演 - 松浦雅
概要
第13話「心の大掃除」によると、漢字表記は「夢野 奈緒美」のようである。
ビートル隊の隊員である渋川一徹は叔父(母親の義弟)にあたり、「叔父さん」「ナオミちゃん」と呼び合っている(一徹に対しては敬語で話している)。
幼い頃から怪獣と戦う光の巨人の夢を見続けてきたことをきっかけに、大学卒業後、世界中の超常現象・怪奇現象を追跡する専門サイト「SSP」を立ち上げる。
しかし、サイトの経営状態は芳しくなく、財政的に火の車であるため、色々なアルバイトをこなしながら、何とかチームを支えている。
ウルトラマンや怪獣の追跡取材に人一倍、熱意を抱いているが、その想いは少々空回り気味で、部下である筈の早見ジェッタや松戸シンから良いようにこき使われたり、からかわれたり、魔王獣や宇宙人の出現する現場にしつこく首を突っ込もうとして危険な目に遭う事も多く、クレナイ・ガイから叱咤される事もしばしば。
第14話では乗車していたSSP-7ごとギャラクトロンの体内に取り込まれてコミュニケーションのツールとして利用されてしまい、第15話ではサンダーブレスターの放った光線の直撃の余波を受けて瀕死の重傷を負ってしまう。一時は生死の境を彷徨うほどの危篤状態に陥ったものの、奇跡的に意識を回復させる。しかし、この件でガイは強い自責の念に駆られ、ナオミたちの前から姿を消してしまうことになる。
第19話では、高校時代の友人の陽子が結婚することを知り、そのことに対して芽生えた僅かな嫉妬心から怨霊鬼紅蓮騎を目覚めさせてしまう。しかし、最終的には紅蓮騎を説得して破壊活動を停止させることに成功し、オーブの勝利に貢献した。
ガイとの繋がり
物語開始当初から、オーブオリジンとマガゼットンの戦いを夢に見たり、ガイがナオミの手料理を食べて「懐かしい味だ」と話したり、ガイがオーブニカで奏でるメロディをなぜかナオミも知っていたりと、100年以上前にガイと親交を深め、マガゼットンとの戦いに巻き込まれてしまった異国の少女:ナターシャと何か関わりのある存在であることを示唆する描写があった。
そして第17話にて上京した時に母である圭子から持たされたマトリョーシカ人形の中からガイとナターシャの写真が出てきたことから、ナターシャの子孫であったことが発覚した
(圭子がナターシャを「ウチのひいおばあちゃん」と呼んでいることから、
ナオミにとってナターシャは高祖母にあたることが分かる。
そのため、夢野家の女性はヨーロッパのスラブ系の血を引いた家系ということになる)。
また、ナオミの方も、ガイが依頼者の女性と2人きりで会っていたと聞かされた際には少々不満げな表情を浮かべるなど、ガイに対し気のある素振りも見せている。
余談
企画当初は単に同じシチュエーションを重ね合わせるだけの予定だったが、メイン監督の田口清隆はそれだけではつながりが弱いと考えたため、ナターシャが実は生きていたということがガイの復活するきっかけになるとして、ナオミがナターシャの子孫という設定になった。