概要
少年時代に見たジョージ・ガーシュウインの伝記映画『アメリカ交響楽』の影響でジャズに傾倒し、国立音楽大学付属高校に入学。トランペット奏者を志すが、二年生の時に軽い肺結核を発症し断念。作曲家を目指す。
1959年のフジテレビ開局前に試験電波として流していたテスト放送用番組に音楽を付けたことをきっかけに映像作品の音楽を手掛けるようになり、テアトル・ド・ポッシュに所属。ニッポン放送での仕事を皮切りに映画、テレビ番組の音楽を担当する。
フジテレビ時代の友人の円谷皐の推薦で、1964年にフジテレビでスタート予定だった円谷プロの特撮ドラマ『WOO』の音楽を担当する。この企画は実現しなかったが、1966年にスタートした『ウルトラQ』『ウルトラマン』の音楽を担当し、第一期ウルトラシリーズのイメージに音楽面で多大に貢献した。1979年のアニメ『ザ☆ウルトラマン』はそんな彼の映像音楽の集大成となり、円谷プロ作品初の海外録音という快挙を成し遂げた。
晩年にはデジタル系の音楽に傾倒し、2004年放送の『ウルトラQ_darkfantasy』では自身が作曲したQのBGMをデジタル系サウンドでリメイクした。
参加作品
- 『ガス人間第一号』
- 『ウルトラQ』
- 『ウルトラマン』
- 『快獣ブースカ』
- 『長篇怪獣映画ウルトラマン』
- 『戦え!マイティジャック』
- 『ゴジラ・ミニラ・ガバラオール怪獣大進撃』
- 『チビラくん』
- 『スペクトルマン』
- 『トリプルファイター』
- 『チャージマン研!』
- 『恐竜戦隊コセイドン』
- 『ザ☆ウルトラマン』
- 『実相寺昭雄監督作品ウルトラマン』
- 『ウルトラQ_darkfantasy』
- 『ウルトラゾーン』※
- 『ネオ・ウルトラQ』※
- 『シン・ウルトラマン』※
※ 宮内の死後に制作された作品で、新たに収録し直した音源を使用している。