プロフィール
概要
miHoYoのスマートフォンアプリ『崩壊学園』及び『崩壊3rd』のキャラクター。
ブローニャ・ザイチクととても仲が良く、義姉妹のような間柄である。
外側は青みがかった黒色で内側は紺色の髪、海のような青色の瞳を持つ。一人称は「ゼーレ」で、とても心優しく純粋かつ臆病な性格。
胸のところに存在する模様は「天然聖痕」と呼ばれるもので大変珍しく、通常の戦乙女たちの背中についているものとは異なる。
「崩壊3rd」におけるゼーレ
幼い頃にカカリアの孤児院で暮らしており、ブローニャ・ザイチクと姉妹同然の仲だったが、ネゲントロピーの実験により、物理的な実体を失い量子の世界へ消えてしまった。
ブローニャも彼女の後を追うように実験に参加し、量子化してゼーレと共にいることを覚悟していたが説得され、大切な《約束》を果たすために、ブローニャは生還している。
その時に、ブローニャに再構築の力を与えており、この力で重装ウサギ19cが構築された。
詳しくは前作の公式漫画「幻海悲歌」を読んでみてほしい。
「幻海悲歌」は『崩壊学園』ベースの作品であるため、漫画と3rdのアプリの本編はとある姉妹の有無と、設定の細部に違いはあるが大まかな流れは一緒である。
その後は量子の海と呼ばれる空間に彷徨っていたが、ある時、量子の海に通じる海淵城という場所に別目的でやってきていたブローニャが飛び込んで偶然再会し、彼女の協力と自身の決意と力により、現実世界へと長い年月をかけて戻ってこられた。
ようやく、彼女達は《約束》を果たしたのであった。
その後は自身の聖痕の調査もあって、ブローニャや彼女の仲間達との日常を過ごしている。
しかし、彼女にはある秘密があった…
『ゼーレ』の性格
『あなたの怯える顔、とっても可愛いわよ』
『ゼーレと一緒に遊びましょう?』
漫画「幻海悲歌」にて誘拐された際、「自分の声で話す誰かの言葉」が頭の中に響いてくるようになり、その後シンに虐められた時から、時折その声の主に体の主導権を取られてしまうことになる。
所謂、二重人格を持つキャラクターで、彼女の持つ聖痕によって生まれたとされるが、真偽はどちらの人格も把握していない。
プレイヤーから、裏ゼーレ(黒ゼーレ)とも呼ばれるもう一人の彼女は、とても攻撃的で他人の苦痛や恐怖を見るのが好きという正反対な性格をしており、何かと表ゼーレ(白ゼーレ)を小馬鹿にするような言動も多い。
嗜好も、甘いケーキや愛らしいものが好きなゼーレに対し、彼女は激辛料理や耽美なものを好む。
この人格の時彼女の眼は真っ赤に染まり、力が強く出るときには髪色も赤みがかった黒に、バトルスーツも紺色と白色ベースから赤色と黒色ベースへと変化する。
白ゼーレよりも聖痕の力を引き出せるので戦闘力も高く、一度主導権を握ると周りの敵を残虐に嬲り斃す。
その一方、気弱なゼーレの代わりに戦おうとしたり、ゼーレが悲しんでいるのを和らげるために様々な手段を尽くしていたりする。
また、本当の意味で彼女達が分かり合えた本編やイベント「ゼーレの一日冒険」では、自分の行動や言動をゼーレに怒られてしまうことが嫌で、気落ちしている様子があったり、なんとかフォローしようと四苦八苦したりする。
端的に行ってしまえば、彼女はゼーレが大好きなのである。(本人はゼーレを守らないと自分も死んでしまうとかなんとか言っているが、要はツンd(ry)
このように凶暴ではあるものの愛も得ており、敵対者以外に向ける加害も大抵いじわる止まりだったりする。
そしてどちらもブローニャは別格という、筋金入りのシスコン。
ただ表ゼーレは純粋に姉妹として邪気なく慕っているが、裏ゼーレは言葉の裏で独占欲を匂わせるものがある。
外見や言動、仕草に好物とかなり異なるのだが、どちらのゼーレも二重人格である事は周りに気付かれていないつもりでいる。
ブローニャには当然のように気が付いていたが、「本人が直接言わないのなら、触れないようにしている」との事。他の者も何となく訝しんでいる様子はある。
ゲームにおける性能
ゼーレのバトルスーツは現在四種類追加されている。いずれも量子タイプであり、大鎌を武器に用いる強力な近接アタッカーである。
特に「双生の彼岸花」と「星淵のニュクス」はver5.0現在それぞれ最強格の物理/元素アタッカーという位置づけとなっている。
幻海の蝶(ゲンカイノチョウ)
「ゼーレ、みんなと一緒に戦います!」
「闇に呑まれなさい!」
量子の海で彷徨っていた際のゼーレの姿。Aランク。
「通り抜け状態」へと推移できるチャージ攻撃と量子属性の敵の重ね合わせ状態を破壊し、爆発状態に入る必殺技を用いて立ち回る。
攻撃力は初期Aランクキャラの域を出ないものの、ひとたび爆発状態になってしまえば、トップ層にも匹敵する火力を叩き出す。
必殺技に必要なEPが125と重めなことが弱点。
双生の彼岸花(ソウセイノヒガンバナ)
「ゼーレ、みんなの信頼を裏切りません!」
「見た?これは”私達”の勝利よ」
裏人格と協力し、ゼーレが持つ聖痕の力を最大限発揮した姿。Sランク。
複数の敵に対して有効な「表人格」と、単体の敵に滅法強い「裏人格」を必殺技で切り替えて戦う。
その必殺技に必要なEPはなんと0。クールタイムこそあるがかなりの頻度で発動可能。ただし一度発動すると、全てのEPを使い切り、消費EP量に応じて必殺技の性能が上がる。
フィーバーブルースΔにならぶ最強物理アタッカーとして名高い。本編でも切り札的な立ち位置らしく、消耗が激しい代わりに圧倒的な力を持つとされていた。
星淵のニュクス(セイエンノニュクス)
「あなたもゼーレのおもちゃになりたいの?」
裏人格に完全に体の主導権を引き渡した姿。Sランク。
上二つが物理キャラなのに対し、此方は理の律者と双璧をなす氷アタッカー。
通常の最大チャージ攻撃が強く、必殺技を発動すると高威力のチャージ攻撃を連発できるようになる。本調子に乗るのが少し遅いくらいで明確な弱点も少ない。
常設の基地補給でゲットできる。
他のゼーレより髪の毛が長い。彼女を艦橋に置くと「どうして力を使うと髪の毛が伸びるのかしら、どういう原理?」と語っており、本人も理由が分かっていないらしい。
死生の律者(シセイノリツシャ)
「凋零は、より良い開花のために!」
第1.5部にて到達した新たな姿。詳細はリンク先参照。
形態を切り替えての近接アタッカーと遠距離サポート両方で活躍できる。
ゼーレの聖痕
この聖痕のマークは前文明の「死の律者」のマークと酷似しており、死の律者の外見もゼーレと似ているが、現状気付いている者はいないようである。
彼女たちは今後もこの天然聖痕の力を制御し続けられるのだろうか。
なお、量子の海で再会したブローニャと再び離れ離れになった際、見知らぬ場所(前文明の基地の投影)に迷い込んだが、既視感を感じていた。
さらに、とある場面で彼女の聖痕は一度暴走してしまった。この時、比較的聖痕の扱いが得意な黒ゼーレであっても、「力が抑えきれなかった。あなたがそんなに怯えているなんて、ここには何があるの」と言っている。
さらには、全文明の死の律者のコアを用いて作成された第六の神の鍵・黒淵白花に対して、黒ゼーレは「この武器に言いようのない親しみを感じるのよ」「もしかしたら私は「元々」、これの使い方を知っているのかもしれないわ」といった発言をしている。
また、フェレライとはドイツ語で大食い、暴食を意味する。ゼーレもまたドイツ語で魂を意味する。
関連人物
信愛し敬慕してやまない姉分。
ブローニャもゼーレを心から慈しんでおり、互いに無くてはならない存在となっている。
彼女のためであれば、どれほどの脅威や理不尽であっても立ち向かう勇気を奮い立たせる。
表ゼーレは「お姉ちゃん」、裏ゼーレは「お姉様」と呼んでいる。
孤児院の院長であり、義母に当たる。
表ゼーレは気位の高い性格ゆえに威圧感を感じてしまいちょっと苦手にしているが、裏ゼーレは彼女の心の空洞を見透かしているかのように憐憫の情でせせら笑う節がある。
実験体候補として酷薄な視線を感じてもいたが、それでも彼女が自分たちを娘としても愛してる歪な感情を抱いていることはどこかで察していた。
孤児院の一員で、自分を虐げてきたいじめっ子。
表ゼーレは人を嫌うことを避けたいためいじめの真意を知ろうとしたが、裏ゼーレはシンの嗜虐心を満たす標的にされたことに心から憤っており、さらにX-10実験の被検体に選出されなかったことを恨んでブローニャを傷付けたため容赦なく返り討ちにしようとする。
シンも最初こそ調子に乗っていたが、裏ゼーレが表在化するようになってからは不用意な手出しはやめている。
孤児院の一員で、メンバー一、二のトラブルメーカー。
ゼーレの人格の変化には全く無頓着で、どこまでもマイペースに構いに行く。
表ゼーレは同輩として親愛を以て接しているが、裏ゼーレはどこまでも子供っぽい双子に呆れながらも鷹揚に相手している。
新たに絆を結んだ戦友。
プライベートでもよく訓練やスイーツ店に誘ってくれたりと、気兼ねなく接してくれるため表ゼーレは彼女を快く慕っている。
……が、裏ゼーレはその気安さが癪に障るらしく、内心で邪険に扱っている。
最近ハイペリオンに入ってきた、ブローニャと瓜二つの少女。
ある「世界の泡」から来たブローニャの同位体。
自信家で横柄な態度が目立つこともあり、その性格の違いから裏ゼーレは解釈違いの存在といった感じで敵意を向けている。
関連イラスト
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ゼーレ(スターレイル):崩壊:スターレイルでのゼーレ