概要
太卜司の普通の卜者、仕事をサボることを絶対にサボらない。
両親の期待に応えて太卜司に入った直後、彼女は楽で安定していると思っていた職が、仕事の絶えない苦海であることに気がついた。そして数年の練磨を経て、青雀はひとつの能力を身につけた──どれだけ部署が変わっても、最低級の卜者であり続けるという能力を。
本を読んで、牌を打って…そんなふうに人生を過ごせるのなら、もう望むことはないだろう。
プロフィール
人物
仙舟「羅浮」の太卜司の卜者、兼書庫の管理員。
本人の能力はかなり優秀かつ要領も良いが、いかに低空飛行で生きていくかを第一に考える残念な性格で、仕事の合間を盗んでサボる日々を続けている。本人の目算ではじきに門番になる予定。
学舎に居た頃は試験を常にオール60点を叩き出し(ちなみに授業中は居眠り)、教師たちに面談で説得されるも適当な返事を繰り返してしまいに呆れられてしまう。
大卜司に就職すると、仕事の辛さから熟練のサボり技術(自発的に動かない、拒否しない、責任を負わないというもの)を身につけ部署を移り変わりまくる日々を続けて、その結果太卜司のトップである符玄の下につき今に至る。
とはいえ、仕事内容自体は時間内に必ず終わらせているので、全く仕事をしていないわけではない(終わらせて空いた時間内でサボるが)。
こんなんだが、性格に難がある人物ではなく、むしろ身近に困ってる人がいれば解決が大変そうな事でも手を差し伸べる、どちらかというと善人寄りの人間である。
「帝垣美玉」に精通しており、サボっている際にもよく牌を打っている。帝垣美玉は元々古代レベルで古く寂れていたが、サボる時に遊ぼうと思ってルールをまとめたりしてこの娯楽を古代から蘇らせ、結果として帝垣美玉は羅浮の流行ゲームとなった。なお、蘇らせた功績は1ミリも貰おうとはしていない。仕事がクビになったら、そのノウハウを活かして一儲けしようと考えている。
能力と装備
戦闘スキルおよび秘技で通常攻撃を強化する自己強化型の範囲アタッカー。✦4キャラだが、上手く立ち回ることができれば、"理論上は"✦5キャラのアタッカーと遜色ない火力を叩き出せる。
ただし運に左右されやすくSP消費も非常に重いため、使いこなすにはパーティ単位で頭を使う必要があり、良くも悪くもキャラクター性にあったギャンブル性能をしている。
忘却の庭をクリアすると無料で1人確保できる。
軌跡
- 通常攻撃「門前清」
「いーらないっ」
削靭値10。
数が一番少ない絵柄の美玉牌を1枚使用して飛ばし、指定した敵単体に青雀の攻撃力50~100%分の量子属性ダメージを与える。
- 戦闘スキル「海底撈月」
「来た!」
「慌てない~」
「来い~!」
「ふふん~」
「ほう~」
「待ち牌が来ない…」
牌を2枚取り、自身の与ダメージ+14~28%。このターンが終了するまで継続。最大で4回累積可能。この戦闘スキルを発動した後、ターンは終了しない。
戦闘スキル発動後の行動選択にターン開始の判定が発生するため、天武が発動して牌が追加される。基本的には戦闘スキルを複数回行い、バフを溜めながら4枚並ぶ美玉牌の絵柄を揃えていく形となる。
1回ごとに毎回SPが消費されるため、事前に大量のSPを溜めておく必要があり、とことん運が悪いと、SPを全て消費しても絵柄が揃うとは限らない点に注意。
一方、最大4回までは引くたびに攻撃バフが加算され、4凸時の連撃バフを引ける確率も上がるので、一発で揃うと最低限の強化火力になってしまう贅沢な悩みを持つ。
また、オートでは絵柄が揃うまでスキルをガンガン使ってくるため、必然的に手動での操作(=周回に向かない)となってくる。
何気にこの戦闘スキルだけでやたらとボイスレパートリーが多い。
- 天賦「帝垣美玉」
「いい牌来た!」
「自摸、嶺上!」
味方のターンが回ってきた時、青雀は3つの絵柄の美玉牌の中からランダムに1枚取る、手持ちの美玉牌は最大で4枚まで。青雀のターンが回ってきた時、手持ちに同じ絵柄の美玉牌が4枚ある場合、青雀はすべての美玉牌を消費して「暗カン」状態に入る。
「暗カン」状態の時は戦闘スキルを発動できず、自身の攻撃力+36~72%、通常攻撃「門前清」が「嶺上開花!」に強化される。「暗カン」状態は「嶺上開花!」を発動した後に終了する。
ややこしくはあるが、要は
- 誰でも良いので味方にターンが回れば、1枚牌を引く
- 自分の戦闘スキル(ターン消費無し)を使えば、2枚牌を引く
- 運よく手元の4つの牌の絵柄が揃えば、強力な通常攻撃ができる
と、いうのが青雀の運用法と覚えておけばよい。
とにかく味方のターンを回しつつ戦闘スキルで同じ絵柄を4枚集めて、強化通常攻撃で敵を倒していく立ち回りを心がけよう。
- 強化通常攻撃「嶺上開花!」(「暗カン」状態時)
「一気に清算するね」
削靭値20。
指定した敵単体に青雀の攻撃力の120~240%分の量子属性ダメージを与え、隣接する敵に青雀の攻撃力50~100%の量子属性ダメージを与える。「嶺上開花!」はSPを回復できない。
青雀のメイン火力。そもそもこの攻撃を使用できるまでの手順で労力を強いられることになるが、戦闘スキルや天武の効果によるバフも相まって、手間に見合う威力は保証されている。
4凸すると、この大火力を実質二連撃で撃てるようになるので、真価を発揮したいならそこまで引いておきたい。
- 必殺技「幺魚暗カン?アガリ!」
「お願いだからアガらせて~!」
「お願いお願いお願い…──やったあ、これで…アガリ!」
削靭値20。
敵全体に青雀の攻撃力120~200%分の量子属性ダメージを与え、手持ちの美玉牌を4枚の「幺魚」に変える。
これにより即座に牌の絵柄が揃って「暗カン」状態になり、次のターン即座に「嶺上開花!」を放てる。ただしこの方法では、スキル発動の度に重なるバフは一切貰えない。
総じて全体攻撃用というより、次の自分のターンにSPを節約したり、SPが尽きても牌が揃わなかった場合の緊急手段として使うことが多いだろう。
- 秘技「独奕の楽しみ」
「運よ、来い~!」
秘技使用後、戦闘に入る時に青雀は美玉牌を2枚取る。
戦闘序盤が少し楽になる…かも?程度の効果。
- 追加能力
「争番」 | 戦闘スキルを発動した時、SPを1回復する。この効果は一度の戦闘で1回まで発動できる。 |
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「聴牌」 | 戦闘スキルによる、自身の与ダメージアップ効果がさらに10%アップする。 |
「チャンカン」 | 強化通常攻撃を行った後、青雀の速度+10%、1ターン継続。 |
星魂
①「幺魚と戯れる孤兵」 | 必殺技の与ダメージ+10%。 |
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②「碁盤は枕、快眠の助け」 | 青雀は牌を取るたびにEPを1回復する。 |
③「無我夢中に門前清」 | 必殺技のLv.+2、最大Lv.15まで。天賦のLv.+2、最大Lv.15まで。 |
④「地獄待ちも穏やかに」 | 戦闘スキルを発動した後、24%の固定確率「門前ツモ」状態に入る、このターンが終了するまで継続。「門前ツモ」状態では、通常攻撃または強化通常攻撃を行った後に追加攻撃を1回行い、敵にその通常攻撃または強化通常攻撃のダメージ100%分の量子属性ダメージを与える。 |
⑤「世渡りは豪運任せ」 | 戦闘スキルのLv.+2、最大Lv.15まで。通常攻撃のLv.+1、最大Lv.10まで。 |
⑥「悠長に構えて流れを待つ」 | 強化通常攻撃を行った後、SPを1回復する。 |
星魂は4凸目で戦闘スキル使用後の通常攻撃でさらにダメージを与えることができる「門前ツモ」状態が一定確率で発動するようになるためこれを目指したい。
装備・編成について
- 光円錐
光円錐は✦5なら敵が一体いるごとに攻撃力が増える「銀河鉄道の夜」、会心ダメージと戦闘スキル・必殺技の与ダメージが増える「夜明け前」が良い。前者は恒常なのでいつでも獲得可能だが、後者は期間限定なので注意。
ただし「銀河」は敵が減るごとに攻撃力バフが下がり(=元に戻り)、「夜明け前」は戦闘スキルの火力が0であるため、イマイチ噛み合わない。追加攻撃は青雀を4凸しないと使えないため、3凸以下は効果が半分以上腐る。
✦4はナナシの勲功のLv30報酬で貰える「今日も平和な一日」。ただし「ナナシビトの褒章」もしくは上位の「ナナシビトの勲章」に課金しないと貰えない点には注意。
戦闘突入時に装備者の最大EPに応じてダメージバフが上がる。青雀の最大EPが「140」と高いため相性が良い。リリース当初から取り続けているならVer1.4で完凸できているだろう。
同じ✦4の「天才たちの休息」は敵を倒せばダメージが上がるので、汎用性という意味ではそちらの方が強い。ただし敵を倒す必要があるため、倒す順番に気を付けること。
- 遺物
遺物は量子属性ダメージの上がる「星の如く輝く天才」4セット。もしくは「草の穂ガンマン」との2セット。次元界オーナメントは通常攻撃の火力を上げる「星々の競技場」か汎用性の高い「宇宙封印ステーション」を。
胴体は会心率、脚は攻撃力、オーブは量子、縄は攻撃orEP回復。
スキルを使って通常攻撃を強化するという特性上SPを消耗しやすいので速度とは相性が悪い。
ただし他キャラの行動によって自摸が進む都合、速度が遅すぎるとスキルを発動する間もなく揃ってしまう。牌が揃った状態で手番を迎えると必殺技も打ちにくいため、他のキャラとの足並みを揃える程度の速度は必要。
- 編成
SPを大量に使うためSPを余り使わないキャラが望ましい。
微課金では、バッファーの寒鴉、ヒーラーのナターシャ、タンクの開拓者がおすすめ。
完凸や✦5限定キャラが揃っているなら、耐久サポーターに符玄、デバッファーに銀狼、バッファーに花火の量子染め。特に花火はSPの補充手段が豊富なため非常に相性が良い。
作中の動向
開拓「槎い乗り風を御し、仙窟を巡る」
仙舟「羅浮」にて景元将軍からの依頼で星核ハンターカフカを捕らえることになった開拓者達列車組一行。カフカとの戦いの末、太卜司の長符玄がカフカを捕らえ尋問することに。その尋問場所への案内人として青雀が派遣される。なお、待ち合わせで列車組が「長楽天」に来るまでの間「仕事とサボりの両立」と称して牌荘で牌を打っており、列車組が来てからもしばらく牌を打ち続けていた。
尋問場所である「窮観の陣」に着いたものの、肝心の窮観の陣で不具合があったため、それを修繕(修繕というほど大げさなものではないが)することに。
その働きっぷりを見ていた符玄は青雀が「やればできる」タイプであると評価を改める一方で、青雀本人は仕事が増えるかもしれないことに辟易している。
その後はいくつかの冒険クエストにも出ている(どちらかというとサボるための口実としての意味合いが強い)。
幕間「狐斎志異」
符玄が歳陽「犀焔」に寄生されたことで、太卜司全体が乗っ取られる事態となったため、太卜司に向かう開拓者一行。太卜司の外で青雀は、太卜司から離れたせいで無断欠勤になるのを避けるため開拓者達と行動を共にする。
開拓者達を呼んだことで符玄(犀焔)から解雇宣告されるがむしろ喜び、上機嫌の中符玄から歳陽を取り除くことに尽力する。
符玄は、計算能力に長けた犀焔に憑りつかれたことでより高度な占いの力を手に入れ、運命はあらかじめ定められている「宿命論」に囚われていたが、定められた運命以外にも選択肢は存在することをゲームを持って証明したことで符玄の意識が揺らぎ、犀焔の封印に成功する。なお、正気を取り戻した符玄は、青雀への解雇を取り消したため、青雀は変わらず太卜司で働くことに。
その後、今度は青雀が歳陽に憑りつかれてしまい、幻覚の中で「帝坦美玉グループ」の社長となっており、意識の高いロジカルな性格となっていた。そして青雀が生み出した符玄の幻影は雑用係となっていた。
最早天狗状態の青雀だったが、符玄が幻影の符玄に成りすまし「帝坦美玉がカンパニーとの競争に負けた」という嘘を報告したことであっさり歳陽の寄生に綻びが生まれ、歳陽を封印したことで自体は解決した。同時に歳陽の力で増幅された青雀の野望も儚く散った。
人物関係
現在の直属の上司。サボることに余念がない青雀の根性には呆れつつ、能力自体は評価している。
流石に彼女の占いには敵わず、サボるタイミングで仕事を押し付けられている様子。それでもサボりに成功しているのは、流石プロのサボり魔と言うべきなのか…。
普段青雀が牌を打っている「長楽天」で芸を行っている大道芸人。遊び疲れた際は気晴らしに彼女の雑技を見に行っている。
牌をやりすぎて手が攣った時に、友達が紹介してくれた医師。薬を処方してもらった後に、「日頃から牌を積んでいれば手先が器用になる」と言い「帝垣美玉」を持ってきて、すぐに彼女を尊敬するようになった。
彼女を見かけると、いつも強烈な欲望が湧いてくるようで、「帝垣美玉牌」の遊び方を教えようと狙っている。
余談
符玄とのセット
青雀の跳躍(ガチャ)一枚絵には右下に符玄の姿がある。また、✦4光円錐「今日も平和な一日」にも符玄の姿を確認できる。
担当声優との共通点
青雀の担当声優である伊達朱里紗氏はプロ雀士(日本プロ麻雀連盟35期)でもある。
ユーザーからの呼び名
ネットでは「麻雀」と呼ばれることも。パソコンで「せいじゃく」を辞書登録されていないと使われなかったりするからだろう。
青雀の身長
青雀の身長は、彼女が小さいと称する符玄より低い。冒険クエスト「チェックアウト」にて141.2cm(夕方は背骨の軟骨の関係で140.3cm)であることが判明した。
実は、プレイアブルの中で初めて身長が判明したキャラクターである。
関連タグ
上重漫:中の人つながり。ちなみにこの作品も麻雀ものであり、麻雀を始めたキッカケでもある。