概要
颯爽とした立ち振る舞いの「地炎」のメンバー。
地下の危険な環境で育った彼女は、一人で行動することに慣れている。
保護する者と保護される者、抑圧する側と抑圧される側。世界がゼーレに見せるのは、いつも白と黒で分かたれた景色だった──そう、「あの少女」が現れるまでは。
プロフィール
人物
ベロブルグ下層部出身の孤児として育った、元シルバーメインのオレグが率いる地下反抗組織「地炎」の中堅、通称「バーブチカ」。
基本的にはさっぱりした性格だが、繊細で敏感な一面もある。幼少期から喧嘩っ早く、いざという時は平気で武力行使を行う。他人との言い合いでは常に強気だが、ナターシャには通じない他、子供であるフックにたまに言い負けることがあるらしい。その一方で他人を思いやる気持ちも持ち合わせており、家を失った人々で溢れ悪化しつつある下層部の治安維持に邁進している。
日々裂界に侵され大半の住民が貧困に喘ぐ下層部で育ったため、大守護者カカリアや上層部の裕福な暮らしをしている人間、そして自分たちを見捨てたシルバーメインに対して強い不信感と怒りを抱いている。
そんな彼女の願いは「地炎」に従って上層部と下層部の封鎖を突破し、いずれ裂界に飲み込まれる檻の中から地下の人々を脱出させることである。
ブローニャ・ランドとは、体制側と反逆側として長らく衝突する間柄。だがやがて2人は、互いに同じ願いを持っていることに気づく。
シルバーメインの司令官にして次期大守護者というベロブルグ最上流の人間であるブローニャに、封鎖された下層部の悲惨な現実を教える役回りを担う。
その一方でゼーレ自身も地下以上に深刻な表層部の裂界の侵食を目の当たりにし、シルバーメインが、今も人々を守るために文字通り命がけで戦っていることを知ることとなる。
能力と戦術
Ver1.0前半イベント跳躍「切先の蝶」で追加。Ver1.4後半で復刻。
最高水準の速度と敵撃破時の追加ターン獲得で敵を蹂躙するスピードタイプの単体アタッカー。
軌跡
- 通常攻撃「強襲」
指定した敵単体にゼーレの攻撃力50~100%分の量子属性ダメージを与える。
キャラクター昇格6で追加能力「さざ波」が開放されると、ゼーレの次の行動順が20%早まる効果が付与される。
- 戦闘スキル「還刃」
ゼーレの速度25%、2ターン継続。指定した敵単体に攻撃力110~220%分の量子属性ダメージを与える。
- 必殺技「乱れ蝶」
「楽にしてあげる」
「蝶と共に散れ、スタールイーファントム!」
増幅状態に入り、指定した敵単体にゼーレの攻撃力255~425%分の量子属性ダメージを与える。
✦5の単体指定技にしては微妙に倍率が低いが、ダメージバフが+40~80%される増幅状態に入ってから攻撃を行うため、実際の火力は高め。
因みに「スタールイー」はロシア語で、「過去、古」などの意味を持つ。
この技のカットイン中にゼーレの目が赤色になる演出がなされているが他の崩壊シリーズとは違い人格が切り替わっている訳では無い。
- 天賦「再現」
「あの世に送ってやる」
通常攻撃、戦闘スキル、必殺技で敵を倒すと追加ターンを1獲得し、増幅状態に入る。増幅状態のゼーレは与ダメージが+40~80%上昇する、1ターン継続。
ゼーレの天賦「再現」で獲得した追加ターンの間に敵を倒した場合、この天賦は発動しない。
キャラクター昇格4で追加能力「斬裂」が開放されると、増幅状態の時、ゼーレの量子属性耐性貫通+20%の効果が付与される。
ゼーレの最大の強み。上手く噛み合えば「必殺技→再現→通常ターン→再現」と4連続行動をすることも可能。ブローニャがいれば更に暴れることが出来る。
逆に言えばこの天賦が発動しないと、行動速度が速い以外に特徴がないアタッカーと化してしまう。他の味方でゼーレが暴れる環境を整えてあげよう。
- 秘技「幻身」
秘技を使用した後、20秒のステルス状態に入る。ステルス状態になると敵に発見されず、敵を先制攻撃して戦闘に入る時、ゼーレは増幅状態になる。
敵を無視することが出来るようになるため、地味に便利。
Ver.1.0で敵との戦闘を回避する秘技を所有しているキャラはゼーレとサンポのみだったが、Ver.1.3で符玄が追加されたことによって三人になった。
- 追加能力
「夜行」 | 残りHPが50%以下の場合、敵に攻撃される確率ダウン。 |
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「斬裂」 | 増幅状態の時、ゼーレの量子属性耐性貫通+20%。 |
「さざ波」 | 通常攻撃を行った後、ゼーレの次の行動順が20%早まる。 |
星魂
①「斬尽」 | 残りHPが80%以下の敵にダメージを与える時、会心率+15%。 |
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②「蝶舞」 | 戦闘スキルの加速効果が累積されるようになる、最大で2層累積できる。 |
③「繚乱」 | 戦闘スキルのレベル+2、天賦のレベル+2。 |
④「掠影」 | ゼーレが敵を倒した時、EPを15回復する。 |
⑤「鋒鋭」 | 必殺技のレベル+2、通常攻撃のレベル+1。 |
⑥「離析」 | 必殺技を発動した後、攻撃を受けた敵単体を「乱れ蝶」状態にする、1ターン継続。「乱れ蝶」状態の敵が攻撃を受けた後、ゼーレの必殺技ダメージ15%分の量子属性付加ダメージを1回受ける。その敵が、他の味方に「乱れ蝶」の付加ダメージを触発されて倒された時、ゼーレの天賦は発動しない。ゼーレが戦闘不能状態になった時、敵の「乱れ蝶」状態が解除される。 |
装備・編成について
- 光円錐
光円錐は彼女モチーフである✦5「夜の帳の中で」がおススメ。会心率が上がり、速度をダメバフに変換できるため、スピードアタッカーである彼女とは非常に相性が良い。
次点は✦5「泥の如き眠り」と✦5「星海巡航」。前者は会心率と会心ダメージを補強でき、後者は会心率上昇と敵撃破時に攻撃力が上昇する。どちらも「夜の帳の中で」と違い、交換で入手可能。特に後者は交換条件が非常に緩く、無課金にもおすすめできる。
✦4なら同じ敵にダメージを与えるごとに与ダメージが上がる「論剣」、敵が二体以下で会心率が上がる「沈黙のみ」が良い。
- 編成
シンプルな性能なのでどのようなキャラとも相性は良い。ただし銀狼の弱点埋め込みを主軸として「天才」の効果を活用する量子統一は最上位の編成と言っても過言ではない。
量子統一パーティとしてはアタッカーとして単体のゼーレもしくは複数の青雀弱点埋め込みの銀狼、調和の花火、生存補助の符玄もしくはリンクスとなっている。
(ゼーレ、銀狼、花火、符玄の編成が最も強いものの全て限定星5と難易度が高いので注意)
- 遺物
トンネル遺物は量子属性ダメージを上げる「星の如く輝く天才」か攻撃力を上げる「草の穂ガンマン」の4セット。または2セットずつ。ただ「天才」4セットは量子弱点という条件を満たせば敵の防御力無視のダメージを与えられるので出来れば集めたい。
オーナメントは攻撃力が上がる「宇宙封印ステーション」、会心率が上がる「自転が止まったサルソット」か「星々の競技場」が良い。ただし「サルソット」は『再現』が追加攻撃ではないので腐ってしまい、「競技場」は完全に活かすには会心率70%が必要だが会心率を上げすぎると会心ダメージが疎かになってしまう。「競技場」はゼーレの1凸または光円錐の高凸もしくは完凸してから厳選を始めた方が良いだろう。
オプションは胴体が会心率か会心ダメージ、足は速度か攻撃力(2凸すると速度が蓄積されるようになるので攻撃力が良い)、オーブは量子属性、縄は攻撃力にしよう。
サブステータスは会心率か会心ダメージ、攻撃力、速度で。✦5「夜の帳の中で」を最大限活かすには速度160が必要だが、素の速度が132(115+17)あれば戦闘スキルの速度バフ込みで160を達成するのでそこを目標にしよう。
余談
しかしながら「ゼーレ・フェレライ」ではなく「ゼーレ」と名乗っており、期間限定イベント「冬城博物珍奇簿」にて、履歴書を書く際に「ゼーレ。苗字はなし。」と自分の口から言っている…のだが、選択肢次第ではこれを曲解した開拓者によって名前欄にゼーレ・ミョージワナシと書かれてしまう。