魔神任務第二章第三幕のネタバレになります。注意!!
「知ってる? 影、私今とても嬉しいの。最後の願いも叶ったから」
CV:沢城みゆき
概要
雷電影の双子の姉であり、初代にして真の雷神バアル(影の名はバアルゼブル)。そして初代雷電将軍その人。
片割れであり生粋の武神であった影とは対照的に戦が苦手で、自身は稲妻国内の内政などを担当していた。魔神戦争終結後は稲妻幕府を設立し、眞は雷電将軍、影はその影武者として、各々が得意とする文と武を以て共に稲妻を治めていた。
八重神子曰く「優しい神」だったらしく、「変化なき永遠」を追求する影とは違い、「目の前の瞬間」を尊ぶ性格だったとも述べている。
生前に自身の神威を用いて創り出した「夢想の一心」は、眞の思う平和、そして夢のように美しい稲妻を見届け、この世と共に歩み続ける高貴な心を象徴するものであり、存命中は一度も武器として使われる事は無かった。
しかし500年前、カーンルイアが天理によって崩壊した際、眞は周囲に黙ってたった一人でカーンルイアに赴く。その時に彼女は戦死し、彼女が姿を消した事に気付いた影が駆け付けた時には、眞はカーンルイアを灰塵に帰した戦火と共に既に息絶えていた。
その後、影武者であった影が密かに雷神と将軍の座、そして「夢想の一心」を継承した。
この事実は稲妻国民には知られておらず(そもそも「雷電将軍」はただ一人の存在という認識が一般的であり、影武者である影の存在は知られていなかった)、知っているのは眷属である八重神子や他の七神、旅人、甘雨、とある執行官程度である。
カーンルイアへ単身向かった理由については、影も一切知らず、作中でも語られなかったが、魔神任務第三章の終盤にて『(草神以外の)七神全員がカーンルイアに召集された』事が明らかとなっている。
いずれにせよ眞の死は、残された影と彼女に引き継がれた稲妻が、その後数百年に渡る長い混迷へ陥るきっかけとなった。
余談
- 分かりにくいが、現在の雷電将軍(及び影)が身に着けている髪飾りの扇の部分は、元々眞が着けていた物。眞が死亡した時に、形見等として受け継いだと思われる。
- 姉妹の名前である「眞」と「影」は、日本刀における「真打」と「影打」になぞらえている可能性がある。また、「眞」と「影」の二文字を合わせると、肖像や写真を意味する「眞影」と言う熟語となる。
- ゲーム中で入手出来る書籍『研澄真影打ち珍説』は、雷神が二柱存在する事を知らない一般人が書いた小説だが、雷電将軍のボイスの一つで、『珍説』で描かれたストーリーの一部は事実であると認めている。
- 雷神としての力以外にもある特殊な権能を持っていたことが示唆されており、鳴神大社から稲妻を見守る「神櫻」の存在や、影の最後の戦いにはこれが深く関わっている。詳しくは伝説任務「天下人の章・第二幕」にてその目で確かめて欲しい。