概要
語源はオランダ語で「焼いたワイン」を意味する【brandewijin】に由来する。
単に「ブランデー」と言った場合は、白ブドウのワインを蒸留して樽に入れ、熟成して製造したものを指すことがほとんどである。
ブドウ以外の果実のワインから作られたブランデーと特に区別するときは「グレープブランデー」と呼ばれる。
グレープブランデー以外のものは「フルーツブランデー」と総称され、特にりんご酒から作ったアップルブランデーが有名。
他にサクランボから作ったチェリーブランデー、アンズから作ったアプリコットブランデーなどが存在するが、果実をブランデーに浸漬することで、香味をつけて作られているものがほとんどで、分類としてはリキュールになる。
果実のワインを蒸溜した酒(オー・ド・ヴィー)としてさくらんぼから作られるキルシュヴァッサーなどもあるが、樽熟成を行わないスピリッツである。
熟成年数により、一つ星→三つ星→VO→VSO→VSOP→ナポレオン→XO…と表示されるが、法律で厳しく規定されているアルマニャックやコニャック以外では、この符号はあまりあてにならない。
価格は2,000円前後の廉価から、数十万円以上に及ぶ高級品まで様々。
中には数百万、一千万単位というセレブ向けの価格帯も珍しくない。
最高峰は、ヘンリー4世の子孫が経営する酒蔵の「ヘンリー4世/ヘリテージ・グラン・シャンパーニュ」で、1ボトル平均1億円~という驚愕の一品。
飲み方
その他の利用法
- お菓子の香りづけ。
- 紅茶やコーヒーに入れて飲む。
- 雪山で遭難者が出た場合、セントバーナード犬が、ブランデーを入れた小さな樽を首につけて運ぶことがある。遭難者はこれで暖を取る。他にラム酒や食料品などを運ぶ場合もある。
関連タグ
レミーマルタン ヘネシー マーテル カミュ サントリー ニッカウヰスキー
ブランデーベースの代表的なカクテル