肝硬変
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かんこうへん
何らかの原因で肝臓が固くなり、肝臓の機能が低下する病気。悪化すると肝不全になったり、癌に進行することもある。
早期からだるさを感じる人もいるが、ほとんどは自覚症状がない。肝細胞が壊れていっても、残った細胞がカバーしてくれるからである(代償能)。検診で初めて肝硬変が見つかることも多い。
そして肝硬変が進行し、肝細胞を代償しきれなくなると、黄疸(皮膚が黄色くなる)や出血症状(鼻血、歯茎の出血、あざなど)、貧血などが見られるようになる。
肝硬変によって脳がやられる場合もあり(肝性脳症)、興奮・異常行動・意識障害・昏睡などが起こることもある。
また、男性は乳房が女性のように膨らむこともある(女性化乳房)。
肝硬変になると、高確率で癌(がん)に進行する。肝臓の機能が著しく低下すると(肝不全)、消化管出血、播種性血管内凝固症候群(DIC)、腎不全(尿毒症)などを引き起こすことがある。
一度本格的な肝硬変になると、完全に治すことはできない。
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