世界の外から漂流してきた旅人。肉親が見知らぬ神に連れ去られたため、七神を探す旅に出た。
概要
レアリティ | ★5 |
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国/所属 | なし(必要な時は「モンドの栄誉騎士」か「協会所属の冒険者」で通す) |
使用武器 | 片手剣 |
神の目(元素属性) | なし(七天神像との共鳴で変更可) |
誕生日 | 不定(プレイヤーの任意で一度だけ設定可) |
命ノ星座 | 旅人座 |
オリジナル料理 | なし |
CV | 堀江瞬/悠木碧 |
『原神』におけるプレイヤー分身の主人公で、数多の世界を渡り歩き旅をしていたという謎の双子の兄妹。
そしてある幻想(ファンタジー)世界「テイワット」を訪れ去ろうとした際に、突如見知らぬ存在の襲撃を受け、妹の蛍・兄の空共々力を封印されて長き眠りにつくことになる。
目覚めた現在は離れ離れになってしまい、主人公となる方は片割れとの再会を目指して、パイモンと共に大陸の七柱の神の元を巡る旅へと踏み出した。
人物
通称は「旅人」で、テイワットの人物達からはほとんどこの名で呼ばれている。
モンドにおける龍災を解決した功績から西風騎士団に与えられた称号「栄誉騎士」の名で呼ばれることも。
年齢は不明だが、リサからは「可愛い子ちゃん」と呼ばれ年下のように扱われている。基本は外見相応の年齢に見られるため、未成年扱いされ飲酒はさせてもらえない。
(たとえ事情を知っていたとしても、知らない人物から見れば10代くらいにしか見えない)
見た目は人間そのものだが、種族も正体も不明な存在で、毒ガス等が効く一方人間では耐えられない環境でも活動できたりと、主人公なのにかなり謎が多かったりする。
自身の核心に至るほどの情報については相棒のパイモンにすら話そうとせず、とある世界任務ではジェイコブに自身のことを聞かれてもそちらには関係ないという理由で一蹴している。
元々この世界の人間ではないせいか、本来外付けの魔力器官である「神の目」を使わないと不可能な元素操作を自分の力だけで行うことが出来、ゲーム上では各地の七天神像と共鳴することで、扱う元素属性を任意で変更可能。また、フォンテーヌのアルケーやナタの燃素といった土地由来のエネルギーも扱える。
同じ理由で、テイワットの歴史そのものである「世界樹」が及ぼす影響も受けず、この世界の民には酷い毒性となるアビスの力を吸収し打ち消す事も出来る。しかし毒を消せてもそれに蝕まれた命までは癒せないので、貴重ではあるが万能とは言い難い。
性格
基本的には穏やかな気質で、パイモンが率先して喋る分、旅人はそれにツッコミや補足を行うのがお決まりのパターン。
凄惨な状況でも顔色一つ変えず駆け抜ける肝の据わり具合を見せており、ゲーム開始以前の旅でどれだけ修羅場を潜ってきたかがうかがえる。
時折目に見えて不遜な態度を取る事もあるが、後に引きずらない確信がある状況を狙ってやっている節がある、少々悪い意味で空気が読めるタイプである。
さまざまな問題やトラブルに巻き込まれたり介入したり、困っている人々に手を貸したりすることによってストーリーやイベントが進行していく。ただの慈善事業というわけではなく、冒険者協会に所属する冒険者として毎回しっかり報酬をもらうため、我々プレイヤーの懐も温まる。
また、依頼を請ける際は二言目には報酬の話を始めるが、結果として自分が居る意味が薄かった仕事に対しては報酬を要求しないという、良くも悪くも自分の働きに忠実な主義(大半は依頼人側の意向で受け取らされることになるが)。
性格面の描写は、複数のライターが物語に関わるソシャゲ主人公の性としてシナリオごとの細かな態度や距離感、温度差に振れ幅がある。一部キャラの伝説任務における会話の、相手に踏み込んだ発言の選択肢が物議を醸した。中国語を他言語に翻訳する過程で細かなニュアンスの違いが生じる場合があるため、気になる人は調べてみるといいだろう。
周囲との関係
プレイヤー次第だが、選択肢で「最高の仲間!」のはずのパイモンを非常食と呼ぶことがある。
だがお互いに与えている影響は普段の毒舌・軽口の印象よりずっと大きく、信頼関係は極めて強い。旅人が精神を消耗した時にパイモンを抱きしめたり、パイモンのおかげで寂しくないという旨を発言したりすることがあった。
パイモン側も旅人と一緒にいることにこだわっており、スメールの魔神任務では旅人と離れ離れになった際に泣き叫ぶという珍しい様子を見せた。
テイワットの言語はパイモンから習ったようで、僅かな期間で習得したらしく、地頭はかなり良い方と思われる。旅人のボイスにおけるパイモンとの会話で、国を渡る毎に各国の文化や歴史について逆にパイモンに知識を披露するまでに成長している。
毎回訪れた各国の大事や歪みを解決する立役者となっており、以降の情勢や環境が大きく改善される事にも繋がっている為、噂を聞く者には「英雄」と評されることもしばしば。
モンドの時点で他国にまで名が知れ渡り、第2章プロローグで北斗主催の「南十字武闘会」に参加した時は他の参加者やスタッフが驚愕したほど。ストーリーが進むにつれてその知名度は上がり続けている。パイモンの反応も、「オイラたちそこまで有名なのか?」から「そうだぜ、オイラたちがあの〜」というような変化がある。
一方で、幾度となく陰謀の邪魔をされたファデュイからはいわゆるブラックリスト入りされており、アビス教団からも指導者との因縁もあって危険視されている。
劇中発揮した才能
主人公補正もあるだろうが、様々なイベントで多芸なところを見せている。
- 料理
ゲーム上では料理作成時にバフこそかからないものの、設定上は非常に料理が上手く、Ver.4.4期間限定イベント「遠方より来たる朋友」で怪我をした料理人の言笑に代わって望舒旅館の厨房を任されることになるなど、しばしばその腕を振るっている。
料理だけでなく飲み物の扱いも上手く、Ver2.5でのイベント「酌み交す酔夢」でバーテンダー体験をした時(カクテルは外見の年齢から扱わさせてもらえず、ソフトドリンク限定だったが)や、フォンテーヌのデイリー任務でカフェの手伝いでコーヒーを入れた時も客や店主からは好評だった(特に後者では、店主からスカウトされたほど)。
- 画力(?)
Ver.2.3の限定イベント「白雪に潜みし影」では、パイモンの似顔絵を描くシーンがあるのだが、できた作品は(選択肢によって変化はあるが)パイモンを面白おかしくデフォルメしたもので、当のパイモンは
「線は滑らかで、構図もプロ並みだけど、なんでオイラをそんなにバカっぽく描くんだよ!」
と怒っていた。そして、その横で旅人本人はドヤ顔していた。
また、この絵をアルベドが「若干の修正」を加えたが、若干どころか全く別物の綺麗な絵に描き直されていた。
- 文才
正確には文章力というよりも話の構想を練るのが上手く、強いて言えば「作家」というよりも「原作者」と言ったところ。
八重神子の伝説任務では、自分のこれまでの体験をもとに八重堂の作家たちの協力の下、「旅人の奇妙な冒険」という娯楽小説を刊行。一躍人気作家となる(……ただし、入るはずだった原稿料は神子の食べた御馳走の代金に消えた)。
また、スメールでのデイリー任務でネタに困った講談師に同様に自分の冒険を元にした話を提供したり、Ver3.3のwebイベント「百鬼逸聞」で稲妻の妖怪たちを題材にした娯楽小説を執筆している。
- 店舗経営
Ver3.1でのイベント「杯の中のバラッド」では、モンドで開かれた「ブリーズブリュー祭」で西風騎士団のチャリティーショップを手伝うことになり、食べ物の屋台を扱う。自分の料理の腕や栄誉騎士としてのネームバリューもあったとはいえ、食べ物の屋台だけでなく協力を申し出た雑貨店や花屋の屋台の計3店舗を経営し、見事大成功を収めている。
- テイマー
Ver3.2の限定イベント「ワンダフルキノコンピック」では、キノコンを使役し、戦わせる「サウマラタ蓮杯」に、プカプカ水キノコンのポコポコビーニーで参加するのだが、キノコンの制御に必要なアイテム「叡智宝珠(えいちほうじゅ)」なしでもポコポコビーニーが懐くようになり、強い絆で結ばれていく。
- 推理
ソシャゲ主人公の中でも頭はかなり良く、高い推理力を持っている。ストーリー中での「推理システム」が実装されてからは、集めた事件の関連事項を連想させて真実に導くようなところが多くみられている。
- 撮影能力
ゲーム中にフォンテーヌ製のカメラでで風景を撮ることができるが、イベントやデイリー任務でも風景や人物の撮影を頼まれることがあり、撮った写真は高く評価されている。
そのこともあり、Ver4.3の限定イベント「薔薇と銃士」では映影(いわゆる映画)撮影のカメラマンに抜擢されている。
能力と戦術
各元素ごとに方向性は異なるが、全体的にはほぼ全ての行動でスキルや爆発など「元素を使う」事が行動の鍵となるサブアタッカー・サポーター。
風・岩・水はアタッカー寄りで、雷・草はサポート寄りの性能となっている。
探索においては岩元素、戦闘においては草元素が他と比べて頭二つほど抜きん出た能力を持っている。もちろん武器や聖遺物、チーム編成次第では他元素も有効に活用できる。
- 通常攻撃
どの元素でも共通してシンプルな5連撃。攻撃速度は平均的だが、5段目のみ一瞬隙が発生する。
・風元素『異邦の鉄風』:キャラ突破段階1(Lv20~40)で5段目に風の刃が追加され、風元素ダメージを与える。
・岩元素『異邦の岩峰』:キャラ突破段階4(Lv60~70)で5段目に岩崩れが追加され、岩元素範囲ダメージを与える。
・雷元素『異邦の鷺雷』/草元素『異邦の草薙』/水元素『異邦の激流』:いずれも特筆すべき追加効果はない。
風元素
「軽い敵を吹き飛ばす」事に特化しており、雑魚散らしや護衛任務で真価を発揮する。
- 元素スキル『旋風の剣』
「風刃!」
前方中範囲に風を巻き起こし、軽い敵を吹き飛ばす。長押しで威力増加と多段ヒットが起こる。
このスキルが真価を発揮するのは命ノ星座(風)を一段階解放し「長押し中に前方の敵を吸い寄せる」効果が追加された後。敵を吸い込みながら拡散反応を引き起こし大ダメージを与えるほか、マルチプレイでは範囲は狭いが高火力のスキル(ディルック元素スキル、フィッシュル元素スキル初段、その他法器系重撃など)の命中補助に複数の敵を足止めする手段にも使用できる。
- 元素爆発『激風の息』
「風と共に去れ!」
射程内の敵を巻き上げながら前方に移動する竜巻を射出する。元素持ちの敵やオブジェクトを巻き込めば拡散反応が起こり、爆発的にダメージが増加する。問題は移動速度がかなり速いため巻き込んだ敵が画面外まで吹っ飛んでいってしまう事と、重量級の敵に対しては巻き上げられず射程にも入れづらいためまず有効手段になりえない事。取り巻きを一掃してボスとのタイマンに持っていくには有効ではある。
岩元素
「オブジェクトの設置」に特化しており、主にフィールド探索で真価を発揮する。
- 元素スキル『星落としの剣』
「荒星!」
岩を落下させてダメージを与える。長押しで落下地点を指定可能。
落ちた岩はしばらくの間足場として残るため、戦闘中の一時避難や探索時に高さが足りない時のダメ押しに重宝する。また、「非常に重い重量物」としても機能し、普通は複数の重石を置く必要のある仕掛けも大抵の場合はこれ一つ落とせば起動できる。足場を作るという特性上、使えば使うほど普通の戦場としては動きづらくなるのが欠点。
- 元素爆発『岩潮幾重』
「震えよ!」
自身の周囲に振動波を発生させて敵に多段ダメージとノックバックを与え、発動終了と同時に岩のバリケードを生成する。命ノ星座(岩)を解放していけばバリケード内部に居る時の能力が上がるため生存性も向上するが、特に近接アタッカーは自分もまた攻めづらくなる事を注意しなければならない。
元素スキルでも元素爆発でも戦場に創造物を残すという特性上、これと共鳴してダメージゾーンを発生させる元素スキルを持つ鍾離との相性は抜群である(上記の注意点が消えるわけではないが)。
雷元素
「仲間の元素チャージ補助」に特化しており、元素爆発のエネルギーが重いキャラの助けになりつつ元素反応の発生にも寄与する。
- 元素スキル『雷影剣』
「紫影!」
前方3方向に雷の元素弾を放つ。元素弾が敵に命中するとその場に豊穣の勾玉を残し、これを拾ったキャラは元素エネルギーがわずかに回復し、短い時間だが元素チャージ効率がアップする。
威力そのものよりも元素エネルギーの回転率を上げる支援効果の高さが売り。クールタイムが長めなのが欠点。キャラ突破Lv1(Lv20~40)で得られる「旅人以外が豊穣の勾玉を拾うとクールタイム-1.5秒」の効果や、★4片手剣「祭礼の剣」などのクールタイムリセット効果を活用したい。
風や岩とは違い、長押しによるチャージ効果はない。
- 元素爆発『電光雷轟』
「轟け!」
「身に纏う雷霆」を召喚する。召喚の瞬間に雷元素範囲ダメージとノックバックを発生させる。展開中はキャラの通常攻撃か重撃が命中すると0.5秒に1回雷元素の追撃を発生させ、この追撃が命中すると出場中のキャラの元素エネルギーをわずかに回復させる。
フィッシュルや北斗と同様に元素反応狙いとしては使い勝手が良い。欠点はこの元素爆発に必要な元素エネルギーが80と非常に重いこと。
草元素
「草元素の付着」に特化しており、運用コストの重ささえ何とかできれば屈指の強さと扱いやすさを誇る。
- 元素スキル『草縁剣』
「蔓延れ!」
前方扇型に鋭い葉を撒き散らし、範囲内の敵に草元素ダメージを与える。
似たような使い勝手のガイアの元素スキルと比較すると、威力が高い代わりにクールタイムが若干長い。
- 元素爆発『臥草若化』
「新蕾貫土!」
「草蓮灯」を創造(持続時間12秒/2凸で15秒)する。草蓮灯を中心に領域が展開され、領域内の敵に草元素ダメージを持続的に与える。
また、水・雷・炎のいずれか最初に接触した元素に応じて特性が変化する。
・水:領域の範囲拡大。
・雷:攻撃速度アップ。
・炎:一拍おいた後に爆発・消滅し、草元素範囲ダメージを与える。
水元素
自傷と引き換えのバフを載せ、間断無い連続攻撃でダメージを発生させる「メインアタッカー/ドライバー(反応起爆役)」。シールドや回復効果も持つが自分が倒れないための効果に徹底している。
ただし戦闘能力は凸への依存度が高く、戦力として使うなら最低でも2凸した方が良い。
また、この元素時のみ、フォンテーヌ人の特質であるはずの「アルケー:プネウマ」を保持する。配布キャラであり「アルケー:ウーシア」持ちのリネットと合わせて、フォンテーヌの探索用と思って運用するのが無難。
- 元素スキル『水紋の剣』
「渦よ!」
・一回押し:前方に「飛散する激流」を放ち、範囲内の敵に水元素ダメージを与える。
・長押し:足を止めて照準モードに入り水元素弾「露雫」を連射する。終了時に「飛散する激流」を放つ。HPが50%以上ある時はHPを持続的に消費しながら「露雫」の威力をアップさせる。
この時、地面に落ちる「源水の雫」を拾うとHPを回復する。ただし拾えるのは旅人自身かシステムを共有するヌヴィレットとシグウィンのみで、回復するのも本人のみという微妙さ(完凸でパーティの最もHPが低いキャラも回復するようになる)。
また、長押し中は僅かながら中断耐性が上がる。
どちらの場合も「飛散する激流」発動時に「霊息の棘」を追撃として召喚し、プネウマを帯びた水元素ダメージを与える。
- 元素爆発『昇流統水』
「激流に呑まれろ!」
ゆっくりと移動する浮遊水沫を放ち、近くの敵に水元素ダメージを持続的に与える(持続時間4秒)。
必要元素エネルギーが80と重い上にクールタイムも20秒と長く、そのままでは使い物にならない。命ノ星座(水)2凸で速度がさらにゆっくりとなり持続時間が7秒になるため、まともに使うならここからが良いだろう。(幸い、2凸までは魔神任務+探索序盤で何とかなる)
……ただしその後の研究で、この水沫、開化反応で設置される草原核にぶつけると草原核を敵と認識し、周囲に狭範囲の水元素攻撃を起こす事が明らかになった。複数の草原核の近くに敵を誘い元素爆発をぶつければ、深境螺旋12層でも通用する驚異の超多段攻撃が発生する。前準備は大変だしタイミングもシビアだが、余裕があればVer4.x現在の旅人の最大火力を目にしてみてはいかがだろうか。
装備選定について
武器
元素爆発を回してこそ真価を発揮するキャラであるため、元素エネルギーの回転効率を上げられる武器が最適解となる。
- ★5「天空の刃」……サブステータスが元素チャージ効率である上に会心率もある程度上がり、元素爆発の後12秒間は移動&攻撃速度+10%と追加攻撃発生の恩恵を受けるため、通常攻撃でも攻めに行ける。他の最適キャラがベネットと神里綾人くらいで取り合いになりにくいのも良い。
- ★4「西風剣」……サブステータスが元素チャージ効率&会心攻撃時に元素粒子を生成するため元素爆発の回転率を上げる。攻撃力は低いため通常攻撃の運用は捨てるのが吉。
- ★4「祭礼の剣」……サブステータスが元素チャージ効率&元素スキル発動時に一定確率で即座に元素スキルを再使用可能にする。極めて強力だが使いこなすには精錬ランクの完凸が前提になる上、他にも相性のいいキャラが多く取り合いが起こりやすいのがネック。
- ★4「天目影打」……稲妻の鍛造武器(※)。元素スキルで印をチャージしてから元素爆発を打つと印の分だけ元素エネルギーを回復する効果を持つ。サブステータスが攻撃力であるため殴り合いにもある程度対応する。
- ★4「原木刀」……スメールの鍛造武器(※)。固有能力は草元素の運用に寄っているが、高い武器攻撃力とそこそこの元素チャージ効率を持つため、汎用武器として使っても問題ない。
- ★3「飛天御剣」……祈願で排出される。武器攻撃力はLv.90でも354とかなり低いがサブステータスは元素チャージ効率、元素爆発を発動すると攻撃力と移動速度がアップするので「攻撃はチャージのため」と割り切り、ひたすら元素爆発のために戦うと良い。★3武器であるため強化&凸しやすいので「西風剣」や「祭礼の剣」の予備が無い時の最後の手段として取っておこう。
※:鍛造武器は鍛冶屋で作ってもらうことが可能だが、2本とも「該当地域の世界任務を進めてレシピを獲得する必要がある」「主素材である"原型"は原則週ボスからしかドロップしない貴重品(1本だけならモンドの記念品ショップにある)」「突破素材の入手には現地の秘境の開封と冒険ランクが絡んでくる」という特徴がある。
入国(=前提世界任務の開封)自体は最序盤でも可能なスメールの武器でも、十分な育成をしようとするなら魔神任務序章(メインストーリー・モンド編)をクリア可能な程度の進捗と実力が必要になるため、ストーリー序盤にいる旅人は、時にはマルチプレイで他のプレイヤーの助けを借りる事も考えながら、ある程度長い目で育成計画を練っておいたほうが良い。
聖遺物
オススメ聖遺物は属性ごとに変わってくるが、属性ごとの切り替えが面倒なら
- 旧貴族のしつけ……2セットで「元素爆発ダメージ+20%」、4セットで「元素爆発を発動すると、チーム全員の攻撃力+20%、継続時間12秒、重ね掛け不可」
- 絶縁の旗印……2セットで「元素チャージ効率+20%」、4セットで「元素チャージ効率の25%を基準に、元素爆発ダメージがアップする。この方式でアップできるダメージは最大75%まで」
の2種類が良い。
旧貴族4セットはパーティーの火力を一時的に上げるサポート型、絶縁4セットはやや高めな元素エネルギー量を上げつつ元素爆発の火力を上げるアタッカー型として運用できる。
また絶縁セットは装備の効果上「天空の刃」や「西風剣」とのシナジー効果が高くなる。
(元素エネルギーチャージ効率上昇+チャージ効率に応じて元素爆発ダメージがアップする)
ただし絶縁セットは稲妻上陸までストーリーを進める必要があるため、序盤から戦力を整えたいなら旧貴族セットが無難である。
もし元素ごとに聖遺物を選びたいなら以下の通り
- 風…翠緑の影。風元素ダメージ上昇+風元素耐性減少(+元素反応で起こった元素耐性減少)。風元素ならこれがド安定。
- 岩…残響の森で囁かれる夜話。元素スキル発動後の10秒間、岩元素ダメージアップ。シールド(結晶シールド含む)状態で効果量アップ。無ければ悠久の盤岩+剣闘士のフィナーレなど攻撃力上昇系。
- 雷…超開花で使うなら金メッキの夢か楽園の絶花。2セットなら雷のような怒り+剣闘士のフィナーレ。
- 草…4セットは基本的に雷と同様だが、パーティに深林の記憶持ちがいなければ装備させても良い。
- 水…4セット運用なら元素爆発重視の絶縁の旗印か元素スキルの火力を安定して伸ばす黄金の劇団。HPが増減するため連想しやすいファントムハンターはスキル長押し以外では噛み合わず2セット効果が腐るため非推奨。
「降臨の剣」について
一応、★4片手剣に「降臨の剣」というモチーフ武器らしきものがあるのだが、
- 武器攻撃力が低い:武器Lv90でも攻撃力440と★3よりは強いが他の★4より弱い(原神は基礎攻撃力+武器攻撃力の高さで強さが決まる)。
- サブ効果および武器スキルが弱い:攻撃力が武器Lv90で35.2%上がるが、原神は会心率(クリティカル攻撃発生率)と会心ダメージ(クリティカル攻撃ダメージ倍率)が上がる方が良い(一部例外あり)ので微妙。武器スキル「降世」は10秒に1回、狭範囲ダメージが発生するが弱い。更に旅人が装備すると武器攻撃力が+66されるが、この効果を使って初めて他の★4武器と同等になる程度。
- 精錬できない:精錬(武器ランク凸)が出来ないので武器スキルが強化されない。
- ムービーでも出番なし:ムービーでは★1片手剣「無鋒の剣」(一部★2「銀の剣」、★4「斬岩・試作」)が出る。
- PS4(もしくはPS5)のみで入手:PS4/5で入手すればPC/スマホで使えるが、前述の武器スキルはPS4/5でプレイ中のみ効果を発揮する。つまりPC/スマホ中心のプレイヤーにとっては無意味。
と踏んだり蹴ったり。この性能なら全プラットフォームで配布だったり、各国の魔神任務クリアごとに強化されるなどの措置もあって良かったのではという声もある。
(また、同時に配布される「降臨の翼」もPS4/5でしか使用できない)
一応モンドで揃う素材で最大Lvまで強化可能で、無課金・微課金には優しい武器と言えなくはないのだが、祈願(ガチャ)もしくは鍛造(武器作成)で他の武器を入手したらそちらを使った方が良い。
ストーリー上5ヵ国目であるフォンテーヌでようやく、能力はほぼ上位互換で見た目も王道で任務中で活躍する★4片手剣「水仙十字の剣」を手にすることが出来るが、受注必須ではない世界任務上の話なので魔神任務での登場は期待できない。また、魔神任務および伝説任務発生中にある世界任務が進行できなくなるので、先に魔神任務および伝説任務をクリアするか一旦中止する必要がある。
肝心の性能はというと
・装備者が「アルケー」属性を持たない場合、通常攻撃、重撃、落下攻撃を命中させると、プネウマ、またはウーシアのエネルギー衝撃を放ち、与える。この効果は12秒毎に1回のみ発動可能。
→しかし装備の性質上、水元素の旅人はプネウマ属性なので能力を発揮できない。使うなら別の元素か他の片手剣キャラに持たせた方が良い。
・サブ効果が攻撃力→会心率・ダメージ、チャージが伸びない。
・「アルケー」属性の切り替えが可能→切り替えには特定の場所まで行く必要があり、ワープポイントからは遠い。そもそもフリーナがいるなら不要(重撃で「アルケー」属性を切り替え可能)。
とこちらも踏んだり蹴ったりである。
普段使いの剣は上記の通り「無鋒の剣」か「銀の剣」だったがVer5.0からは★4「斬岩・試作」を装備している。しかしこの武器は「物理ダメージアップ」と「通常攻撃または重撃が命中すると短時間だけ攻撃力と防御力が上がる」であり、元素中心で戦う旅人とは噛み合っていない。
おまけにこの武器も会心率・ダメージが上がらないため武器攻撃主体でもイマイチ。
しかも入手方法は鍛造つまり「武器の原型を使う必要がある」が、使えるキャラがいるかと言われればほぼいない。せいぜい通常攻撃が物理の七七に持たせるくらい。この剣を完凸させるために原型を使うくらいなら上記の「天目・影打」か「原木刀」に使った方が良い。
まあこの武器は冒険ランク10に昇格後に一本は受け取れるので、冒険者協会から何らかの形で受け取ったのかもしれない。それはそれで「何で今まで使わなかったんだ?」となってしまうが。
その他
ゲーム上では元素の切り替えこそできるものの複数元素の同時使用はできないのだが、タルタリヤ戦でのムービーでは風と岩元素を同時に使用しており、設定上では使えないわけではない模様。
また、ナタの最初の七天神像で雷→水→風の元素を披露しており、少し進んだ先ではナタ人でしか扱えないはずの燃素を操りカチーナを驚愕させている。
余談
- 基本無料タイトルの主人公ユニットの常として、祈願(ガチャ)による命ノ星座(限界突破)の育成ができない。メインストーリー、冒険ランク報酬、記念品ショップ等で得られる素材が必要になる。ただし裏を返せば、意識して集めなければならないキャラ育成素材の大半を、冒険ランクの突破報酬などで勝手に揃えられるということでもある。良く言えば育成のことを考えなくて良い、悪く言えば育成に近道がないキャラと言える。
- ただし、戦闘天賦に関しては各元素の技ごとに別々に育成する必要があり、さらに該当地域のすべての突破素材を必要とするという他キャラにはない明確なデメリットが存在する。一元素分でもフルに育成しようとすると莫大な量の育成素材と500万近いモラが必要になり、しかもそれが今後も増えていく、と考えると、無理に完全育成を目指さずどこかで妥協点を探るのが現実的だろう。
- 常に何らかの元素と共鳴した状態で戦い、ステータス画面の背景色もそれに準じているが、ゲーム開始直後の初めて七天神像に触れるまでの間と、ストーリーの中で一時的に元素力を封印して戦わざるを得ない状況でのみ、無属性とそれ専用の灰色の背景になり、通常攻撃の名称も『過去の追憶』となる。
- あるイベントでは元素力を封印した状態で決闘をすることになったのだが、その戦闘では元素スキルの代わりに防御ができるようになっており、相手の攻撃のタイミングで防御すれば(いわゆる「ジャストガード」)カウンターが発動する仕様になっていた。しかし、そのカウンターのダメージが非常に高かったため、「元素スキルなしでいいからカウンターを正式実装してほしい」という声が多数挙がった。
- 神の目を持たずとも元素を使えるその体質からか、「元素力に宿る思念や記憶を感じ取る」資質がとても強く、作中では幾度どなく「過去の光景」を幻視しては、急に意識を失ったようにしか見えないパイモンらに心配されている。
- この感受性は魔神や古龍のように制御できている訳では無く、スメール来訪時のように酷い体調不良を起こしてしまった事もある等、その反動も様々。
- 兄妹仲ははっきりしていないが、プロフィールにおける問答によれば、じゃんけんで負けた方を使い走りにするルールがあるらしい。少なくとも、仲は悪くなかったようだが……。なお、パイモンに対しても、同じようにじゃんけんでパシリを決めようとするやり取りがある。
- 原神プレイヤーを指す名詞として「旅人さん」があり、原神運営が告知などの際によく使う。ネタバレになるので詳細は省くが、とあるイベントシーンではプレイヤーが付けた名にかかわらず、男性主人公は空・女性主人公は蛍とデフォルトネームで呼ばれる。その相手は古くから主人公を知る相手なのでプレイヤーが付けた名前はテイワットで活動する上での偽名みたいなものなのかもしれない。
- ステータスにあるプロフィールメニューの一つに「ボイス」があるが、旅人の場合は他のキャラとは違い、パイモンとの漫才…もといトークとなっている。配信開始当初は何故か声が再生されなかったがver1.1のアップデート後はちゃんと再生されるようになった。
- なお、このボイスの中に彼(彼女)がプラモデルに関して言及しているものがあり、旅の中で現代の地球らしき世界にも行ったことが示唆されている。ただし、別の会話では彼(彼女)の語る「鶴の恩返し」の内容が我々の知るものとは全く違っており、似て非なる並行世界だったのかもしれない。
- 実は主人公が空でも蛍でも能力は同じかと思われがちだが、空のほうが妹より移動速度やジャンプ力が妹よりわずかに高い(空のほうが身長は高いため)。そのためかは不明だが、妹は通常攻撃の速度がわずかに早い。
- 誕生日は一度設定すると変更不可だが、設定した誕生日に運営からプレゼントが贈られる。
- Ver1.5で塵歌壺という移動拠点のようなアイテムを手に入れたのだが、実はそれまで野宿生活だった模様。ただ最近では、イベントムービーなどでちゃんと宿に泊まっている場面も出てきている。
- Ver3.0でのスメールの魔神任務では個人向けの宿泊場所、Ver4.1でのフォンテーヌでは地下街(下水道)の拠点に泊まる描写があり、イベント以外で泊まることが確認されるようになった。
- おそらく普通に使っている大陸中にあるワープポイントだが、実は大陸に住んでいる一般人からみたら「古代からある謎のオブジェ」扱いで、到底使いこなすことはできないものらしい。(詳細はワープポイントの解説に記されている)また、神像も本来は単に祈りを捧げる場所で、おそらく何も起きないらしい。その割にはかなり初期から使いこなせていたような...?(これは個人的な意見だが、ワープ時にぽんと現れる旅人を一般の人はどう見ているのだろうか...?)
- プレイヤーの分身という意味合いだからか、たまにセリフがあってもボイスがないことが多く、上記のプロフィールでのパイモンとの掛け合いが一番喋っている。ただ、最近ではこちらもある程度改善されており、中には、アップデートでボイスが追加されたイベントシーンも存在する。
- 後に、基本的にパイモンがほぼ代弁しているためにあえて口数を少なくしていることが語られており、実際にパイモンと別行動の時は比較的セリフ(特にボイス付きの)が多めとなっている。
- 公式のキャラ紹介は「K・K」という人物からコメントが送られている、この人物については現在名前以外の全てが不明。公式のキャラ紹介は紹介されるキャラを知る人物からのコメントなので少なくともK・Kは双子を知っている模様。旅の果てに会えるのだろうか?尚、崩壊3rdにもK・Kという人物がいるらしいことがわかっており、何かしらの繋がりがあるのではないかと言われている。
関連タグ
さらなる余談(一応、ネタバレ)
- 何かと追われる
旅人という素性故か、どの国でも最低一回は不審者扱いされたり犯罪者扱いされる。モンドやナタは入国直後の一回ですぐに誤解は解けたが、それ以外の国では指名手配されお尋ね者になっている。
- 璃月ではある事情から半ば囮にされるような形で掛けられたものであり、最終的に手配は解除され英雄としての信用を得た。
- 稲妻では完全にお上を敵に回して反乱軍に組する事態となったが、最終的に雷電将軍の目を覚まさせる事に成功し手配も解除された。
- スメールでは"博士"と共謀した大賢者によって追われる立場となるが、元からお上を信用していなかった多数の協力を得て、独裁政権を終わらせる事に成功した。
- フォンテーヌでは水神に示威目的で捕まりそうになった他、後に裁判長直々の"依頼"を受け、意図的に一月ほどの獄中生活を送ることに。
風魔龍事件解決の時点で、他国へ噂が流れるほどの知名度を得ているのだが、それ故毎回一度は「どこにも属さぬ強力な戦力」としてアテにされるか「支配の邪魔者」として狙われる羽目になっている。
稲妻やフォンテーヌで協力要請を一度断ったのも、こういった理由からかもしれない(主役キャラのお約束と言われればそこまでだが…)。
故に好意的な炎神から「他の国でも歓迎されていたんじゃないのか?」と警戒を疑問視された時は、パイモン共々苦笑いするしかなかった。
なお、いずれの場合も、あくまでシナリオ上お尋ね者になるだけであり、町の施設などは原則問題なく使用できるのでご安心を。
- 驚異のスペック
スメールシティのとある占い師によると、旅人と恋愛で縁のある人は数十人、そして寿命は数万年先であるらしい。
占った当人はこんな結果が出るわけ無いと自身の不調を疑っていたが、割と真実を言い当てているのかもしれない。少なくとも恋愛運に関してはこれまでの伝説任務なりデートイベントなりを見る限り、間違ってはいないだろう、多分。
- 増えていく肩書き
上記の通り、行く先々で救国の英雄となっており、イベントではその他様々な分野にも首を突っ込むため、パイモン共々色々な肩書きや二つ名で呼ばれている。
・モンド:栄誉騎士
・璃月:大英雄
・稲妻:メカジキ二番隊隊長
・スメール:ゴールド流星
・フォンテーヌ:名誉上級研究員、超最強のリーダー級戦力