、更にはジードの前日談に当たる『ウルトラファイトオーブ』でレイバトスがベリアル同様に怪獣墓場の怪獣を使ったという一致もあった。
その為、一部ファンの間では『怪獣墓場でカプセルを作ったのでは』という説がささやかれている。
事実、怪獣墓場ならばラスボスクラスの強力な怪獣達も多数眠っており、且つM78ワールド以外の怪獣も存在している為、可能性としては大いにあり得るだろう。
関連項目
前作における同じ役回りのアイテム。奇しくもこちらも同じく「怪獣墓場起源説」がファンの間で唱えられていた。