スラサタンナ聖処に幽棲する籠の中の鳥。夢の中でしか世界を眺めることができない。
プロフィール
名前 | ナヒーダ(英:Nahida/中:纳西妲) |
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レアリティ | ☆5 |
国/所属 | スメール/スメールシティ |
種族 | 魔神 |
使用武器 | 法器 |
神の心(元素属性) | 草 |
誕生日 | 10月27日 |
命ノ星座 | 知恵の主座 |
オリジナル料理 | ハルヴァマズダ(ナツメヤシキャンディ) |
CV | 田村ゆかり |
草神、か…子供の頃、あたしは大声で神様に問いたかった──どうしてあたしに、こんなにたくさんの苦しみを与えるのかって。でも…はぁ。きっと神様でさえも、自身の無力さを色々と経験しているのかもしれない。
──クラクサナリデビについて…コレイ
人物
俗世の七執政が一柱にして、スメールを統治する草神。その二代目にして、国内では"クラクサナリデビ"の愛称で呼ばれる存在。
ナヒーダとは自ら名乗った個人名であるが、前例と同じく、テイワットでそれを知る者は殆どいない。
元々の草神"マハールッカデヴァータ"が数百年前消息を絶った際、捜索に赴いた当時の賢者達が生まれ落ちたばかりの彼女を発見。そのまま招き入れられて以降は、スメールシティの最上層「スラサタンナ聖処」に籠居しており、その姿を民の前に見せたことはない。
神としては未熟ながらもその責任感は本物で、幼い姿なれど聡明にして冷静沈着。「禁忌」の脅威が迫る中、一刻も早く一人前の神へと成長し国民を導けるように、彼女は色とりどりの世界と交わりたいという憧れを夢に注ぎ、たゆむことなくあらゆる知識を学んでいる。
だがそんな真摯さとは裏腹に、教令院の賢者たちは彼女を「先代の死の証明」「先代の加護が未だこの地にある証」としか思っておらず、今まで一度たりとも神として敬ったことはない。彼女の情報は教令院の手で徹底的に検閲され、彼女への信仰と希望は民の間からは見る間に風化していった。
それ故現在は人々から重要視されず、語られることもあまりない。
しかしそんな現実にも異論を唱えず、孤独の闇に胸を焼かれながらも、彼女は立ち止まること無く役割を全うし続ける。一刻でも多く学び、一刻も早く育つ事が、いずれ来る驚異に立ち向かうために必要であり、そして己こそがその責務を担う者であると理解しているからだ。
能力と戦術
Ver3.2前半(2022/11/2~11/18)の期間限定祈願「叡智を恵む月見草」で追加(原神ではPU限定★5キャラが恒常ガチャに加わる事は原則無いため、期間が過ぎると復刻が来ない限りは入手不可)。
"草元素"が絡む炎・雷・水キャラによる元素反応の強化に特化したサポーター兼サブアタッカー。今までの神達のような"汎用性のある"性能ではなく、戦術も組む味方もしっかり考えなければ最悪無力となってしまうが、その分スキルの効果範囲や与えるバフ量は驚異的の一言。
各種エフェクトは草の神というよりも、知恵の神の側面が強調されたサイバーチックな代物となっている。
天賦
- 通常攻撃・行相
最大4段。
通常攻撃はキーボードのような幻像の上で跳ねるステップを踏みながら、前方に草元素のダメージゾーンを発生させる。
地面を基準に発動するため射程と対空性能はクレー並かそれ以上に劣悪だが、単体狙いの元素弾ではなく小範囲攻撃であり、隙もそこまで大きくはないため、近~中距離戦を強いられる代わりに複数の敵に草元素を素早く付与できる。
重撃は前方の空間を「範囲指定→切り取り」するかのように草元素範囲ダメージを発生させる。
いずれもダメージ倍率の低さを優れた攻撃性能で補っているタイプ。ナヒーダ本人の基礎ステータスが攻撃力偏重型であることもあって、やろうと思えばアタッカー運用も可能。特に命ノ星座の完凸後はメインアタッカーとしても十分以上に活躍できる。
- 元素スキル「所聞遍計」
「蔓延りなさい」
単押しでは自身の周囲の敵に、長押しではファインダーを展開(最大5秒、展開中は中断耐性上昇)しその中に収めた敵に、草元素ダメージを与えつつ「蘊種印」を付ける(最大8体)。
蘊種印を付与した敵は蔓草状のリンクで繋がり、蘊種印の付いた敵を元素反応に巻き込んだり、草原核によるダメージを与えると、リンクされた全員に草元素の追撃「滅浄三業」が発動する(2.5秒に一回、ダメージは攻撃力と元素熟知をもとに計算)。
キャラ突破段階4(Lv60~70)で天賦「彗明縁覚智論」が開封されると、自身の元素熟知が200を超えた分が1につき、「滅浄三業」のダメージに+0.1%(最大80%)、会心率に+0.03%(最大24%)のボーナスが上乗せされる。
スキルそのもののダメージよりも25秒という「蘊種印」の持続時間と「滅浄三業」の草付着力が驚異的。元素反応と元素爆発の効果と合わせて敵を追撃の嵐に叩き込もう。クールタイムも非常に短く、新たに湧き出た敵に対して再付与することも簡単。
開花反応とは、継続して草追撃が発生するため種の生成に事欠かない。アタッカーの攻撃範囲にさえ入ればどこでも追撃するため、行秋や宵宮を合わせることにより烈開花反応を容易に起こすことが出来る。炎追撃とシールドを併せ持つトーマの存在も追い風。超開花反応は、雷側は八重神子、雷電将軍など、水側は珊瑚宮心海、夜蘭などの強力な元素反応起点が既に存在し、安定した元素反応が常に発生する感電反応主体パーティーが確立されていたため、ナヒーダを差し込むだけで超開花反応を連続させることが出来る。
特殊な開花反応を起こすニィロウとは、豊穣の核効果と合わせてナヒーダで通常攻撃を繰り返すと猛烈な数と威力の開花反応をお見舞いすることができる。その分自傷も凄まじく、珊瑚宮心海の回復無しでは自滅必至(バーバラの元素スキルの自動回復では間に合わず、回復中はバーバラ本人が殴りに徹さなければならない。)。
ナヒーダ実装以前は草付与力の関係上、草主人公とコレイの2キャラを草枠として編成していたが、ナヒーダは単体で草付与力に優れているため、草キャラはナヒーダで完結するように。空いた一枠に高火力水サブアタッカーの夜蘭や行秋を編成できる。もちろん、従来通り草キャラを2人にして草共鳴による元素熟知上昇と、珊瑚宮心海側で攻撃しても開花反応を安定させる型も強力。
激化反応では、ナヒーダ1人で定期的に長時間の草付与が出来るため、雷アタッカー全般と相性がいい。特に激化反応を得意とするが、自己強化が交代すると消失する上に強化時間が非常に長いセノとっては非常にありがたい存在。更には後述する元素爆発の熟知バフも合わさって威力が大幅に高まる。
また雷電将軍の元素スキルと合わせれば「ナヒーダ元素スキル発動→雷電将軍の追撃発生→激化反応→滅浄三業発生&更に激化反応」というコンボができるため、遠距離から敵を屠る事が可能。一部の旅人からは「死のシャッター」等と呼ばれている。
燃焼反応は、クレーや香菱のような炎付与の手数に長けたキャラクターと楓原万葉のような拡散役と組むことにより、炎付与→拡散→蘊種印の追撃を繰り返して延々と敵を燃やすことが可能。燃焼反応は2秒間に8回のダメージを与え、その威力もナヒーダの補助も合わさって1回数千オーバーはくだらない。
継続的に炎元素を付けた状態を維持できるため、甘雨との相性も良好。こちらの場合は溶解反応を起こすことにより蘊種印の追撃が入り、燃焼反応を継続できる。甘雨の単発高火力の重撃との相性は格別。
- 元素爆発「心景幻成」
「これこそが知恵の殿堂」
夢想の殿堂を顕現させ、植物園風の超広範囲な元素エリア「摩耶の宮殿」を展開する。この中ではチーム内のキャラの元素属性に応じて、その中で元素スキルの追撃「滅浄三業」が起こった際の効果を強化する。
・炎元素……「滅浄三業」のダメージがアップする。
・雷元素……「滅浄三業」の発動間隔が短縮される。
・水元素……「摩耶の宮殿」の展開時間が延長される。
チームに同じ元素属性のキャラが複数いた場合、各対応効果がその分だけ強化される。
また、キャラ突破段階1(Lv20~40)で天賦「浄善摂受明論」が開封されると、チーム内で最も高い元素熟知を持つ者の25%分の元素熟知をエリア内のキャラにボーナスとして与える効果が追加される(最大250(元数値1000)まで)。
この元素爆発だけでは直接的には何の効果も持たないという珍しい特性を持つ。ただし強化効果はかなり強力で、おまけにクールタイム(13.5秒)より持続時間(15秒)のほうが長く、さらに必要元素エネルギーも50と少ないため、常時展開も比較的簡単に行える。チャージ効率は特に必要ないが常時展開したいなら120%くらいで充分だろう。
また効果範囲が異様に広い。螺旋や秘境ならステージ全体をカバー出来る程の広さを誇る。
領域内のエフェクトとグラフィックの美麗さは圧巻。
- 天賦「諸相隨念浄行」
植物やキノコなどの「全く動かず、ただ拾うだけでいい」採集物に元素スキルを命中させると即座に回収できる非戦闘系天賦(1回の発動につき最大5個)。
ナヒーダのレベル上限突破に必要なカルパラタ蓮や、モンド城の民家に生える慕風のマッシュルームのような高所の素材や、ハスの花托などの水上の素材も、長押しのファインダーを使えば楽に回収できる。(ティナリなど特産品の場所をミニマップに表示するキャラがいるとなお良し)
ただし長押しでの採取には「採取物に真っ直ぐに視線が通っている」という条件があるため、チラ見え程度の場合は採取できない。そのため殻がある珊瑚真珠などは非常に取りづらい。
それとナヒーダは低身長ゆえに足が遅いので、ソロではともかくマルチでは他キャラで採取した方が良いだろう。
ちなみに植物に擬態しているトリックフラワーはスルーされるので、採集は普段からナヒーダにしておくと思わぬ戦闘に巻き込まれることも少なくなる。
ひと手順を踏まないと採集出来ない素材(緋櫻毯、蒲公英の種、霧氷花、烈焔花、鉱石類)や、動き回る素材(オニカブトムシを除く昆虫類、魚)、敵や動物を倒したり「調べる」ポイントから放出されて散らばった素材は採集不可。(聖金虫は採集出来ないのにオニカブトムシは採集できる。この差は一体…。)
また、スメールにいる会話可能なNPCの心を読む事も可能。
スメールのテーマイベント任務や魔神任務間章、ファルザンのデートイベント等、一時的にのみ配置されるキャラにもできる場合があるので、ナヒーダがいるならいろんなタイミングでいろんなキャラクターに試してみよう。
特段メリットがあるわけではない小ネタであるが・・・
命ノ星座
第一重「心識蘊蔵の種」 |
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元素爆発発動時、チームメンバーとは別に炎・水・雷の効果を予め一人分ずつ受ける事ができる。 |
第二重「正等善見の根」 |
自身の元素スキルによる「蘊種印」の付いた敵は「燃焼・開花・超開花・列開花のダメージに会心が発生する(会心率20%/会心ダメージ100%で固定)」「原激化・超激化・草激化を受けた後の8秒間、防御力-30%」の効果を受ける。 |
第三重「薫習成就の芽」 |
元素スキルの天賦Lv.+3 |
第四重「比量現行の茎」 |
自身の元素スキルによる「蘊種印」がついた敵の数に応じて元素熟知にボーナスを得る(1体で100/2体で120/3体で140/4体以上で160) |
第五重「妙諦破愚の葉」 |
元素爆発の天賦Lv.+3 |
第六重「大辯円成の実」 |
元素爆発発動後に「蘊種印」でリンクされた敵に自身の通常攻撃や重撃を命中させると、「業障消滅」を発動させ、攻撃力200%+元素熟知400%分の草元素ダメージをリンクした全員に与える(10秒持続し、6回発動後に解除) |
全ての凸効果が凄まじいのだが、特に注目したいのは1、2凸。
1凸効果は、編成の有無に関わらず、元素爆発の追加効果が全て1人分得られる。例えばニィロウの様に元素に縛りが発生するパーティーにおいては、火と雷の追加効果を無条件でそれぞれ1人分得られるというもの。元素爆発の追加効果をあまり考慮する必要が無くなるのは大きな強化と言える。
2凸効果は燃焼&開花反応のダメージで会心が発生する(会心率と会心ダメージは固定)のと、激化反応を起こすと敵の防御力を大きく下げるというもの。元々ダメージの高い開花反応が更に強化されるのは純粋に大きな強化。防御ダウン効果は同系統の防御デバフかつ汎用性が高いクレーの2凸効果と比較すると、激化反応のみに縛られてしまう。だがその分効果量も高く、激化反応は継続的に起こせる為、半永続的に防御ダウンを起こせる。
完凸効果は夜蘭やニィロウ同様、サポーターを最前線で戦うメインアタッカーへ変貌させる。お財布へのダメージは甚大となるが、ナヒーダをメインアタッカーとしても使いたいのならば頑張ってみるのも良いだろう。
総評
ナヒーダ以前に実装された三柱の神々と比べ、汎用性という面では大きく劣ってしまうが、草元素を利用したパーティーを組む際、必ず編成の回答の1人となるキャラクターである。
草元素反応のうちどれか一種でも興味があるのなら、ナヒーダを迎えることを視野に入れておきたい。
- 武器
武器については、やはり最適解となるのはモチーフ武器である限定★5武器「千夜に浮かぶ夢」。装備者と同元素のキャラ1人につき元素熟知を、違う元素のキャラ1人につき元素ダメージを上昇させ、装備者以外のパーティー内キャラクターの元素熟知を上げるというサポートもナヒーダ自身の火力も両立する優秀かつモチーフに相応しい噛み合った装備となる。
ガチャ産★4武器には恒常武器である「祭礼の断片」と限定武器の「彷徨える星」がある。どちらも元素熟知をサブステータスに持つが、「祭礼の断片」の場合、元々ナヒーダの元素スキルのクールタイムが非常に短いため、効果の元素スキルのクールタイム踏み倒しがやや腐る。一方「彷徨える星」は自身の元素熟知に応じて攻撃力を上げ、その上昇分の一部をパーティーにも与えるという強力なサポート武器である。「千夜に浮かぶ夢」が無く、「彷徨える星」があるなら無凸からでもおすすめ。
ただ、全法器で比較すると、「祭礼の断片」は上昇する元素熟知の数値が全熟知法器中2位の数値。(1位は「千夜に浮かぶ夢」。)「彷徨える星」とはかなりの差があるため、元素熟知を高めること1点のみを重視するなら「祭礼の断片」を。
無課金でも入手しやすい鍛造★4武器「万国諸海の図譜」、★3武器「魔導諸論」も良い。サブステータスが元素熟知で、武器効果もナヒーダと充分噛み合っている。
- 聖遺物
聖遺物は、元素熟知や他キャラへのサポート重視の場合は「金メッキの夢」、草ダメージと草デバフ重視なら「深林の記憶」から選択。どちらにせよ、元素熟知はナヒーダの天賦の恩恵が最大限受けられる1000を目指したい。
本人のレベルを強化し、高元素熟知武器&砂・杯・冠の3面を元素熟知にするだけで1000到達自体は意外と容易。(その元素熟知持ちの聖遺物を引き当てることが難しいのだが)
この元素熟知1000については、一種の指標であり、外的要因(草元素共鳴やアルベドやニィロウ、ディオナなどのキャラクターが持つ元素熟知バフなど)の存在から必ずしも聖遺物で目指さなければならないという訳では無い。
逆にPT単位の運用で元素熟知1000をオーバーできる場合、聖遺物オプションの草元素ダメージや会心率&会心ダメージを見直すのも選択肢。 しかし何をするにしても元素熟知は欲しいので、とりあえずのゴールとして彼女自身の数値は800は達成しておきたい。
元素熟知1000を超えた時点で天賦や元素爆発の熟知配布の恩恵は最大値となり、その後も際限無く伸ばせば比例して際限なく火力が上昇する訳では無い(一応、草側からの開花ダメージや燃焼ダメージは上昇するが)。元素熟知を上げることはナヒーダにとって最優先だが、バランスの良いステータス配分も同時に求められる。
ステータス特化さえすれば十分だった珊瑚宮心海や鍾離、ニィロウと比較するとこの点は非常に難しい。だが配分よく十分な聖遺物厳選を行えばその分強力な性能としてリターンがあるため、頑張る価値は大いにある。
ただ上述の通り聖遺物の元素熟知はドロップされにくいため、ひとまず草元素ダメージや会心率か会心ダメージのオプションの物を装備させ、元素熟知の物が揃ったら今装備しているものをティナリやアルハイゼンに譲るか新しい聖遺物を強化するためのエサにすると良い(★5聖遺物のLv20まで強化されているなら、新聖遺物のLvは18くらいまで上がる)。
厳選こそ大変だが、「金メッキ」も「深林」も需要が多いため周回する価値は高い。
余談
- CVは七七と同じ田村ゆかり女史であり、プレイアブルキャラの声優かぶりが丸二年一切無かった原神では初の事例となる。ただしNPCを含めれば「淑女」と白朮の蛇「長生」、鹿野院平蔵と兵士なども同一声優である。
- 『崩壊3rd』のテレサ・アポカリプスとは、容姿が瓜二つでCVも同じと、天理の調停者同様、両作品の関連性を思わせる。声優かぶりをあえて容認したのもこのあたりに関係している模様。
- ちなみに中国語では声優被りは珍しくなく、例えば空とスカラマシュの声優は1人2役で会話している。
- クラクサナリデビとはサンスクリット語でクラ・クサナリ・デビと分けられ、おおよその意味として『小さき吉祥草の女神』と解釈できる。
- 上記の通り、知恵の神ゆえ極めて聡明で理性的だが、それ故か若干諦観が早い節もあり、自身の扱いさえ受け入れてしまった事が賢者達の助長を促したとも言える。それでも看過できないレベルになったのは劇中が始めてだった模様。
- 彼女ももちろん魔神としての名前を持っているが、それが明かされるのはスメール編の最終盤、立ちはだかる敵と対峙する段になった時である(これ以前は誰も彼女を魔神名で呼んでおらず、事前公開された放浪者の立ち絵で間接的に名前が出たのみ)。
- 自身を信仰してくれている信徒には精一杯尽くしており、「民に甘く、個々人に入れ込みすぎだ」と評される一方、それで救われ感謝を抱いている者も多い。
- …のだが、魔神任務クリア後に彼女と直接対面しているスメールのキャラは(NPC以外では)長らく居なかった(「彼」は立ち位置が特殊なので除外)。ただ、伝説任務第一幕の後にセノに報告および依頼しようとしていたり、アルハイゼンのキャラクターストーリーにおいて度々会談していると語られているので描写外では会っているのだろう。
- Ver4.8「陽夏!悪龍?童話の王国!」の後日談において、放浪者が不在だったことを教令院の人々から教えられて知ったと語っていることから、意外にも放浪者とは頻繁に顔を合わせる間柄ではないようだ。むしろ彼には面倒くさい相手だと避けられているようで(そう内心で語る他、大切な友達を紹介しなかったり誕生会に参加しなかったり)、少なくとも同居している訳ではないと考えられる。
- 上記の評価を表す描写としてドニアザードや放浪者には非常に気にかけている描写が多い。ドニアザードは命を救おうとしていたり、放浪者には学籍を設けてあげたりなど。
- 上記に上げた通りスメールのキャラとはほとんど会っていなかったのだが、Ver5.2「キャンディと薔薇の歌」にて彼女を見てすぐにナヒーダと認識しているので、旅人がスメールから離れている間に何度か会っていたのだろう。
- 待機モーションではあやとりやブランコで遊び、攻撃モーションがけんけんぱによるものと、一人遊びが多い。幽閉されて誰かと遊ぶことが無かった故なのだろうか。
- 外界に出てから好きになったものはナツメヤシキャンディだが、脳の栄養としての側面が大きい模様(その割にはオリジナル料理がナツメヤシキャンディの派生なので、結構気に入っているのかも知れない)。逆に嫌いなものは海産物で、未知なる深淵から来るものへの根源的な拒否感によるものらしい。海産物が苦手なキャラクターには珊瑚宮心海、 鍾離が既におり、仲良くやれそうだが、ナヒーダの場合は完全に食わず嫌いである。
- ちなみに今回もチュートリアル動画のナレーションはお馴染みの男だが、動画中で「領域展開」と口にしており、既視感を感じた視聴者も居る模様。
- 元素スキルによるカメラを構えるモーションがキュートで可愛らしいのだが、キャラクター紹介動画が発表された当時に放映中のアニメのOPで似たような構えをしたキャラと比較され話題に(完全に一致)。ちなみにカメラポーズからこっちのジャンプ作品の悪役を連想した旅人も多いとか。
- セノのジョークを面白がる、数少ない理解者である。おまけに彼同様に解説までしてくれるが…。なお彼のギャグセンスはティナリやコレイにとって理解できないものである。
- 彼女のモチーフ武器「千夜に浮かぶ夢」は(やや高い)飲食店で出てくる「カレーの食器」(グレイビーボート)に似ていることから、ネットでは「カレー」と呼ばれることがある。
- ちなみにカレーそのものはインド料理だが、「カレーの食器」こと「グレイビーボート」はイギリス発祥である。そもそもこれはローストビーフに掛ける「グレイビーソース」を入れるための容器が始まりなのだが、イギリスから日本にカレーと共に「グレイビーボート」が伝わり、「グレイビーボート」にカレーを入れ始めたのが始まり。つまり「千夜に浮かぶ夢」=「カレー」は(元ネタ的に)誤りである。ちなみに日本のカレーは『欧風カレー』とも呼ばれる。
- 誕生日には花神誕祭並みの盛大なパーティーを手配してくれるが、大袈裟すぎる誕生日祝いは他国の神もやろうとしていた。ただし神全員がそうなのではなく、務めを終えた元神や人に紛れて生きる神は常識的なプレゼントをくれる。
- 風神、岩神、雷神と「モラがない」は神の定型句の様になっていたが、今の所モラを使う描写がないためナヒーダがモラを持っているのかは不明である。
- ちなみに彼らの名誉のために言っておくと、今までモラを持ち歩かず生活していたためその習慣がないだけである(なお風神はただの飲み過ぎである)。
- 実は彼女にも、モラを持ち歩いていないのではないかと思われるセリフが、一応存在する。昼休みの時間に飲みたいものがある様だが、知識を提供するので(旅人に)買ってはくれないだろうかという物々交換の様な交換条件を持ち出してくる。やはり神々は「モラがない・持ち歩かない」のだろうか…。
- しかし、のちに実装された水神(詳細は個別記事にて)は一般的な金銭感覚を持ち合わせているようだ。金銭感覚が分からないからこそ出費を控えている(たまに散財して赤字)とも取れるが、少なくとも岩神よりはマシだろう。
- 2023年の誕生日、この日は奇しくもVer4.2予告番組が生放送で配信される予定であった。しかし中国でとある出来事があった(デリケートな内容なので、ここでは割愛)ため生放送は延期という、これはこれで不憫な誕生日となってしまった。
- 彼女のエピソードムービーは前半と後半の温度差がエグイ内容となっているのだが、その後半よりある隠しネタがある。具体的には下部に所謂スメール文字が流れ出し、これらを解読すると「夢に隠された真実」に沿った文章が書かれている。
- 本文は以下の通り。
動画時間 | 日本語ボイス | スメール文字 |
1:39 | 花車がゆらぎ、ナヒーダが目を覚ます | 花車がゆらぎ、ナヒーダが目を覚ます |
1:45 | そして言う、夢を見ていたと。 | そして言う、夢を見ていたと。 |
1:49 | ナヒーダの誕生日は今日なのだと。 | ナヒーダが誕生したあの日を思い出す。 |
1:54 | 夢の中で、花の騎士や従者が彼女を見つけた。 | 賢者たちが彼女を見つけた日の夢を見た。 |
2:00 | 神よ、やっと見つけました。皆お会い出来ることを楽しみにしています。 | 「悲しいかな、我らの主たるマハールッカデヴァータ様はどこに行ってしまわれたのか。我々は彼女ともう一度お会いすることを熱望している。」 |
2:08 | 花神誕祭が幕を開け、人々は彼女を囲んで楽しく踊る | マハールッカデヴァータの死を悟った人々は、ナヒーダを囲んで涙し、打ちのめされた |
2:15 | 花車の上でナヒーダが、みんなに手を振りさよならを言うまで | ついにナヒーダは先代の信仰者によって幽閉された。そして、彼女に手を差し伸べるものは終ぞ訪れなかった。 |
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- クラクサナリデビ/マハールッカデヴァータ/????? ……いずれも彼女に深く関わる"草神"の名前。関係性も含めた全てがネタバレに繋がるので、閲覧時は注意されたし。
- 由詑かなみ…人々の「夢」に関連する特別な能力を持つヒロイン、幼い少女でありながら精神的には大人びている、CV田村ゆかり などの類似点がある。
- 古手梨花…実年齢は幼いが精神的に大人びている、時間のループに関係、ろくな目に遭っていない、CV田村ゆかりと共通点が多い。
- 七七(原神)… 中の人が同じな原神の登場人物、実年齢が人間の寿命を越えている、その年齢にそぐわぬ幼い容姿などの類似点がある。
- クレー…ナヒーダや七七と同じロリ体型のキャラ。ナヒーダと同じエルフ耳を持っている(ナヒーダは不明だが、クレーはエルフであることが判明している)。地味に中国版では中の人が同じである。
- 「雄鶏」…こちらも小柄な体型でエルフ耳のファデュイ執行官。ファトゥス5位の座に立てる相当な実力者である。