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もしかして→ミクロス

曖昧さ回避

  1. ドイツ人及びオーストリア人の姓
  2. ヴィルヘルム・ミクラス - オーストリア第一共和国の政治家で最後の大統領。
  3. ウルトラセブン』に登場するカプセル怪獣本項で説明する。
  4. セイブ開発の横スクロールアクションゲーム『Wiz』に登場するキャラクター。

データ

身長1cm〜40m
体重1g〜2万t
出身地M78星雲バッファロー星
スーツアクター西京利彦(第3話)、鈴木邦夫(第25話)

概要

バッファロー星出身のカプセル怪獣で、その出身星にちなんでかアメリカバイソンに似た特徴を持つ。

500万馬力の怪力が自慢で、口から赤い熱線を放つ事もできる(『大怪獣バトルシリーズ』での名称は「バッファフレイム」)。弱点は電気。

昭和シリーズにおける出番は2回だが、ウインダムアギラと比べると健闘していたとも言えるかもしれない(といってもウインダムは基本怪獣以外が相手で、アギラは相性の悪いロボット怪獣としか戦っていないので、対戦相手との相性とも言える)。

なおウインダムは回収する前にガッツ星人の円盤からの攻撃を受けて爆死、アギラはにせウルトラセブンに崖から突き落とされて回収される描写もなく生死不明になっているのに対し、ミクラスは最後の出番であった第25話でも(わざわざ変身解除した後に)しっかり回収されているので、実は『セブン』において明確に生存している唯一のカプセル怪獣だったりする。後述の大怪獣バトルでレイに託されたのがミクラスだったのがこれが理由と思われる。

活躍

第3話「湖のひみつ」

初登場話。ピット星人ウルトラアイを盗まれたモロボシ・ダンが青のカプセルから出現させた。エレキングと交戦し、自慢のパワーで尻尾を掴み投げ飛ばすなど優位に立っていたが、口からの光線で怯んでいた所に尻尾を叩きつけられて形勢逆転されてしまい、最後は電流を浴びせられた事で敗れた。

第25話「零下140度の対決」

第25話ではダンが雪中でウルトラアイを失くした為、黄色のカプセルから登場している。ガンダーと交戦し、相手の素早さに翻弄されつつも粘り続けていたが、バッファフレイムを躱されて反撃を受けたことで敗北。カプセルはセブンがガンダーを倒した後に回収された。

その後の作品での登場

平成ウルトラセブン

『ウルトラセブン1999最終章6部作』第6話「わたしは地球人」にも登場。ウインダムと共にザバンギと戦うが、2体でかかっても敵わず、角をへし折られて倒れ、ウインダム共々カプセルに回収された。

本作で使用されたスーツはアトラク用を改良したもので、初代よりやや小顔になっているのが特徴。『メビウス』で初代デザインのスーツが新造された為、以降の映像作品で使われる事はなかった(ウインダムは「DXガイズメモリーディスプレイ」のCMで使用されている)。

ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY

セブンから自身を助けてくれた礼として一時的にレイに託された。なお、当初は後述するメビウス版の個体と同様なぜか非常に憶病な性格になっており、怪獣を相手に逃げ出してしまうなどの描写があった。それを見てたZAPの面々はセブンから託されたから強いと思っていた為、呆れて「エ?」という反応をしている(おそらくはエレキングとガンダーに負けた事で自信を無くしてしまったのだろう)。その後はレイの励ましもあって奮起してケルビム戦において初白星を収め、終盤のレイの戦いを支えレイブラッド星人が倒された後にセブンに返却された。なお、この時、レイに対して手を振るという可愛らしい姿を見せている。

ウルトラ銀河伝説

ウインダムアギラと共に登場し、シャプレー星人に操られたベムスターを見事撃破する戦果を挙げた。

ウルトラマンメビウス

第4話「傷だらけの絆」、第8話「戦慄の捕食者」、第9話「復讐の鎧」、第13話「風のマリナ」、第27話「激闘の覇者」、第28話「コノミの宝物」、第36話「ミライの妹」に登場。

本作では「マケット怪獣」という形で登場。ドキュメントUG、すなわちウルトラセブンの時代のデータを下にGUYSの手で再現され、彼らと共に戦う。1分間しか活動できず、使用後は分子ミストの再チャージに1時間掛かる。当初はGUYS隊員達に「弱そう」、「不細工」と言われるなど評価は散々な上リュウには「ニコラス」と名前を間違えられてしまう。刷り込み現象でコノミを母親のような存在だと認識して彼女になつき、回を重ねるごとに他の隊員にも心を開いていった。

(ちなみに第4話の特訓シーンではジョージの命令で岩をシュートしようと失敗するシーンがあるが、『ウルトラ怪獣モンスターファーム』にて必殺技として採用されており、こちらはちゃんと命中する)

当初の性格は非常に臆病でデビュー戦となるケルビムとの初戦では、呼び出したコノミが逃げ出してしまい彼女を追って逃げ出すという醜態を晒してしまった。二戦目ではコノミの危機に勇気を振り絞りケルビムに立ち向かい臆病な性格を克服し、それなりの戦果を残した。

第8話からは、ボガールが電撃に弱いということから電気怪獣のネロンガエレドータスのデータから電流攻撃と透明化能力を付加された「エレキミクラス」として、パワーアップを果たす(この時、この2体の他にエレキングのデータも使用されたが、オリジナルのミクラスがエレキングに敗北していたトラウマから、このデータだけがはじき出されてしまいリムエレキング誕生の一因となった)。ボガール、ムカデンダーゼットン相手に大ダメージを与えるなど活躍の場面が多くなった。

『ウルトラマンメビウス外伝超銀河大戦』(プレイムービー版)ではセブンに召喚された本物が登場し、エレキングと対決するが、敗北してしまった(映像が『セブン』の流用なので負けが決まっていたようなものだったが)。

ウルトラマンギンガ

劇場スペシャル第二弾に登場。

人工のスパークドールズとして登場し、渡会健太ウルトライブした。やはりこちらでも「とても味方とは思えない面してやがる」と評されている。

石動美鈴がライブしたレッドキングを倒したが、美鈴がライブし直したスノーゴンの「凍結スノーフリーザー」を浴びせられ倒された。

ウルトラマンデッカー

「怪獣カード…"ミクラスを使え"…?分かった!」

『Mons Dimension!』

『Miclas!』

ディメンションカード怪獣の一体。テレビシリーズへの本格登場は『大怪獣バトルNEO』以来14年ぶり(ウルトラマンに限って言えば『メビウス』以来16年ぶり)となる。

本編には第2話「決意のカナタ」から登場。

脚を負傷していたせいでデスドラゴに苦戦したデッカーが召喚。持ち前のパワーでデッカーを援護しデスドラゴを押し倒すと、ヒップドロップを浴びせてデッカーによるトドメに繋げた。

この時、外野の様子は特に描写されていなかったが、画面の外では「新たに怪獣が出現したかと思えば、それがウルトラマンの使役する存在だった」事に人々は驚愕していたらしく、後の特別総集編においてホッタ・マサミチが触れている。

第5話「湖の食いしん坊」ではエレキングの放電攻撃を受けたデッカーが体勢を立て直す際に召喚。しかしこちらのミクラスもやはり電気が苦手だったらしく、その直後にエレキングの電撃を受けて大ダメージを受けて消滅した。それでもデッカーを救出する役目自体は果たしている。

ちなみにミクラスがエレキングと戦ったのは実に55年ぶりである(ウルトラマンメビウス、大怪獣バトルNEO、銀河伝説ではお互い登場こそしているが一緒に画面に映ることはなかった)。

第9話「誰がための勇姿」ではスフィアレッドキングとの戦いにてウルトラデュアルソードのトリプルモンスクラムとして他の2体と共に召喚され、グレゴール人グレースを助け出している。

派生作品

新世紀ウルトラマン伝説2003 THE KING'S JUBILEE

ウルトラの父ウルトラの母が乗る宇宙ソリを引く怪獣として登場。ツノにはリボンが付けられていた。御者はセブン…ではなくタロウが務めた。

ウルトラゾーン

ショートコーナーでは某企業で課長を務めているという設定であり、常に驚いたような怒ってるのか、笑ってるのか読めない表情をすることから、『怒ってたらどうする?』というあだ名を付けられる。OLからすれば「イラつかせる何かを持ってる」らしい。

どうでもいい余談だが、初めて前歯が3本あることに初めて突っ込んだ作品である。

ウルトラマンX

ウルトラセブンや他のカプセル怪獣と共に、イメージ映像で登場。

礼堂ヒカル大空大地に、「怪獣とウルトラマンや人類が共存している」ということを説明する際に、一つの例として取り上げていた。

漫画

ウルトラマンSTORY0

ディファレーター光線を浴びたバッファローが怪獣化した姿。プラズマ太陽の影響で寒冷化が進んだバッファロー星の守護獣として登場した。体温が高く、眠っているだけで岩盤を温め、雪を溶かしてしまう。また当時は頭頂の真ん中に正面向きに生えた三本目の角が有った。

また、知性を有し、セブンと会話する場面もある。

バッファローを食料として強奪しようとしたペダン星人に怒り、岩盤をぶち破って眠りから覚める。ぺダン星人の差し向けたキングジョー・プロトタイプに果敢に挑み、傷をつけるも正面の角を折られ倒されるが、エネルギーが切れ掛けたセブンを助ける機転を見せた。その勇気に感動したセブンにより、カプセル怪獣としての契約を結ぶ。

これは、彼が巨大な怪獣と化してしまったため自分が活動する事で惑星上の他の生物に迷惑を掛ける状態になってしまったのを悩んでいた事や、キングジョーとの戦いでの傷が深く光の国で治療しなければ死んでしまう状態だった事も理由である。

ウルトラマン超闘士激伝

セブンの子分。パワーファイターである点がお相撲さんを連想させる為か、口癖は「〜ゴワス」

ウルトラ忍法帖

第7話でセブンのカプセル(竹筒の形をしている)忍獣として登場した。田舎育ちらしく第1人称は「オラ」で口調も田舎訛である。初登場時いきなり将軍達から「ボロンゴ」「チロル」「ゲレゲレ」と勝手に名前を付けられ泣いてしまった。

ウーの冷気で戦えないウル忍に代わり、怪力でウーを抑え込むもウーの容貌に嘔吐して戦闘を拒否してしまう。最後は戦闘中にかまくら肉まんを食べているウル忍に気が向いてしまった所をウーの「冷凍波口移し」で凍らされてしまったが、事件解決後は温泉で解凍された。

第9話「裏切りのマンの巻」で再登場。朧党に寝返ったマンからの仕打ちに怒ったセブンがアギラやウインダムと共に召喚し、カプセル怪獣トリプル攻撃でマンを痛めつけた。

ゲーム作品

スーパー特撮大戦2001

操作可能ユニットとして登場。カプセル怪獣御三家の中でも最も攻撃が高く、セブンでの雪辱を果たすが如く強敵のHPをゴリゴリ削ってくれる。この時の必死に腕をブンブン振り回すモーションは可愛いの一言に尽きる。

大怪獣バトル

技カードとして第2弾から参戦したが、実は操作可能キャラクターとしての参戦は長らく不遇であったアギラよりも後(ウインダムがEX第6弾、アギラがNEO第3弾、ミクラスがNEO第4弾)。

この為なのか、『大怪獣バトルウルトラコロシアム』シリーズでも『NEO』からの先行登場枠として参戦する事はなかった(技カード版ならアーケードから引き続き登場)。

ステータスはアタックとスピードの値が高め。

必殺技は「ブル突進」や「バッファフレイム」といった原作設定に沿った技の他にも「ミクラスダイナマイト」というウルトラダイナマイトに似た技を与えられており、弱点属性はエレキング戦を意識したのか、すごい雷・闇となっている。

高熱・水・冷気・光に耐性を持っているが、このうち、水や冷気は原作での対戦環境、光は主人のセブンを意識したものだろう。

なお、「大怪獣バトルNEOコンプリートバインダー2」に付属したレイモンのレイオニクスチャレンジングカードで挑戦できるレイモンの手持ちにはミクラスが加わっており、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEO』を意識した人選になっている事がわかる。

ちなみにエレキミクラスは登場していない

ウルトラマンフュージョンファイト!

ウルトラディメンション1弾にウインダムアギラと共に参戦。

属性は「裂」であり、必殺技は大怪獣バトルシリーズと同様に「ブル突進」。

ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ

レアリティ☆2の力属性の怪獣として登場。

弱点は原作通りに雷属性であり、口からの火炎の名称が「熱光線」となっている。

固有スキル「頼もしい応援」によって待機時に味方の移動力を上げる効果を持ち、覚醒させるとパーティメンバーによって効果が変動するバフが加わる(アギラは攻撃力、ウインダムだと防御力に補正が掛かる)。

ウルトラ怪獣モンスターファーム

ミクラス種が登場。

大怪獣バトルシリーズオリジナル技が全て収録されている上に『メビウス』や『ウルトラ銀河伝説』を意識した「ずっこける」や「岩飛ばし」(別バージョンに「バーニングシュート」)、「ドロップキック」といったスキルが確認できる。

亜種にエレキングミクラスが存在するが、エレキミクラスとは違って、こちらはエレキングの要素が加わっているのが最大の違い

同作ではウインダムセブンガーも参戦しているが、『大怪獣バトルウルトラコロシアム』の時とは逆にアギラと入れ替わりになってしまい、カプセル怪獣全員集合とはならなかった

イベント

NEW GENERATION THE LIVE

「ウルトラマンデッカー編STAGE3 希望の光に導かれ」第2部に登場。

カルミラが捕らわれている敵のアジトにスパイとして送り込むために、カナタが召喚した。

すぐに消えてしまうデメリットへの解消案としてトリガーらの光を結集するという形で活動時間の延長を行う奇策を披露。延長した活動時間を活かし、黒幕が召喚した闇の軍団との総力戦までデッカーの心強い相棒として活躍した。

ハネジローと共にカルミラグリージョを救出すべく、ルーザーズのアジトに潜入したはいいものの、ハネジローから「敵に見つかったらどうするんでしたっけ?」と聞かれて主人に似たのか思いっきりぶん殴ろうとしたり、アジトの装置を無茶苦茶に弄って警告音を鳴らしたりと無鉄砲な性格である事をうかがわせている(ハネジローのフォローでなんとかアジトからの脱出に成功している)。

それが功を奏して宇宙恐魔人ゼットを倒すきっかけになったりと本作のMVP的な立ち位置になっている。

デッカーらに同行していたブルがお手をさせようとすると素直に反応したり、再召喚の際の地響きで主人達を宙に浮かせたりとコミカルな一面を見せていた。

余談

  • 成田亨のデザイン画では「ミラクス」という名前だった。
  • 画集のコメントには、[インカの神面をモチーフにしたと書かれており、顔は現在でもボリビアの祭りで使われている「ディアブロ(悪魔)」と呼ばれている仮面にそっくりである。
  • 顔が横に広く目立つ怪獣なので造形が難しく、アトラクションや『平成セブン』などの着ぐるみは、やや小顔になっていって初代の高山良策造形のものとは風貌が大きく異なる。
  • やはりというべきなのか、名前に『ミク』が入っている為か、ピクシブ上ではそれなりに初音ミクと絡めたイラストもそれなりに多い。どちらもファンにとってはアイドルのような存在だからだろうか?

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