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特空機3号キングジョーストレイジカスタム

とっくうきさんごうきんぐじょーすとれいじかすたむ

『ウルトラマンZ』の防衛チーム「ストレイジ」の対怪獣用ロボット「特空機」の第3号。
目次[非表示]

※タグとしては単にキングジョーストレイジカスタムが使われる事もある。

データ

別名:特空機3号
身長:58メートル
体重:5万トン
タイプ:火力重視型
出身:日本


概要

ウルトラマンZ』第11話「守るべきもの」から登場。
バロッサ星人が地球にあるウルトラメダルを強奪しようと襲撃した時に使用し、ウルトラマンゼットに倒されたキングジョーのボディをストレイジが回収し解析・カスタマイズした、異例の「特空機3号」
パイロットはナカシマ・ヨウコ

特空機でも基本ベースがオーバーテクノロジーの地球外産であるため、ウインダム5倍の出力3倍の反応速度、更に多彩な火力に変形機構と、第11話のアバンでハルキに「戦う武器庫」と評されるほどスペックは非常に高いが、逆にハイスペックでやる事が多過ぎな上、単座式でパイロット一人で全てをこなさなければならず操縦には高い練度が求められる。
最初に操縦したがっていたハルキもシミュレーションで力量不足と判断されパイロットの座はプロであるヨウコに譲らざるを得ず、その彼女でも初陣では肉弾戦を始めた途端に振り回されており、彼女もじゃじゃ馬と毒づいたほど。

メインエンジンは元のキングジョーの動力源を解析し再構築した物で、エネルギーがどれだけ保つのかは不明だが、初陣では最大出力のペダニウム粒子砲を発射後にオーバーヒートして機能停止してしまっており、まだ完成度が不十分である事を窺わせている。
機能停止状態になると自動的に直立不動の姿勢をとり、そのまま前のめりに倒れる
実働データで限界ラインが判明したため以降はリミッターがかけられたが、それでも最大出力のペダニウム粒子砲は現状二発が限界である。

特空機3号 キングジョーストレイジカスタム


キングジョーの改造機ではあるのだが、外見は大きく変わっており、胴体と足のカラーが黒になった事もあって、シルエット以外はほとんど別物と言っても良いほどになっている。
武器はジェットも兼ねた背部バックパックの多連装ペダニウム誘導弾発射システムから放つミサイルペダニウム誘導弾と左腕の近接鉄拳攻撃システムペダニウムハンマー、そして右腕のビームと榴弾砲の撃ち分けが可能な26口径750mmペダニウム粒子砲
基本形態のロボットモードの他、コアシップ、ヘッドファイター、ブレストタンク、レッグキャリアーの4機に分離するセパレートモード、ロボットモードとは別のフォーメーションで合体するタンクモードへの変形機能を持つ。
各武装は分離状態でも使用可能となっている。
また一部だけ合体・分離する事も可能で、レッグキャリアーを除いた状態でも怪獣を撃滅出来る威力のペダニウム粒子砲を発射出来る。

上記の操作性以外の欠点として、戦闘に特化し、片手は砲身でもう片方は三つ指の大きくない手のために第1話のセブンガーの様に瓦礫の撤去など復興作業には向かず、この点ではシンプル故に汎用性が高いセブンガーとは対照的である。

各機体

ちゃんと背負いたいんだ、命を奪う責任を


ヘッドファイター

キングジョーの頭部を構成する戦闘機。多連装ペダニウム誘導弾発射システムを装備。

ブレストタンク

キングジョーの胸部を構成する戦車。ペダニウムハンマーとペダニウム粒子砲を装備。

コアシップ

キングジョーの腹部を構成する小型機。パイロットが乗り込む文字通りのコア。

レッグキャリアー

キングジョーの脚部を構成するキャリアー。怪獣に突撃して上に乗せ、そのまま別の場所まで運ぶ事が出来る。

活躍

第11話「守るべきもの」
深間市に出現したレッドキングAに対して初陣を切り、先行していたゼットと共にレッドキングに立ち向かった。振り回されながらもレッドキングAと戦うが、採石場からもう1匹のレッドキングであるBが出現し、そちらの迎撃に当たった。
そしてレッドキングAを仕留めたゼットも加勢したが、その際に穴の中にレッドキングの卵がある事を知ったゼットがレッドキングBを庇ったため、ペダニウム粒子砲をゼットに発砲してしまう形となる。その後レッドキングBはゼットに見逃される形で倒される事なく去っていき、キングジョーもオーバーヒートを起こして停止してしまう。

満を持しての初陣であったが、(事情が事情な上、原因がゼット=ハルキにもあるとはいえ)怪獣を仕留め切れずに取り逃がすという、何ともほろ苦い戦果に終わってしまった。

ちなみに、レッドキングとキングジョーの戦いは『ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEVER ENDING ODYSSEY』以来であり、そして偶然か否か名前にキングが付く怪獣同士の戦いでもあった。

第12話「叫ぶ命
最初のグルジオライデン出現時には、先のレッドキング戦での損傷の修復中のため動けずにいた。

その後グルジオライデンが再出現した際に修理が完了し出撃。セパレートモードに移行し牽制攻撃で市街地から離れた山中にグルジオライデンを運搬。
そしてタンクモードに移行しグルジオライデンの放ったライデンデストロイキャノンをペダニウム粒子砲で相殺し、この隙にハルキの搭乗したウインダムによって鉄線で拘束されたグルジオライデンのコアをロボットモードに移行して狙うも、鉄線を引きちぎられ失敗。ウインダム共々ライデンブレスターでダメージを受け機能停止してしまう。

その後、ゼットがハルキの心の迷いでグルジオライデンを倒せずにいる中で再起動。ライデンデストロイキャノンの装填に取り掛かっているところをペダニウム誘導弾で注意を引きつけ、空中にいるところにライデンデストロイキャノンを放たれるも上半身と下半身に分離して回避、そのままグルジオライデンとの距離を詰め、ゼロ距離でペダニウム粒子砲をグルジオライデンのコアに打ち込み倒した。

ちなみに、見るからにグルジオライデンの爆発に巻き込まれているように見えたが、目立った傷もなくパイロットのヨウコも無事だった。

第14話「四次元狂騒曲」
ストレイジの基地前にブルトンが出現した事でヨウコが出撃しようとするが、ブルトンによって基地内が四次元化した事により様々なトラブルが発生し、出撃が遅れてしまう。ユカの解析によってヨウコが四次元空間を抜け出した事でようやく出撃、街で暴れるブルトンと対峙する。

ブルトンによって四次元化した街での戦闘は混沌を極め、ブルトンに向けて発射したはずのペダニウム誘導弾が戻ってくる、ペダニウム粒子砲を瞬間移動で回避されるなど、その異常な状況に苦戦。さらには駆動回路に原因不明の異常が発生してしまう。

しかし、そこへゼット・ガンマフューチャーが加勢。その後は地面に埋められてしまったゼットをブルトンから守るなど、ゼットの勝利に貢献した。

第16話「獅子の声」
メツボロスに苦戦するゼットを支援すべく出撃し、メツボロスと取っ組み合いになる形でペダニウム誘導弾を発射し多少なりともダメージを与えたものの、相手の荷電粒子砲によりペダニウム誘導弾を全て空中で破壊されてしまった上に至近距離でモロに直撃を受け、幸い命に別状はなかったが搭乗していたヨウコも荷電粒子砲により気絶する程の衝撃を食らっていた。

しかし、最終的には敗北したとはいえガンマフューチャー形態のゼットでは完全にパワー負けしていたメツボロス相手に対し単純な力勝負ではむしろほぼ互角以上に食らいつけており、前述の取っ組み合いでもメツボロスと真っ向から張り合っていた。

余談

DX玩具が2020年9月に発売予定。
ウルトラ怪獣シリーズのソフビとほぼ同サイズでありながら分離・変形・合体を完全再現、しかも音声ギミックつきという豪華仕様。その分価格も4000円オーバーとウルトラ怪獣DX版ギャラクトロンに迫るものになっている。

これまで強敵として描かれてきたキングジョーが人類の味方としてウルトラ戦士と並び立って共闘するというのは言うまでもなくシリーズ初の試みであり(テクノロジーだけなら『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』、キングジョーの力だけなら『ウルトラマンギンガS』や『ウルトラマンX』で使用されている。またステージショーで言えば、2009年のウルトラマンフェスティバルのライブステージにて、キングジョーが味方のロボットとして活躍した事がある)、加えてジオマスケッティシリーズ以来久々に商品化された防衛チームライドメカなだけにその活躍を期待する声も多い。更にキングジョーと言えばスーパー戦隊シリーズ等でお馴染みの合体ロボット」の元祖とも言うべき存在であり、誕生して半世紀以上経った令和の時代に、そのキングジョーがそれらと同じ主人公サイドが操る正義のロボットの立ち位置に就くというのはある種の逆輸入とも取れ、なかなか感慨深いものがあるとの意見もある。

しかしその反面、「倒された敵のロボットが改造されて防衛チームの戦力となる」という構図には、過去の似たようなパターンからどことなく嫌な予感を掻き立てられるという声も挙がっている(ましてやキングジョー自身にも防衛チームの戦力にしようとして暴走させた前科があるので猶更である。YouTubeでも、そのエピソードが配信されている)。
実際、整備班長のイナバは第10話でキングジョーについて「人間は欲が深い。この技術はまだ我々人類には早すぎるのかもしれない」と危機感を抱いていた他、第11話では戦場へ向けて飛び立つキングジョーを班員達が喜びの歓声を上げて送り出す中、彼一人だけはどこか複雑そうな表情を浮かべた後、帽子を目深に被ってそのまま現場に背を向けて立ち去っている
これらが今後のキングジョーの展開に対する何らかの伏線なのではないかと、先行きを不安視する声も一部で上がっているが…?

しかも今回は更に上記のように、「バロッサ星人がペダン星人から強奪した(という噂のある)機体を海賊行為に悪用したところ、地球の防衛に就いていたウルトラマンゼットの迎撃で破壊されてストレイジの手に渡り、防衛戦力用に改修された」という些かややこしい経緯で入手された事もあり、本来の持ち主であるこの世界のペダン星人や、かつてキングジョーに酷い目に遭わされたウルトラセブンなどがどういう反応に出るかという懸念も出てきている。
特空機3号の未来は果たして…?

デザインは、地球人が作ったという設定から実在するロボットの要素を取り入れており、地に足のついたハードSFガジェットとする事が志向された。
『Z』メイン監督の田口清隆はストレイジカスタムのコンセプトについて、映画『地球防衛軍』のモゲラに対する映画『ゴジラvsスペースゴジラ』のMOGERAに例えている。タンクモードは、田口が試しに組んでみたものが採用された。また、スーツの左手はスーツアクターのグリップ操作により開閉する事が出来るほか、差し替えで拳を握ったパーツも存在する。ペダニウムハンマー展開時は、左腕を肩の基部から交換しており、スーツアクターの左腕は胴体部に収納している。

企画段階では、キングジョーを最初に登場させる案も挙がっていたが、田口は最初から強くてはウルトラマンが不要になってしまうと考え、最初は弱いところからキングジョーへ向けて段階的に強化していくことを主張したという。

関連タグ

キングジョー:原型機
特空機1号セブンガー特空機2号ウインダム:同僚機
防衛チーム ライドメカ 鹵獲

関連機体

ダイナロボ:「脚部が前後に展開してトランスポーターに変形」、「そのトランスポーターに頭部が変形した戦闘機と胸部が変形した戦車を搭載可能」と合体ギミックに共通点あり。

スペースペンドラゴン:特空機3号機とは逆にキングジョーの生みの親であるペダン星人に改修された地球製のメカ。

ヘルズキング改:元はのロボットだが地球防衛軍に鹵獲・改修され運用されたと言う点は同じだが、かつてのキングジョーと同じく暴走した末にウルトラマンに破壊されている。

グレイズ改:元は敵サイドロボットだが味方サイドに鹵獲・改修され運用されたと言う点が同じ。

エルガイムMk-Ⅱ:同じく奪った敵ロボットをベースに作られたがこちらは後期主人公機。

ブラックオックス:元は敵の科学者不乱拳博士が作った鉄人28号のライバルロボットだったが、不乱拳博士の死後は鉄人の相棒ロボットとして活躍した。

ドタバッタン:元は未来の昆虫人間が乗ってきたタイムマシンだったが、昆虫人間の死後はタイムボカンチームの2号機メカとして使用された。

ゴッドゼノン:円谷プロ製スーパーロボットの先陣。脚部の変形が類似する。

バラタック:全体的なシルエットが類似。

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