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ワイン

わいん

主としてブドウの果汁を発酵させたアルコール飲料。果実酒に分類され、葡萄酒ともいわれる。
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曖昧さ回避編集

LinuxBSD等でWindowsのソフトウェアを動作させる互換レイヤー → Wine


🍷概要🍇🍾編集

ワイン: wine)とは、主としてブドウ果汁発酵させたアルコール飲料である。

通常、単に「ワイン」と呼ばれる場合には他の果汁を主原料とするものは含まない。

日本の酒税法では「果実酒」に分類されている。


主に白ワイン赤ワインロゼワインの三種類に分類される他、発泡ワイン(スパークリングワイン)や貴腐ワインアイスワインなどの特殊な製法のものがある。


その歴史は人類史に歩みを同じくするほどに長く、少なくとも新石器時代には醸造の形跡が見られるといわれる。

主にアラビア半島を中心に醸造が開始され、そこから半島とヨーロッパ圏を主要圏内として発展を遂げていく。

特にヨーロッパの飲料水は硬水であるため、そのまま飲むには向かないこともあって、かつてはワインを水割りにして飲む習慣も定着していた。また当時のワインは「アルコールを含んだぶどうジュース」(原料ワイン)という方が正しいもので、醸造を経て甘さが増しているため、食事に合うよう甘さを抑える意味でも水割りにしていたという。

時代がローマ帝国の覇権となって以降、醸造法が急速に発展してアルコール度数を上げていき、「ソフトドリンク」だったワインも本格的に酒類と化す。

中世ではキリスト教においてワインは「キリストの血」であるとして重要視され、教会が製造の主導権を握るようになり、また財源として確保されるようになった。

そこからルネサンス期になると「食道楽」の概念が生まれ、ワインもその一環に加わる。そして17世紀にガラスコルクの量産が可能になると、保存性と流通性が一気に増し、ヨーロッパでもっとも普及する酒となった。

大航海時代には、腐る危険がある真水の代用として飲料として常用されている。


Wikipedia「ワイン」より一部引用。


ヴィンテージ編集

ワインはルネサンスの食道楽の輪に加わって以降、味や色ばかりでなく、徐々に醸造年数や年代、希少性を加えて高級化する動きを見せていく。


無論、庶民の酒としても流通したが、一部の特異な出自を持つ者については目玉が飛び出るような価値が設定されることも珍しくなくなっていく。

稀少価値の付加要因は様々だが、主に「年代」・「醸造された年代の葡萄の栽培量」・「生産地と醸造元」・「生産数」が基準となる。稀に大航海時代の沈没船から、未開封のワインが発見されることもあり、こちらも船と所属する国家次第では価値換算不可という立派なお宝と化す。


現代でも骨董品としてのワインの市場価値は非常に高く、モノによっては日本円にして1億円以上の値が付くことも珍しくない。


日本におけるワイン編集

現代日本では、ビールチューハイが幅を利かせるため、あまり馴染みがないのが実情。

奈良時代に「原料ワイン」が唐来物として、貴族に供された程度のものであった。


しかし醸造の歴史自体は150年以上とそれなりにあり、明治時代に米不足による日本酒の醸造量の減少から、政府の後押しによって日本でも製造が開始されている。

ただ日本食や日本人の味覚との相性から、甘口のものが好まれ、先述の「原料ワイン」のようなものが好まれた。

普及についても、日本酒とビールが壁となり、上流層の嗜好品の域を出るには至っていない。

甘口の代表である「赤玉ポートワイン」はこの時代に誕生している。


庶民層にワインが広まったのは、昭和時代東京オリンピックが契機となり、国際化とともに世界の酒類が日本に続々と押し寄せ、ウイスキーと共に洋酒の代表格と認知されるに至る。

それでも「ブルジョア酒」の認識が薄れるには、そこからさらに数十年を必要とし、本当の意味でワインが一般的な酒類となったのは、2000年以降になってからである。

そこから日本でも大規模なワインブームが発生し、低価格帯のワインがスーパーマーケットなどの量販店でも並ぶようになった。同時にワインそのものの理解と研究も、ようやく本格化していく。一方で若者の酒離れによりバブル世代の酒というイメージが強くなっている。


主な産地として北海道(小樽)・長野県山形県山梨県が知られる。

特に長野・山梨・山形の三県は「三大産地」とされる。


そして2000年以降、日本産の原料のみで醸造された「日本ワイン」は世界でも評価されるようになり、特に食事に合うテーブルワインとして人気を獲得している。


ワインから派生したアルコール飲料編集

ワイン醸造の歴史においては、致命的な事故の結果、新しいアルコール飲料が誕生するという出来事が、何度か起こっている。これらの飲料には基本的にワイン同様「ヴィンテージ」「熟成年数」の概念があるが、シェリーのようにないものもある。

  • ブランデー:白ブドウのワインを蒸留してに入れ、熟成させる事で出来る。
  • シェリー:厳密には酒精強化ワインの一種に数えられる。白ブドウのワインを樽の中で発酵させ、酵母を発生させる事で出来る。
  • シャンパン:厳密にはスパークリングワインの一種。ワインにシロップリキュールを加え、瓶の中で二次発酵させた上1年以上熟成させる事で出来る。
  • マデイラ:厳密にはシェリー同様酒精強化ワイン。発酵中に蒸留酒を加えて発酵を止め、加熱処理後熟成させる事で出来る。

関連イラスト編集

赤センシティブな作品

乾杯「ねぇ一緒に飲みましょう?」


関連タグ編集

 飲み物

赤ワイン 白ワイン ロゼワイン ぶどう酒

発泡ワイン / スパークリングワイン

ボジョレー・ヌーヴォー

LinuxWindows用ソフトを動かすためのソフト名が「Wine」で、グラスに継がれた赤ワインをデザインに取り入れている。


ディオニュソス(バッカス):ギリシャ神話及びローマ神話のワインの神。


フレーバードワイン

ベルモット サングリア

ワインベースのカクテル

キール スプリッツァー ワインクーラー


ワイングラス シャンパングラス ワインボトル 酒樽

酒場 バー / BAR レストラン ソムリエ


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