DATA
別名 | 古代怪獣 |
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全長 | 105メートル |
体高 | 45メートル |
体重 | 2万7,000トン |
概要
『帰ってきたウルトラマン』第4話「必殺!流星キック」に登場。
一世・二世をすっ飛ばして、いきなり三世が登場する不可解極まりない怪獣であり、4話目にして早くもウルトラマンジャックを敗北に追い込んだ強豪怪獣でもある。
頭頂部から前に突き出た二本、鼻先に一本と計三本の角を持つ鋭利な顔付きと、長い首と尻尾を持つ屈強な竜脚類型の地底怪獣。
背中にスピノサウルスのような巨大なヒレが生えているのが特徴で、このヒレから太陽エネルギーを吸収する。
ウランを主食としており、ダンプカー100台をペロリと平らげられるほどの大食い。
皮膚の防御力は高く、MATのマットアロー1号とマットアロー2号による
攻撃でもビクともしない。
『ウルトラビッグファイト』によれば70階建てのビルを押し潰し、掠めただけで国会議事堂を粉砕するほどのパワーを有しているらしい。
口からは赤い熱線(厳密には放射能)を放ち、有毒なスモッグガスを吐き散らす事も可能。
頭部の二本角からはショック光線を放つ。
劇中未使用だが、眼からは催眠光線が出せるらしい。
最大の能力として、自身の周囲360度にカーテン状のバリアを展開し、相手の攻撃から身を守る事ができる。
このバリアの強度は非常に高く、ジャックのスペシウム光線、八つ裂き光輪、フォッグビーム、シネラマショットなど数々の光線技を防ぎ、初戦では全く打つ手が無かったほど。
ただし、バリアは真上にだけは張れない事が弱点であり、前後左右は守れても真上からの攻撃は防ぐ事ができない。
また、頭部の角が力の源となっている為、ここを破壊されるとバリアの発生を封じられ、大きく弱体化してしまう。
なお、割と厳つめの外見に対し、笛の音のような甲高い鳴き声を発する。
なお、ソフビ『ウルトラ怪獣シリーズ』にて立体化された際には全身は黒めかつ眼球は黄色く、瞳は赤く塗装されている。
活躍
箱根山中から出現し、ウラニウムを求めて第一原子力発電所を襲う。
出撃してきたMATを軽くあしらい、続いて登場したジャックとの交戦となる。
身体の周囲に張ったバリアでジャックの得意技である数々の光線技を防ぎ、初戦ではエネルギー切れで敗退させた。
しかし、真上にはバリアを張れない弱点を見抜かれると、ジャックとの再戦では変身前の特訓で新技・流星キックを会得したジャックによって角をへし折られ、怯んだところを首を蹴り上げられてぶん投げられてしまう。
これは敵わぬとキングザウルス三世は逃亡を図るが、最後は今まで防いでいたスペシウム光線を背中に受け、絶命した。
その後の作品での登場
ダイダルの野望
ダイダルによってパーセルを取り付けられ、ダイダルゲートのガーディアンに駆り出されてしまった。
なお、バリアーは弱点であった真上にも張れるように強化されており、ダイダルはパーセルを用いて他の対象物にもバリアを張るという応用方法を見せている。ここまでキングザウルス三世の能力を活かした侵略者は他にはいないだろう。
なぜか鳴き声はツインテールになっている。
ウルトラマンSTORY0
ジャックが訪れた海洋惑星に生息する怪獣として登場。ラゴンに似た水棲人類からは「魔王」「怪獣王(キングザウルス)」と恐れられていた。
元はヒレ状の手足を持つ首長竜のような姿だったが、ジャック用変身ブレスが破損した際に零れ落ちたプラズマ鉱石を食べた事により陸上にも適応できるように進化した。陸上生活を始めた水棲人の村を襲い一度はジャックに片目を潰され退散。その後ヒレを完全な足に変え片目も再生し再度村を襲うが、変身能力を取り戻したジャックの彗星キックで粉砕された。
ウルトラマンメビウス
DXウルトラコクピット「出撃!ウルトラゾーンへの旅編」で登場。
映像はほぼ全て原作の流用であるが、時空を超えてウルトラゾーンから『帰ってきたウルトラマン』の時代に飛ばされてきたガンフェニックストライカーがウルトラマンジャックを援護するというストーリーになっている。…歴史への影響は大丈夫なのだろうか?
ジャッカル軍団大逆襲!!
ジャッカル軍団配下の怪獣軍団の一体。メビウスらのいない光の国を襲撃し、一般隊員のスペシウム光線をものともしないタフネスさを見せた(しかもバリアは使っていない)。
しかし最後は駆け付けたアウラのアーパッシュデルタアローでスカイドン諸共倒された。
大怪獣バトル ウルトラアドベンチャーNEO
TVシリーズ『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODDYSSEY』の裏側を描いたエピソードにて、バルキー星人(RB)の操る怪獣として登場。
しかしペダン星人のレイオニクスハンターによって上空から攻撃され、バリアも役に立たず死亡した。
怪獣バスターズパワード
パワードで新規登場した怪獣の一体。
防具をザウルスシリーズ/KZオリジンシリーズで統一するとMAリンク『カウンターガード』が発動し、攻撃を受けた後一定時間防御力が10%上昇する。
キングザウルス三世(ノーマル)
ミッション『第3のキング』『古代恐竜』『4大キング』『レラトーニ怪獣決戦(ランダム)』『王の名を持つ者』(惑星レラトーニ)、『てっぺきのバリア』『とぎすました二本角』『ジャングルパニック』『ピリカ怪獣決戦(ランダム)』(惑星ピリカ)に出現。
旋回、突進、踏み付け、角からの光線、口からの熱線、地中潜行からの奇襲、バリア等の能力を持つ。原作通り、角を破壊して能力を封じる事も可能。
ドロップする素材アイテムは『王者の皮』『まがった角』『細く長いしっぽ』『ウランぶくろ』『バリアーセル』『王者のせびれ』『まがった長角』『太く長いしっぽ』『白の玉』『シールドチップ』および『シールドチップ+』。フリーズロック成功時は『白銀のクォーツ』が得られる。
研究によって開発できるのは『ザウルス防具』『ザウルス防具Ⅱ』『エンシェントソードⅢ』『ダブルホーン』『ジャイアントホーン』および『ディノブースター』。10体倒すと『恐竜マニア』の称号が得られる。
キングザウルス(祖種)
キングザウルス三世の祖先とされる褐色の種。
ミッション『原始の大怪獣』『はじまりの恐竜』『ピリカ怪獣決戦(ランダム)』(惑星ピリカ)に出現。
戦闘スタイルは三世に近いが、主人公を閉じ込める形でバリアを使用してくる。
ドロップする素材アイテムは『強者の皮』『まがった角』『細く長いしっぽ』『ウランぶくろ』『バリアーセル』『強者のせびれ』『まがった長角』『太く長いしっぽ』『白の玉』『シールドチップ』および『シールドチップ+』。フリーズロック成功時は『白銀のクォーツ』が得られる。
研究によって開発できるのは『KZオリジン防具』『KZオリジン防具Ⅱ』『はじまりの剣』『ジュラシックホーン』および『グランドブースター』。10体倒すと『原始マニア』の称号が得られる。
ウルトラマンオーブ
『完全超全集』に収録されているウルトラマンオーブクロニクルのエピソード5-1「ルサールカより愛をこめて」にキングザウルス三世の同族と思しき怪獣キングザウルス二世が登場。属性は光。
20世紀初め頃である1908年に魔王獣復活の兆しである太陽光線の異常によって溶け出したツンドラ地帯の永久凍土から復活、バイカル湖に現れ、湖畔の集落を襲撃するが、ウルトラマンオーブに撃破される。なお、地元の貴族がこの怪獣の一部を持ったガイの写真を撮っていた。また、ジャグラスジャグラーがダークリングでこの怪獣のカードを入手し、超コッヴとプリズ魔のカードと共にマガゼットン復活に利用した。
ちなみに上記の写真がTV本編で登場していた為、一応カメオ出演(といっても尻尾の部分のみだが)していると言えばしている。
酩酊!怪獣酒場
第64話にてケムラー、恐竜戦車、ギラドラスと共に来店した団体客として登場。
ウルトラマンブレーザー
かつて出現した個体がGGFと交戦した記録があり、第2話ではヒルマ・ゲント及びナグラ・テルアキが撃滅作戦に参加したことが地球防衛隊勤務記録書に記載されていた。
その後、漫画『決戦!!キング怪獣軍団』にて別個体が登場。キングゲスラ、キングシルバゴンと共に富士山麓に集結し、ブレーザーやSKaRDと交戦。キングシルバゴンを倒したレインボー光輪を光波バリヤーで破壊したが、チルソナイトソードを持ったブレーザーの大ジャンプによりバリヤーの死角を突かれ、首元を刺され死亡。その死体はほかの二体と一緒にキングジョーの頭部パーツによって富士山火口に投げ込まれた。
余談
元々は没エピソード『呪われた怪獣伝説』(脚本:伊上勝)の古代アトランティス人に品種改良された怪獣キングザウルスの末裔という設定で、名前の「三世」はその名残。
後ろ足の膝を付かない四足歩行怪獣であり、一人用の着ぐるみとしてはウルトラシリーズでは初である(二人用に限ればドドンゴが最初)。
頭部はその後フェミゴンに改造された。
デザイン画の時点では、頭部の角が短く頭が小さめだった。
脚本では工事現場から出現する場面が存在していた(内山まもるの漫画では脚本通り、工事現場から出現する)。
多彩な能力を持つからか、怪獣音頭では『ちえのすぐれた わるいやつ』と紹介されている。
映像作品での再登場は『ウルトラマン物語』での流用を除いて全く無いが、アトラクション用スーツが制作されていたようで、『ウルトラマンフェスティバル』のライブステージで登場する事もしばしばある。
第4話の準備稿「怪獣流れ星殺法」では、地底怪獣ゴーモンという名前の怪獣が登場していた。
関連イラスト
関連タグ
パゴス、ガボラ:同じくウランが主食で、放射能を吐くという共通点がある。
スフィアザウルス:四足歩行怪獣かつ名前に"ザウルス"が付く怪獣繋がり。
ジャニュール三世:同じく名前に「三世」を冠する怪獣。こちらは「二世」のみが未だに登場していない。