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父が勇気を教えた 母が愛を与えた 戦え!タロウ 正義のために!!」

ついに!宇宙の大決戦がはじまる 戦え!ウルトラの戦士たち!」

※いずれも本作のキャッチコピー。


概要

公開日1984年7月14日
配給松竹
上映時間93分(1時間33分)
監督高野宏一
脚本平野靖士
製作円谷皐
撮影山本武

これまでのウルトラ映画は、『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』を除けばほとんどが過去のエピソードをそのまま上映するか、過去の映像を再編集する総集編映画だった。だが、本作は本編の半分以上が新規映像で、ウルトラマンタロウの成長を描く劇場オリジナルストーリーとなっている。それに伴い、少年時代のタロウが登場している。

また、初の劇場版オリジナル怪獣としてグランドキングが登場。それ以外にも本作の黒幕として、『アンドロメロス』のキャラクターであるジュダが登場している。


流用シーンはTVシリーズに沿ったものが使用され、タロウ成長の間に起こった出来事として使われた。ただし、メフィラス星人は初代と二代目が同一人物扱い(本来は別人)になっているなど、正史とは明らかに矛盾が生じているため、現在ではパラレルワールドの出来事として扱われている。


また、本作には人間のキャラクターが一切登場せず、ウルトラ戦士たちが人間になったような描写も存在しない。


同時上映は「アニメちゃん」。


ストーリー

M78星雲光の国。まだ少年であったウルトラマンタロウは、ウルトラの父ウルトラの母から様々なことを学び、時には失敗しつつも立派に成長していった。


たくましい青年に成長したタロウだが、ウルトラの父は彼に実戦経験をさせる気配がなく、タロウも不満に思っていた。それが原因でミスを犯し、父に一喝されたタロウは己の慢心を改め、以前よりも特訓に力を入れるようになる。


そして、ついにタロウが地球で戦うときが来た。地球に現れた再生エレキングメフィラス星人二代目を、見事に倒すタロウ。しかし、父はまだやるべきことがあると特訓を続けさせる。


そのころ、かつてウルトラの父が倒した宇宙の帝王ジュダが復活しつつあった…。


登場ウルトラマン



登場怪獣


流用映像での登場


音楽

主題歌

  • 「ウルトラマン物語~星の伝説~」

唄:水木一郎


挿入歌

  • 「愛の戦士タロウ」

唄:水木一郎


「ウルトラマン物語~星の伝説~」はウルトラビッグファイト増刊号「ウルトラファミリー大集合」と「激闘!ウルトラファミリー」(ともに1989年発売)、「愛の戦士タロウ」は「ウルトラ必殺超百科 ウルトラマンタロウ編」(1996年発売)でそれぞれ、EDテーマとして流用された。


余談

本作のウルトラ戦士が並び立つスチールは、タロウが青年期のものと少年期のものと2種類存在。


ジュダの登場については、元々次回作としてウルトラシリーズと『アンドロメロス』の本格共演映画が企画されていたことが関係している。ただし、この企画は諸般の事情で残念ながら立ち消えになってしまった。そのため、ウルトラシリーズとアンドロメロスの共演は36年後の『ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀』まで持ち越しとなった。


後作への影響

本作でタロウの声を演じた石丸氏は、『ウルトラマンメビウス』〜『大いなる陰謀』でもタロウを担当し続けた。これは、『タロウ』で主人公・東光太郎を演じた篠田三郎氏がウルトラシリーズに再出演しないことも影響している。


ウルトラの母の声も、『メビウス』以降の作品では一部を除いて池田氏が担当している。


少年時代のタロウの声を演じた野沢氏と池田氏は、『銀河鉄道999』でも共演している。


上記の通り現在ではパラレル作品という扱いだが、ゼロシリーズおよび「新世代ヒーローズ」の展開では、グランドキング戦など本作の一部の展開は正史と共通の出来事として扱われている。


ちなみに少年期のタロウのスーツは頭部のみが現存しており、2021年に開催された特撮のDNAにて同じくスーツが頭部のみ現存するウルトラの母とともに展示された。


関連動画

予告編


テレビCM


関連タグ

ウルトラシリーズ 劇場版ウルトラマン ウルトラマンタロウ


ウルトラゼロファイトウルトラファイトビクトリーウルトラファイトオーブウルトラギャラクシーファイト:本作の作風を色濃く受け継いだ作品。

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