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ギャラクトロン

ぎゃらくとろん

『ウルトラマンオーブ』および『ウルトラマンジード』に登場するロボット怪獣。
目次 [非表示]

空の贈り物

永遠(とわ)なる勇者


「別の世界でもそうしてきたように、全ての争いを止める。即ち、この世界をリセットする。それが我が使命、我が"正義"」


データ編集

別名シビルジャッジメンター(『オーブ』TV本編、『ジード』等)、奇機械改竜(『オーブ』劇場版)
身長61m
体重6万1千トン
出身地サイバー惑星クシア

概要編集

別次元からやってきたロボット怪獣

本来の名称は実は現在でも不明で、ギャラクトロンという名前はジェッタの案の「ギャラクシードラゴン」とシンの案の「サルヴァトロン(イタリア語救世主の意)」をナオミがミックスして命名した。


大怪獣倉庫(仮)【226~227,229,234~235】

長い髪を束ねた人型のドラゴンのようなフォルムをしており、白いボディと相まって神秘的な印象を与える。起動中はソナー音のような音声を発しながら行動する。


ゲル状のバネによるサスペンション機構など、全身が未知の物質や地球の物理法則を越えた部品で構成されている。また、身体の中央部分にある赤い球体状の機関から相手をスキャンして対象のデータを採取することも可能。


また、外部の者とコンタクトを取る際はこの部分に対象者を取り込み、コードを脳内に直接接続して取り込んだ人物の口から直接語り掛けさせる機能が搭載されており、劇中ではナオミを専用車のSSP-7ごと拉致してコミュニケーションの媒体としていた。


正体・目的編集

怪獣

初登場した『オーブ』の時点では、全ての戦いを終わらせることを自身の使命としている事ぐらいしか語られておらず、誰が何を目的に製造したものなのかは不明であった。


劇中では些細な喧嘩程度なら争いを鎮める穏やかな音楽を流す程度に留め、地球の平和を守るスーパーロボットとなる期待を抱かれていたが、後述するようにあまりにも過剰にその使命を実行しようとして破壊活動を行った姿勢から、「手に負えなくなった作り手が別次元(地球)へと不法投棄したのではないか」とまで推測されていた。


後に公開された劇場版『ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!』において、遂にその正体と目的が明かされ、全ての知的生命体を滅ぼそうと画策する巨大人工頭脳ギルバリスによって作り出された、一種の破壊兵器であったことが判明した。

『オーブ』に登場した個体も不法投棄されたわけではなく、知的生命体を抹殺するという明確な意図の下でギルバリスによって送り込まれたものだったのである。


ちなみに、本作でガイが『ジード』の世界の地球(サイドアース)を訪れたのは、この時の一件をきっかけにギャラクトロンの出自を独自に調査していたからである。


戦闘能力編集

後頭部から伸びる大きな鉤爪の付いたギャラクトロンシャフトや、左腕の回転式の大剣ギャラクトロンブレード腕から切り離して砲塔にできる右腕といった武装をはじめ、眼と胸部からの閃光光線など強力な攻撃を有している。光線の当たった地点には魔法陣が出現し、それから爆発する。この魔法陣をバリアの様に使用することもある。


最大の技は魔法陣を複数纏わせたギャラクトロンシャフトを天に伸ばし、上空に浮かび上がった後エネルギーを充填して胸部から発射する破壊光線、ギャラクトロンスパーク。命中すると着弾地点に超巨大な魔法陣が出現し、山一つを消滅させ辺りを焦土にしたほどの驚異的な威力の大爆発を発生させる。


自身のパワーも相当なもので、オーブは後に取り戻したオーブオリジンでは(手の内がわかっていた状態でありながら)肉弾戦で毎回パワー負けしていたほど。


ウルトラマンオーブ編集

第14話「暴走する正義」、第15話「ネバー・セイ・ネバー」に登場。


「耳が痛いか。だから君達は耳を塞ぐ。都合が悪いからと無視する。だが、この星は君達の都合で存在しているのではない」


魔法陣のような円形のゲートを通して突如出現し、シンが仕事を手伝っている工場の敷地内に着地する。地球に現れた当初は文明の分析をしており活動を停止していたが、分析の結果「地球人は紛争や差別などの問題が絶えず、争いの火種を生む危険な存在である」と一方的に断定


起動と共にナオミを内部に捕らえ、争いを終わらせる為に人間そのものをリセットすることを彼女の口を介して宣言し破壊活動を開始してしまう。


なお、つい先日まで降臨地周辺で頻発していた怪獣とウルトラマンの小競り合いについては人間同士の紛争よりもよほど危険そうなのにもかかわらず一切触れていない(単なる「害獣騒ぎ」で片づけられた可能性も捨てきれないが。実際そういうのもいたし)。


破壊活動の際は単純に街やビルを破壊するのではなく、路上でスマートフォンを手に自身を撮影しようとしていた野次馬や、オフィスから避難していた会社員など、人間に狙いを定めて光線を発射しており、明確な描写こそされていないが多数の人間を殺傷した様子が窺える。


駆けつけたウルトラマンオーブに対しては、すぐに交戦することなくスキャンによりデータを分析し、一度は無視する(オーブが地球とは無関係の存在であるため)も、それでも自身を阻止しようとするオーブに攻撃を受けると、活動の障害になるとみなし、反撃を開始した。


事前にデータを分析したこともあってオーブの攻撃は終始無力化され、放たれたスペリオン光線も魔法陣で吸収して無効化した(この時、オーブはギャラクトロンの動きを止めようと足を狙ったのだが、その狙いすらも先読みして足元に魔法陣を展開しほぼピンポイント防御で防いでいる)。


さらにハリケーンスラッシュのトライデントスラッシュも跳ね返し、逆にギャラクトロンシャフトでオーブを締め上げて動きを封じ、ギャラクトロンブレードを起動、オーブの腹に突き立てて敗北させてしまった。


その後、ジェッタやシンらに「人間の文明から争いが無くならないのはこの星の残虐な生態系を模倣しているから」「宇宙にはあり余るエネルギーがあるので別の生物からエネルギーを奪わなくても済むのに、自分の命を永らえさせるために他の命を奪う食物連鎖という間違った進化を選んだ」という一方的な持論を展開し、人間どころか自然を含めた全ての生命体を消滅させることを宣言する。


しかし、ナオミを利用している事についてジェッタに「平和が望みなら他の星の女の子を拉致ったりするなよ!」と指摘された際には何かを考えるように一時的に活動を停止しており、彼の言葉に何かしら思う所はあったのかもしれない(もっとも「皮肉を言えるほどの余裕と高い知能がありながらその後一切喋らなかった」という点から一部では言い返せなくて黙っただけじゃないかとも言われているが)。


その後活動を再開し、ギャラクトロンスパークにより周囲の山岳地帯を焦土に変え、その光景を見て覚悟を決めたガイが変身したサンダーブレスターとの戦闘が始まる。まず右腕から放つビーム、さらにはそれを分離させての遠隔攻撃を行うが、オーブにあっさりその右腕を掴み取られた上に投げ返されて右腕を喪失。


続いてギャラクトロンシャフトも引き千切られてしまう(この時コードが外れてナオミが正気を取り戻している)など、先ほどとは一転して不利な状態へと追い込まれる。

正義

取り込まれたナオミの身を顧みない激しい攻撃を受け地面に倒れた所を馬乗りにされ、破損部から漏れ出たオイルによって白いボディが黒く汚れるほど激しく殴り掛かられた挙句、もぎ取られたギャラクトロンブレードを鈍器にされて激しく殴打され、そのブレードを赤い球体へ突き刺されそうになるも、ジェッタの悲痛な叫びを聞いたオーブが一瞬思い止まったことで難を逃れる。その隙を逃さず光線を発射したが、ブレードを盾代わりに防がれてしまい、完全に戦闘能力を失ってしまう。

シビルジャッジメンター

再び立ち上がりオーブと対峙するも、それ以上攻撃することはなく何かを伝えようとするように争いを鎮める音楽を発し続けた(よく命乞いをする悪役がやる「待て!話せばわかる!」という様子にも見える一方、音楽はギャラクトロンスパークを撃つ前にも流しているため、どのような意図があったのかをいろいろ解釈できるという考察もある)が、それすらも無視したオーブのゼットシウム光線を喰らってナオミもろとも爆散

結果、ナオミは大怪我を負ってしまったが奇跡的に一命はとりとめた。


過剰なまでに自らの正義を全うしようと暴走した末、闇の力を制御できず暴走する戦士に倒されるという、何とも皮肉な最期を遂げた。そして、命まで奪ってしまうという最悪の事態こそ回避できたものの、ガイは大切な人を守ることができずに戦いに巻き込んでしまうという、108年前と同じ過ちを再度犯してしまうことになり、彼の心に大きな影を落とすことになるのだった。


正义

なお、上述したように後に出身は明らかになったが、ギルバリスが終始感情的になることは無かったのに対して、この個体は上述したような皮肉まで言えたり、命乞いの様な何かしら特殊な反応を見せていたことから、一部視聴者からは逆の意味で


  • 「むしろギルバリスが(平和のための分析に時間がかかったりしている)この個体を不良品と見做して本当に不法投棄したのでは?」

  • 「クシア人のプログラム通りに良くも悪くも動いているギルバリスと比べれば、本当に正義に目覚める余地があった個体なのでは?」

なんて意見も出ている。もし後者だったとしたら、この時の状態のサンダーブレスターに破壊されたのは、本当に皮肉ともとれる。


絆の力、おかりします!編集

ウルトラマンオーブ怪兽图鉴10

別の機体が登場。ムルナウが改造を施したカスタム機となっており、赤い球体からはギャラクトロンスパークに代わり、物体を宝石に変える虹色の光線『ギャラクトロンジェムスパーク』を放つ。


物語開始時に、ハワイでオーブオリジンと戦っており、相変わらずの強敵振りで彼を追い詰めるが、ウルトラマンゼロが加勢してからは劣勢となり、最後はオーブスプリームカリバーとワイドゼロショットを同時に受けて爆散した。


ちなみにこの時の別名はムルナウにカスタマイズされたことを強調する為なのか、(おそらく)彼女によってサイボーグ改造を施され復活したサデスや、配下のデアボリックと同様に“奇機械怪竜”となっている。


ウルトラマンジード編集

伏井出ケイ「さあ、新しい騎士の誕生です…」


第7話「サクリファイス」、第8話「運命を越えて行け」に登場。

伏井出ケイが開催していた自身の講演会の最中、ゼロを抹殺するためにライザーでスキャンした怪獣カプセルから出現。原典同様魔法陣から転送されるかのように出現すると、ギャラクトロンスパークで市街地を破壊しながら(ただしエネルギーを充填せずに放っていたため、一射でビルを数個破壊する程度の威力になっていた)、ゼロのいる講演会の会場に接近する。


観客を人質に取られて変身できないゼロに代わって出撃したジードをものともせずに進撃を続け、遂にはケイの要求を受け入れて現れたゼロ(厳密にはゼロが一体化していたレイト)に対して右腕の砲塔から発した熱線を浴びせてゼロを消滅させてしまう(レイトはゼロが身を挺して庇ったことが幸いしてほぼ無傷で済んだ)。


その後、目の前でゼロを消滅させられ、怒り狂ったジードの猛攻に遭い、コークスクリュージャミングをバリアで防ぐがギャラクトロンブレードとギャラクトロンシャフトを失う痛手を負う。


それでも致命傷には至らず、逆にジードを追い詰めるが、ケイの指示でいったん活動を休止。そしてジードが再び変身可能になった20時間後に活動を再開し、再び戦いを挑んだジードをものともせずに圧倒するが、やがて復活したゼロと2対1の構図になると劣勢となる。


しかし、ここでケイはなんと2体目のギャラクトロン(無論五体満足の状態)を召喚し、これをゼロへと差し向ける。


苦戦を強いられるゼロであったが、ここでウルトラマンヒカリがゼロへとライザー新たカプセルを授け、ゼロビヨンドへの変身を果たすと、形勢は逆転。先ほどとは打って変わって一方的に叩きのめされ、必殺光線のバルキーコーラスをバリアで防ごうとするも敵わず体をぶち抜かれて爆散した。


ジードと戦闘していた1体目もアクロスマッシャーのスマッシュビームブレードによる猛反撃を受け、最後はディフュージョンシャワーを浴びせられて撃破された。


ジードクローの必殺技を浴びながらも、腕とギャラクトロンシャフトを持ってかれるだけで済み、その五体不満足な状態でもレムのシミュレーションにて想定される17通りの戦い方全てでジードが敗北すると断定されるなど、前作登場怪獣ながら相変わらず強豪として描かれていた。


更に第22話「奪還」ではキングジョーとフュージョンライズした「ベリアル融合獣 キングギャラクトロン」が登場している。


つなぐぜ!願い!!編集

後継機となるギャラクトロンMK2と共に、まさかの二年連続で劇場版ウルトラマンへの登場が決定。予告映像では無数の機体が転送されてくるというシーンが見られ、あのロボットの時以上の絶望感を視聴者に見せつけた。


劇中ではギルバリスによって送り込まれた多数の個体が登場。宇宙空間でウルティメイトフォースゼロと対決した他、ギルバリスが地球に総攻撃をかけた際に複数体が沖縄へと出現して破壊活動を行い、駆け付けたゼロ・オーブ・ジード・ジャグラーグクルシーサーらと死闘を繰り広げた。


最終的には全機破壊されたが強さは決して衰えておらず、対ギルバリス用とも言えるウルティメイトファイナルギガファイナライザーによる攻撃以外では通常攻撃で破壊できた個体はほとんどなく(一撃で破壊された個体もかなり数が少ない)、オーブもオーブオリジンではやはり苦戦し単独ではエメリウムスラッガーのESスペシウムとオーブトリニティのトリニティウム光輪の連続攻撃でとどめを刺していた。


なお、今回の闘いでギルバリス本体は滅んだ(後にある出来事が原因で記憶を引き継いだ状態で一度復活しているが)ものの、数万年前から製造され全宇宙に拡散させたギャラクトロン自体は相当数が未だ健在だと推測される。


これらの残存機体が宇宙の方々で今後も暴れ続ける可能性は決して否定はできない上に、敵の手に落ちてその力を悪用されるというケースも十分考えられる(実際、『オーブ』劇場版ではムルナウが、『ウルトラマンタイガ』ではウルトラマントレギアがギャラクトロン(およびその改良型)を回収して自身の目的のために悪用している)。


新世代TD編集

ウルトラマントリガー編集

直接の出番はないものの、第18話「スマイル作戦第一号」にて名前と写真が登場。この時はアキトタツミ隊長の昇進祝いにプレゼントする隊長専用のGUTSハイパーキー候補に挙がっていた


他のプレゼント候補としては同じく強豪ロボット怪獣であるグランドキングなどもあったのだが、本格的に開発する前に色々それどころじゃない事が起こってこの件が流れてしまったため、どちらのハイパーキーも結局作られることはなかった。


当然開発されなかった都合上キーの具体的な効果は分からずじまいとなってしまったのだが、アキトがわざわざ"隊長専用"とユナに前置きしていることから、もし実装されていたならガーゴルゴンキーと同様にナースキャノンの威力向上などに活用していたのではないかと思われる。


なお、GUTS-SELECT(及びアキト)がどうやってギャラクトロンとグランドキングのデータを入手していたのかは定かではないが、グランドキングの資料が『ウルトラマン物語』のものであることを踏まえるとマルゥル経由の情報だと推測される。


ウルトラマンデッカー編集

第19話「月面の戦士たち」でスフィアが集めた残骸として登場。こちらでは展開状態の右腕がTPUの月面基地に器の一つとして放置されていた。恐らくムルナウと同様、ギルバリスが各宇宙に送り込んだ個体をスフィアが回収したと思われる。


劇中では強化型のMK2がほぼ五体満足なまま登場していたのでスフィアにこの右腕が使われることはなかったが、一応部品だけとはいえ令和ウルトラマンシリーズに通常型ギャラクトロンが登場するのはこれが初となる。


ゲーム作品編集

ウルトラマンフュージョンファイト!編集

フィギュアの発売と同時に本格実装、オーブリングでリードできるほか、本編で出来なかったオーブ、ジード、ゼロとの共闘も実現できる。ちなみにカードの属性は。一見するとなぜ風なのかわからないように見えるが、これはボコボコにされたサンダーブレスターに対しては不利な属性である

また、キングジョーフュージョンライズしたゲームオリジナルのベリアル融合獣キングギャラクトロンが後に登場しており、「ウルトラマンフェスティバル2017」のライブステージにて先行登場している。


ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ編集

ウルバトでもフュージョンファイトのCGを手直しして参戦することが決まっており、アプリ配信前から他の人気怪獣と共に参戦が告知されていた。総合戦闘力はトップクラスで、特に火力と命中が高いアタッカー。また、必殺技を使うと次のフェイズ終了まで相手のスキル発動を封印できる。


限定マーケットでは出品される度に高値で取引されており、その人気の高さが窺える。さらにアップデートによりスキル覚醒が実装され、SPと回避率の減少量の強化に加えて、防御力の減少を付与、必殺技の射程の変化、自身の被ダメージの減少が可能となった。


外部出演編集

SSSS.GRIDMANでは第8話にて新条アカネの所有するフィギュアとしてカメオ出演。

キングジョーなどウルトラシリーズの古参ロボット怪獣たちと共に彼女の部屋に飾られている。

この回は話のテーマやメカグールギラスVSフルパワーグリッドマンの戦闘などロボット怪獣へのオマージュに溢れた回である。


派生機・関連怪獣編集

ギャラクトロンはそのインパクトのある活躍と強敵映えするビジュアルから新世代ヒーローズ作品でも中々の人気怪獣であり、同作品の魔王獣と比べても複数体もの同型が存在するという非常に客演しやすい設定からか、その後も続々と後継機や派生種が登場している。


ギャラクトロン(奇機械怪竜)編集

前述の通りムルナウが鹵獲改造を施したカスタム機で、ギャラクトロンジェムスパーク以外は特に目立った差異はない(どちらにせよ厄介であることに変わりはないが…)。


ギャラクトロンMK2編集

【落書き】ギャラクトロンMk2

強力な近接武器「ギャラクトロンベイル」や光線技を尽く防ぐバリア能力(本体の強度もMK1より向上)、ギャラクトロンシャフトの撤廃による機動力の強化と何から何まで「対ウルトラマン」を想定した設計の新型。


キングギャラクトロン編集

ウルトラマンフュージョンファイト! 「キングギャラクトロン」

ギャラクトロンとキングジョー怪獣カプセルでフュージョンライズしたベリアル融合獣の一種。右腕に搭載された「ペダニウムハードランチャー」を駆使することで、融合元の2体に勝るとも劣らぬ火力を発揮できる。


ギルバリス編集

ジードチャンピオンまつり ギルバリスの逆襲

簡単に言うとギャラクトロンの創造主にして「知的生命体の抹殺(リセット)」という思想の根元。基本的に自身はサイバー惑星に在住しているので戦闘は配下任せではあるが、ギルバリス自体も強力な武器を数多く貯蔵した歩く武器庫である。


メツボロス編集

メツボロスきゅん

ホロボロスがギャラクトロンMK2とギルバリスの怪獣メダルを体内に入れられることで誕生した合体怪獣。融合元がスピードに長けているのも相まってビルからビルへ飛び移れるレベルの身体能力を獲得、更には口から荷電粒子砲を発射できるなどの新能力が追加されている…が、融合前の怪獣の負担は全く考慮されていない


余談編集

  • デザイン担当者は、バンダイにて多くのメカニックデザインを手掛けられてきた野中剛氏。
  • 地球や自然を守るために人類を断罪しようとする悪役は各方面でしばしば見かけられるが、ギャラクトロンは自然の摂理(食物連鎖)すらも間違った進化として否定する点で彼らと決定的に異なる。また歴代のウルトラシリーズに登場するそうした敵が、「一方的な加害者ではない、むしろ人災」といった背景を背負って文明批判的なエピソードに登場することが多かった一方、完全悪にして無慈悲な強豪として描かれている点でも異質な存在である。そうした面でも『オーブ』を代表するウルトラ怪獣と言えよう。
  • 別名の「シビルジャッジメンター」の由来となった言葉と思われる「civil judgment」は英語で「民事判決」を意味する言葉。別名を直訳すると「民事判決者」ということだろうか。
  • 本作のライターの1人である中野貴雄氏によると、ギャラクトロンは玩具への音声収録のために先に名前と鳴き声だけが決定され、デザインは後から考案されたとのこと。
  • 実は「ギャラクトロン」という名前は中野氏が長い間悪役キャラ用に温め続けていた名前であり、ようやく世に出せたことをツイッターで喜んでいた。なお、劇中での名付け親はSSPの三人だが、オーブとは別世界を舞台にした次回作『ウルトラマンジード』でもこの名称で通している。元からギャラクトロンという名前で、SSPが考えた名称と偶々一致していたのか、SSPが名付けた名称が宇宙に広まったのか…真相は闇の中である。それを言ったら「ウルトラマン」という単語もそうだ、と言われたらそれまでだが。一応、上述したように、ギルバリスサイドがギャラクトロンという名称を使ってはいないため、最初からギャラクトロンという名前だったのかは現在も不明ではある。
  • どことなくそのデザインから『怪獣バスターズ』に登場するゼヴォス(カラーや模様から)や(頭部から)ギラ・ナーガを思い出した人もいたはず。奇しくもゼヴォスとは目的が似ている。
  • その過剰ともいえる正義執行の姿勢は『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス』に登場した、デラシオンの使者であるグローカーシリーズと被った人も多いかもしれない。実際、当初デラシオンに従っていたウルトラマンジャスティスとは、『フュージョンファイト』で組ませるとキズナボーナス「生命のリセット」が発生する。
  • 脚本では3Dプリンターのように出現するという描写であったが、異世界から来た存在であることを出したいという事から魔法陣から出現するという描写になった。
  • 明確なバックボーンがなく、人類との共存が不可能で、量産型ということもあり、アベユーイチ監督にも、使い勝手が良い怪獣と言われている。また、「いつか、ギャラクトロンが味方になる話をやってみたいものだ」とも語っている。後にバックボーンこそ語られたものの、上述したように相当数が残っていると考えられるため、現在でも使い勝手が良く、いずれは味方化も十分に描ける余地のある状況となっている。
  • 右手が射出された後の腕、破損したギャラクトロンシャフトとギャラクトロンブレードの換装パーツが有るようで、ジード8話はそれらの付け替えと合成でギャラクトロンが2機いるように見せていたと思われる。
  • オーブとジードでTV本編の前後編と劇場版に2年連続登場という、ウルトラ怪獣史上初の偉業を達成した敵キャラクターでもある。
  • このオーブとの対決時や、以降のニュージェネシリーズでロボット怪獣との対決シーンなどで一部、鉄血のオルフェンズと全く同じ効果音が使用されている(どちらも効果音制作会社がスワラプロダクションであるため)。

フィギュアについて編集

ギャラクトロンは10月8日にウルトラ怪獣DXにてソフビ化されているが、なんと全高約240mmという従来のソフビと比較しても驚きのサイズであった。参考までに今まで発売されたウルトラ怪獣DXの中でもかなり大型のマガオロチのソフビですら全高200㎜である(なお、設定上はマガオロチの方が70mとギャラクトロンよりも大きい)。


値段も4000円オーバーという値段を踏まえてか、10月8日より開催される「光ノ魔王獣マガゼットン」ソフビゲットキャンペーンでは、通常はウルトラ怪獣DXソフビ二個の購入が必要なのに対しギャラクトロンのソフビを購入した場合はそれだけで対象になっている。


とはいえ、それだけ値を張るだけのことはあって、完成度はかなりのものであり、元のデザインの秀逸さもあって、ファンからの評価は(値段が高すぎることを除けば)概ね上々。ギャラクトロンブレードの展開ギミックも再現されている。


限定品で超動シリーズでも商品化され、新シリーズ「ウルトラビークル」の仲間入りも決定。更に2019年5月より、500サイズの定番ソフビとして商品化されることも決まっている。やはりオーブを代表するキャラクターだけに、今後も商品化機会に恵まれる可能性は高い。


関連タグ編集

ウルトラマンオーブ ウルトラマンジード ロボット怪獣 量産機


キングギャラクトロン ギャラクトロンMK2 ギルバリス


お前のような量産機がいるか

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