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※この記事全体がネタバレ項目を多分に含んでいます。閲覧の際は十分にご注意ください。


概要

オープンワールドRPG「原神」に登場する神々。


我々の世界で一般的に語られるような絶対的な上位存在ではなく、あくまでテイワットの万物の法則に縛られた「人間と比べてとても強い力を持つだけの一種族」にすぎない(その在り様は「受肉した精霊」と表現するのが妥当か)。


巷では不滅の存在とも言われるが、長い年月で摩耗もすれば戦の果てに死にもする。実際の所は空席が出来た際に同種の神格を受け継いだ別の魔神が新たに生まれ、その席に収まる形である。ゆえに"魔神としての名"とは別に、"個人としての名"を戴く個体も存在する。


現在判明している魔神はソロモン72柱から名前を取られている場合が多く、若干のもじりを加えてつけられている者も多い。

ただしソロモン72柱を名前の由来としている明言はなく、命名のパターンも現時点では推測の域を出ないものである事を念頭に置く必要がある。


七神

現在テイワット大陸の各国を統治している七柱の神のこと。俗世の七執政とも呼ばれる。


数千年前の魔神戦争を勝ち抜き生き残った神々により結成され、以降現在までこの体制は続いているが、結成当時と同じ面子なのは岩神と風神のみで、それ以外の五柱は代替わりしている。代替わりをしている五柱のうち、現在判明している三柱はいずれも500年前の大戦によって先代が死亡した事が契機となっている。

年齢もバラバラであり、最年長は6000年以上生きているモラクスで、最年少は500年前に新生した2代目ブエル。また性別も男性は岩神と風神だけで、残りの五柱は全員が女性である。

初代の七神はわりと仲が良好だったようで度々璃月で会っていたが、代替わりによって七神同士の交流は途絶えている。


全員が「神の目」よりも上位の器官である「神の心」を所持しており、天空の島と共鳴することで国を左右する程の元素力を扱っている。「神の心」がなくてもある程度元素力や権能を扱う事は可能で、現在登場している七神は皆そこまでの力を必要としていない模様。


※各神の背景や経歴は複雑かつネタバレの塊につき、各々の記事を参照。


風の国モンドを興した神であり、「自由」を理念としている。

「自由」を尊ぶが故に立場に縛られることを避けており、他の国とは違い自分からモンドにはほぼ干渉せず民に統治を任せている。モンドの人々からは単に風神様などと呼ばれている。

名前の由来はソロモン72柱バルバトス


岩の国璃月を興し統治する神であり、「契約」を理念としている。

七神の中では最も古くから生きており、璃月を興してから一度も代替わりすることなく君臨・統治しその変化を見守ってきた。璃月の人々からは岩王帝君と呼ばれている。

名前の由来はソロモン72柱モラクス


雷の国稲妻を統治する神であり、「永遠」を理念としている。

対外的には雷電将軍と呼ばれており、稲妻の人々からは将軍様、大御所様、御建鳴神主尊とも呼ばれる。近年はその力で稲妻を鎖国しつつ、国軍を使って民から神の目を奪う「目狩り令」政策という圧制を始めている。

名前の由来はソロモン72柱バアル


草の国スメールの統治者とされる神であり、「知恵」を理念としている。

国内ではクラクサナリデビの愛称で呼ばれる存在だが、偉大過ぎた先代マハールッカデヴァータを讃える権力層の政策でその権限や情報は弾圧され、信仰も風化の一途を辿っている。

名前の由来はソロモン72柱ブエル


水の国フォンテーヌに君臨する神であり、「正義」を理念としている。

国民からはフリーナの個人名で親しまれ、最高権限者として国内の審判全てを監査し民を盛り上げているが、何故かその座に相応しい威厳や力量は見受けられない。

名前の由来はソロモン72柱フォカロル


  • 炎神

炎の国ナタを統治する神であり、「戦争」を理念としている。

英語版の「足跡」PVによれば女性の模様。


  • 氷神

氷の国スネージナヤを統治する神。七神の内唯一理念とするものが明らかになっていない。

もう人に愛されず、人を愛さない神。「氷の女皇」と呼ばれ、ファデュイを用い他の神から神の心を集めている。人々が彼女のもとに集うのは、彼女が為さんとする事に賛同するがゆえらしいが……。


その他の魔神

モンド地方の魔神

  • 「竜巻の魔神」デカラビアン

モンドにかつて存在した神。

現在では風龍廃墟となっている場所に拠を構え、竜巻により外界と隔絶された環境で民を支配していた。最後は現バルバトスの友人ウェンティらによる反乱によって斃された。


名前の由来はソロモン72柱デカラビア


  • 「氷雪の魔神」アンドリアス

モンドにかつて存在した神。

デカラビアンと同時期にモンドに存在し、本神なりの考えでその独裁に反対し争っていた。いつ頃かは不明だが肉体は斃れ、魂は北風の狼ボレアスとなりモンドの四風守護に就いた。


名前の由来はソロモン72柱アンドラス


璃月地方の魔神

  • 「渦の魔神」オセル

璃月にかつて存在していた神。

本編に登場した際は、海流で形成された超巨大な多頭竜の様な姿を取った。

魔神戦争の際にモラクスとの戦いに敗れ孤雲閣の下に封印されていたが、公子によって封印を解かれ璃月を襲撃。最終的に群玉閣の大破と引き換えに再度封印された。

その後アビス教団がサイボーグ改造し傀儡として使役しようとしたが、主人公とダインスレイヴに阻止される。

封印中とはいえ一応生きてはおり、七神以外では数少ない現代に生き残っている魔神。


名前の由来はソロモン72柱オセと思われるが、英語圏におけるスペルがOsialである点から別の72柱であるオリアスを由来とする可能性もある。


  • 「塩の魔神」ヘウリア

璃月にかつて存在していた神。女性。

争いを嫌う心優しい性格であったが、それ故に魔神戦争の際には民の命を散らさないために戦闘そのものを放棄。襲ってくる相手に己の持つモノを悉く明け渡しながら逃避行を続けることで"平和"を維持したが、最後は"逃げ場"を失い自らが導いていた民の手によって討たれたという。


璃月北東部の「地中の塩」は塩の魔神最期の地とも言われているが、結界で封じられ入る事は出来ない。その最奥にはヘウリアが死亡した時の余波で塩の像となってしまった民が今も多数残されている。

現代では彼女に関する伝承は完全に途絶えており、ヘウリアの民の子孫の間ですら優しい人柄だったという事しか伝わっていない。


彼女の名前のスペルは英語圏においてHavriaと書くため、その由来はソロモン72柱フラウロスの別名ハウレス(Havres)と思われる。


璃月にかつて存在していた神であり、モラクスと共に帰離原を統治していた。

「帰終」という名で呼ばれ、サイズの合わないぶかぶかな着物を着た女神。


モラクスとは仲が良い神であったが、魔神戦争によって命を落とし、残されたモラクスは民を連れて現在の璃月港に移った。

発明好きでもあり、魔神戦争の折に対魔神弩弓「帰終機」などを発明した他、モラクスに盟約の証と挑戦も兼ねて立体パズル「浮世の錠」を贈っている。


名前の由来はソロモン72柱ハーゲンティ


璃月にかつて存在した神。

活動していた時代は「竈神」の通称で知られ多くの民の信仰を集めた存在だったが、現在の璃月では失伝しており、岩王帝君と同一視する解釈も一般化している。


天を突くような巨体をした獣の神で、己の体を分裂させ無数の人間大の分身体となることができたとされる。かつて帰離原が帰離集と呼ばれ璃月の都であった頃、民に火と料理と団らんを伝え、その後洪水によって帰離集が滅びた時も知恵を尽くして難民を支えたという。

最終的にこの神は自然災害や疫病などの厄災を鎮めるべく大地に力を還し、全盛期の姿と知性を失い長き眠りについた。


経歴から一目瞭然だが、モラクス(と恐らく帰終)とは親しい間柄だったらしい。

現在は、もはや魔神とは言えないくらいにまで弱体化したものの眠りから目覚め、己の居所と定めたとある場所新たな家族と共に平穏に暮らしている。七神以外では数少ない現代に生き残っている魔神。


名前の由来はソロモン72柱マルコシアス

英語ではMarchosiusと表記され、末尾の2文字が本来asのところが"我々"を意味するusに変形している。彼がかつて複数に分裂した特性と、七神になれなかった魔神であることを含んだ表現となっている。

ただしasとusは英語ではどちらも「アス」と発音される(実際は微妙に異なる)為、混同された可能性もある。


  • 夜叉を使役した魔神

璃月にかつて存在していた神であり、夜叉を操り望まぬ殺生をさせた。モラクスによって斃され夜叉たちは解放された。


  • 璃沙郊(青墟浦)の未知の魔神

ロアルド日誌第八巻に一か所だけ言及された魔神。

日本語版では翻訳ミスで「最強と謳われた魔神」とされてしまっているが、本国語版で使われている言葉は「不可一世的魔神」であり、正しく訳すと「自分が最強であると自惚れている魔神」である。

日誌によれば魔神戦争に死んだ模様であるが、経緯は紹介されておらず、詳細は不明。


  • 沈玉の谷の魔神

貴金の神ことモラクスの璃月統一以前に沈玉の谷を治めていた魔神で、長生浮錦霊淵のかつての主。魔神に攻め入られた際に乱心し、民を巻き添えに川を氾濫させ軍勢を押し流そうとしたが、部下に離反され討伐された。しかし武器『古祠の瓏』のテキストでは異郷で没した事になっており、この時は逃げ延びてしばらく生きていた模様。いずれにせよ、沈玉の谷の現在の住民からは忘れられた存在となっている。

その経歴などから、後述するオロバシではないかとも推測されている。


稲妻地方の魔神

現代の雷神。バアルと双生の魔神。「」を名乗っている。

魔神戦争では戦いが苦手なバアルに変わって戦争に参加していたが、自身は統治者に向かないとして七神の座はバアルへと譲った。以後もバアルの影武者として同じ「雷電将軍」の身分で戦場に赴いていた。

500年前にバアルが死亡した後、自らの摩耗や死を恐れたバアルゼブルは、カーンルイアの機械人形技術を用いて自身の影武者を作った。バアルゼブル自身は人形の内部に存在する意識空間「一心浄土」で永遠の瞑想を行い、人形への搭載に失敗した雷神の心は眷属に譲渡した。

名前の由来はバアルの尊称や蔑称として使われ、別の存在という解釈もあるバアル・ゼブル


  • 「海祇大御神」魔神オロバシ

鼻の上に小さい角を備え、島を一巻きにしようかというサイズの巨大な白蛇の姿をした神。

稲妻の海祇島にて大蛇『オロバシノミコト』として祀られており、海祇島の民に農業と精錬技術を教え守り神として崇められていた。


かつて魔神戦争時にテイワット大陸の覇権を争った魔神の一角だったが、「貴金の神」と「鳴神」に勝てず、淵下宮に落ち延びてそこに隠れ住む棄民達の神となり、自らの力をなげ打ち稲妻の領土だった場所へと海祇島を作り民を地上へと導いたという。


そしてそのしばらく後、当時の雷電将軍による稲妻平定を受け入れず彼女の領地へ侵攻を開始。ヤシオリ島で激戦を繰り広げたが、対峙した雷電将軍の放った「無想の一太刀」によって島ごと両断され敗死した。

だがこの経緯には裏があり、彼自身望んでいない負け戦の侵略戦争を仕掛けなければいけない事情があった事が、淵下宮のストーリーで語られている。


オロバシが死亡したあとのヤシオリ島では常に雷雨が降り注ぐ異常気象が発生したり、人間やヒルチャールが何かに憑りつかれて凶暴化したり体調を崩すなど、魔神の残滓の怨念によるものと思われる異常事態が数多く発生し、「祟り神」と恐れられていたため、島の各地には残滓の力を抑え込む鎮め物が敷設されている。


現在ではヤシオリ島各所に白骨化した遺骸が野晒しになっており、骨に表出した「晶化骨髄」が稲妻の軍需物資である玉鋼の素材として高値で売買されている他、封印された核心が現在のたたら砂で動力炉に使用されている。たたら砂の地名も祟り神から付けられたもの。


名前の由来はソロモン72柱オロバス


スメール地方の魔神

  • 「赤砂の魔神」アモン

「キングデシェレト」という名で語られる、かつてスメール西部を領域としていた砂漠の神。砂漠の民にとっては良き守護神であったようで、今は無き高度な文明を人々にもたらしていた。数千年前にマハールッカデヴァータと勢力争いを繰り広げ、やがて暴政に走り国を巻き込み自滅した……と伝えられている。


現代に伝わるその話と彼が生きた当時の民が遺した情報、そして古き世を知る上古の存在が語る姿にはそれぞれ微妙な差異があるが、それらの情報を組み合わせるとかつて彼が「狂った理想」を抱き、それに従った行動が「禁忌の知識」を招いてしまい、最終的にこれを食い止めるために自ら命を絶つも、死域をはじめとした今にまで続く傷跡はスメールに残ってしまった、という過去が浮かび上がってくる。


名前の由来はソロモン72柱アモン

マルコシアスと同じく日本語表記では原典との違いが分からないタイプで、英語表記では原典の「Amon」に対して一部もじられた「Amun」がスペルに使用されている。

他に「アフマル」、「黄砂の王」、「智者の王」、「庭師」など多彩な名を持つ


なお、ver3.0の魔神任務第三章の封切り当初は「スカーレットキング」と呼ばれていたが、ver3.1当時の第三幕では字幕表記は「キングデシェレト」に「スカーレットキング」のルビ、ver3.2の第五幕実装時に「キングデシェレト」に統一され、それまでの過去ログ(ボイス含む)も修正されるといった感じで、名称が二転三転している。


メタい話をすると、開発途中で呼称が変わるも一度収録したボイスは簡単には変えられないための苦肉の策と思われる。ver3.2以降でスメールの魔神任務に挑む旅人はややこしいことにはならないのでご安心を。


ちなみに本国語版では「赤王」の名が使われており、翻訳するなら「スカーレットキング」の訳名のほうが実は正しいということになる。あちらではこの「赤王」の名は終始変化していないにもかかわらず、なぜ日本語版は「キングデシェレト」に変更されたのかは不明。


なお、「デシェレト」(Deshret)とは古代エジプト語で「赤」を意味し、同時に下エジプト(現在のナイル川河口域)の赤色の王冠を指し、そして「砂漠」を意味する語である。「アフマル」(Ahmar)という別名もアラビア語で「赤」を意味する。

この為、「スカーレット」「デシェレト」は「赤王」を訳出する際に意訳として持ち出された物、「キングデシェレト」への変更はスメール砂漠地域の主なモチーフ元の古代エジプトを意識した可能性が考えられる。

ならば何故「ファラオ」ではなくヨーロッパの君主号である「キング」の語が残ったのかが謎だが、恐らくは固有名詞ではなく一般名詞としての「王」のニュアンスと考えられ、それっぽく訳すなら単純に「デシェレト王」となり、先の「デシェレト」の語義を鑑みれば丁度原語版の「赤王」に対応した翻訳となる(しかし日本語版だけは何故か英語の音写をそのまま載せてしまっている)。


  • 「花神」ナブ・マリカッタ

マハールッカデヴァータの良き友人であった今は亡き女神。ジンニー達の主であり、「花の女主人」とも呼ばれ、立派な角を持った姿が伝えられている(ニィロウの装束は花神の姿を模しているとか)。


草神の誕生祭が「花神誕祭」と呼ばれるのは、当時彼女が贈った舞に由来している模様。

また、スメールに咲く花「パティサラ」はこの神が造ったもので、本来鮮やかな赤紫色をしていたその花は彼女の死と共に失われたという。現在咲く青紫色のパティサラはマハールッカデヴァータが彼女の死を悼んで造ったものだとか。


今や信仰も伝承も風化して久しく、伝承も大半は遺構と共に「千尋の砂漠」の砂の下に埋もれている。断片的なそれらを総合すると、彼女はかつて天空から堕ち来た神で、マハールッカデヴァータとアモンに自らの過去を語り警告を行ったが、それでもなおアモンが語る「狂った理想」に一縷の希望を見出し、彼のために起こした奇跡の代償にその命を散らしたという。彼女が死に逝く前に遺した力は今も砂漠の奥地で姿を変え、他の力と混ざり合い密かに息づき、深淵の力を遠ざけている。


呼び名の由来はメソポタミア神話の植物と知恵の神ナブに古代ペルシャ語の「女王(マリカッタ)」を付けたものと推測される。ソロモン72柱に縁のある名を別に持つかは明らかではない。


ファデュイのある執行官教令院が製作した神の心を搭載せし人造神で、数百年前作られた雷神の器の試作体に強化を施し昇華させた、テイワットにおける最新の神。

多数の元素や天候を操作し、世界樹を通じた人間の意識と接続するなど、神の権能を扱う事ができており、サイズの問題を除けば完成度は高い。


人工ゆえか名前もソロモン72柱ではなく、仏教の単語から取られている。

正機の神は仏語の「正機」からで、結末はその名の通りになっている。七葉寂照秘密主は「秘密主(金剛薩埵)」に加え、仏語である「寂照」「七葉」樹(娑羅樹)が加えられている。


フォンテーヌ地方の魔神

500年前のカーンルイア崩壊時に没した先代の水神。魔神名不詳。

スメールとフォンテーヌの国境近くで息絶えており、その身を「甘露活水」へと変えてマハールッカデヴァータがアビスの力を封印する為の足掛かりとなった。

彼女が基になった万種母樹には今でもその神識が宿り続けている。

詳細は当該項目参照。


  • 「神王」レムス

古代フォンテーヌを支配したレムリアの王。

黄金の船に乗って天より現れ、人々に知恵と繁栄をもたらしたとされる。


レムリアの崩壊時に国と運命を共にしている。


魔神の可能性がある存在

旅人と行動をともにする妖精。非常食扱いされる事もあるが「かけがえのない大切な仲間!」。


名前がソロモン72柱パイモンに由来すると思われ、魔神との関連性が疑われている。

また、アビス教団は彼女の過去について何らかの知識があるかのような素振りを見せている。(真偽は不明)


オープニングに登場する双子を襲った存在?

詳しくは個別記事を参照


  • 時の神

祭礼シリーズなどに記されているモンドに存在していたであろう時の神。

世界任務「時と風」において「『時間』に関わる魔神」という記載があるため魔神の可能性がある。


また、淵下宮の書物や雷電将軍の伝説任務において、時間を司る執政「イスタロト」の名前が明らかになったが、モンドで語られる神と同一の存在かは不明である。

こちらの名前の由来はソロモン72柱アスタロトと思われる。


  • ナベリス

アルベドのキャラストーリーにて「アルベドと師匠が発見した「ナベリスの心」という聖遺物」という形で少し触れられた。

ナベリスという名はソロモン72柱ナベリウスに由来すると思われ、魔神の可能性がある。


  • カーンルイアを襲った神

500年前のカーンルイア滅亡にて天から降臨し、国を滅ぼした存在。

旅人の回想にてカーンルイアを滅ぼしたと思わしき物体が登場したが、天理の調停者が操る物体と酷似しているため同一存在の可能性がある。


  • 「渦の余威」跋掣(ばっせい)

渦の魔神オセルの妻。夫と同様に竜の姿だが、首は三本と夫に比べると少なめ。

魔神任務間章のラスボス。劇中では魔神とは明言されておらず、魔神なのかあくまでも強大な魔物なのかは現時点では不明。

夫を倒した群玉閣に恨みを抱いており、凝光はそれを逆手に取り再建した群玉閣でおびき寄せて決戦を挑んだ。そして周到な準備や申鶴の助力もあり撃退され、何処かへと逃げていった。


その後の海灯祭(2回目)では改めて戦うことができる。イベントに直接絡んでくることはないのだが、設定上はまだ復讐の機会を虎視眈々と狙っている模様。


余談

名称について

「魔神」、特に「七神」の英語表記は「Archon」、即ち「アルコーン」と読み、これはグノーシス主義の「偽の神=アルコーン」の概念が元ネタとなっている名前である


グノーシス主義が唱える神話、もとい反宇宙的二元論では、

  • 偽の、または悪の宇宙があり、これを統治する低次の存在、それが即ち「偽の神=アルコーン」である。
  • 真の、または善の宇宙があり、これを統治する高次の存在、それが即ち「真の神=アイオーン」である。

とされている。


本作では「アルコーン」を上位的な存在(魔神)の名称として使用しているが、「偽の神」としての元ネタとも相まって、何らかの伏線になっているのか、何を暗示しているのかは現状不明(※)。

一方、七神を含めた魔神全般に関しては「god」と明確に呼び分けられており、七神以外の魔神が「Archon」と呼ばれる事は基本的にはない。


なお、同社もう一つの作品に、これと逆の概念である「真の神」を意味する「アイオーン」が登場している


魔神任務カリベルトにおいてエデが洞窟で出会った罪人と称す謎の声に対し「まごう事なき偉大な神。七神なんかとはまるで格が違う!」と評しているがこれが星神なのではないかという考察もある。


※ただし英語版は原語版及び日本語版とは大きく異なる訳語が当てられる事もよくあり、例として神の目に「vision」(視力、洞察力、幻視、予見)、神の心に「Gnosis」(智慧、神智)が当てられており、日本語版と比較して両者の繋がりが不明瞭な訳になっている。この訳語の乖離の大きさから、英語版は日本語版とは異なり「世界観を独自に解釈して再構築している」と解釈した方が近い(参考)。故に「Archon」「god」の訳語も原語・日本語における「魔神」と必ずしも同じニュアンスで用いられているわけではない可能性に留意。


七元素と七神の席

七神の設定が登場した時から、七神の席は本当に魔神戦争の勝利者によって決まるのかという問いもファンの間で議論されている。

魔神戦争によって七神を決めると言うのは天理が下した命令とされているが、その具体的なメカニズムはまだ明かされていない。元素自体も魔神がもたらしたものではなく、テイワット原初の時代から存在していた。


実際、岩神・塵神・竈神や、草神・花神など友好関係にあった神も少ないながら存在し、少なくとも最後の七柱になるまで潰し合う事を強いられていた訳ではない。

元々テイワットで最も古い支配者は「龍」であったが、大昔到来した天理との激しい争いによって、七元素の龍王を筆頭とした殆どは試行錯誤虚しく駆逐され、現在の魔神が治める世に理を布き直されたのだという。


また、実は現段階で登場済の魔神は、七元素の枠組み内に当て嵌められると考えられる。

  • 「氷雪の魔神」アンドリアスは氷/風元素
  • 「竈の魔神」マルコシアスは炎元素
  • 「竜巻の魔神」デカラビアンは風元素
  • 「渦の魔神」オセルは水元素
  • 「塩の魔神」ヘウリアは岩元素
  • 「塵の魔神」ハーゲントゥスは岩/風元素
  • 「花神」は草/雷元素
  • 「赤砂の魔神」アモンは炎元素
  • 魔神オロバシは雷/水元素

また、現七神となった面子も元は「そよ風と希望」「貴金」「鳴神(雷鳴)」「草木」を司る魔神であった事が、水龍王から仄めかされている。


そのため、どの魔神が勝利しても最終的に「七元素に応じた七つの席のいずれか」に必然的に当てはまる結果になっていた可能性が高く、元素七龍との関係性なども含め、現在の面子以外が勝者となったIFがあったとしても、それぞれが司る単語・概念そのままの元素が生まれてくるという事は無いと思われる。


魔神と聖遺物の関係

書籍『日月前事』には、第一王座であるパネースは四つの「光る影」を創造し、七の龍王と戦ったという記述がある。


この四つの影がそれぞれ「生」「死」「時間」「空間」であり、「生」は「花」、「死」は「羽」、「時間」は「砂時計」、「空間」は「空の盃」の形に具現化でき、それらを束ねるパネース自身は天地創造の原理を司る「王座」に相応しい「王冠」を被り、これが原神の五つの聖遺物(「生の花」「死の羽」「時の砂」「空の杯」「理の冠」)の由来であるという考察がある。


この四つの影についても様々な考察が行われてきているが、上記の謎に包まれている「時の神」は、原初の「四つの影」のうちの「時間」ではないかという説が存在している。


また、元は天空の島の住人であったとされる花神ナブ・マリカッタはおそらく「四つの影」のうちの「生」ではないかと推測されている。


七神と並行世界の関連

特に現七神および天理の調停者は、原神の並行世界である崩壊世界において、栄えすぎた生物を滅ぼす星の本能"崩壊"の力を宿した者「律者」、およびそれに関わりの深い者との共通点が多く、彼らの並行同位体ではないかという考察がされている。


中でも明らかに意識されているのは、雷神と雷電芽衣、草神とテレサ・アポカリプス、そして天理の調停者と空の律者。ただし岩神のような例外もあり、現在のmiHoYo作品間では、CVが同じなだけで並行同位体とはとても言えないキャラも多く登場している。


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