動物の体表面を覆っている組織。多くの場合、「付属器」という器官が表面から生えている。
体液や養分などが体から出て行かないように保護すると同時に、外部の有害な物質が体に入らないように阻止する働きを持つ。
日本語では、動物の体にくっついて機能している状態の皮膚を「肌」とも言う。
皮膚の付属器いろいろ
- 毛:体毛。ほとんどすべての哺乳類が持つ付属器。
- 髪の毛、眉毛、睫毛、髭、胸毛、陰毛:体毛のうちヒトが持つものに限った使い方。
- 羽毛:鳥の皮膚の付属器。大きさや機能によってフェザーとダウンに分類される。
- 鱗:鳥・爬虫類・魚類に見られる。硬くて薄い構造。
- 爪:多くの動物が持つ。指先にある硬く厚い部分。
- 汗腺:ヒト特有の付属器。汗を作り分泌する。
- 乳腺:哺乳類のメスにのみ見られる。乳汁をつくり分泌する。
- 脂腺:哺乳類に見られる。皮膚に脂気を補うはたらきをする。
- 粘液腺:両生類に見られる。粘液を分泌する。