立ち上がれ!美しい世界を守るために
諸元
概説
崩壊3rdとは、中国のゲーム企業「miHoYo」の配信するスマートフォンアプリである。
前作『崩壊学園』の設定をベースに、よりSF・サイバーパンクとしての色を打ち出してリファインされた本格3Dアクションゲーム。
『崩壊学園』では2頭身のSDキャラクターだったが、本作ではリアル頭身による臨場感と多彩なアクションを存分に堪能できる。
(日本では)2作目なのに“3rd”となっているのは、中国ではこの作品が3作目だからである(現在の崩壊学園は「崩壊学園2」。つまり崩壊学園⇒崩壊学園2⇒崩壊3rdとなる)。
往年のライトノベルを彷彿とさせる濃厚かつ壮大な世界観や、独特の強化システムが特徴。
高いアクション性と美麗なグラフィック、濃密でダイナミックな世界設定で好評を博す一方、野心的に多数のシステムを実験的に放り込み続けている。
ストーリーやシステムは序盤こそソシャゲ黎明期相応に粗が多いが、その後どんどん独自の洗練・発展を遂げていき、現在では大作と言ってもよい代物になった。
そこに至るまでプレイできるか、また戦闘システムをどこまで呑み込めるかで、作品評価の甲乙が分かれることになり、他の同社作と比べ色んな意味で上級者向けだが、その分ハマった時の熱量は計り知れない。
バージョンを重ねるごとにシステムにも頻繁に調整が入っており、スキル強化素材を画一化して減らしたり、ver.3.5からは基地育成システムを完全刷新したり、艦隊(ギルド)システムの見直しがなされたり、恒常ガチャの廉価化とシステム変更をおこなうなど、プレイ環境の変動も大きい。
ストーリー
崩壊… かつて幾度となく人類の文明を葬ってきた未知の力… 今再びこの世界に降臨した。
B.C.2000年頃、天変地異によって突如崩壊した人類の文明。
その後も周期的な氾濫により、人々は文明を築いては崩壊するという歴史を歩んできた。
長きに亘る「崩壊」との戦いは大地を疲弊させ、変異した「崩壊獣」が世界各地に現れ始めた。生き残った人々は、滅亡を回避する為の方法を探ろうと、「天命組織」を設立した。
その結果、生物の変異から消滅に至る「崩壊現象」と、対抗する力を備えた「聖痕(スティグマ)」の存在が確認された。
3年前、「第3次崩壊インパクト」と呼ばれる、崩壊史上最大の災厄がキアナ・カスラナの住んでいる極東の地である長空市に降りかかった。
崩壊と深い因縁があるカスラナ家の血を継ぐキアナは感染を免れたが、被害は甚大で、人々の心に大きな傷を残すこととなった。
かつての戦いで母を亡くし、父にも失踪されたキアナは、崩壊に立ち向かうことを決意し、対崩壊実戦チーム「ヴァルキリー部隊」の戦艦ハイペリオンに乗り込んだ。
――立ち上がれ、美しい世界を守るために
登場人物
『崩壊学園』から続投した人物が大半を占めるが、学園時代ではNPC扱いだったり、本作から参戦したキャラも多数存在。設定も基盤となる部分は押さえつつ、設定や性格面で大胆なアレンジを加えている。
☆は正規プレイアブル。
主要人物
- キアナ・カスラナ (CV:釘宮理恵) ☆
- 雷電芽衣 (CV:沢城みゆき) ☆
- ブローニャ・ザイチク (CV:阿澄佳奈) ☆
- 無量塔姫子 (CV:田中理恵) ☆
- テレサ・アポカリプス (CV:田村ゆかり) ☆
- フカ (CV:高山みなみ) ☆
- デュランダル (CV:能登麻美子) ☆
- リタ・ロスヴァイセ (CV:悠木碧) ☆
- ゼーレ・フェレライ (CV:中原麻衣) ☆
- ケビン・カスラナ (CV:日野聡)
- ワタリガラス (CV:小林沙苗) ☆
- エリシア (CV:井上麻里奈) ☆
- メビウス (CV:大久保瑠美) ☆
- スウ(CV:櫻井孝宏)
- 千劫(CV:小林裕介)
- アポニア (CV:白石晴香) ☆
- エデン (CV:木村珠莉) ☆
- コズマ(CV:小林千晃)
- ヴィルヴィ (CV:金元寿子) ☆
- パルドフェリス (CV:山本希望) ☆
- グレーシュ (CV:木野日菜) ☆
その他
- 八重桜 (CV:佐倉綾音) ☆
- カレン・カスラナ (CV:水樹奈々) ☆
- キャロル・ペッパー (CV:岩男潤子) ☆
- 李素裳 (CV:福圓美里) ☆
- ジークフリート・カスラナ (CV:関智一)
- 時雨綺羅 (CV:木戸衣吹) ☆
第二部・洛星
- セナディア (CV:鈴木みのり) ☆
- コラリー・6626・プランク (CV:会沢紗弥) ☆
- エルデシュ・ヘリア (CV:近藤唯) ☆
- セルマ (CV:関根明良) ☆
- 松雀 (CV:高森奈津美) ☆
- アカリ (CV:花守ゆみり) ☆
コラボキャラ
- アスカ(エヴァンゲリオン) ☆
- フィッシュル(原神) ☆
- 花火(スターレイル)☆
ゲームシステム
ステージ
大きく分けて、「ストーリー」「素材」「チャレンジ」「キャンペーン」の4部門に分かれる。
ストーリー
ストーリーは本編の物語を追う本作の基軸となるもので、一部を除く全ステージに「普通(Nomal)」「困難(Hard)」「悪夢(Sadism)」の3段階の難易度が設定されている。
「普通」はストーリー本編で、挑戦するごとにストーリーの内容を追うことが出来る。「困難」・「悪夢」はストーリー内の戦闘を強化し、クエスト任務の設定を変更してより難易度の高い戦闘に切り替えたものとなっている。
素材
「曜日クエスト」と命名され、キャラクターのLv・ランクアップ用の強化素材や、武器や聖痕の強化に必要な素材を獲得できる。
名前の通り、各曜日ごとに獲得できる素材が違っており、素材に応じてステージの内容も変化する。
一部クエストは協力プレイも可能で、戦果によっては単独プレイよりも多くの素材を獲得できる。
チャレンジ
他のプレイヤーたちと腕を競ったり、ストーリーを軽く超える超難易度のステージに挑む。
キャラクターのレベルはもちろんだが、なによりプレイヤーの腕と機転が最大限試される仕様となっており、如何に戦乙女たちと装備の特性を熟知しているかが勝利の鍵となる。
キャンペーン
期間限定イベントや、一定周期で登場するチャレンジ系クエストなど。
新規実装された戦乙女の性能紹介や、新規コスチュームの観賞などもこの部類になる。
こちらでも初回クリア報酬やクエスト任務が設定されており、挑戦すればそれなりの実入りとなる。
チーム編成
基本は3人一組のチームを組んで、その中の一人をプレイヤーが操作する。
チームのキャラクターは任意のタイミングで交代が可能で、敵に合わせてキャラクターを交代しながら戦闘を行う。
先頭のメンバーは「リーダー」に指定され、各キャラクターに設定された「リーダー効果」を発揮し、チーム全員を強化できる。ただし上位キャラクターになるほど有用なものが多くなる反面、効果を発揮するための編成条件や該当効果も偏る傾向にある。
戦闘
操作はバーチャルパッドを使用した移動と攻撃、スキル、必殺技、回避とシンプルにできている。
攻撃は個別によって異なり、連続攻撃の途中で入力のディレイをかけることで性能が変化する「分岐攻撃」やボタン長押しで性能が変化する「チャージ攻撃」等がある。
また、回避は敵の攻撃に合わせてタイミングよく行うことで「時空断裂(一定時間周囲がスローになる)」等の回避スキルが発動するほか、敵が特定の状態異常中に別のキャラクターに交代すると、交代時に強力な特殊攻撃を繰り出す「入場スキル」等、操作はシンプルながらアクション性の強いシステムとなっている。
今作では同じプレイアブルでもバトルスーツによってそれぞれ違った攻撃やスキル、属性が設定されており、同じプレイアブルでもスーツが違えば別キャラのような扱いとなっている。
ただし、スーツが違っても同じプレイアブルなら使用できる武器の系統が同じ(キアナなら銃、ブローニャなら重砲やミサイル等)であるため、同プレイアブル間で武器を使いまわすことが可能。
プレイアブルは攻撃中に交代することで、「出場スキル」と呼ばれる特殊攻撃を繰り出す。これを利用し、切れ目なく敵へと攻撃し続けることが可能。
さらに各プレイアブルにはQTE(クイック・タイム・イベント)と呼ばれる特殊技が存在し、味方が特定条件を満たすことで該当する控えプレイアブルのアイコンが点滅し、タッチすると強力な出場スキルを繰り出す。
この出場スキルとQTEを最大活用することで、爽快かつダイナミックなバトルを楽しめる。
同時に、各技やプレイアブルごとの相性、装備の特性を熟知していくことで、戦闘をより有利に、またスコア競争でより高い点数を狙っていく基盤ともなる。
タイプ相性
プレイアブルや敵は「機械」「生物」「異能」の3タイプに分類され、【機械>生物>異能>(機械)】の三すくみを形成する。
後に「量子」「虚数」「星屑」も追加されており、上記の三すくみに入らない一方、お互いや同属性と相克する。
攻撃属性
多岐にわたるため、基本のみ。
基盤となる4属性。
どんな敵でも、まずこのどれかに弱いことが多い。
「物理」は文字通り物理攻撃で、大半の戦乙女がここに類する。
「元素」は上記3つからなり、ある程度の物理耐性がある敵でも有効なダメージソースとなるため、現環境で幅を利かせている。
いわゆる状態異常。
凍結・麻痺・スタンは停止効果、燃焼・流血はスリップダメージ、重攻撃は敵が持つのけぞり&ダメージ耐性の一種である「シールド」へのダメージ量が多く、虚弱は攻撃デバフ、脆弱は防御デバフを意味する。
敵によっては、これら追加効果を受けることで弱体化する者もおり、特にボス戦では弱点となる追加効果での搦め手を積極的に利用することで、有利に戦闘を進めていく。
強化関連
「チップ」と呼ばれる電子半導体型のアイテムで経験値を獲得し、レベルを上げていく。
レベルはプレイヤーの「艦長Lv」を上限とし、ver.3.9では最大Lv80まで上昇する。
戦乙女は「欠片」を一定数収集することでランクが上昇し、ランクアップすることで基礎能力のほか、使えるスキルが増えていき、より戦闘を有利に進めていける。
スキルはレベルを上げることに「資金」が必要となり、戦乙女の育成状況に応じて上限解放される。
武器や聖痕を揃えることに目を奪われがちではあるが、武器も聖痕も適性なのに戦果が振るわないなら、まずスキルの育成状況を確認したい。
装備関連
各キャラクターに合う武器を装備させる。
武器には「武器スキル」を備えたものもあり、EPを消費することで効果を発揮する。
上位武器には自動スキルを備えたものもある。
武器は素材を投入することで強化され、武器ごとに強化の上限が存在する。
また「分解」コマンドで少量の素材へと変換可能で、強化済みの武器の場合は一部を除いて使用した素材分がほぼそのまま返ってくる。
武器・聖痕共に、基本は補給(ガチャ)での入手だが、一部のものは特定のアイテムで生産でき、ある程度は上位装備の代用に足る効果を期待できる。
昨今のアプリには珍しく、バージョンを重ねるごとに素材の種類は統廃合を繰り返しており、ver.4.0時点ではかつての1/5程までに統廃合が進んでいる。
聖痕(スティグマ)
崩壊エネルギーを中和し、対抗する力を与える特殊な遺伝子。
聖痕には適性が必要であり、女性は大なり小なり適性を持つが、男性の適合者は2万人に1人と稀少。
崩壊3rdの設定・ストーリーにも深く関わってくる存在。
ゲームシステムとしては、いわゆるアクセサリー枠。
【T(トップ)/C(センター)/B(ボトム)】の3つのパーツから構成され、歴史上の偉人や登場キャラクターをモチーフとしている。
装備することで基礎ステータスが補強されるほか、特殊な強化効果を発揮する「聖痕スキル」が発動する。
ほとんどの聖痕は3つで1セットになっており、2箇所以上同じ種類の聖痕を装備すると「セットスキル」が追加で発動し、新たな効果を発現させる。
3箇所全てを同じ聖痕で統一すると「one suite」状態となり、別のセットスキルが更に発動する。
各パーツを効果ごとにバラして装備するよりも、2つ以上をセットで扱い「セットスキル」の発動を狙うのが基本。
中には3つ揃えて初めて本領を発揮するものや、逆にバラバラに運用する方が適しているものもあったりと、性能は千差万別。
ボーナス関連
ログインボーナスとデイリー任務によるボーナスが存在。
また各ステージの初回攻略時と、クエスト任務(達成条件)の達成でもボーナスが支給される。
ログインボーナスによって月300、デイリー任務達成で日40、クエスト任務1項目につき10の水晶が入手可能。
課金要素
「水晶」と呼ばれる基本課金アイテム(いわゆる「ガチャ石」)と、「コイン」と呼ばれる特殊アイテムや特別なパックセットの購入に必要なメダルに大別される。
水晶はログインボーナスやデイリーミッションで備蓄できるが、コインは課金でのみ入手可能。
また水晶は一括購入以外に、「月パス」と呼ばれる格安の月極分割配布サービスも存在し、ログインボーナスと同時に1か月で総額3,000個(10連ガチャ1回強)の水晶を入手できる。
補給(ガチャ)は、プレイアブル・装備ともに1回に水晶280個を清算。10連で2800。 また水晶では無く各ガチャに対応したチケットを用いて回す事もできる。
一方、恒常ガチャの「標準補給/武器補給」は「基地補給」に変更され、1回に水晶200個(10連で2,000)に値下げされ、さらに初回50回3度までS級戦乙女が早期に獲得できるよう調整が入っている。
プレイアブルは一部の上位互換を除いて、2/3以上の戦乙女を無課金で入手できる。
ver.3.5以降は基地補給の仕様で、よりS級戦乙女の入手のハードルが下がった。
一方、武器・聖痕は限定補給(期間限定ガチャ)で狙うことを前提とした部分が強く、特に上位の武器と聖痕の大半は限定補給を狙う必要がある。
TIPS
基本的には補給(ガチャ)入手の武器・聖痕を揃えた方が強いが、やり込み次第では課金に頼らずとも高い戦績を狙うことも不可能ではない。
むしろ本ゲームはよほど環境と相性に適応できないキャラクターでない限り、地道な研究でいくらでもやり込み可能という、一種の「盆栽ゲー」としての側面も非常に強い。
オープンワールド
オープンワールド式のフリークエスト。
広いフィールドを駆けまわりながら、専用ストーリーやミッションをこなし、報酬を獲得していく。
桜の輪廻
ver.2.3より実装。
八重桜の生きた500年前の極東の地「八重村」と、八重村一帯を治める「竹雀城」を攻略する。
ストーリーでは桜の秘密と、カレンとの絆を追っていく。
桜関連の「戦乙女の欠片」(逆神の巫女/真炎幸霊)が報酬として多く入手できる。
天命本部
ver.2.5より実装。
天命組織の本部に乗り込み、そこで待ち受ける謀略や異変の数々に立ち向かう。
本編7章を別側面から描いたストーリーで、ネゲントロピーのニコラ・テスラとアインシュタインに協力し、天命本部と対決する。
カレン関連の「戦乙女の欠片」(聖儀装・今様/原罪の狩人)や、テレサ「月下の抱擁」の欠片が報酬としてよく登場する。
後崩壊書
ver.3.8より実装。
崩壊3rdの結末から8年後を描いた後日談。
アフリカ大陸の南端にある都市で起きる怪奇事件の顛末と、その裏で暗躍する「崩壊の残滓」との戦いを描く。24年現在第2部までが配信されており、miHoYoの別作品崩壊:スターレイルの前日譚にもなっている。
ゲーム本編からほとんど独立しており、キャラクターは完全に本編から独立したシステムで動いている。アクションに「ジャンプ」が加わったことで、より広い範囲の探索と多彩なコンボが可能になった。
また、初となる男性プレイアブルキャラクターが実装された。
交流要素
戦友
プレイヤー間で協力関係を結ぶ、いわゆるフレンドシップシステム。
協力関係となったプレイヤーは、互いに指定してある「助っ人」の戦乙女を派遣させ、クエストで援軍として出撃させることができる。
また助っ人はリーダー効果も発揮し、チーム全体へのバフも上乗せできる。
チャットシステム
トップ画面の左下にフキダシマークがあり、これをタッチすることでオンラインチャットのウィンドウが展開される。
チャットでは文字通信のほか、スタンプでのリアクションも返すことが可能。
以下のものが存在する。
全体 | すべてのプレイヤーに向けてメッセージを送る。艦隊員募集など、広く広告した時に有効。 |
---|---|
補給 | 補給(ガチャ)の結果が通知される。 |
艦隊 | 所属艦隊のメンバーでのメッセージを送受信する。 |
チーム | 協力プレイ専用のチャット板。 |
個人 | 個人間専用のチャット板。 |
グループ | グループを作成し、そのメンバーでのチャットに使用する。 |
艦隊(ギルド)システム
いわゆるプレイヤー間での交流を目的とした「同好会」システムで、艦隊任務をこなすことで「レンジャーバッジ」というアイテムを増やし、ショップでアイテムと交換することが出来る。
プレイヤー間のアイテムの交換も可能となり、余ったアイテムを隊員同士で寄付したり、募集したり出来る。
艦隊は規模によって募集人数の上限があり、艦隊のレベルを上げることで拡張できる。また交換可能なアイテム等の種類も、艦隊規模によって上限が解放される。
協力・競争
協力
特殊ダンジョンを2人以上で踏破する「協力Raid」、素材収集クエストでの協力プレイ、ver.3.9から実装された上位装備を狙える「懸賞依頼」などがある。Ver.7.3の第二部実装に伴う大型アップデートをもって、これらのマルチプレイ要素は廃止された。
また他のプレイヤーと「戦友」関係になると、ストーリーや特定のクエストで戦友の設定したサポート用の戦乙女をサポートに出撃してもらえたり、戦乙女が持つリーダー効果をバフとして獲得できる。
競争
ver.3.9時点では、純粋にエネミーを撃破しながら高得点を狙う「量子特異点」、および「超弦空間」、他のプレイヤーに妨害工作を仕掛けられるサバイバルゲーム「ディラックの海」、歴代ボスとの一騎打ちで高得点を目指す「記憶戦場」などがある。
どちらも一定のランク付けがあり、上位ランカーになれば水晶や素材アイテムをランクに応じ多量で獲得できる。
基地
戦乙女たちの休息の地であり、プレイヤーにとっての土台となる場所。
艦長レベルと戦乙女の人数(同一人物の変化形態を含む)によって、基地の規模を拡張でき、拡張した分だけ戦乙女たちの基礎能力を向上させる。
また戦乙女たちを天命組織の依頼に派遣し、外貨や素材を獲得することも出来る。
基地の各区画ごとに強化可能な戦乙女は違い、それぞれの区画を成長させて対応する戦乙女の基礎能力を伸ばしていく。
ver.3.5以降、上記のスタイルを完全撤廃。
基地の成長を、戦乙女の成長と各戦乙女ごとに設定されたクエストをクリアするこで、経験値を積み立ててレベルアップさせる、よりシンプルなものへと変わった。
加えて派遣制度も「バイト」に代わり、任務依頼を受けるのではなく、基地周辺の都市へ戦乙女を派遣し、「金の花カード」と呼ばれるポイントを収集するかたちへ代わった。
カードはショップでレア素材と交換できる。
学寮
『崩壊学園』からのSDキャラ成分を詰め込んだ「箱庭」システム。
寮を運営して戦乙女たちと交流し、彼女たちの好感度を上げていける。
学寮内に家具を設置して飾り、「住宅建材」を消費して量を拡張していくと「快適度」が上昇し、より寮を大きく拡充していくことも可能。
一定のレベルに達すると、リゾート用のビーチも開設できる。
彼女たちにタッチするとリアクションを起こすほか、戦乙女側から様々なリクエストがフキダシとして表記されたりもする。
イベント関連
毎月2つ前後の期間限定イベントが催される。
イベントクエストに挑戦することで、レア素材を多数獲得でき、またイベント用アイテムをショップで交換することで、戦乙女の欠片や補給チケットなども交換可能になっている。
特に☆4以上の上級武器のランクアップに必須の「崩壊結晶」を生み出す「三分結晶」の入手機会であり、微課金・無課金のプレイヤーは積極的に参加することが推奨される。
ストーリー本編から外れた、聖フレイヤ学園とハイペリオンでの日常を中心としたシナリオが多く、ほとんどがストーリーでは姿を見せない艦長(≒プレイヤー)を主役とする。
見どころはイベントのためだけに、わざわざシステムを全力で利用して音ゲーやリズムゲー、横スクロールアクションやオープンフィールド式のガンサバイバルまで実装するという、スタッフによる全力のお遊びを拝むことが出来る。
メディアミックス
中国本土にてコミック版が発売中。KADOKAWAから翻訳版が出版されている。
公式資料としての側面もあり、ゲームでは補完しきれていない要素も数多く出展されている。
Twitterにて夢際氏による4コマ漫画『よんこまさーど!』も展開されている。
夢際氏のキャラ愛溢れるネタの数々が絶妙に腹筋に突き刺さる仕上がりとなっている。
氏はpixivユーザーでもあり、過去「崩壊3rdイラコン」にて2度も最優秀賞を獲得したという「筋金入り」である。
まさに愛。
そして2020年。
本編を差し置いて、日常系アニメ『戦乙女の食卓』がBS日テレを始め、各チャンネルで放送決定!!
まさかの事態に多くのファンの度肝を抜いた。
コラボレーション企画
新世紀エヴァンゲリオン
ver.4.5にて初のコラボ実装。だがまさかのGAINAX(現在のスタジオカラー)、しかもその大看板『エヴァンゲリオン』という、25周年記念キャンペーンとの超特大規格となった。
中華本土では2020年末に開催期間に突入し、メニュー画面を筆頭に遍く物がEVA一色に染め上げられた。
詳細は崩壊3rd×エヴァンゲリオンを参照。
長年EVAシリーズに並々ならぬ情熱を注いできたmiHoYoの創始者の蔡浩宇氏にとっては、ある意味夢がかなった瞬間だともいえる。
原神
ver.4.9にて、同社作品である原神とのコラボが実施。
イベントストーリーが用意されるが、パイモン(原神)とロザリア・アリーンは本国、日本共に声優が一緒なため、ボイス用意されなかったにもかかわらず声優ネタが行われた。
本国ではver.4.9に開催された原神コラボイベントと原神ver.1.6(夏イベント)の実装日が1日違いであるため、崩壊3rdではテレサ・アポカリプスのクレー(原神)のコスプレ衣装とフィッシュル(原神)(SPキャラクター)が実装され、原神ではフィッシュルのモチーフ武器(幽夜のワルツ)が実装した。
その2年後、記憶戦場や超限空間にたまに顔を出すだけだった奔狼の領主(アンドリアス)もver.6.9にて万象虚境の炎エリア難易度7に常設で置かれた。
プロメア
ver.6.9にてコラボ実装。
2023年7月、Twitterにて同年9月に2年ぶりにゲーム内コラボすることが予告された。
ver.6.9にミラクル☆魔法少女(シーリン)と同時にコラボが実装するも、テーマイベントがver.6.8と続いてイベント時空の物語であったため、残念ながらストーリー無しの特殊衣装に留まった。
崩壊:スターレイル
ver.7.9よりコラボイベント開始予定。
2024年9月、本国の8周年記念生放送にて、本作と深い繋がりがある同社後継作とのコラボイベントが発表された。
予告PVでは様々な「企画案」としてパロディ時空での共演が描かれたが、実際のコラボは進行中の第二部にもガッツリ食い込んだ内容となる模様。
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とかくえげつないくらいハイクォリティーのムービーも本作の見所。
ストーリーでも中盤以降、ここぞという場面で開発スタッフ入魂のデモムービーが再生され、多くのプレイヤーを魅了している。
そのため、ファンからアニメ化を望む声も少なくない。
新プレイアブルが実装されるたびにデモムービーも投入されており、第一部では主にオットー・アポカリプス役の石田彰による解説ボイスが付く。本編ストーリーでオットー退場後は孫のテレサが後任を引き継ぎ、第1.5部以降はキアナが主に担当している。そうでない場合、解説されているキャラクターと縁が深いキャラクターが解説をしている。(例:十三英傑:エリシア、艦長時空キャラ:ロストローズマリー(リタ)など)
2020年末に公開されたストーリーダイジェストムービー『崩壊回顧録』。
各所でフザケまくっているうえに黒幕サイドの主観入りまくりだが、要点はキッチリ押さえてあるため大変にわかりやすい。
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