祭礼の剣
さいれいのけん
長い年月の中で石化した道具剣、表面の装飾はまだ綺麗に残っている。
時の風の侵食に耐えうる祝福の力を持つ。
メインステータス | 基礎攻撃力454 |
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サブステータス | 元素チャージ効率61.3% |
武器効果「落ち着き」 | 元素スキルが敵にダメージを与えた時、40%(80%)の確率で該当スキルのクールタイムをリセットする。30秒(16秒)毎に1回のみ発動可能。 |
※メイン、サブステータスはLv.90時。
※武器効果は精錬ランク1の時。()内は精錬ランク5の時。
ステータスは基礎攻撃力が低いかわりにサブステータスが高めのサブステ偏重タイプ。
特筆すべきは祭礼シリーズ共通の武器効果「落ち着き」。これは確率で元素スキルのクールタイムをリセットするものであり、スキルの二連打が可能になる。
原神では元素スキルを使用することで元素爆発発動に必要な元素粒子を生成できるため、スキル二連打は単純な火力上昇だけでなく、元素爆発の回転率向上にも繋がっている。というより、大抵は元素爆発の回転率を上げるために採用される。
注意点はクールタイムが長めであることと、発動の条件がスキルでダメージを与えた時であること。特に後者が厄介であり、元素シールドで防がれると効果を発動できない。また、装備キャラが控えに居る場合は条件を満たしても発動しない。
精錬ランクを上げると武器効果の発動確率上昇し、クールタイムが短縮される。「落ち着き」は本武器の要とも言えるため、できるだけ上げておきたい。
精錬ランクの重要性が高い一方、適正キャラも多く、多くの旅人達から「何本あっても足りない」と嘆かれている。
性能が素直に向上するキャラ
行秋
高頻度の追撃、中断耐性アップなど非常に多機能な元素爆発を持つサポーター兼サブアタッカー。
高い元素チャージ効率とクールタイムリセットによって「爆発に必要なエネルギーが80と重い上にスキルのクールタイムが21秒と長い」弱点をカバーできる。
基礎攻撃力の低さは気になるが、サブステの高さから元素チャージ効率をもとに爆発の威力を上げられる聖遺物「絶縁の旗印」を装備することによってただでさえ優秀な爆発の火力を大幅に伸ばすことができる。
行秋のスキルは2ヒットで武器効果を起動しやすい上に、倍率が高めに設定されているため、爆発を回しやすくする以外にも、「この性能のスキルを二連打できるだけでも破格」との声もある。
旅人(草)
範囲と持続に優れた元素爆発を持つ草パーティーの定番サポーター兼サブアタッカー。
スキルのクールタイムは8秒とそこまで長くないものの、元素熟知やダメバフの配布などサポート性能の大半が爆発時に集中しているため、爆発を回すことがとにかく大事であり、本武器の高い元素チャージ効率とクールタイムリセットの恩恵が大きい。
1凸でスキル命中時にエネルギーを回復できるようになるため、スキル二連打でチャージ性能を更に伸ばすことができる。
おまけにスキルは後隙が少なく、二連打を素早く行える。そのため、爆発後にスキルを打つ時間を短くでき、スムーズに次のキャラに交代する事ができる。
使い勝手が良くなるキャラ
七七
スキル、爆発、通常攻撃などあらゆる行動が回復に繋がるヒーラー兼サブアタッカー。
スキルは15秒と長めの効果時間を持つものの、30秒のクールタイムが足を引っ張り、暇な時間が長くなりがちだが、本武器を持たせると一回あたりの回復量は控えめになる代わりに、長時間回復サポートに徹することができるようになる。更に精錬5ならばスキルの実質的なループも可能。
回復量をもとに範囲ダメージを与える聖遺物「海染硨磲」の効果もフルに活かせるので、スキルメインのヒーラー運用と非常に相性が良い。
ただし七七のスキルは元素粒子を生むことができないことには注意。
アルハイゼン
管理は難しいが、非常に高い火力と手数を誇るアタッカー。
18秒と長いクールタイムをリセットすることによって琢光鏡3枚の維持がしやすくなる。
具体的には、琢光鏡が一枚減るごとにスキルを撃つ事を意識するだけで琢光鏡3枚の追撃を1~2回増やすことができる。当然スキルを撃つ回数が増えるため継戦能力も上がる。
とはいえアルハイゼンに重要な会心と元素熟知が一切盛れないので、火力は極端に落ちる。
「アルハイゼンを使ってみたいけど難しそう」と感じている旅人向けの装備。
特殊な運用が可能になるキャラ
ニィロウ
目的に合わせて二種類のステップを使い分け、特殊な開花反応で戦う対多数戦にとにかく強いサポーター兼サブアタッカー。
クールタイムリセットによって二種類のステップの効果を同時に発動することができる。
そのため、広範囲に水付着ができる「旋舞のステップ」で開花のサポートをしつつ、「剣舞のステップ」で通常攻撃を変化させて火力を出す運用が可能になる。ステップの使用中は
高い中断耐性が付く上に、ニィロウが表に出続けるため、ヒーラーは回復に徹する事ができ、本人の耐久性も相俟ってゴリ押しが効きやすい。
また、剣舞のステップによって変化した通常攻撃は全てスキル判定となるため武器効果を発動させやすい点も好相性。
ただし、この運用をする場合、開花のダメージはニィロウのLvとHP、元素熟知に依存するため、聖遺物は元素熟知のサブOPが伸びたものを装備したい(メインやセット効果はHPを推奨)。
ニィロウの天賦のほとんどは、HPを参照するため本武器の低い攻撃力のせいで火力が落ちるということはないのでご安心を(そもそもHPを盛れる片手剣が少ないというのもあるが)。
東に海を一望できる崖で、古の住民は時と風の神を一緒に祭った。
「風が物語の種をもたらし、時間がそれを芽生えさせる」という思想が、度々両者を混同させた。
この剣は護りの力と勇気を語るもの。
もともと刃がついていない道具用の剣だったが、風の中で真剣のように鋭くなっていった。
かつては穏やかなグンヒルド一族が所持していた。
祭祀では、彼らは守護者を演じる。
時の風への祭祀は三つの幕に分けられている。
終幕の内容は、守護者が命と自由を護る物語である。
祭祀の慣習と歴史は失われたが、
グンヒルド一族は守護者を続けている。
祭礼シリーズは長柄武器を除き、すべての武器種で実装されている。武器効果は前述の「落ち着き」で共通しているが、サブステータスやステータスの配分が異なる。
↓サブ/メイン→ | 基礎攻撃力(454) | 基礎攻撃力(565) |
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元素チャージ効率(61.3%/30.6%) |
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元素熟知(221) |
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……長柄武器だけが欠けているのはかつて祭礼シリーズの所有者だった過去の旧貴族が槍を下賤の民の武器だとして貴族の間で戦技を残さなかった(そしてそうすることで間接的に庶民の間でも槍術を発展させないようにして反乱の芽を摘んだ)ためである。
西風長槍や旧貴族猟槍の解説でこれを知り「余計な事をしおって」と静かな怒りを抱いた旅人もそこそこにいたようだ。