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宇宙凶険怪獣ケルビム

うちゅうきょうけんかいじゅうけるびむ

『ウルトラマンメビウス』に登場する怪獣。
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データ

身長44メートル
体重4万4千トン
出身地宇宙
デザイン板野一郎


概要

宇宙凶険怪獣 ケルビム



宇宙怪獣の一種で、全身を青いウロコに覆われ、エレキングにも匹敵する長大な尾と極端に長く鋭い爪、鉈のような巨大な一角を持つ魔物のような攻撃的な外観が特徴。
なんと言っても一番の特徴は般若の面から黒目だけを取り去ったような凶悪にすぎる険しい顔つきで、「凶険怪獣」の肩書きもこれに由来する。
両側頭部のヒレ状の耳がかわいいと評判だとかそうでもないとか。

GUYSでは既にレジストコード(コードネーム)が記録されていたことから、過去に出現もしくは遭遇記録があると推測される。

遠距離の相手には口から勢いよく吐き出す可燃性粘液を空気との摩擦で発火させた火球弾道エクスクルーシブスピット、中・近距離では先端に鋭い棘が何本も生えたモーニングスターのようなコブの付いた長大な尾超音速クラッシャーテイル、さらに至近距離では両腕の爪や頭頂の巨大な一角裂岩マチェットホーンと、攻撃面では戦況や相手を選ばないオールレンジぶりを見せる。

体に翼は無いが体内に反重力推進器官を持ち、体をピンと伸ばす事で飛行できる(地味に『Z』において時速720kmで飛行することも判明している)ほか、エラは確認できないが呼吸器が似たような機能を有しているのか水中でも難なく活動可能であり、陸海空全てのフィールドに適応した優秀な生命体と言えるだろう。
『メビウス』時では反重力で地面から浮き上がり、コマのように高速回転してクラッシャーテイルを叩きつけるド迫力の必殺技を披露しており、絶大な破壊力で市街に甚大な被害をもたらした。

しかし、やや細身な体型も相まって馬力自体に関してはレッドキングなどと比べても力不足な印象があり、実際『メビウス』ではミクラスに投げ飛ばされ、『オーブ』でもスペシウムゼペリオン相手に一方的に押し負けている。何気に攻撃面での優秀ぶりに反して防御力は控えめで、特にこれといった防御技は持ち合わせていない。その意味では、「攻撃は最大の防御」を地で行くタイプとも言えるかもしれない。

また、驚いたり火球を吐く際は耳をパタパタと動かす場面も見られるが、この部分は音波を出して卵の孵化などに使用するケルビムの器官の中でも重要な部位であり、ここを破壊されると極端に大きくダメージを受けてしまう最大の弱点でもある。

『メビウス』では音波を利用した怪獣の操作、『大怪獣バトル』では倒した怪獣が確実に死んだかを明確に確認(詰めが甘く結局騙されてしまったが)、『Z』では後述のように非常に効率の良い繁殖方法を取っている点など、侵略用の怪獣兵器らと無関係な野良の宇宙怪獣としては知能の高さを示す描写が多いのも特徴で、多彩な攻撃技をフルに使いこなせるのも発達した脳を持っているからこその強みなのだろう。

そのオーソドックスな怪獣要素を色濃く受け継ぎ、且つボガールエンペラ星人とも違い特別な背景が無く再登場しやすいこともあり度々後の作品でも登場しており、『メビウス』のオリジナル怪獣としては比較的優遇されている部類である。

卵生であり明確に孵化する描写まで存在するなど、ウルトラシリーズでも生態の大部分が判明している地味に珍しい例でもある。

ウルトラマンメビウス

第4話

ボガールに呼び寄せられ地球に飛来。市街地を闊歩し、駆け付けたGUYSメンバーや実験テストが終了したばかりのマケットミクラスを能力の数々を駆使して翻弄するが、謎の声に怯え日本海に逃亡する。

その後何者かに呼び寄せられる形で再び市街地に飛来し破壊活動を行うが、コノミの激励で奮起したミクラスにより劣勢に立たされる。ミクラスの後を受け登場したメビウスに対してはその初見殺しな能力で苦戦させるも、コノミ隊員のトライガーショットにより角を破壊されて形勢が逆転、メビウスのメビュームブレードで一刀両断され倒された。

今回では後の『Z』と異なり隕石状ではなく怪獣の姿そのままで地球に飛来しているため、恐らくベムラーなどとは異なり、一度孵化すると卵の状態に戻ることは無いようである。

第20話

日本海に沈んでいた卵から孵化した別個体が登場。GUYSのクゼ・テッペイ隊員はこの卵について「以前飛来した個体が潜伏中に生んだもの」と推測しており、推測が正しければ4話の個体はメスということになる
対怪獣研究所が立案した、怪獣を特殊な音波でコントロールする計画ハーメルン・プロジェクトの実験中に使用された音響反射装置から出る特殊音波の影響で卵から孵ったらしい。ベビーゴジラかお前は

この際、音響反射装置の特殊音波を耳で増幅して他の怪獣を支配下に置く能力を見せ、それを利用してアーストロンを操りながら戦うことで現れたメビウスを苦戦させるが、ガンブースターの攻撃で音響反射装置を破壊されためアーストロンを操れなくなり、怪獣同士でケンカを始めてしまった直後にメビウスブレイブとなったメビウスのメビュームナイトブレードによってアーストロンを倒されてしまい、火球による反撃も虚しく自身もブレードシュートを受けて倒された。

なお、第4話の個体とは異なりこの個体は飛行しておらず、海底からメビウスと戦った場所である対怪獣研究所まで歩いて移動している(特に理由はなく場所が海から近かっただけかもしれない)。
また、劇場版『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』では、その道中、愛犬と遊んでいたジングウジ・タカト(GUYSの最高総議長:タケナカの孫で、海洋学者:ジングウジ・アヤの弟)と遭遇し、彼の心に深いトラウマを植え付けていたことが判明した。

後の『Z』での設定を考えると、恐らく初代ケルビムはボガールの生命エネルギー、2代目はアーストロンの生命エネルギーまたは特殊音波に引きつけられたものと思われる。音波で怪獣を操っていたのも、強い生命力を持つ怪獣を支配して自身や次世代を担う幼体の餌にしようとしていたと考えると納得ではある(流石にボガール相手には逆に飯が自分からやって来たと思われていそうだが…)。

ウルトラギャラクシー大怪獣バトル

第8話「水中の王者」、NEO第10話「新たな戦いの地平で」に登場。
惑星ボリスでアーストロンと戦っており、死んだふりで騙されて奇襲を受けて耳を引き千切られ、熱線を受け爆死した。仮に『メビウス』でもメビウスが止めなかったらこんな目に遭っていたのだろうか?

ぶっちゃけ最初に火球を吐いとけば勝てたのでは?と一部のファンにネタにされていたりしたが、後述の通り「寄生生物」であることを考えるとアーストロンを爆発させずに殺す(若しくは半殺しにする?)ことで餌にでもしようとしていた可能性は十分にある。

OP映像ではバンピーラと戦っていた。

NEOではガッツ星人に操られレイのミクラスと戦い火炎や尻尾攻撃で追い詰めたが、レイの励ましで立ち直ったミクラスの反撃を受け、突進攻撃で敗北。倒れた際にガッツ星人を下敷きにしてしまった。

ウルトラ銀河伝説においてはウルトラマンベリアル怪獣軍団の一体として登場。グロマイトアングロスロベルガーⅡ世ジャシュラインらと共にメビウスと戦うが、ウルトラマンゼロのワイドゼロショットで粉砕された。

ウルトラマンオーブ

ケルビム


第9話「ニセモノのブルース」に登場。

惑星侵略連合を離反したババルウ星人ババリューを抹殺するべく、ジャグラーが召喚。
ババリューを一方的に攻めたて火球でトドメを刺そうとするが、そこへウルトラマンオーブが登場。オーブの猛攻に圧倒され、最後はハリケーンスラッシュのトライデントスラッシュを受けて空中にて爆砕された。

ウルトラジャーニー

第8話でミクの父親とその仲間たちが追い払おうとしていた猛獣として登場。
怪獣ではなく、ミクの住む世界に元から住んでいる原住生物のようだ。

ウルトラマンZ

第21話「D4」に登場。
今作では複数体のケルビムが出現する他、卵から孵化するシーンが明確に描かれており、地球外生物らしさがより強調されている。また、親(マザー)である身長303m、体重99万9千tという超巨大な「マザーケルビムという個体が登場した。
強いエネルギー波を辿って星を襲い、その星に寄生するという生態が判明する。

ケルビムファミリー(?)


『メビウス』などの個体と比べてもスケールや卵の量が桁違いであり、これはマザーケルビムが余程栄養が豊富な環境に恵まれたが故の突出した発育の良さなのか、それとも従来の個体も時間をかけてマザーにまで成長するポテンシャルを秘めていたのかは謎であるが、実験中の音波によって偶発的に孵化した『メビウス』の個体と比べると明らかに繁殖の効率が良くなっている。

マザーは安全な場所で卵を産むことを優先し、子供は卵の孵化の手伝いor外敵の排除を担うというアリやハチなどのような社会性昆虫にも近い行動を取っており、海底に隠れて1個の卵を産み落としていた『メビウス』の個体とは大きく性質が異なることが分かる。また、マザーの登場で今まで出てきたケルビムは全て幼体だったのでは?という考察もされ、仮にその説が正しければ『メビウス』の初代ケルビムはヤングマザーザンドリアスと同じく、ケルビム種としては早期に卵を産んでいた個体だったのかもしれない(むしろ産卵するには十分に成熟しきっていないからこそ1個しか卵を産めなかった、とも考えられる。だとすればボガールがわざわざ初代を呼び寄せた目的も『地球で成熟・繁殖させてから捕食する』ことだったと考えれば納得がいく)。

バラバの遺した剣をもとにヤプールの異次元を破る能力を応用した超兵器「D4」のエネルギーを感じとったマザーが大気圏外のスペースデブリに潜伏し、その爆破実験が行われた東太平洋・中ノ鳥島に最初の卵を隕石として送りこんだ。孵化した個体がエネルギーに引き寄せられ首都圏へ飛行して移動するとマザーはストレイジ基地周辺に大量の卵を降り注がせ、孵化した個体に耳の第二発声器官でマザーからの孵化を促す微弱な重力波を増幅し発信させることで、他の卵を次々と孵化させる。

防衛軍総司令部の命令により(半径1kmを空間ごと消失させる威力を持つ)D4を搭載したキングジョーヘビクラ隊長の命令で援護に来たウインダムが出撃するも、いくら倒しても次々と孵化してくるケルビムに苦戦させられる。
その後、大気圏外に潜伏していたマザーの存在が発覚し、ゼットはその撃破へ向かう。マザーは尻尾の先から大量の卵を隕石のように発射し攻撃するが、ベリアロクのデスシウムスラッシュで倒された。
この時点で地上にはまだ大量のケルビムが残っていたが、クリヤマ長官の命令により強行発射されたD4により、こちらも次元崩壊に巻き込まれ断末魔を挙げることすらなく全滅した(街やキングジョーも次元崩壊に呑み込まれかけたが、ゼットの光線によって押し返されて食い止められた。ただ、それを見た地球防衛軍日本支部作戦部長ユウキ・マイは異次元の力をも超える「ウルトラマンの力」に目を付けており…)。

なお、今回の件で作戦班と整備班が「D4の使用」という総司令部命令に従わなかったことを理由にストレイジの解散が決定されてしまった。その意味では、『Z』の物語のターニングポイントにおいて非常に大きな役割を担った怪獣とも言える。

ちなみに、最初の個体の出現時にヘビクラことジャグラーは以前『オーブ』で使役していたこともあってか、ケルビムを見て「厄介な奴が来たな」と呟いている(ついでにそれをユカにツッコまれ、咄嗟に誤魔化している)。

新世代ヒーローズ以前の平成ウルトラ怪獣が『Z』に登場するのはケルビムが初である(ただしメダルだけなら前例がある)。

余談

デザインイメージはバラゴン。また、劇場版への登場を前提としていたため、尻尾は長めに設定されている。

スクリーン映えするようにイボや鱗などデザイン画にない細かなディテールが加えられ、イボは、『マグマ大使』のアロンをオマージュしている。

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