レーズンなどで作ったトルコワインを蒸留し、アニスを加えて再び蒸留して作る。
無色透明だが、水を加えると非水溶成分(主にアニスの油)が析出して白濁する。オスマン帝国時代にラクの樽にライオンのマークが描かれていたことから、白濁したラクは「アスラン・ストゥ」(ライオンのミルク)と呼ばれる。
余談
- 5世紀頃には東ローマ帝国でラクやウゾ(隣国ギリシャの蒸留酒)に似た酒が飲まれていた記録がある。
- 近代トルコ建国の父、ケマル・アタテュルク(ムスタファ・ケマル)はラクの飲みすぎによる肝硬変で死んだ。
- イスラム原理主義者からとかく文句をつけられがちだが、トルコ人たちは「俺たちはムスリムになる前から飲んでたからOKなんだよ!」と言っている。
- トルコは酒税が高く、メタノールなどで増量した密造酒で死人が出て問題となっている。