異国の顔を持つ剣士、西風騎士団の頭脳派である。
概要
名前 | ガイア・アルベリヒ(英:Kaeya Alberich/中:凯亚) |
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レアリティ | ★4 |
国/所属 | モンド/西風騎士団 |
種族 | 人間 |
使用武器 | 片手剣 |
神の目(元素属性) | 氷 |
誕生日 | 11月30日 |
命ノ星座 | 孔雀羽座 |
オリジナル料理 | フルーティーな串焼き(鶏肉と野生キノコの串焼き) |
CV | 鳥海浩輔 |
「…前の騎兵隊隊長と比べたら、ガイアさんは親しみやすいよ。モンド城内のことならなんでも知ってるみたいだ。」――吟遊詩人アルリノ
人物
黒い肌にツリ目の青年。西風騎士団の騎兵隊長にして、ジン代理団長の右腕。飄々とした性格で、誰に対してもどんな時でもにこやかな物腰を崩さない。
モンドの酒飲みと年寄りの間で人気があり、「安心して孫娘を託せる男」という称号もある。普段は昼行燈に見えても、やる時はやる男である。
彼の主な仕事はモンドや騎士団で様々な問題が起きた時の「後始末」。担当した任務は解決が約束されたも同然と言われているが、解決に向けて自ら動きそうな人間を焚きつける、敵意を持つ者をあえて煽てて破滅へ誘導する、相手が保護対象でも危険な方法で刺激して情報を引き出すなど、およそ騎士という立場で取って良いものではない手段も躊躇いなく用いる。
最終的に期待通りの結果が得られれば、彼にとっては過程や手段はそれほど問題にはならない。
このほか、裏方の仕事に注力するあまり本来の表向きの任務を(表面上は)おろそかにして結果的に後輩のアンバーに丸投げする形になりがちなことから彼女に呆れと憤りを抱かれていたり、作中のとあるサブシナリオで旅人共々実質ガイアに騙される形で彼の仕事に利用されたことからパイモンからは若干厄介視されている。
一方で、騎士団の中でも特殊な事情や問題を抱えるノエルやクレーなどの団員のフォローにジンらと共にしっかり努めていることも示唆されている。
とはいえいつもはのんびりとしており、他に厄介事を引き受けてくれる者(旅人)や、しっかり者(ジン・ディルック)がいるのであれば彼らに仕事を投げ、自分は全力で楽しむタイプである。
彼にとっての価値判断は「面白い」ことが大きなキーワードになる。一般的な社会性や倫理観は理解しているものの、一瞬の迷いが浮かぶ表情や、敵が恐怖を隠そうとする姿などは彼が愉悦を感じる大好物であり、凡人とはやや違う特異な感受性も隠し持っている。
漫画では任務とは別に、彼の個人的な趣味でコレイを追い詰め彼女から愉悦を味わおうとした。とはいえ一件落着後は彼女に笑いかけている。ニコッ!
ディルックとは義兄弟の関係だが、過去に何らかの確執があったらしい。ディルックの人々が幸福でありさえすれば「自分が祭りを祝う一員にならなくとも、僕は満足している」という考え方に対し、ガイアに言わせるとディルックは「子どもの頃は可愛かったが、今はつまらない奴」「英雄とは自己犠牲を払うものだ」とのこと。
一方で別の場面では「色々な感情を抱え込んでいるだけの子ども」とも指摘しており、ディルックの反応を密かに面白がっている。ガイアはディルックを「本当は俺と同類(悪人)」と分析している。
詳細は未だ不明だが、公式サイトの漫画『セレベンツ』で垣間見えてくるので、興味のある方は読んでみよう。アカツキワイナリーにある派手な壺の由来も漫画で語られる。
とはいえ別に絶縁状態という訳では決してなく、前述の漫画セレベンツでの共闘も経て、今は軽口を叩き合う関係になっているらしい。
アカツキワイナリーでは、メイドのアデリンや執事のエルザー達がモンド城に住むガイアを心配しており、今も彼の帰りを待ち続けている。
ロサリアによると、「彼は興味を持った人間、例えば旅人や『誰かさん』のような人にしかちょっかいを出さない」らしく、ガイアもそれを否定しない。
鳥海浩輔(ガイア役)氏によるディルックのチュートリアル動画はこう締めくくられる。「無慈悲な戦い方と優雅な振る舞いには俺も目が離せない。だが、あいつが真実を知った時、それでも今と同じように前へ進めるだろうか。全く、面白い奴だよ、あいつは」
好きなものは白ワインと蒲公英酒のカクテル、嫌いなものはぶどうジュース。曰く、「酒にすれば美味いのに(ぶどうジュースを)飲む奴はロマンが無い」。酒が苦手でぶどうジュースを飲むディルックとは正反対である。
オシャレで独特のセンスを持っており、調度品などを選ぶセンスは奇抜。
能力と戦術
メインストーリー序盤で加入する(配布される)キャラの一人。
主に探索と他キャラとの元素反応で輝くサブアタッカー。サポート寄りの能力ではあるがメインで使っても決して弱いわけでは無い。物理ダメージ倍率が高く、天賦や凸では自己回復やシールドも生成できるようになる。
天賦
- 通常攻撃『儀典の剣術』
最大5段の連続攻撃。攻撃の物理ダメージ倍率は並み居る★5キャラを凌いで何と片手剣トップに君臨する(片手剣は最もキャラ数の多い激戦区)。多段ヒットはなくモーションも片手剣キャラの中では遅めだが運用の工夫次第で十分カバーできる範囲にとどまる。物理ダメージ重視型ビルドや超電導反応(雷+氷)などの敵の物理耐性を下げる元素反応とあわせれば、ゴリゴリの物理アタッカーとしての運用が可能。
- 元素スキル『霜の襲撃』
「大人しくしやがれ」
「凍れ!」
急速に凍結する寒気を放ち、前方範囲の敵に氷元素ダメージを与える。
キャラ突破Lv1(Lv20~40)で天賦「冷血の剣」によって「命中時、敵1体につき攻撃力の15%分のHPを回復する」追加能力が、キャラ突破Lv4(Lv60~70)で天賦「氷淵の心」によって「このスキルで凍結反応(水+氷)を発生させた時、元素粒子を追加で生成する」追加能力が開封される。
単体ではそこまで強くはないが水元素や雷元素との反応を狙うと強力で、クールタイムも近接型の元素スキルにしては短い方なので扱いやすい。
また、このスキルは戦闘以外でも、探索時、水面を凍らせ足場にする時に実力が発揮される。数ある氷元素スキルの中でも直線方向への凍結射程が広く、まさに氷の橋。泳いで渡るにはスタミナが足りなくなる離れ小島に行くためには必須の能力で、特にモンド北東の「地図にない絶海の孤島」に行くために確実に実行できる2つの解のうちの1つとなっている。
ちなみにもう1つの解はアンバーを主軸にして天賦と料理でスタミナ消費を限界まで軽減し、星拾いの崖から東へ飛ぶ方法である。なお、モナや神里綾華が居ればスタミナ調整をしながらの水上走行を可能にし、リオセスリやフリーナに至っては雑な運用でも無限の水上移動が出来る完全上位互換となるが、いずれも★5キャラであるため前提条件を揃える時点で至難となる。
- 元素爆発『凛列なる輪舞』
「この瞬間、お前は永遠を手にする」
「ハハ、すまんすまん」
自身の周囲に敵に氷ダメージを与える寒氷の柱をしばらくの間展開する。発動後に他キャラと交代して元素反応を引き起こすのに向いているスキルで、交代先が炎元素使いなら溶解反応で元素火力を増大させ、雷元素使いなら超電導反応で敵の物理耐性を下げ、水元素使いなら凍結反応で動きを封じ続ける事が出来るなど、応用の範囲が広い。
必要元素エネルギー量は60と平均的で、元素スキルが軽いのでおのずと回転率も高くなる優秀なサポートスキル。欠点は火力が低めなのでそれ自身でダメージを出すのは難しいことくらいである。
Ver2.0では元素爆発時に、普段のにこやかな彼とは異なった好戦的で愉しそうな表情をするように修正された。ヒャッハー!
- 天賦「秘められた実力」
パーティ全員のダッシュ時の消費スタミナが-20%される探索天賦。消費スタミナ軽減効果のある料理や元素スキル(例:バーバラ等)、風の元素共鳴などと組み合わせれば、疲れ知らずの全力疾走でフィールドを駆け巡る事が出来る。
原神はキャラの体格が移動性能に反映されるシステムであるため、長身のガイア本人が場に出るとさらに効果が増す。
命ノ星座
第一重「優れた血筋」 |
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氷元素が付着している敵への通常攻撃と重撃の会心率+15%。 |
第二重「無尽なる霜舞」 |
元素爆発継続中に敵を撃破すると継続時間+2.5秒(最大15秒/6回まで)。 |
第三重「凛冽なる戯れ」 |
元素スキルの天賦Lv+3(最大Lv15) |
第四重「極寒の口付け」 |
自身のHPが20%を切っている時、最大HPの30%分の吸収量を持つシールドを展開する(持続時間20秒/クールタイム60秒)。 |
第五重「冷たい抱擁」 |
元素爆発の天賦Lv+3(最大Lv15) |
第六重「輪旋の氷」 |
元素爆発の氷柱が一本追加され(ヒット数増加の恩恵がある)、発動時に元素エネルギーが15回復する。 |
役に立つのは2凸と6凸。どちらも元素爆発のサポート性能を底上げする。
ぜひ重ねたいところではあるが、初期に確定入手できる★4キャラ3人(アンバー、ガイア、リサ)は常設の限定祈願の対象からは外れており、恒常祈願および一部の集録祈願の副産物として出るのを期待するか、スターライトを貯めて交換するしかなく、下手をすると限定★5キャラより凸が難しい。
装備について
元素爆発に必要なエネルギーは「60」と平均的だが、元素爆発が最大の火力なのでチャージ効率は150%は欲しい(氷パーティーなら130~140くらいで良い)。
おすすめ武器は★5の中では武器攻撃力こそ低いものの、最大HPアップ+最大HPに応じて攻撃力が上がる「磐岩結緑」。後は武器攻撃力とチャージ効率が稼げる「天空の刃」や会心率+通常攻撃ダメージが上がる「波乱月白経津」。ただし「磐岩」と「波乱」は会心率が過剰になりやすいため注意。
★4は会心ダメージ+敵を倒すと短時間攻撃力が上がる「黒岩の長剣」、会心率+与えたダメージ量に応じてHPが回復する「黒剣」など。
おすすめ聖遺物は2セットで氷全素ダメージアップと4セットで氷元素反応を受けた敵に対する会心率を上げる「氷風」4セット。
また稲妻上陸まで行ってるのならチャージ効率に応じて元素爆発ダメージの上がる「絶縁」4セット。
そこにチャージ効率を上げる武器★5「天空の刃」や★4「西風剣」などを装備させれば元素爆発限定ではあるが火力を上げることが出来る。
ガイアのレベル上限突破ボーナスがチャージ効率上昇のため相性が良い。
オプションは砂(時計)が攻撃力またはチャージ効率、杯は氷ダメージ、冠は会心率/ダメ。
サブステータスは会心率/ダメを最優先、後は攻撃力%やチャージ効率を上げていこう。
コスチューム
ver3.8で追加。同シーズンの期間限定イベントで配布され、終了後はショップで有料購入する形になる。
クレーの保護者として訪れたスメールの秘境「ヴェルーリヤ・ミラージュ」で袖を通す事になった、「短刀の大盗賊」を演じるための演劇衣装。「目を引く」事を重視した派手な格好だが、意外にも服そのものは楽に着られるものであり、小道具である装飾品や短刀の手入れの方が面倒であるとか。
派手派手しい衣装に目を奪われがちだが、地味に髪型も変わっていたりする。良い胸板をお持ちであることがわかる。
なお、これをお披露目する前後にその様子を見た秘境の住人から「"役を演じる"ことに相当慣れている」ことを指摘されている。ガイア本人はいつもの調子ではぐらかしていたが、彼が背負った色々なものを考えると図星を突かれた形になるのだろう。
余談
- 日本語版のみギリシャ神話の地母神ガイアと似た名前だが、原語版の名前「凯亚(凱亞)」の発音は「カイヤ」に近い。英語や韓国語吹き替えでも同様に「カエヤ」「ケイヤ」と呼ばれており、多くの言語の字幕で「Kaeya」と綴られる。ちなみに現実の「Kaeya」はインド系に多い名前。
- ディルックとは義兄弟、紹介文には「異国の顔を持つ剣士」と説明されている通り、ガイアはモンド生まれではない。モンド出身ではないモンド所属キャラは他にも居るが、キャラクターストーリで明かされる彼の境遇は特殊な立ち位置である。
- Ver1.6の期間限定イベント「真夏!島?大冒険!」では、ジンがクレーを心配して「金リンゴ群島」についていくことになったため、騎士団の業務を代わりに任されることになったのだが、イベント期間中に実際に騎士団の執務室に行くとガイアがおり、「忙しくなりそうだ」とボヤいている。その後、クレーを誘い出した謎の人物「ドド大魔王」からの手紙が自分、ディルック、アルベド、レザーにそれぞれ送られたことで、同イベントの第3幕でトワリンに乗って彼女たちに合流する(自分の抜けた穴はリサに頼んだ)。
- 前述の水を凍らせ海を渡ることもできる元素スキルを持つ事から中国のコミュニティで付いたあだ名が『踏氷渡海真君』。しかもあろうことかこのネタが公式に拾われ、webイベント「岩港珍奇行紀」で全世界に発信されてしまった。これに限らず、飄々とした性格と台詞回し、一発ネタに叩き込んでも映えるある種のイケメン振りによってユーザーの間ではネタキャラとしても愛されている。
- Ver2.0の稲妻実装時、ガイアのスキルだけで稲妻に不法入国しようという猛者も現れた。結果は稲妻がはっきり見え始めた辺りで天候が雷雨に変わり、雷で容赦なくダメージを受けパーティが崩壊し始めた所で強制送還(ワープ)。この海ばかりはストーリーを攻略し、ちゃんとした大船で渡るしか無いようである。
- なお、こちらの雷は稲妻の魔神任務をクリアし、更に雷電将軍の伝説任務をクリアすることで解除され、ガイアのスキルによる入国が可能になる。とはいえ、ソロプレイでの入国には6時間程度かかる上、その頃には稲妻のワープポイントも解放してあるであろうため、得られるのは達成感か、無為な時間を過ごした虚無感くらいだろうが、気になる人は実践してみてはどうだろうか
- 原神公式ブログにて、オリジナル料理「フルーティーな串焼き」のレシピが公開されている。フルーティーな香りの正体は、酒好きなガイアが持ち込んだ「午後の死」(スパークリング白ワインをベースとしたカクテル。現実ではアブサンを加えるが、モンドでは蒲公英酒を用いる)と判明した。
- パッシブスキルの『秘められた実力』部分は、テストプレイ時は『力への渇望』という武器素材増産スキルだった。
- 「騎兵隊長」の肩書にも拘わらず、ゲーム中に馬が一切登場しないため騎馬描写がない事が度々ネタにされる。本人の語る所では部下の騎兵は全員遠征に参加しているらしい。
- ちなみに「セレベンツ」の方では普通に馬が登場するのだが、この当時のガイアの肩書は「庶務長」であるためか、やはり馬に乗る描写はない。
関連イラスト
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ツララ・ヘイルストーン…氷属性、青髪、眼帯という奇跡の合致。
- カーンルイア人の末裔
「カーンルイア? ほお~いろいろ知ってるな。カーンルイアの栄光はとっくに消えているよ。今残っているものは全員罪人だ。あいつらのことを気にする必要なんてないだろう」
その身には天理に滅ぼされし国「カーンルイア」の血が流れており、モンドに流れ着きラグヴィンド家に拾われたという境遇を持つ。
ガイア本人は上記のボイスの通り、自分なりにこれを過去のものとして消化したつもりでいるが、何らかの形で必ず的中するモナの占いによると、いずれこれと再び向き合わねばならない時がやって来るという。
- 期間限定イベント「残像暗戦」
2022年7月の期間限定イベント「残像暗戦」では、ガイアの父の残した筆跡を読むことができた。
「…独眼の王エルミンの力が衰えた時、摂政として介入したのは王家の血を引かないアルベリヒ一族であったことを、常に心に留めておくように」
「カーンルイアを復活させることはできなかったが、アルベリヒ一族は惨めに生き永らえるための余燼ではなく、儚くも、炎のように輝く存在であるべきだ」
これにより、ガイアが貴族(ただし王族の血縁ではなくそれに代わり権力をふるう摂政)の血筋であることが明らかになった。
また、ガイア本人は悲壮感にあふれる父の筆跡を淡々と評している。
「俺にとって、この紙は何の身分証明にもならないし、俺が他のどこかに行くのを支える力にもならない」
「今見れば、この筆跡はまるで燃え尽きそうな炎のように、悲戚が漂ってくる。モンドに住んでいる俺には、あのような字は書けないだろう」
大昔から課せられた上記"使命"は、彼個人にとっては「やる気も意義も感じられない先祖の妄執」に過ぎないのだろう。
なお、彼のファミリーネームの「アルベリヒ」は実世界ではドイツ系のファーストネーム。ただしカーンルイア人に北欧神話モチーフの名前が多い点を考慮すると、オペラ「ニーベルングの指環」に登場するドワーフが名前の引用元と思われる。
- 魔神任務第三章第六幕"カリベルト"
2023年3月に実装される魔神任務にて、ついに彼がスメールにてダインスレイヴと邂逅する。ガイア自身は純血のカーンルイア人ではなく、その末裔による混血であることが明らかになった(純血のダインスレイヴと比べると末裔のガイアの瞳の◆は小さい)。
また、彼の純血のカーンルイア人とは異なる黒い肌は、スメール人との混血が進んだと推察される。
ただ同時に、ダインスレイヴからアルベリヒという姓はアビス教団創設者コロタールのものであり、そうそう大っぴらに名乗るような苗字ではない事を聞かされた。
祖先のコロタールはカーンルイアの予言者に心酔し、彼の導きによりアビス教団を創設した。
そして魔神任務が進むと別方向からも語られるのだが、通常、混血のカーンルイア人はヒルチャールに変じてしまう呪いを受けているため、アルベリヒ家の祖先が解呪不可能とされていたカーンルイアの呪いを何らかの形で解いた証明となっている。
今はダインが摩耗した記憶の奥底から情報を引き出すのを待つしかないが、これがアビス教団やダインにとって重要なファクターとなることは想像に難くない。
また、ガイア本人はカーンルイアのことを知らなかったため、幼少期にワイナリーのキャラバンがスメールに行くことが知ると、こっそり付いていくほどの行動力の持ち主であったこと(クリプスが飛んで迎えに来る大騒動となった)が語られる。
ガイアは自身の境遇について「父が俺をモンドみたいな自由で平和な城に置いていったのは、ただ真っ当に生きて欲しかっただけなのかもしれない」と前向きに考えており、今の彼は「モンド人」であると語った。
- 余談(ネタバレあり)
- ちなみにスメールには騎士団の仕事として酒とそれに使うスパイスの買い付けに来ていたのだが、そのせいかVer3.5の風花祭では名前こそ出るものの姿を見せることは無かった。まあ本来はモンドからスメールは遠い(ワープポイントでポンポン飛べる旅人がオカシイだけ)ので仕方ないが。
- なお、旅人と合流するまでの間にスメールの少なくとも一軒の飲み屋の酒を(数日掛けてとはいえ)全種類飲み干した酒豪の男である。
- 一時期はカーンルイアの真の王子であるかのようにファンの間で扱われていだが、イベント「残像暗戦」で王族の血を引いていないことが明言されこの説は否定された。
- デートイベント
複雑な出自のガイアだが、カリベルトクリア後に開放されるデートイベントでは、彼が運命にも立ち向かう覚悟のある「強い人」であることや、彼の信念を知るなど魅力を堪能することができる。
ガイアは、生まれつき定められた運命とは関係なく、自分の好きに生きることを選択する強さを持つ人間なのである。
- 先祖
スメールに残る伝承を紐解くと、ダーリ(カーンルイアの古い呼び方)はスメールに遺跡巨像で出撃し、黒淵から湧き出た魔物の群れと戦った。デーヴァーンタカ山にある遺跡巨像には摂政元帥アンフォルタスらが搭乗していた。
ガイアは王族とは血縁のない摂政の血筋であり、このアンフォルタス元帥が摂政であったことから、戦後にアンフォルタスがスメールの現地の女性と結ばれ、その後スメール人との混血を経てガイアが生まれたと推測できる。
また、書籍に「将領アルベリヒ」という記述があることから、アルベリヒ家の主流が武人の家系であり、カーンルイアで軍部への影響力が大きかったことが分かる。カリベルトが8歳で亡くなっており、コロタール側の血筋は途絶えているため、ガイアはアルベリヒ家の中でも武闘派のアンフォルタスの血筋に属している説が補強される。
また、コロタールがアビス教団を設立したのはカーンルイアの「予言者」ヴェズルフェルニルに心酔し彼に導かれためであり、ガイアの祖先であるアンフォルタスはアビスとは深くは関与していなかったと思われる。
なお、王の支持を得られなかったという道化の来歴を鑑みるに、摂政だった将領アルベリヒとの王国内での立ち位置は遠く、道化がガイアと関連がある可能性は低い。