穢れのない翠玉によって彫られた宝剣。振るうと、溜息が漏れ出るかのような風の音が聞こえる。
概要
オープンワールドRPG『原神』に2021年2月3日に実装された☆5片手剣。イベント祈願でピックアップされている場合のみ入手可能。
穢れのない翠玉から岩王帝君が磨き出し、佩剣したとされる剣。
元となった玉石は平和のために磨かれた贈り物であったというが、この剣は璃月のために数多の血を流し、怨嗟を吸い、道を違えた友を斬り伏せる事にすら使われた。
しかしそれだけの月日と戦場を経た今でもなお、その美しさには一点の曇りも見えない。
性能
メインステータス | 攻撃力542(最大強化Lv.90時) |
---|---|
サブステータス | 会心率44.1%(最大強化Lv.90時) |
固有能力「護国の無垢なる心」 | HP上限+20(完凸時最大40)%。また、キャラクターのHP上限の1.2(完凸時最大2.4)%分、攻撃力がアップする。 |
☆5武器最低の基礎攻撃力を持つ反面、☆5武器最高の会心率を所持しているのが最大の特徴。加えて、低い基礎攻撃力も武器効果の攻撃力上昇で補うことが出来るという優れもの。最大HP20000前後のキャラなら固有能力で250前後の攻撃力アップが見込める。
しかも武器効果は全て常時発動タイプ。他の武器のように強化条件の起動を使い手に意識させることなく、ただひたすらに地力を盛って殴りに行くという原神☆5武器にしては比較的珍しいコンセプトを持つ。
このことから、大体の片手剣アタッカーに適性があるという異様な汎用性の高さを持つ。「まともな」構成をしている限り、誰が持ってもモチーフ武器に次ぐ火力を引き出してくれるだろう。
片刃の直剣という見た目も、キャラの国や見た目を選ばず馴染んでくれること請け合いである。
欠点は非常に汎用性が高い反面、この武器が1番手として上がるキャラがいないこと。要は「永遠の2番手」なのである。
モチーフ武器のない刻晴を候補に挙げるプレイヤーが多い模様。事実、pixivに投稿されているイラストの大半で、刻晴がこの剣を手にしている。
HP上限が高めのニィロウもオススメ。
他の片手剣キャラでも、モチーフ武器が引けなかった場合などに代替として持たせるのも良いだろう。
見た目
鍔と柄に金の装飾が施され、刀身には彫刻がされた緑色の片刃の直剣。強化後(Lv.41~)は見た目そのままに刀身が光り輝く。
ストーリー
璃月が創られた時、帝君は玉石の剣を持ち、大地を歩んだと言われている。
歳月の試練を潜り抜いて尚、血で洗った濃緑の剣は未だに輝きを放つ、
血は千年もの雨とともに流れ、詰まった思いと恨みは容易に払えない。
「玉石は碧色の水の魂と優しさを持ち、残された宿怨を洗い流す」
「だが、殺戮の武器にされた美玉の痛みは、誰が慰めてあげられるのか?」
名を忘れた友は、ため息と共に不平を吐いた。
だが、止まる事のない運命はその惻隠の言葉をもかき消した。
長い年月を跨ぎ、血まみれに死闘を交わした敵とも喜びを分け合い、
やがて裏切るであろう親友、憎しみが消えた宿敵とも一杯飲み交わせるだろう。
この宝剣もその時、誰かの贈り物として磨き上げられ、
「結緑」と名付けられた緑の玉石も、元は平和と華麗のために彫琢されたもの。
酒器が血で溢れ、温情が冷酷な欲望によって引き裂かれ、塵と化して飛び散った。
贈り損ねた贈り物、伝え損ねた友情、共に旧友へと向ける刃となった。
余談
- 略称
ユーザー間でのこの武器の略称は後ろ2文字を読み替えて「ケツミドリ」、あるいは頭文字から「バケツ」など。どちらにしろ大概である。
- 誤字
誤字が非常に多く、タグやピク百でも間違いが散見される。盤岩結緑でも磐岩結縁でもない。
- 入手難度
この武器にはモチーフ元となるキャラがいない。そのためイベント祈願限定でありながら、武器祈願に登場する可能性は★5にモチーフ武器のないアルベド(モチーフ武器はイベント★4「シナバースピンドル」)がキャラ祈願に出る時くらいしかない。実質的に集録祈願限定武器といえるだろう。
玉石武器