稀な「非人類」の血統を引いている少女、「キャッツテール」の超人気バーテンダー。
「猫に噛まれてしまいましたよ。」
── ディオナのバーテンダーとしての才覚を褒め、彼女と契約を結ぼうとしたアカツキワイナリーの執事・エルザー
概要
名前 | ディオナ(英:Diona/中:迪奥娜) |
---|---|
レアリティ | ★4 |
国/所属 | モンド/キャッツテール |
種族 | 獣人(カッツェレイン族) |
使用武器 | 弓 |
神の目(元素属性) | 氷 |
誕生日 | 1月18日 |
命ノ星座 | 子猫座 |
オリジナル料理 | 絶対オツマミじゃない(モンド風焼き魚) |
CV | 井澤詩織 |
彼女のこと?不思議なバーテンダーよね、この私と気が合うなんて。彼女はモンドの酒造業を潰すためにバーで働いていて、私は騎士団に復讐するために騎士団にいる。こんな奇妙な縁があるのね…
──ディオナについて…エウルア
人物
モンド城郊外の狩人の町・清泉町の狩人の長ドゥラフの娘。三毛の耳と尻尾は本物で「カッツェレイン一族」の血統の証である。
平時はモンドの酒場「キャッツテール」でバーテンダーを務める(CMでは「ニャーテンダー」と呼ばれている)。
誰もが絶賛するカクテル作りの才能を持つが、酔っ払いの醜態が大嫌いであるがゆえに酒を心の底から嫌悪しており、いつかこれらをモンドから駆逐する「酒造業の殺し屋」でありたいと思っている。
酒場で仕事をしているのももう二度と酒を飲みたいと思わなくなるようなまっずい酒を出してやろうという魂胆があっての事だが、自身の「恵まれた才能」故に出来上がるものは美味しいカクテルになってしまうという「呪い」に頭を悩ませている。
モンドの酒造業を掌握しているアカツキワイナリーのオーナーディルック相手には嫌悪感を顕にする。その反動なのか、ガイアのことは嫌っていない。
父・ドゥラフの事は素の人間性は悪く思っていないものの、酒好きで酒乱という彼女が一番嫌いな人種になりたがる厄介な嗜好を持つため、顔を合わせるたびに塩対応を返している。
Ver1.5のデートイベント第2弾で対象キャラとなった。なお、バーバラ同様に彼女にもバッドエンドがあるので注意(ノーリスクでやり直しはできるが)。
能力と戦術
Ver1.1(2020/11/11)で追加された★4キャラで、主に恒常祈願(ガチャ)「奔走世間」で獲得可能。
元素爆発で張られる元素エリアを軸に立ち回るマルチロールサポーター。
サポーターとして必要な能力がHPで統一されているため育成がしやすく、命ノ星座無凸の時点でヒーラー、タンク、シールド展開、氷元素付与、氷元素粒子生成と多方面にち回れる上、完凸すれば熟知バッファーの役割も担える。アタッカー以外は何でも出来る便利屋ポジション。
天賦
- 通常攻撃・狩人の射術
最大5段。攻撃速度もダメージ倍率も特段優れているわけではない。
あくまで非常用と割り切り、スキルと爆発メインに立ち回ろう。
- 元素スキル「フリーズキャッツクロー」
「攻守兼備!」
前方に敵を追尾する複数の氷の爪を撃ち出し、氷元素ダメージを与え、命中と同時に自身にシールドを張る。長押し発動で撃ち出す爪の数が増える。シールドの耐久力は自身の最大HPから、持続時間は氷の爪の命中数から算出される。クールタイムは若干長めだが、長押しで全弾ヒットさせればそのほとんどの時間をシールドでカバー出来る。元素粒子の生成量も命中の仕方でムラこそ出るが概ね優秀。
素早く相手に氷元素を付与できることから、雷元素持ちの物理アタッカーであるフィッシュルやレザーとは好相性。
超電導反応による物理防御ダウンに加え、シールド展開によるある程度のゴリ押しも可能な為、スキル発動後に即交代→超電導反応を引き起こしてから殴る→しばらくしたらディオナに交代してスキル発動……を繰り返せば相手に常に防御ダウンのデバフを付与しつつ戦う事も可能。
天賦レベルによってシールドの継続時間が変わるので最低でもLv7必要だが、同時に耐久度も変わるので可能なら積極的に上げていきたい。
Ver3.2からは同じ氷元素シールド★4キャラレイラが実装された。元素スキルの回転率および耐久度は彼女の方が上だが、火力バフはいまいちで回復効果も無い。耐久重視ならレイラ、サポートも欲しいならディオナと使い分けるのが良い。
- 元素爆発「特製スピリッツ」
「反省しなさい、酔っ払いさん!」
氷元素を込めた酒を容器ごと投げ込み、前方円範囲に元素エリアを形成する。エリア内では敵は継続的に氷元素ダメージを受け、味方はHPを回復する。レベルアップで敵の攻撃デバフ、命ノ星座(限凸)1凸で終了時の元素エネルギー回収、4凸で重撃チャージ時間短縮、6凸(完凸)で元素熟知ブーストと、突破すればするほど多方面にサポート性能が伸びていく。
欠点は必要元素エネルギーの「80」という重さだが、1凸すると元素爆発終了後に15回復するので実質「65」になる。聖遺物(装備)や武器の効果で元素チャージ効率を上げつつ、お財布に余裕があるのなら★4の排出されやすさに期待して積極的にガチャを回し、突破を狙うのもありだろう。
- 天賦「おまけのおつまみ」
回復系料理を完璧に調理した時、12%の確率で料理を2個(1つ余分に)獲得する非戦闘系天賦。確実に入手出来るバーバラが同様の天賦を持っているためいまいち影が薄い。
命ノ星座
第一重「特製の余韻」 |
---|
元素爆発終了時、自身の元素エネルギーを15回復する。 |
第二重「クールキャッツクロー」 |
元素スキルのダメージ&シールドのダメージ吸収量+15%。マルチプレイ時、周囲の味方にも本来の強度の50%分のシールドを付与する(継続時間5秒)。 |
第三重「お、おかわり?」 |
元素爆発の天賦レベル+3(最大15) |
第四重「酒造業キラー」 |
元素爆発エリア内での自身の狙い撃ちチャージ時間-60%。 |
第五重「エクストラアイス」 |
元素スキルの天賦レベル+3(最大15) |
第六重「キャッツテールが閉店の時」 |
元素爆発エリア内のキャラは「HP50%以下の時、受ける治癒効果+30%」「HP50%以上の時、元素熟知+200」の効果を得る。 |
4凸以外はサポーターとしての使い勝手を大きく底上げするため、出来れば完凸まで育てたい。とはいえ★4キャラには確実な入手手段が存在せず、狙って引くと地獄を見るため「目当ての★5の限定祈願に居たら意識して多めに引く」くらいで良い。
装備選定について
武器のおすすめは元素チャージ効率が上がり仲間のチャージにもある程度寄与できる☆4「西風猟弓」か、やはり元素チャージ特化型で、元素スキル長押しの手数故に固有能力の確率で発動というリスクをほぼ踏み倒せる☆4「祭礼の弓」。☆5「終焉を嘆く詩」でも良いが競争率が激しいのでディオナ優先としては厳しい。
聖遺物のおすすめはHP・治療効果・元素チャージ効率を伸ばす組み合わせ。アタッカーではないので攻撃力・会心率・会心ダメージは気にしなくて良い。
最大HPを伸ばす「千岩牢固」2セット、治療効果を伸ばす「愛される少女(or海染硨磲)」2セット、元素チャージ効率を伸ばす「絶縁の旗印」2セットから2組を組み合わせると良い。
メインステータスは冠・時計・杯を全てHPで固めるくらいで良い。下手に治療効果や元素チャージ効率を積むと元素爆発は強化されるが元素スキルのシールド強度が伸び悩むためである。
爆発を頻繁に撃ちたいのであれば200%以上は欲しいので、時計をチャージ効率にするという手もある。
また、ネタビルドとして『ディオナ砲』という超火力型もある。というのもディオナはサポーターでありながら突破ステータスが何故か氷元素ダメージ、さらに星座2凸でも元素スキルダメージアップがあるので火力型としての素質がある。まず事前準備としてディオナの武器は☆5「若水」、会心ダメージ+HP上限アップ+装備者の与えるダメージアップの効果がある。聖遺物は「氷風を彷徨う勇士」4セット、オプションは時計が攻撃力、杯は氷ダメージ、冠は会心率。そこに火力バフ+氷元素共鳴要員として申鶴のスキル短押しで氷元素ダメージを5回分上げる(元素爆発を使う場合は爆発→スキルの順で)。そこから楓原万葉のスキル短押しでさらに上げる。これだけのバフをした上でディオナのスキル長押しをすれば3万のダメージを5発、その間にモナや万葉の元素爆発で更にバフすると1発あたり5万のダメージを叩き込むことが出来る。当然、火力型なのでバリアは弱くなるし、ディオナのスキル長押しのクールタイムが15秒という欠点はあるが、ディオナでサブアタッカーをやりたいなら参考までに。
余談
- 本人は猫扱いされることを嫌がっているものの、時折語尾に「にゃ」がついたり、待機モーションで毛繕いや伸びをしているあたり傍から見れば完全に猫そのまんまだったりする。
- 履いているブーツが若干奇妙な形状をしており、ほかの女性キャラの靴やブーツのかかとにあるヒール部分が彼女のブーツには付いておらず、その上で靴底の形状が共通しているため、常につま先立ちをしているような状態になっている。立ち絵でもヒール部分が確認できないことから、恐らく猫がつま先立ちをしているのを表現しているものと思われるが真相は不明。
- 実は神の目を手にしたきっかけの「執着」にも、「呪い」を受けるに至った経緯にも全て父親・ドゥラフが関わっているという筋金入りのファザコンだったりする。
- CVを務める井澤詩織は、今作でmiHoYo作品での出演皆勤を達成している。またプレイアブルキャラクターとしての起用は、『崩壊学園』のイザーリン・リーヴトゥルース以来である。
- Ver3.3から始まる恒常ミニゲーム「七聖召喚」の紹介PV「七聖召喚を一戦やろう!」では初めてキャッツテールの中を見ることが出来るようになり、ディオナも出演している。七聖召喚目当ての客がお酒も飲むため悪態をついているが、七聖召喚自体は好きらしく、旅人に色々レクチャーしている。
- ちなみ店内は1階部分はエンジェルズシェアよりも広くVIPルームもあるが、2階部分はかなり狭く通路くらいしかないため猫専用の通路なのだろう。
関連イラスト
関連タグ
以下、Ver.4.1のイベント「流れゆく水に詩を紡いで」のネタバレ
実は、ディオナの「どんなに不味そうな調合をしてもカクテルが美味しくなってしまう『呪い』」は、彼女の天賦の才能ではなく、清泉町の「泉の精霊」から授かったものであることが「流れゆく水に詩を紡いで」で判明している。
そして、「泉の精霊」の正体は力の大半を失い、清泉町の泉に住み着いた純水精霊のカリロエーだった。彼女が清泉町の老人フィンチと彼が幼い時に交流があったこと、彼の自分への恋心に気付きながらも種族の違いから別れを選んだことを悔やんでいたことを知ったディオナは旅人や「両国詩歌握手懇談会」で知り合った重雲達と奔走し、カリロエーとフィンチを数十年越しに合わせることに成功した。
懇談会の会場に戻ってきたディオナにウェンティがドリンクを作ってと頼んでくる。いつもは嫌がるところだが、「今日は機嫌がいいから、特別!」と快く引き受けた。
なぜなら、それは「呪い」ではなく、秘密の友達からの「贈り物」なのだから。