※スメールの魔神任務・世界任務のネタバレを若干含みます。
概要
オープンワールドRPG『原神』に登場する用語にしてアイテム。
一時的に少量の知識を保存しておくことが可能で、アルハイゼン曰く「小型のアーカーシャ端末」とのこと。
これをスメールの国中で運用されている『アーカーシャ端末』と接続することで、中に込められた「知識」を国の規制に関係なく得ることができるらしい。
見た目は果物の種のような物で、仄かに発光している。力がより強大で、元素力を多く秘めているものはより発光が強くなる(ただし元素視覚でしか確認ができない)。
スメールは草元素の国なので基本的には緑色の光だが、『神の缶詰知識』は赤色、ナヒーダの所有していた謎の缶詰知識(恐らく記憶を詰め込んだ缶詰知識と思われるもの)は金色にそれぞれ発光していた。
要するに、脳に知識を直接インストールするようなものである為、データの量が膨大なもの、特に『神の缶詰知識』クラスとなると、常人なら精神崩壊は避けられない。
緑色の普通の缶詰知識はそこまではいかないが、乱用しすぎると思考力が鈍り最悪廃人になる危険があるなど、決して安全とは言えない。
加えて、缶詰知識やアーカーシャを信用する人間ほど、脳に受け入れたデータの真偽を疑う心理が欠如してしまい、酷い時には無意識の自己催眠じみた状態に陥ってしまう。
作成方法
一般的には、世界樹から知恵を持ち帰って使う。ただし教令院の技術では人工的に作ることができ、人間の脳からも知識を抽出し作ることができるらしい。
禁忌に踏み切った教令院上層部は、ある被験体を知恵の神に造り変えるべく、(個々の質が悪いため量を集める目的で)神の缶詰知識を量産した。
余談
- どうやらアーカーシャを開発・発展する過程で作られた予備メモリらしいが、あくまで実験器具ゆえ、缶詰知識の取引や所持はスメールの法律上違法らしい。それが発覚した際には教令院絡みの罪を裁く『マハマトラ』たちによって処罰される。
- それ故、流通は管理の目がゆるいオルモス港、かつ逃げ隠れに長けたやり手の商人でなければ、身を滅ぼすだけに終わるだろう。
- 魔神任務のさなか、旅人もとある戦いに役立つ缶詰知識を入手し使う機会を得る。効果の程は劇中では無いも同然(正確には「効果が全くない」のではなく、「すでにそれなりの実力のある者には効果が薄い」)と酷評されているが、実はほんの僅かだが基礎ステータスが永続的に上昇している。
- かなり高額である上にそもそも違法な代物だが、効果に気づくと「あるだけ寄越せ」となった旅人もいるとかいないとか。もっとも、上記の通り缶詰知識の乱用は非常に危険であるため、結果的にこの一回だけで終わったのは正解と言えよう。
- そして後に旅人はある戦いの最中、こんな市販品とは比べ物にならない極上の戦闘経験を授かる事になる。
- 層岩巨淵にて手に入る『干からびた種』と見た目が酷似している。あちらは茶色になり、完全に干からびているが。
- なお、この種に最終的に関わりがあったのは全く別の方面であったのだが、そちらの能力や由来を考えると全く関係がないとも言い切れない。
- 缶詰知識に似た仕組みとして、物語に知識や記憶を隠する情報保管手段もある。
- 缶詰知識同様に知識や記憶をバックアップできる。
- 情報が難読化される事で世界樹の改変に耐えるが、その物語をヒントに解読する必要がある。
- 缶詰知識の上位となる情報保管装置(名称不明)も存在する。これは数百年に渡る記憶を保管し、最新の状態を保持しながら完全にコピーや復元する事ができる。
- 草神は勿論のこと、教令院もこれを作る技術を有していた。
- 情報の復元にはかなりの負荷がかかり、精神的負担もかなり大きいため、人間に同じ事をやっても耐えうるのかは不明である。