ギラドラス
ぎらどらす
別名: | 核怪獣 |
---|---|
身長: | 65メートル |
体重: | 15万t |
出身地: | シャプレー星 |
『ウルトラセブン』第20話「地震源Xを倒せ」に登場。
シャプレー星人が使役する怪獣。アザラシに似た体型をしており、長大な胴体から前肢と頭部が生えたような姿。体表は角錐状の突起が規則的に並んだ、硬質な黒い鱗に覆われている。
劇中ではシャプレー星人の指令で地球の中心核をなすとされる物質「ウルトニウム」を採掘していた。
天候コントロール能力
赤い結晶状の左右一対の角と牙、及び背びれを発光させることで発動する。
劇中では雲を呼び寄せ、吹雪が吹き荒れる低温環境を作り出しセブンを弱体化せしめ、セブン打倒の最後の一手となるかと思われたが…。
- 後年、「ウルトニウムストーム」と命名された。
怪力
上述の天候コントロールの他には目立った特殊能力は無く、体当たりや頭突き、長い尾を用いての殴打など、肉弾戦法が主な攻撃手段。
単純ながら真っ向からぶつかり合えばシンプルに強い。更に上述の天候コントロール能力を併用しセブンを追い詰める。
シャプレー星人の指揮のもと「ウルトニウム」採掘活動を行い、青沢山岳地帯一帯に不可解な地震を起こしていた。その後調査のため潜行したマグマライザーに接近、妨害電波のような現象を起こすことでマグマライザーとウルトラ警備隊基地間の通信を遮断しマグマライザーを窮地に陥れる。
シャプレー星人がソガとアンヌに倒されると、その断末魔の叫びに応えるように地上に出現。黒雲を呼んで闇雲に周囲を破壊し、地下から脱出したウルトラセブンを見るなり交戦状態に突入。
しばし互角の戦いを演じ、吹雪を起こして寒さに弱いセブンを追い詰めるが、ウルトラ警備隊の激を受け力を振り絞ったセブンのアイスラッガーで首を切り落とされた。
『ウルトラセブン ゴードの巻』
漫画『ウルトラセブン ゴードの巻』では、宇宙人達が復活させた怪獣軍団の1体として登場。
残念ながらこれといった見せ場は無く、軍団が劣勢になると宇宙船に回収されたが、宇宙獣神ゴードによって宇宙船ごと撃破された。
小説『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』
アルビノ・ギラドラスとして登場。その名の通り白い体色が特徴で、口から光弾を吐く能力を持つ。
シャプレーの一団に操られ関東地方一帯を吹雪で包むがウルトラマンメビウスによって倒された。
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの右の角の一部として登場した。
『ウルトラマンSTORY0』
漫画『ウルトラマンSTORY0』ではより頸が長い首長竜に似た姿で登場。
ガンダーと共に水棲人の星を強襲し、天候を変えて吹雪吹き荒れる地獄に変えてしまった。全身の鱗は極めて堅固であり、ウルトラ戦士たちの打撃もまるで通じなかった。
巨体を活かした突撃でウルトラマンジャックの脚に傷を負わせたが、その速度を逆利用されてしまい、ザージの作った抜けば玉散る氷の刃にジャックが全光エネルギーを結集したことにより、自分から突っ込んで行って真っ二つにされて死んだ。
ギラドラスの初稿バージョン。
昆虫の複眼のような大きな目にレッドキングを思わせる蛇腹状の体表、鋭い鈎針のような前足が特徴。
デザインを担当した成田亨はマックスファクトリーから「甲狼(かぶとおおかみ)」としてガレージキット化された時のコメントで、当時の製作陣と考えが合わず、気に入ったデザインをセブンに登場させたくなかったので自主的に没とした事を語っている。
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