「「兆を視て玄を問う、数極まらば来るべくを知る」」
概要
仙舟六司の1つ。太卜司の仕事は未来を占うこと。そして情報の処理と保存である。「玉兆」と呼ばれる晶石技術を利用し、太卜司の卜者たちは航路を占っている。
それ即ち「筹を廟堂に運らし、過去を鑑み未来を知る」。
プロフィール
主な業務
情報収集、「大衍窮観の陣」で占いを行い、戦術を練ることで「未来の出来事」を予測する役割を担っている。長である符玄が指揮を執り、航海・統治・軍事・民政の分野を含む羅浮のあらゆる指針を検討する。
占いは遠くを見通すだけでなく、情報を外部に発信することもできる。
また、太卜司には不文律を含め6つのタブーがある。
「人事を占わず、禍福を占わず、自身を占わず」
「不誠を占わず、不義を占わず、不習を占わず」
階級と所属キャラ
歴史(一部ネタバレも含むため注意)
- 太卜司は仙舟「玉殿」の玄曜祖師によって創設された。
- 仙舟玉殿の観星士は、滅亡した星「シュラクサイ-III」の152年における観察記録を提出した。
『そのレギオンはこの世界で極めて緩やかに戦線を進め、優位を構築し、圧力をかけ、抵抗者を蚕食し、蟻の群れを観察するように、被害を受けた文明の構造が緩やかに崩壊していくのを観察した。同様の現象は、レッドバベル、オーギュア星環などの世界の滅びの過程にも繰り返し出現している。その背後には棋士のように冷静で自制的な大君がおり、その戦いを導いていると推測される。スターピースカンパニーの記録によると、この600年の間に、世界が原因不明の混乱に陥り、最終的に反物質レギオンに壊滅させられた事例は少なくとも122件ある。』
仙舟玉殿の太卜司は、この一連の工作の背後には、正体不明の絶滅大君が潜んでいると考えた。
- 星暦5320年前後、玉殿の観星士は「穹桑」が反物質レギオンにより破壊されるのを観察した。彼らによると、「穹桑」のような故郷が他にもあるのではないかと推測している。
- 玉殿の鳴珂衛がタラサの防衛に着き、曜青艦隊の忌み物の殲滅に協力する。陣法『十方光映法界』によって仙舟「曜青」の鶴羽衛を借りるか、仙舟「方壺」の玄珠衛を借りるかの2択を迫られる。目の前の損害を小さくするため前者を選んだ結果、知り得なかった「悪魔の潮」に襲われ失敗。その代償は失った自身の手だった。この者が符玄の師匠・竟天であった。
- 星暦7900年、同年第33回目の瞰雲鏡による全域スキャンにより、帝弓の霊験を観測する。太卜が窮観の陣で占うとその星域に寿禍が存在すると予測、それは的中した。そこで雲騎艦隊「垂虹衛」が劫罰を執行し、大勝して帰還した。
- 星暦7954年、同年第6回目の瞰雲鏡による全域スキャンにより、帝弓の光矢の痕跡が観測する。予測座標はレーヴァテイン-XVI。雲騎艦隊「春霆衛」が座標に到着すると、その星はすでに破壊されて生存者はなく、「死滅世界」に分類されて星図航路から削除された。
- 星暦7972年頃、符玄が羅浮の太卜司に入る。
- 星暦8072年、曜青、方壺の烽火信号により、豊穣連合軍が再形成され、遊星「計都蜃楼」が蘇って活性化し、方壺に迫っているという警告が届く。羅浮雲騎軍は「垂虹衛」、「春霆衛」、「畢方衛」、「欃槍衛」を援軍に送りこれを迎撃した。符玄は「瞰雲鏡」を使い、帝弓の光矢を出現させる計画を提案した。
この戦いは激烈を極め、何度も敗北しかけたが、幸いにも帝弓の神矢が難敵を一掃した。この役で、仙舟羅浮は合計で闘艦6万3000隻余り、飛行士12万人余りを失った。仙舟方壺は5分の1近くの洞天が光矢の爆撃を受けて破壊された。竟天も巻き添えを喰らい死亡する。
- 星暦8098年4月~12月、仙舟玉殿太卜司呈上による忌み物狩りを開始を提示。「歩離人」「造翼者」「反物質レギオン」に大勝した。
ー星暦8100年、開拓者たちが羅浮に到着ー
- 星核が羅浮で暴発。星核ハンター・刃が雲騎軍に捕えられる。符玄は潜伏していたカフカを捕縛し、占いで陰謀を暴こうとしたが、予想外の結果に驚愕する。
- 星暦8100年3月12日、太卜司の卜者・若月が羅浮の航路を主眼として10日以内の未来を占ったところ、大凶であった。この計算結果は再現性がなく、対策案は却下された。若月は退職させられ、長楽天に占い店舗・鑑爻軒を開いた。牌荘も経営している。
- 星暦8100年3月23日、太卜司の静斎が天舶司の航務について10日以内の未来を占い、異物が混入し災いの元を招くという解読結果を得る。
- 「建木の復活」が発生。符玄は開拓者と協力し薬王秘伝の捕縛と協力者の炙り出しをした。出てきた名前が鏡流と羅刹であった。
鏡流と羅刹は十王司と帝弓七天将の両方の裁判にかけられるようになった。しかし景元が雲騎元帥・華に報告したところ、爻光が興味を持ち、2人を仙舟「玉殿」に迂回させた。
- 丹鼎司の鼎司に新しく任命された霊砂は、薬王秘伝の弟子たちから没収した禁書を太卜司の保管庫に持ち込み、封印するよう命じた。